2016年12月20日

選手としては有能、監督としても有能、GMとしては・・・

中日ドラゴンズのゼネラルマネジャー(GM)を務めていた落合博満さんが、来年1月の契約満了をもって更新しないことが明らかになりました。他の役職に就くこともないとのことなので、事実上の退団になります。


落合さんは、1987年にロッテオリオンズ(現在の千葉ロッテマリーンズ)から移籍。1994年に読売ジャイアンツへフリーエージェント宣言による移籍まで、中日の4番として活躍しました。
現役引退後は解説を中心に活動していましたが、2004年に中日の監督として初めて監督業に就き、既存戦力の10%底上げで初年度に優勝するなど4度の優勝と1度の日本一を成し遂げ、時に味方をもはぐらかすタヌキ親父的な采配を振るっていました。
監督を辞めた直後(2013年)から、後任になった谷繁元信元監督(当時は選手兼任)を支える存在などとして球団初のGMに就任。編成上のトップとして選手のリストラやコストカット、新人選手・移籍選手の選定を行っていたものの、球団の成績はBクラスをさまよう形になり、遂には今年谷繁元監督の退任に至る結果となりました。当然その時にも落合GMの責任を問う事態はあったものの、白井文吾オーナーが擁護したため、処遇はうやむやになっていました。それでも、最終的には更迭派の意向を無下にできず、やんわりとした形ながらも落合GMの事実上の退任となったわけです。


正直、GM時代の落合さんは選手や監督の時のようなグッと来るような実績は無かったですね。光るものも無かったし、やっていることに粗も目立ったし、谷繁元監督に至っては、コーチ陣を落合GMが選定しているからなのか、コミュニケーション不全に陥ったとも取れますし、一体何をしたかったのだろうと疑問が付きながら見ておりました。これまでの経歴にもケチが付くようで、何とももったいない。


今後は、しばらくの間は解説の仕事に戻るのかもしれないですけど、監督の手腕は申し分ないことは皆が知っているはず行く球団にこだわらないのであれば、どこでもやってほしいと思いますわね、カネ次第だけど(苦笑)。


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2013年11月26日

落合GMは小笠原に何を授けるのか

フリーエージェントの結果が決まり始めている昨今、この人の去就も決まりました。
巨人からフリーエージェント(FA)宣言をしていた小笠原道大(みちひろ)選手を今日、中日が獲得したと発表しました。


小笠原選手はドラフト3位で日本ハムに入団。スタメンを掴んだ当初は攻撃的な2番バッターとして活躍。2002年以降はクリーンナップの一人としてさらに活躍し、打率3割を超えることが当たり前とも言えるくらい(巨人移籍前までなら3度、レギュラー時だけなら1度のみ)素晴らしいアベレージヒッターでした。

2006年にFA宣言をして、巨人に移籍。地元が千葉にあるため、家族と離れて過ごしていたことが宣言のきっかけとされています。
巨人移籍後も素晴らしいアベレージヒッターとして活躍。2007年~2009年の優勝に大きく貢献しました。しかし、2011年以降は、内野手争いの激化・統一球の影響・若手の起用などで出場機会が減少。特に2012年は不振・2013年はケガで出場できず、2軍のベンチを温める状態が続きました。1軍に上がっても出場機会が少ないのは相変わらずだったものの、ここぞというところで決めるあたりはかつての勝負強さを垣間見せてくれたのではと思っています。

それでも、2013年オフに事実上の戦力外通告同じFAで巨人入りした元オリックス出身の谷選手とは違い、功労者ということで直接肩叩きに遭うということはありませんでしたが、ファンでさえもクビ確実とさえ言われていました。しかしながら、この年ゼネラルマネージャー(GM)に就任した落合博満さんの鶴の一声で中日が獲得に乗り出し、今日に至ったわけです。


小笠原選手の去就が伝えられ、落合さんがGMに就任した頃から、落合さんの活躍できる宣言が飛び交うようになり、中日が獲得に乗り出すとよく言われていました。
実は落合さんの選手生活の終点は他ならぬ日本ハムであり、小笠原選手がまだ若手と言われていた頃に共にベンチにいたという時期がありました。その頃に落合さんが小笠原選手の本質や打撃センスの良さを見ているだけあって、これだと思っているのでしょう。もちろん、評論家時代や中日の監督時代に小笠原選手を生で見る機会が多かったでしょうから、くすぶってしまった小笠原選手に何かしらの思いもあるのでしょう。また偶然ながら落合選手が会得した神主打法を採用している点も落合さんが何とかモノにしたい一因になったのかもしれません。


落合さんは、谷繁監督を通じて何を伝え、どう扱いたいのか。年齢の面から考えれば代打の切り札を想定しているのでしょうが、あわよくば指名打者で交流戦に出場させたり、固定されていない一塁のスタメンも想定されます。
さて、落合マジックが見事に決まるか、見ものですな。


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2013年10月01日

まさかのウルトラE?

えー、今回高木ジョイナス監督の件は敢えて触れません(ギャハ)!その後の展開が凄すぎるのでこっちの話から。


先月末、12年ぶりのBクラスになったことと自身の契約が満了になったことを受けて、高木ジョイナス監督が辞意表明をしました。一応今シーズンは終わってないので、(即刻切りたいところでも我慢して)采配してもらっていますが、全日程終了時点で早いこと首を挿げ替えたいという思惑が球団サイドにはあるようです。


で、その後任監督はどうなるのか、ファンならずとも注目されているわけです。

まず後任の本命は立浪和義さん中日一筋でプレーし、選手からの人望は厚いとされています。地元中日だけでなく巨人・阪神戦など節操のない解説出演をしているのにもかかわらず、ファンの人気は相変わらず高く、高木ジョイナス監督就任前から彼に違いないと言われておりました。
まぁ、唯一の欠点は身辺問題。特に女性関係と黒い筋との関係が重荷となっており、このあたりを球団関係者が監督に据えられない(つまりは嫌がってる)という原因にもなっているとか。

そうなると、誰が来るのか・・・と個人的に思うところやまた様々な情報を出してみると、中日OBでNHK解説者の与田剛さん、2軍監督の鈴木孝政さん、1軍打撃コーチの井上一樹さんなどなど挙がっているわけですけど、こういう展開も考えたわけですよ。

ウルトラC - 今年引退する山崎武司選手がいきなり監督就任。
ウルトラD - 谷繁選手(または山本昌選手)がプレイングマネージャーとして活躍

そして・・・
ウルトラE - 落合博満さんに再登板の要請

このうち、絶対ないという意味で落合さんの再登板を考えていたんですが、ここに来て一部のスポーツ紙がホントにそれをスッパ抜きやがった(ギャハ)。ほぼ確定という報道もあり、予断を許さない状況でもあります。

ただね、まず解任の経緯を考えれば、坂井克彦球団社長が「半沢直樹」の大和田常務のごとくの土下座をしないといかんのでしょうね。それも公開処刑並に(ニヤニヤ)。


とにもかくにも、『大本営』の中日新聞様・中日スポーツ様からの発表が全てでしょうから、それまで待つとしましょう。
・・・しかし、落合さんが復帰なら、今までの2年間は何だったんだろう(汗)。


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2013年06月01日

大谷、ほぼ同じ球数で初勝利ゲット

ゴールデンルーキー大谷翔平選手、二刀流の新たなる一歩へ踏み出しました。


今日、日本ハムの大谷選手が先発することになりました。対戦相手は中日。4割バッターであるルナ選手がいる気の抜けない打線が連なるチームでもあります。
その中日打線に対し、ストレートを中心に配球をするという、前回のヤクルト戦とほぼ同じピッチングをしていましたが、前回と違い変化球の織り交ぜ具合もよく、かつ決まっていたとも思いますし、球も前回と違いバラツキが少なかったと思います。前回の課題を上手く修正できているなと思いますね。

大谷選手は5回を87球で投げ抜き、その後の継投陣も決まって、見事初勝利をもぎ取りました。今回は、打線が前回と違いすぐにフォローできたのも勝利へ大きな貢献になったと思います。特に今日地元ではテレビ中継があったのですが、その時の解説だった落合博満さんに「絶対ない」とまで言われた鶴岡選手のホームランが、その後追い付かれたとはいえ、効果的でしたね。それがアブレイユ選手の逆転ホームランに繋がったとも言えますし。

しかしながら、点の取られ方が非常に不運だなとも。
前回と同じく2回、ルナ・和田選手のヒットがどちらもテキサスヒットになってしまっていまいたね。ある意味守備の不備を突いたとも言えるわけですが、特に和田選手のヒットは不用意すぎる今季初スタメンになった佐藤選手(どうやら栗山監督が目に掛けていたようで、昨年の吉川選手同様にユニフォームを脱がす対象にしていたらしい(苦笑))は本当に守備の面では不安でならなかったですね。稲葉選手がケガで休場ということであてがわれた代役なわけですけど、これでは他の選手に変えてほしいとも・・・。ただこうも2回に色々と降りかかってきてしまうと、大谷選手にとっては「魔の2回」とこれから称されるのではないのかと思えてなりません。


これで大きな自信を付けたと思われる大谷選手。今後はロングイニングを投げられるようにする体力と打者としての兼ね合いをいかに調整できるかという課題が待っています。
打者との兼ね合いは次の6/18にわかってくるのではないかと思います。そこでは投手として投げるだけでなく打者としても登場するのではないかと言われています。その間は打者として終始していくのでしょうが、その間の調整がこれまで以上に重要になってくると思います。
次回は100球以上投げてほしいですし、5回以上でも投げ抜けるようにもっと投球術を磨いてほしいと思います。


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2011年11月21日

オレ竜、有終の美を飾れず

中日ドラゴンズの落合博満元監督(一応昨日の試合で、退任することになったので、敢えてこの呼称で)、福岡ソフトバンクホークスとの日本シリーズで7戦までもつれこませたものの、最終戦で敗北し、日本一は逃すことになりました
対して日本一になったソフトバンクの秋山幸二監督は、交流戦優勝・リーグ優勝・クライマックスシリーズ制覇・日本シリーズ制覇を果たし、日本プロ野球では完全優勝(2005年に始まった交流戦から見て)を果たした初の監督になりました。この後行われるアジアシリーズを制すれば、これまた史上初の5冠に輝くわけで、ますますソフトバンクには箔が付くことでしょう。あれだけクライマックスシリーズで勝てないと言われていた球団が、ここまで快進撃を進めるのは正直驚きでもあります。それだけ、今年に賭けたものを持っていたのでしょう。


さて私、好きな球団の試合でもないのですが、時間がある時はちょこちょこ見ていました(悲しいかな、名古屋人は中日の話題が少なくとも数回は出てくるし、こういう時期は頻繁になりかねないので、少しは見ておかないといけない(泣))
そこで感じた中日が勝てなかった理由。皆がそう感じていると思いますけど、打てないの一言でしょうね。
統一球への対応に苦しんだだけでなく、この打ちあぐねた時期に森野・和田両選手が絶不調に陥ったままシーズンを進んだことも原因に挙げられるでしょう。どちらも主軸のバッターなため、下手に外せなかった、外したくても彼らクラスの選手が出てこなかったのが、あそこまで打てないふうにさせた原因じゃないかと。
どうせなら、活きのいい選手を半ば日替わり的に出してもよかったんじゃないかと思ったんですが、落合政権が長期化するにつけ、レギュラーが固まってしまったんでしょうね。1年目のように思い切ったことをしてもよかったと思います。
投手陣が盤石だっただけに、この打線の悪さが投手陣の盤石さにほころびが出てしまい、時に大崩れ・・・となったのでしょう。

高木守道新監督には、特に打者で世代交代をしっかりしないと大変なことになると提言したいです。
アライバ(荒木・井端両選手の二遊間の通称)を崩してでも、若手に機会を積極的に与えるべきでしょう。小粒になっても守備重視の若手打線にし、守り勝つ野球をさらに推し進めないともっと厳しいことになるんじゃないかと。最悪の場合、森野・和田両選手を食うような選手を育てないといけないでしょう。個人的な意見としては、堂上(どのうえ)直倫・吉川両選手の二遊間をそろそろ試してみてもいいでしょう。
そして確実なヒット、いわゆるスモールベースボールを意識した野球をすべきでしょう。打てないから大振りにするのではなく、打てないからこそ確実にコンパクトに振ることを徹底させるべきだと思います。大振りはここぞという時まで取っておくわけです。


いずれにしても、落合さん、本当にお疲れ様でしたどうしようもない球団をここまで立て直したのですから、本当に立派な監督だと思います(まぁ、WBC(ワールドベースボールクラシック)絡みの発言は頂けない部分もあったけれども(苦笑))。
恐らく、しばらくはゆっくりできると思いますので、現在放送中の「機動戦士ガンダムAGE」や「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」をゆっくりご覧になりながら、ガンプラ作りに勤しんで下さい(ニヤニヤ)。


采配采配



コーチング―言葉と信念の魔術コーチング―言葉と信念の魔術



なぜ日本人は落合博満が嫌いか? (角川oneテーマ21)なぜ日本人は落合博満が嫌いか?(角川oneテーマ21)



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2011年10月17日

去る監督あれば、就く監督あり

ポストシーズン前ですが、もう今後の人事で動いている球団もあります。


まず一番早く動いたのが日本ハム。9/15に突如辞任会見を行った梨田昌孝監督に代わり、栗山英樹さんが新監督に就任することが決まりそうです。

栗山さんは教員になろうと思っていたものの、野球への情熱を捨て切れず、ドラフト外でヤクルトに入団。以降ヤクルト一筋で現役生活を送りました
役生活時代にはメニエール病(内耳疾患の一つ。激しい耳鳴り・難聴・めまい・耳閉感が一気に襲いかかる病気)との闘いの中、レギュラーを死守した経緯もありました。ところが、野村監督(当時)就任後、レギュラーから外されたことがきっかけで、29歳にして現役引退し、以降は野球解説者・ラジオ番組のパーソナリティ・大学教授・少年野球の指導員などで外から野球を見つめてきた人物でもあります。
元々古巣のヤクルトからも招へいがあったものの、理想が高すぎたために白紙になったそうです。

日本ハムが彼を招へいした理由は、自身が北海道を中心に活動しているだけではないようです。
日本ハムは、どうも栗山さんを買っていたところがあったようで、『将来のGM(ゼネラルマネージャー)候補』として見ているようです。
ご存知のように、日本ハムはフロント・GMの力が絶大な球団で、監督の采配よりもフロントの育成が功を奏している部分もあったりします高田繁さんがフロント(GM)にいた頃は2軍の育成と1軍との連携が上手く行ったことでリーグ優勝や日本一を勝ち取ったと言われています。
また、栗山さんが築いた人脈にも注目しており、実際日本ハムのオーナーである大社啓二(おおこそひろじ)オーナーとも親交があり、事あるごとに球団運営のアドバイスを頂いていたそうです。
ただ、監督・コーチ経験が全くなく、どこまで今までの解説時代の『貯金』が生きてくるかが気掛かりです。まぁ、中日の落合博満監督のように、全く経験のない人物が大化けした例もあるので、お手並み拝見・・・といきたいところです。


そして、阪神の真弓明信監督。
以前にも書いたように、クライマックスシリーズが進出できなければ退任とされていたのが、巨人がクライマックスシリーズ進出を決めたことで現実になりました。実は10/7の横浜遠征の時点で球団社長と会談をしており、その際に身を固めていたようです。
正直誠に残念というのか、無念な思いで辞めていくのだろうなと思います。残り7試合で4位が確定してしまったのですから、まさに残念至極という思いでしょう。

そこで後任に上って来たのが、あの梨田日本ハム監督関西圏では人気を誇る人物だったそうな。
恐らく日本ハムの成績を見ての判断だと思うのですけど、外様には冷たいとされている阪神星野楽天監督が外様として優勝しているくらいで、ほとんど阪神OBが監督の際に優勝しているというふう。その風穴を敗れるのかが、もし就任した際の焦点になるでしょう。


なお、中日は落合監督が退任し、高木守道さんが着任するというのは以前書いた通り。
先日ナゴヤドームの試合がテレビ中継された際、解説で出ていたので、次期監督として何かしゃべるかなと思い見ていたものの、その気配は全くなし。それどころか、若干アナウンサーとの反応が鈍かった気がするのが気になるところでした。この鈍さが采配に響かないか、ひいては1年間監督として全うできるのか、来年の高木采配は、中日の今後を占う上で重要になってきそうです。


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2011年09月22日

オレ竜監督の見納めだ

中日の落合博満監督が契約満了の理由で今期限りでの退任を発表しました。
落合監督は3年契約の最終年で、本人にとっても野球殿堂入りなど節目の年だったので退任することにしたと球団側は発表しています。あとは球団に新風を吹き込ませるのには丁度いい時期であるということ、無用な混乱を避けるには丁度いい時期だったことなどを挙げています。


落合監督は山田前監督の退任(注:既に代行監督に切り替わっていた)に伴い2004年に就任。彼は現役時代をほうふつとさせる独特の采配、いわゆる『オレ竜采配』で、巧みに選手を操りかつ敵を翻弄していきました

特に名将と言われる要素になったのは、私が思うに2つ
1つ目は「10%の底上げ」で就任1年目で優勝を成し遂げたこと
就任当初、落合監督は現戦力を徹底的に分析した結果、トレードもフリーエージェントも活用せず、現行戦力の底上げだけで優勝させると宣言。当時は周囲の球団からは奇異な目で見られたものの、ふたを開ければ、充実した投手陣をフル活用して見事優勝を果たします
2つ目はノーヒットノーランの投手を替えてまで勝ちにこだわった姿勢
今でも賛否両論言われていますけれども、ノーヒットノーランをしていた山井選手から岩瀬選手へ継投し、無事系統でのノーヒットノーランを達成しました。確かに投げさせてもよかった場面なものの、セオリー通りで行くという点と点数差があまりなかったこと、打順は下位打線でも、1本でも打たれれば上位打線に回ることを考えれば、この流れは納得がいくと思います。

優勝3回・日本一1回、今シーズンも優勝を争う状況下を考えると、これまた見方が分かれます。
まず、いいふうに見れば、まだ辞めさせるべきではない
これは、成績をみるとわかります。
先述の功績に加え一度もBクラスに落ちなかったという実績、年齢面を考えれば、まだまだやれると思える成績です。入れ替えるとすれば、1軍コーチ陣を若手にして将来の監督候補を育てるという改革を行って2・3年任期を全うするという手もあったかと思います。
しかし悪いふうに見れば、今シーズンの成績がよろしくないから引責したという推測が取れるでしょう。
表面上は2位に収まってはいるものの、一時は5位に低迷したこともありました。開幕戦では横浜に負け越されるなど、今シーズンの試合の中には思わず「?」となることが多かったと思います。
特に酷かったのが打線。森野・井端に始まって、ブランコ(彼の場合は怪我の要因も無きにしもあらずだが)・グスマン・和田(注:ここまで敬称略)といったスタメンが全く機能していなかったのがそれを象徴しているでしょう。またセンターを固定しなかったことも痛いのではないかと思います。大島選手という昨年活躍した選手を固定して、試合状況や個人の調子に応じて変えていってもよかったのに、それをしなかったのも落合監督の迷いがあったのではないかと思います(怪我などの要因もあったと思うので一概に言えないものの、捕手と並び要の守備位置がコロコロ変わるのは正直選手も落ち着かないのでは)


ちなみに、後任はCBC解説者の高木守道さんが就任することになりました。ただ、年齢が70歳という点も考えれば、単年契約の可能性と大物OB起用への『繋ぎ』だと思えてなりません。というのも、優勝実績がなく、正直パッとした成績はないんですよねぇ(「10.8決戦」で優勝を逃しているらしいけど、正直印象にない)
そこで注目されるのがコーチ陣。恐らく次期監督になるOBを入れてくるのは間違いないと思います。となると、守備か打撃か総合コーチで、実績も人気も十分な立浪和義さんが浮かんできてもおかしくないのですが・・・


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