2023年10月25日

秋の新アニメ2023 ベスト

秋の新アニメ2023、今回はベスト作品の紹介です。
今期はすごく多い。実は地上波で見られなくて配信で見る作品があるんです。
一つは「陰の実力者になりたくて! 2nd season」。まぁ、いきなり前説無く始まったので、これは・・・と思ったら、話が進んでいくうちに、ハイライト的に今までの展開をぶっ込んでくるというトリッキーな作りをしていたので、まぁ何とか理解できるかなと思っていました。1期の評価は、あまりよろしくないですけど、2期に関しては、やっと面白くなるのかなという見方でいます。でも「スパイ教室」だけでいいよ、そんな失敗劇(苦笑)。

もう一つは、「グッド・ナイト・ワールド」。こちらはNETFLIXの独占配信小学館の裏サンデーで連載していた作品のようです。まだ見ていないのですけど、全話配信が行われていて、紹介動画を見て面白そうだったので、じっくり見たいと思っています。


とまぁ、こんな感じの秋アニメのベスト作品は、どんなものになるのか。混戦必至の秋アニメを見ていきましょう。今回も上位3作品と次点になります。


今期のベストは、「葬送のフリーレン」
やはり、この作品はよくできていた。「金曜ロードショー」で4話を見せたのが効果的でしたね。あれで起承転結がきれいにまとまって、これで作品が終わってもおかしくないくらい(ニヤニヤ)。実際仲間が集って、話が転がっていくのは5話ないしは6話以降なんでしょうけど、主人公の人間に対しての見方が大きく変わる1話で、話の全てがわかった(気になれる(爆))ような感じにも。2話以降は、仲間の主人公に対して何かを託そうとしているあたりが垣間見え、それが一緒に冒険に出る『弟子』に宿されるのかなと。
とにかく、話の流れがきれいで、感情移入をしやすい人間のはかなさ・切なさ・まぶしいほどの輝きなどを感じ取れ、同時に魔族に対しては憎むべき存在を植え付けようとしてきます(このあたりが如実に出るのが6話以降の様子)
人間ドラマとして見るのも、主人公には一瞬でも、人間にとっては長い時の出来事というギャップも感じ取らせてくれる素晴らしい作品でした。未視聴の人は見ろ、それだけだ(ニヤニヤ)。

2位は、「シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜」
こちらは、VRMMMORPGというジャンルをわかりやすく見せてくれていますこの手の作品のパイオニアは、「ソードアート・オンライン」になってくるのですけど、あれよりポップで軽い作りになっているので、見ていて重くならないですし、主人公が苦労しながらもチート的な能力を発揮するあたりは、共感を持てる部分でもあります。苦労せずにチートを発揮するよりかはいいわね(ギャハ)。
あとは、特に主人公に言えるのが、キャラが立っている。いわゆる少年マンガの主人公然としていて、努力・根性をいかんなく発揮している。それでいて前向きな性格は、かなり人を引き付けるキャラセンスを持っているかなと。
唯一の欠点は、この手のジャンルが苦手な人には全く合わないという点か。ただ、万人にウケる作品だと思うので、よかったら見てほしいです。

3位は、「薬屋のひとりごと」
前評価の付け辛い作品でしたけど、実際見てみると、1話完結の(サスペンス)ドラマのような作りになっていて面白い主人公の頭の回転の早さや某少年探偵のような洞察力は、見ていてスカッとしますね。そうくるかと。
あとは、主人公も含め個性的なキャラが彩りを豊かにしてくれる点でしょうか。主人公と美貌の麗しい謎の男とのやり取りは、基本かなりコメディタッチに仕上がっています(もちろんシリアスな面もありますが)。それ以外にも癖のあるキャラがいい味を出していますけど、この癖のあるキャラが苦手とか陰謀渦巻く後宮という舞台が苦手という人には合わないかも。ただ、こちらも万人にウケる作り(実のところ個人的には、女性向け作品だと思っていた)なので、好き嫌い言わずに見てほしいなぁ・・・。

次点は、「SPY×FAMILY Season2」
「SHY」・「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」・「盾の勇者の成り上がり Season 3」・「はめつのおうこく」・「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。」と悩んだ中で、今回は続編モノですが、こちらに(「盾の勇者の成り上がり Season 3」もそうなんですけどね(苦笑))。
一番は、続きモノなのに、未視聴の人達へのフォローが完璧だった点でしょう。各キャラの詳細な説明を恐らく2話に分けて行ってくれたあたり、結構贅沢な使い方ですよ。本来のミッションについての説明があまり成されていなかったものの、それでもホームコメディであるこの作品の魅力は十分に伝わります1期よりつまらない・子供向けにシフトしているという評価もあるようですけど、言わせておけというのが正直な感想誰が見ても面白い作りにするということは、場合によってはハードルを下げることになるんですよ。わかりやすい展開でも、いかに味付けを変えるかで面白くもつまらなくもなるんです。これはシナリオを書いた人が苦労したと思いますよ。原作を改変することをできる限り抑えてやらないといけないのですから。
ツッコミどころもあるけど、話の展開は面白いですし、何よりキャラの特性をよくわかっている人が作ってると思います。やっぱり今期も安心安定の作りを評価して、次点という扱いですが、ここに据えます今年の夏アニメだったら、間違いなくトップに据えたわ(ギャハ)。


次回はワースト作品の紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:38Comments(0)

2023年10月24日

秋の新アニメ2023 その27 薬屋のひとりごと

秋の新アニメ2023、最後になるであろう27回目は投稿小説サイトである「小説家になろう」が原作で、後に主婦の友社(後にイマジカインフォス)のライトノベルレーベルであるヒーロー文庫で刊行されている「薬屋のひとりごと」です。
この作品は、初週は3話連続放送という珍しい形態で放送されました(一部地域は2話連続で放送)それ以前から、注目はされていたので、何となく作品の名前だけは知っている人もいたことでしょう。
そして、この作品も日本テレビ系の全国ネットで放送されます。「葬送のフリーレン」のように大々的に宣伝はされなかったものの、普通のシーズンなら大きく注目されてもおかしくありません。逆に言えば、日本テレビが全国ネットでここまでやろうとすることを考えると、これからアニメに関しては力を入れていくのではないかと思わせる部分ではあります。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、花街で医師である養父の薬師として働いている女子で、薬・毒に関する好奇心が旺盛な子でもあった。


ある日、花街に薬を届けて帰る際に人さらいに遭い、後宮の下級女官として売り飛ばされる字は読めたものの、人さらいの酒の金になるのをよしとしなかった彼女は、わざと字を読めないふりをし、年季が明けるまで無能で目立たないように過ごそうと思っていた。

しかしある日、皇子・皇女が謎の病気で衰弱する事件が起きた。人々は呪いではないかとささやく中、彼女は呪いではなく、別の要因があることを見ぬき、匿名で進言するのだが・・・。



というふう。


私の地域では、3話ではなく2話連続放送だったので、テレビ放送と3話連続放送だったNETFLIXで視聴しました。
この作品は、どうも1話完結の形式になっていて、結構解決までのテンポが早いなぁと思って見ておりましたが、すごく腑に落ちる終わり方をしているので、見ていてすっきりするふうでしたね。少し斜に構えている主人公ではあるものの、薬を絡めた推理の面は達観したものがあり、某少年探偵のよう(二ヤニヤ)。<放送局は違うけど、同じ系列局の番組だからね(ニヤニヤ)。
それはさておき、登場人物に関してはクセのある人達が多く、主人公もさることながら、主人公の能力を見抜いた宦官も食えない人物なんだよなぁ(苦笑)。主人公が仕えることになる皇帝の妃も何か一過言ありそうなキャラセンスを持っている(それでいて掴みどころがない)し、その配下の人達も主人公の傷跡(実は毒の実験の跡)を気に掛けて、心配するという(主人公から見たら)勘違いも甚だしい行為に走っていたりと、なかなかにクセがあるという共通項はあるものの、色分けがなされていて面白い


今後は、後宮を舞台に起こる様々な出来事を解決していって、徐々に名を馳せていく感じになるのでしょう。同時に後宮で張り巡らされている陰謀に巻き込まれていくものと思われます。それにどう立ち向かっていくのかも見ものになるのかもしれません。ただ、放送時間が決まっていないので、もしかするとNETFLIXで追い掛けるふうになるのかも・・・。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:33Comments(0)