2023年09月09日

早えぇなぁ、おい

サッカーには、期限付き移籍ないしは育成型期限付き移籍というシステムがあります。選手にとっては出場機会を増やしながらも、相手チームには期限付きにすることで、懐を傷めないようにしているのです。その代わり、期限が来たら返却するのが原則となっております。ただし、双方(提供元のチームと相手チーム)が同意した場合は、翌年も期限付きというふうになったり、完全移籍という形で仲間入りすることもできるのです。

そんな期限付き移籍を果たした選手が、急遽提供元のチームに戻ることがありました数ヶ月とかは、ままあるパターンですけど、15日は今まで聞いたことが無かった。しかも1試合その間に出てるんだよね・・・。移籍を受け入れたチームにはたまったもんじゃないのですけど、これをできるのは、ちゃんとした理由があるんです。


J3に所属する福島ユナイテッドFCからアマチュア(同じアマチュアリーグのJFLの更に下にある地域リーグ)の関東リーグ1部の東京ユナイテッドFCに育成型期限付き移籍した上川琢選手。彼は、ゴールキーパーとして入団したのですが、福島では1試合も出場できないまま、自身の成長のために期限付き移籍を決めたようです。
東京ユナイテッドFCに入団後、早速キーパーとして出場を果たした上川選手。このまま、リーグの残り試合をスタメンで出場し、経験を積むのとチームのJFL昇格に挑むのかな・・・と思っていた矢先、突如福島から呼び戻しを食らったのです。本人も「突然のことで、動揺している」とコメントしているので、寝耳に水だったようです。

何でこの事態になったのかというと、福島側でゴールキーパーが相次いで負傷し、リザーブメンバーが足りなくなったから。最終手段としてゴールキーパーコーチやゴールキーパーの経験のあるスタッフが急遽選手登録して挑むということもできたのでしょうけど、上川選手が出場した試合を見た福島の関係者がスーパーセーブを連発する彼を見て使えると判断したのでしょう。急遽呼び戻すことにしたようです。


実は、期限付き移籍・育成型期限付き移籍には、もう一つ条件があって、今回のように提供元の球団が戻ってほしいと言えば、相手チームは有無を言わずに返却しないといけないのです。それがシーズン終了時とか半年くらいとかは、たまにあります数ヶ月・1ヶ月というのもままあります。しかし、今回のように2週間ちょっとで帰って来いという事態は、聞いたことがありませんゴールキーパーという特殊なポジションというのもあるのでしょうけど、全ての人が困るわなぁ・・・。
もっとも、他のゴールキーパーがケガから復帰したら、上川選手はどうするんだろうね。先述のコーチやスタッフが選手登録だった場合は、抹消して終わりですけど、選手を呼び戻した場合は、また期限付き移籍させるのでしょうかねぇ・・・。同じクラブに戻ったとしたら、どのツラ下げて・・・とかならないかのぉ。ましてや同じリーグのライバルチームだった時には目も当てられない(苦笑)。
・・・それだったら、仮パク(期限付き移籍の選手が完全移籍すること)の方が、精神的ダメージは少ない(と思う(ニヤニヤ))


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Posted by alexey_calvanov at 12:44Comments(0)

2022年06月15日

何かすごい名前の選手が来るぞ

今日、FC岐阜は水戸ホーリーホックより育成型期限付き移籍でディフェンダーの三國スティビアエブス選手を獲得したと発表しました。
三國選手は東京都出身ですが、中学・高校をサッカーで有名な青森山田で過ごし、順天堂大学に進みます2020年に水戸に入団したものの、目立った成績は2021年の17試合くらいで、今期も現状4試合の出場に留まっていました今週土曜日から後半戦になるJ2ですから、今後の活躍を・・・というふうになると、まだ試合数の少ないJ3で戦う方が賢明であると判断されたのだと思います。


ということで、ねんがんのわかてディフェンダーがやってきたぞ(ニヤニヤ)!まだウチの若手ディフェンダー陣は実力面で何ともな部分が多いので、J2の経験がある若手ディフェンダーはありがたいとは思います。しかも現状フレイレ選手と藤谷匠選手がケガで動けないので、早ければ今週土曜日の福島ユナイテッドFC戦、遅くともFC今治戦からの出場(ないしはリザーブ入り)となるでしょう。

ただ、なかなかディフェンダーという仕事は根付きにくいのかなと。以前在籍していて、今その水戸でレギュラーをもらっているあの選手は、J2だった岐阜でもみくちゃにされましたからね・・・。J3という環境は心身を鍛えるのにはもってこいで、実際水戸で活躍しているあの選手も後にガンバ大阪U-23で実力をいかんなく発揮し、水戸にやって来て活躍しているのですから、いいステップアップの場と思って、レギュラー獲得にまい進して下さい(いや、もうレギュラーで出るものと思いますが(笑))。J2に押し上げる推進力として期待しております。


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Posted by alexey_calvanov at 20:18Comments(0)

2018年05月29日

早くも移籍の季節到来

まさか、ウチのチームが移籍の鏑矢を放つとは思ってなかったわい(苦笑)。


FC岐阜が今日新しく移籍選手を獲得したことを発表しました。今回獲得したのはV・ファーレン長崎に所属していた北谷史孝選手で、育成型期限付き移籍となります。
この育成型期限付き移籍とは、18歳~23歳までの選手(つまりU-23カテゴリの選手)が今所属するカテゴリーより下のカテゴリーへ移籍する場合に限り、移籍期間でなくとも移籍が可能になる制度です(通常の移籍期間は、シーズンオフ開始~翌年1月第1金曜日までとおおよそ7月から8/7(Jリーグクラブから海外クラブへの移籍)ないしは9/15(Jリーグクラブ間あるいは海外からJリーグクラブへの移籍)まで)。今回移籍してきた北谷選手は今年(8/18)で23歳なので、ギリギリこの移籍に乗っかることができました。


北谷選手は、2013年に横浜Fマリノスに入団したものの、2014年からの2年間はカップ戦のみの出場に留まったため、活躍の場を求めて2016年にレノファ山口FCに移籍します。
そこでは38試合と活躍したものの、双方の契約が切れて退団扱いに。そこを救ったのがV・ファーレン長崎だったのです。
2017年は14試合に出場したものの、J1初年度となった今年はカップ戦4試合のみとなってしまいました。ケガの影響もあるとのことなので、戦術の浸透も考えれば、試合に出られるのは7月に入る直前になるモンテディオ山形戦なのかな・・・。


ともあれ、阿部正紀選手や田森大己選手の替えが入ったことは大きい
もちろん、今年サンフレッチェ広島から入った長沼洋一選手やイヨハ・理・ヘンリー選手、青木翼選手などフレッシュな顔ぶれはいるものの、どこか決定打が無いとも言われており、特に昨年活躍した青木選手が出られないというのは、層が厚くないのに、決定的な差ができてしまったとも取れるわけで・・・。
山口・長崎で実戦を積んでいる、U-22選抜(J3にあったJ1・J2の選手の選抜メンバーで構成されたチーム)にも出場歴があるので、経験も豊富。いい意味で即戦力だと思っているので、早くケガを治して、大木武監督の戦術をいち早く理解して、前線に立ってもらいたいですね。

これでうかうかしていられなくなったのは、先述の長沼・ヘンリー・青木3選手。もちろん、他のディフェンダー候補選手もヤバいぞ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)