2014年12月08日

オリンピックも共催化?

国際オリンピック委員会の改革案が先日決まり、開催都市で実施競技と種目を追加して決められることが決まった一方、開催都市以外にも複数の都市や国での分散開催を可能にするということも決まりました。

前者はかねてから日本が望んでいた野球・ソフトボールなどを追加種目で決めることができるようになりました(まだ可能性の段階ではあるものの)。また開催都市ごとでその国や地域で最も盛んなスポーツをPRできる貴重な場所・独自色を出せる場所にもなるわけです。
しかし後者は、一部の都市が有利になるだけでメリットはあまりないと思っています。


現在2018年開催される韓国の平昌(ピョンチャン)では施設の建設がいまだ進んでおらず、特に設備の使い道が少ないボブスレー・リュージュ・スケルトンの会場は建設が全く行われておらず、最悪の場合長野のスパイラルを利用したいという案まで出ている始末。しかも平昌に関しては冬季のリゾート地ではあるものの、長野以上に雪が降りにくい気候らしく、仮にオリンピックの時期になっても雪が無い中行わなければならないというソチオリンピックのよな状況に追い込まれる可能性もあるそうです。

共催に関しては、2002年の日韓ワールドカップで懲りたという感情が根強い中でも、今回のオリンピック共催が認められたことで、日本オリンピック委員会が前向きに検討しているということを考えると、大韓オリンピック委員会が泣き付いてしまったら、認めるのではと思っています。


仮に共催を認めると、今後の冬季オリンピック立候補がアジア勢しかいない点、2020年のオリンピックが東京ということも考えると、2026年のオリンピックに立候補を決めていた札幌が断念せざるを得なくなる状況に追い込まれるのかもしれません。今後の情勢次第の面もありますけれども、札幌の擁立を歓迎したいのであれば、日韓共催は受け入れない方がいいのかもしれません。ただ、これを是としないでしょうね、国際オリンピック委員会は・・・


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:50Comments(0)TrackBack(0)