それでも、北海道の交通の要になる新千歳空港に向かうための列車は運行させたいという気持ちで動いているため、日付をまたいでも札幌~新千歳空港の路線は最優先で復旧させ、札幌駅に着いた乗客を市内各地に運ぶため、札幌市営地下鉄にもお願いし、深夜運行を行うようにしているとのことです。
今回二度(1回目は2月初旬)大雪のトラブルに巻き込まれたJR北海道。1回目のトラブルで対策を練ったとはいえ、ここまで追い込まれるとは思ってなかったでしょう。雪に強い路線でもこの事態なので、仮に北海道新幹線が札幌まで延伸していたとしても、かなり厳しいことになっていたのではないかと思われます。それでも運行停止になるのは短かったかもしれませんが・・・。
今月末から暖かくなる兆しが出てくるとは言え、3月いっぱいまでは気の抜けない天候になるのではないかと思われます。例年3月に入っても大雪になる事態が訪れ、酷い時には4月初旬でも交通機関をマヒさせるような大雪になることもありました。今年は新型コロナウイルスの影響で大規模な移動が無かったので、巻き込まれた人が少なかったとはいえ、やはり大雪の影響は計り知れず。人力で数日かかる事態なった場合は、最悪自衛隊の協力を仰がないといけないのでしょう。ただ、そこまで人員を割けるのかという問題もあるので、難しい判断になるでしょう。要は交通機関のマヒが北海道の経済に大きな影響を与える事態になれば、自衛隊を派遣してもらい、一緒になって復旧作業にあたるべき、というのが個人的な考えです。今回の大雪の後、仮にすぐ(特に復旧中)に再び大雪の襲来が起こりそうなら、自衛隊派遣を検討すべきレベルになると思います。

