ここでJ2の現状をば。
今年のJ2は、長年J2に在籍しているジェフユナイテッド千葉が首位を独走。そこにRB大宮アルディージャ・ベガルタ仙台が続き、今回戦う今治は4位と奮闘しています。その下にはジュビロ磐田が勝ち点同数で控えているだけに、この試合でも勝ち抜きたいところでしょう。
一方下位は、愛媛FCといわきFCが19位と最下位に沈み、山口もその上の18位とJ3降格圏から抜け出せない状況になっています。

ちなみに、久万高原町は、俳優の藤岡弘、さんの出身地でもあります。


そして、今回の目的の一つでもある藤岡浩介選手も控えながらメンバー入りしていました。ただ、試合の流れで出ることはなく、最後までベンチウォーマーになっていたのが残念ではありました。
しかし、ちゃんと弾幕まで用意してくれる人がいるんだ・・・(泣)。

それでも、山口は前半39分に今治のパスをインターセプトし、右から展開。そのままペナルティエリアに侵入してシュートを放つものの、キーパーに弾かれる。ただ、そこに詰めていた山本桜大(おうた)選手が冷静にこぼれ球を処理して叩き込み、先制!硬い守備を誇る今治から先制したので、山口としては、このまま逃げ切りたいと思ったでしょうね。
その後は、双方チャンスを構築するも、なかなか活かせずに時は流れ、後半も半ばに。
後半30(75)分、山口のトラップした球がこぼれたのを見逃さなかった今治。一気にスペースの空いていた左隅を駆け上がり、途中出場の横山夢樹選手へパス。横山選手は山口の守備のスペースを突いて中央に侵入し、中央やや左のあたりで思いっ切り振り抜いたら、弧を描いた球は、ゴールマウス右のサイドネットに刺さる強烈なシュートになりました。キーパーもそこに跳んだんですけど、跳んだところより上の方でしたね・・・。うれしいJ初得点は、今治の同点弾となりました。
そして、後半44(89)分には、スローインからのプレーで、スローインの球を受け取った選手が、右隅からマルクス・ヴィニシウス選手にパス。M・ヴィニシウス選手は、少し苦しみながらもクロスを上げ、途中出場のヴィニシウス・ディニス選手が頭で受け取ります。こちらも少し苦しい体制ながらも、きれいに合わせた球がゴールマウス左隅に突き刺さりました。マルクスとディニス、2人のヴィニシウスが作ったチャンスをモノにした今治が終盤で逆転し、勝利を飾りました。点を取れるような展開ではなかっただけに、途中の選手交代の絶妙さと控えの破壊力の持ち具合を見たら、藤岡選手の出る幕は無かったんや・・・(泣)。
第11節は4/25・4/26に行われ、その結果、今治は3位に浮上。次節の結果次第では、大宮をかわして2位に浮上できる可能性を残しています。今治は4/29にKsデンキスタジアムで水戸ホーリーホックと対戦。次もアウェイで、今度は関東まで遠征する厳しい戦いになりますが、スタメンも控えも破壊力抜群なことを考えると、水戸の守備に気を付ければ、十分勝てる相手だと思います。
一方逆転負けの山口は、19位になり、依然厳しい状況となっています。上位のいわき、下位の愛媛とはともに勝ち点差1なので、何とかして次の試合は勝たないといけませんが、4/29に戦う相手は磐田で、しかもアウェイ(ヤマハスタジアム)。J1への早期復帰を掲げ、現在6位とギリギリのラインにいる磐田を相手に戦うのは連敗中のチームとはいえ、苦しいでしょうね・・・。先制はできているので、あとは90分集中して守備を行っていくしかないでしょう。
次回はスタメシの紹介です。いいのにって言ったのに、おごってもらった(ギャハ)。

