2023年09月03日

FC岐阜観戦記2023 アウェイ編 その13 緩慢なプレーが負けを招く

FC岐阜、昨日は鹿児島県鹿児島市にある白波スタジアムで鹿児島ユナイテッドFCと戦いました。


arigatamiwakarikiドラえもんのひみつ道具の中に「ありがたみわかり機」というのがあります。この道具を使うと、対象物のありがたみがわかるようになるというものです。
作中では、のび太が食べ物を粗末にしているのを憂いたドラえもんが、のび太に食べ物のありがたみを教えるために、この道具を使います(ただし画像は、試しに空気のありがたみを教えるワンシーン)。

ということで、青ダヌキはキイロメガネザルに庄司悦大選手のありがたみを教えるために、この道具を出したのですけど、いなくなることで死にそうになるキイロメガネザル(笑)。普段彼に文句ばかり言ってる(判断が遅いとかプレーがワンテンポ遅れているとか)けど、この試合では彼のありがたみがよくわかっただろうとは、青ダヌキのお言葉(ニヤニヤ)。



SOG03_175517そんな白波スタジアムは、10月開催の国体に向けて、絶賛改築中スコアボードとは反対にあるサイド側には仮設のスタンドが設けられるようです。



SOG03_175533正面も一部改良が施されているのですけど、クラブライセンスのことを思えば、部分改修ではなく全面改修にした方がよかったのよね。
それができなかったのは、新スタジアムの動向で揉めに揉めたため様々な場所が浮かんでは消えていく、ありふれた理由(ことば・・・いや、なんくせかも(ギャハ))だけ残して、結果新スタジアム構想は消滅。これに伴い、今年のJ1ないしはJ2ライセンスの取得は不可になると見られています。さらに成績面での問題も合わさって、監督とGM(ゼネラルマネージャー)が辞任することに。順位も今節開始前には7位に沈んでおり、何とか浮上のきっかけを・・・ともがいているようです。ただし、成績で昇格圏内に入っても、ライセンス問題が頭をもたげてくるお客さんはたくさん入っているのに、このままの状況が続くと厳しい局面に陥るだろうなぁ・・・。



SOG03_183009試合開始前、ゆないくーが来場。彼は2017年に誕生したマスコットの1人なんですね。同じ年に誕生したマスコット達と共に「17マスコット同好会」を開いたものの、揃いも揃っても皆J3にいるのは、何とも皮肉



SOG03_173604そして、白波スタジアムといえば、スタグル岐阜がJリーグ屈指と言ってますけど、鹿児島のスタグルの充実ぶりはJ3屈指ですわ。J2でも引けを取らないレベルだったのも覚えています。ちなみに、J2でナンバーワンなのはファジアーノ岡山ですけどね(ニヤニヤ)。
ホントなら全部挑みたかったところですけど、カネがあっという間に溶けてしまうわ・・・。腹も入らないし。



SOG03_165843そんなスタグル、最初はhitasura kitchinの「奄美の鶏飯」の一つ、「辛味噌鶏飯」去年の予告通り、今年も来たぞ(泣)!<何で泣いてるんでしょうかねぇ?



麻婆の辛さとは違う意味で辛いのですけど、痺れる辛さは無く、青唐辛子のピリッとした辛味と味噌のコクが、あっさり味の鶏飯にしっかりとした味にしてくれます
・・・また来年<来ないんじゃないの!?


SOG03_172352こちらは、薩摩雅咲亭の「うなとろ丼」
ここのうなぎの美味しさも去年知っているので、安心安定なのですが、今回はうな丼、しかもとろろ入りだぜ!



・・・これは美味かった。パリパリに焼かれたうなぎのサクサクホクホクな味わいに、タレの甘味、そしてとろろとタレが混ざった時の風味のよさは、最高でしたよ。
・・・また来(以下略)。


SOG03_173319最後は、薩摩和光の「炭火牛スジ焼」(上)と「炭火茶美豚(ちゃーみーとん)バラ串」(下)
特に茶美豚は、鹿児島県産の豚肉だそうで。牛スジは国産のようです。



「炭火牛スジ焼」は、牛スジが、しっかり煮込まれているので、タレも染み込みまくっております。そして柔らかいのですよ。一口食べただけで、ホロッとする肉。牛スジなのを忘れるくらいの柔らかさです。

「炭火茶美豚バラ串」は、豚肉の旨味が詰まったものになっていました。焼くことで出る香ばしさと香り高さが、肉の美味さをさらに上げてくれます。タレで頂いたんですけど、塩でも美味しいかもしれない。素材がいいからだろうな。
来年は塩<もう行かないんだろ!





SOG03_205716岐阜にとっては庄司選手がいない中での4連勝が掛かった試合、鹿児島にとっては新監督に初勝利を届けたい試合となりましたけど、序盤は岐阜がペースを掴んで優勢に進めていました。ところが徐々に試合は鹿児島のペースに。やはり庄司選手を欠いたことが試合に影響を与え始めていました
そのほころびは、遂に前半終了間際に出てしまいます。最初の失点は、ある意味仕方のない展開でした。間延びした守備陣を狙い撃ちするような展開を鹿児島のイレブンが見せ、最終的には速攻を決められるふうになりました。ワンツーというのかな、藤本憲明選手に合わせられてしまいましたね・・・。
しかし、2点目は防げた失点で、緩慢なプレーで生んだ失態でした。皆が詰め過ぎていた点は1点目と似ていますけども、最後の砦である茂木秀選手が引くのではなく、前に出ていくべきだったのかなと。あとは守備陣が早々に引いていたら・・・川上竜選手があと一歩前に出て、蹴り出していたら・・・。

後半は、余裕のできた鹿児島が試合をリードしていましたけど、少しずつ岐阜の選手達が庄司選手のいないフィールド状況を把握し、自分達の役割を演ずることができるようになりました
ピークは後半39(84)分のセットプレーで、キッカーだった久保田和音選手から遠藤元一選手がヘディングで合わせた1点。その後も猛攻を見せたものの、万事休す。2-1で逃げ切られてしまいました。


前半最終盤の緩慢さがなければ、最低でも引き分けで終わっていたでしょう。全くもって惜しい試合をしてしまったと思えてなりません。ただ、セットプレーで点が取れるようになったのは、いいことだと思います。今後再浮上するきっかけになるかもしれません。



終わってしまったこととはいえ、痛い負けなのは間違いない。次のホームになるテゲバジャーロ宮崎戦を勝たないと、昇格争いから脱落することになりかねません。脱落のきっかけは、他にもあり、アウェイの2連戦(SC相模原と松本山雅FC)に勝てないと同様になるでしょう。特に鹿児島と同じ難敵である松本山雅には勝たないと終戦の可能性もありなんでしょう。昇格争いに生き残るためにも、この日の試合で愛媛FCが引き分けたこととカターレ富山が負けたことを生かすためにも、次の試合は必ず勝たないといけないでしょう。


残り試合13。J2昇格への勝ち点差は3。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2022年11月14日

FC岐阜観戦記2022 アウェイ編 その15 ラストチャンス

FC岐阜、昨日は鹿児島県鹿児島市にある白波スタジアム(鹿児島県立鴨池陸上競技場)で鹿児島ユナイテッドFCと戦いました。


まずは、試合前の順位表をば。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となります。


1位  いわき(72) +48 ☆
2位  藤 枝(63) +27
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
3位  松 本(63) +15
4位  鹿児島(60) +13
5位  今 治(59) +16


既にFCいわきが優勝と昇格を掴み、残った枠はあと1つ。最も優勢なのは藤枝MYFCと松本山雅FCで、その次に鹿児島、さらにFC今治が付いているという状況です。
鹿児島に関しては、この日の試合に勝って何とか食らいつきたいところ。それでも藤枝と松本に連敗(前節共に負けているため)してもらわないといけないという自力と他力を本願しないといけないというかなり厳しい立ち位置でもあります。今治の場合は、鹿児島のケースプラスさらに鹿児島も負けてほしいという超他力になりますが(ニヤニヤ)。
岐阜に関してはというと、横山雄次監督の今シーズン限りでの退任が発表され、来年はまた一からスタートというふうになりました。J3に降格してから毎年のように監督が代わり、さらにシーズン途中で監督が代わる事態を2度経験しました。まるで成長していない岐阜というチームとそのフロントに対して、それでいいのか大丈夫なのかと思えてなりません。この話は長くなるので、今回は話しませんが、来シーズンに向けて相当考えて動かないと大変なことになると思っていますよ。
そして散々あったダブル(ここでは、ホームとアウェイ双方での勝利すること)のチャンスを毎度フイにすること幾試合、遂にダブル獲得のラストチャンスになってしまいました(次の試合はダブルを取られてしまうというピンチになってしまいますから・・・)。J2昇格のラストチャンスになり、必死になって向かってくる鹿児島イレブンを止められるかというと、大変なことになるだろうな、と。


SOG03_121114実は、白波スタジアムに来るのは2度目なんですが、スタジアムの中に入るのは初めて。というのも、前回来たのはJ2時代の3年前(2019年)で、その時の試合は中止になりました。後に、『10.30』と言ってもいいような、J3降格のきっかけになった試合となりましたね・・・。
ピッチは思っていた以上にキレイ。観客はホーム最終戦ということもあってか大入りになり、観客動員数は7562人だったそうな。



SOG03_121555スタメシ紹介の前に、鹿児島といえば、例のアレ。
サハラ砂漠のオアシスで売っているコーラと掛けて、ユナマルシェで売っている「さつま島美人」と解く。<その心は?
・・・水の方が高い(ギャハ)!

そうなんです。ここで売ってる水が160円なのに対し、「さつま島美人」は100円なんですよ。ソフトドリンクが200円だと考えると、そっちよりも安いんかい(汗)!



SOG03_122227そんなスタメシは、大勢の人の中からかいくぐって買う格好となり、欲しい物が買えんかった・・・。まぁ、鹿児島空港からここまで来るのに苦労したというのもあるけど。つくづく、デイマッチはキツキツ日程になってしまうのだなぁ・・・。
そんなかいくぐった中で買ってきたもの、その1は薩摩雅咲亭の「大隅うなぎの蒲焼き串」
鹿児島県は、うなぎの養殖量が多く、中でも鹿屋市を中心とした大隅半島で養殖されたうなぎは脂が乗って美味しいんですよ。鹿児島空港でも売ってたなぁ・・・。
なお、この店では、うな丼の提供もあった模様。



身はふっくらしていたけど、脂分はそんなになく、あっさりしていましたね。それはそれで美味しいし、うなぎの風味は損なわれていないので、単品で食べるのなら丁度いいのかもしれない。丼にすると、たれがもっと欲しいかなと(苦笑)。
SOG03_125750その2はhitasura kitchinの「奄美の鶏飯」。その中のトッピングで麻辣醤を入れた「マーラー鶏飯」にしました。
青唐辛子味噌を加えた「辛みそ鶏飯」にしようかなと思ったけど、来年食べに行くから!<まーた来年の話をしてる・・・。



味は、鶏飯そのものは、とてもあっさりとしているためか、麻辣醤を加えたことによる脂っぽさがあっても、しつこくないものに。鶏飯にピリ辛の風味が加わるので、いいアレンジだと思います。来年も食べに行くから(ニヤニヤ)!


SOG03_145459「ONE TEAM」というコレオグラフィも出たこの試合、お気持ち弾幕の多さから見ても、この日の試合に賭けた思いは、私の想像以上のものだったのかもしれません。
試合は鹿児島の気合いの入り方が桁違いだったのですけど、相当なプレッシャーを感じていたのか、思うような動きが取れていないようにも見え、岐阜はそこを突いて相手陣地を攻めるという流れになりました。傍から見たら、一進一退の攻防というところでしょうか。

実は、岐阜は先制していたと思えるシーンがありました。後半16(61)分、田中順也選手のコーナーキックを藤谷匠選手がヘディングでドンピシャに合わせたものだったのですが、藤岡浩介選手がオフサイドを取られたというふうになりノーゴールに。岐阜の選手達が猛抗議をするも受け入れられない時点で、相手側の地の利が生きてしまった格好になったとも取れ、非常に悔しいシーンではありました。
その後も一進一退になっていた中の最終盤に、岐阜の守備を破った中で放たれたクロスを、ロメロフランク選手がヘディングで合わせたのが入ってしまいました
そのまま試合は進み、1-0で敗戦。「10.30」の時とほぼ同じく、外国人選手が決勝点を決めた、命運を分ける試合になりました。岐阜に対しては、ダブルを狙う以外に大きな動きはない試合でしたけど、鹿児島にとってはJ2昇格の掛かった大事な試合を地の利と気迫で乗り切り、何とか首の皮一枚で昇格レースに生き残ったのです。



この試合の結果を受けて、同時開始になった他チームの結果を合わせたうえでの順位表をば。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となります。


1位  いわき(75) +49 ☆
2位  藤 枝(66) +29
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
3位  鹿児島(63) +14
4位  松 本(63) +12


2位の藤枝は福島ユナイテッドFCとホームで戦い、3-1で勝利。福島に押される中での試合だったそうですけど、藤枝は今までの経験値で乗り切った格好ですね。
一方で3位だった松本山雅はテゲバジャーロ宮崎とアウェイで戦い、4-1の大逆転負けを喫しています。先制点を取ったのは松本山雅だったのですが、その後宮崎の怒涛のゴールラッシュを浴び、轟沈。
5位の今治はAC長野パルセイロとホームで戦い、3-3の引き分けに。今治が先制したものの、山本大貴選手のハットトリックで意地の引き分けに。山本選手、前半30分で2回点を入れている格好になっていますが、キックオフ(センターサークルからの再開)直後に相手キーパーを抜いてのもののようで。実質1分くらいの間隔で点を入れられている今治・・・。

この結果に伴い、鹿児島が3位に躍り出て、松本山雅が4位に転落引き分けた今治は昇格レースから脱落となりました。とはいえ、3位の鹿児島も4位の松本山雅も、2位の藤枝との得失点差が15点以上開いているため、次の試合にどちらが勝っても、藤枝の大量失点などの大逆転劇が起こらない限り、藤枝のJ2昇格が決定的となりました。全ては最終節になりますけど、9分9厘決定と見ていいでしょう。

これにより、静岡県のJリーグチームにJ1所属がいなくなっただけでなく、J2所属が3チームとなる『異常事態』となりました。この事態にネット界隈では、静岡県にあるローカルチェーンの飲食店さわやかにちなみ、『さわやか3組』などと呼ばれることとなりました。ワイは教育テレビでやってた同名の番組を思い浮かべたな(ニヤニヤ)。


そんな上位戦線を指をくわえて見ていた岐阜は、全てを賭けてギラヴァンツ北九州戦を迎えます。この日の試合内容は悪くなかったものの、この逆境下でも勝てなければ意味がないそれができないということは、まだまだ未熟だし、上位戦線に行けても昨年・一昨年のように生き残れないわけですよ・・・。だからこそ、ダブルを取られるピンチを抑え、最終戦になるこの試合を笑って終えたいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:26Comments(0)