2025年05月07日

FC岐阜観戦記2025 第7節 競馬でいうところの「逃げ切り」

FC岐阜、昨日はアスルクラロ沼津と戦いました。
岐阜は5/3に行われたザスパ群馬戦で逃げ切ることができず、最終盤で追い付かれて引き分けに。群馬にとっては勝ちに等しい引き分けだったのに、居残りが発生したらしい。その時、群馬の監督が、かなりポエットなコメントを残しているようなんですけど、何で群馬のゴール裏って劇的な事象が起こりやすいんだろうなぁ・・・。「塾サボってやる」のコメントが生まれたのも、群馬のゴール裏だったし(苦笑)。

しかし、今回対戦する沼津の方が重症らしく、同日行われたヴァンラーレ八戸戦でウノゼロ負けをホームで食らってしまったそうで。この負けで最下位にもなっているので、相当ゴール裏は荒れたんではないかと思われます。ハイライトを見る限りでは、八戸に運の悪いシュートを放たれ、運に見放された試合展開だったようなので、気は抜けないなぁ・・・。


KYG03_20250506_173505026今回スタジアムに行ったら、スポンサーのぼりに新しいものが加わっていました。その中の一つ、お馴染みの日本一ソフトウェアがありました。
プリニーさんにお会いしたいねぇ。元気にしているのだろうか。エトナ様に虐げられていないだろうか(ニヤニヤ)。



KYG03_20250506_160054277今回は、競馬DAYということもあって、1day出店で笠松競馬場にある売店のマルキンが来場していました。どうも店主が準備段階でダウンしてしまったとのことで、店員だけで切り盛りしていたようで・・・。



KYG03_20250506_160412560そこで売られていたのが、「豚串カツ」(左)と「どて煮串」(右)「豚串カツ」に関しては、味噌にしました。だって、ドボンと漬けたほうのが美味しいもん(ニヤニヤ)。そして、せっかくなので一味も振った



おや?味噌にしたんだけど、その味噌の味が、赤味噌のような濃さが無いぞ。この味噌、合わせか白味噌だな。個人的には、ドロドロとも言えるような赤味噌の方が、この手のヤツは美味いと思っているので、ちょっとだけ肩透かし。逆に競馬場で売っている商品だから、下手に濃い味付けにするよりも、このくらいの濃さでたくさん食べてもらえていいという策略なのかもしれない(苦笑)。


KYG03_20250506_174140038同じく、JRA所属のジョッキー・笠松競馬場所属のジョッキー・SKE48の太田綾夏さんと現在TBS系で放送中のアニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」で声優を務める歌手の亜咲花(あさか)さんが来場しました。
今回3曲(試合開始前に♪SHINY DAYSと♪GIVE & TAKE、ハーフタイムに♪わやわやわー!)歌ってくれましたけど、まさかの競馬関係の曲(グリーンチャンネル30周年のイメージソングである♪夢のバトン ~Smile for you~)は無かった(爆)。






KYG03_20250506_210057188試合に関して言えば、前半の11分で全てが決まった感がありました。逃げ馬が序盤から飛ばす感じというふうだったのでしょうか。いや相手の沼津が、いつもと違った感じだった、何とも浮足立っているふうだったという感じだったのか・・・。こんなチームじゃなかったはずとも言えるふうに。

前半3分、甲斐健太郎選手が前方に大きく蹴り出した球をこの日初スタメンの横山智也選手が受け止め、しばらく前に運んでから後ろにマイナスのクロスを放ち、その球をドゥドゥ選手が合わせて、ゴールイン!この時、後ろから沼津の守備陣が攻めてきたものの、ギリギリのタイミングで蹴ったことが幸いし、決まったんだろうなぁと。少しでも遅れてたら、倒されていただけで終わっていたかも。それでもPKはもらえた可能性はあるけど・・・。どちらにしても決まってくれてよかった。そう思わせる彼のウチでの初ゴールになりました。

そこから4分後、外山凌選手が左からドリブルで駆け上がり、中央にクロスを上げるものの、それを沼津の選手がクリア。ところがそれがクリアミスとなってしまい、転がった球を横山選手が倒れ込むようになりながら蹴り込むと、キーパーが足で止められずにゴールマウスの中に。相手のミスを上手く突け込めたのもさることながら、スタメン起用に見事に応えた横山選手にあっぱれと言いたいゴールとなりました。

さらに4分後、北龍磨選手が敵の守備を縫うようなパスを西谷亮選手に放ち、西谷選手も敵に囲まれながらも見事にかわし、自分でゴールマウスの左端に放ってフィニッシュ。冷静かつきれいなプレースタイルに、今まで何でできんかったのとツッコみたくもなったけど、とにかく相手を圧倒すれば、それでいいのだ(ニヤニヤ)。


しかし、ウチがよかったのはそこまで。この後は浮足立っていた沼津が冷静さを取り戻し、逆に大きく攻勢を掛けてきます。同時に守備も引き締まり、ドン引きもちゃんとできるようになってきました
前半の半ばに失点を食らい、後半もより沼津のプレーが洗練されてからは、終始沼津がキャスティングボートを握ってしまうこととなり、さらに失点を食らってしまいますこのままだと同点に追い付かれてもおかしくないと思えた中、先行馬や差し馬からマクられないように必死に逃げて逃げて逃げ切って何とか勝利というゴールにたどり着いたかなと思えるような逃げ切り勝ちとなりました。ホント危なかった・・・。
特に守備に関しては、文仁柱選手が出場停止になっていた中で不安でしたけど、やっぱりいないと不安だなと思った試合にもなりました。今後はミッドフィルダーながらも守備に貢献している萩野滉大選手が累積4枚になる可能性を秘めているだけに、不安要素はまだまだありますなぁ・・・(汗)。

ちなみに、試合終了後の沼津のゴール裏は、もちろん大荒れ。怒号が選手達の前で飛び交っておりました。中山雅史監督の胃の痛い状況は、まだまだ続きそうで、こちらもそれがわかるのが何ともはや・・・。



KYG03_20250506_211151083試合後、インタビューに呼ばれたドゥドゥ選手(左)と横山選手(右)。
MOMは1ゴール・1アシストを放ち、今期初スタメンを獲得した横山選手になるのかな。ホームグロウン枠として大事に育てられているけれども、そろそろ何かしらの結果を残さないといけない時期。その足掛かりになってほしいと思います。
そして、横山選手にもドゥドゥ選手にも途中出場の佐々木快選手にもオウイエ・ウィリアム選手にも言えることなんですけど、フォワードには新外国人選手のウィリアム・トギ選手が加入しました。コートジボワール代表経験のある選手ということなので、それなりの実力を持っているとは思います。海外リーグでもそこそこの地位にいるリーグに所属していたこともあって、フィットさえすれば、点をバカスカ取ってくれると思います。逆に言えば、彼がスタメンなり控えなりに入れば、ところてんのように押し出されるのは明々白々一気にサバイバルレース感あふれるポジション争いとなったようにも思っています。



これで岐阜は、引き分けを挟みながらも連勝を果たしました本当なら群馬戦も勝って3連勝といきたかったですけど、連戦を1勝1分で切り抜けられたのは、十分だと思います。

そして、この日行われたFC大阪×松本山雅FCとの試合が1-0でFC大阪の勝ちで終わったことで、今節は終了。これで岐阜の順位が15位まで浮上したものの、クリーンシートで終わっていたら、群馬を抜いて14位になっていただけに、失点癖を何とかしないと今回のようなもったいない事態を招きかねません。一方で沼津は最下位に沈んだまま引き分けにまで持ち込めていたら、JFL行きからもJFLとの入れ替え戦からも脱出できただけに、これまたもったいない試合となりました。全ては前半早々の立ち上がりに失敗したこと、ある意味自業自得とも言える試合展開が招いた結果でしょう。


次の試合は、5/17。アウェイで首位に立つ栃木シティFCと戦います。
攻撃的なサッカーを標榜しているものの、〆る時はちゃんと〆る。そして何よりムードメーカーでもあり実力者の田中パウロ淳一選手がいる彼を調子付かせれば、大量失点も覚悟しないといけない。それほど怖い相手なのです。敵にしたら厄介な相手なのは、過去に何度も思い知らされているはず。もちろん、パウロ以外にも厄介な選手が多数いるタレントチームの側面もあるので、パウロ以外のマークも外してはなりません

しかし、その前に天皇杯県予選の決勝(5/10)が控えています
久しぶりのFC岐阜SECONDとの兄弟対決となり、前の対戦(同じく天皇杯県予選の決勝)はコロナ禍だったことで無観客試合でしたけど、今回は観客を入れての試合になるので、俄然盛り上がることでしょう。もちろん、兄者としての風格を見せられなければ、J3で戦うことも難しくなっていく、そのくらいの気概で挑んでほしいです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)

2025年03月02日

FC岐阜観戦記2025 第2節 あの人の再来か?

J3も一部のチームを除き、もう3試合目に突入。早くも混戦の模様を見せており、全てのチームに勝ち点が付くという混沌っぷり。その中で、一部の識者やJリーグフリーカー達の間では、連勝してるチームがねぇじゃねーかと大騒ぎ
・・・いやいや違うのだよ。正確には、『連勝のチャンスがあるチームがいる』けど、連勝しているチームは現状いないだと思うの(笑)。その『連勝のチャンスがあるチーム』の一つが、今回FC岐阜が対戦するギラヴァンツ北九州なのです。
北九州は、なぜか開幕戦が第2節からになったのですが、その対戦相手だったAC長野パルセイロに2-0で勝利キャスティングボートを終始握っての快勝だったとのこと。某サッカーブログの北九州サポのコメントによると、増本浩平監督のチームのデキは6割ほどだそうで。これで6割なら、ウチとの対戦の時には何割で挑んでくるのかしら・・・とガクブルもので試合の日を迎えました。だって、これまででも5勝しかしてないし、J3での対戦は未だに勝っていないんだもの。ましてや増本監督。そりゃ震えて待つわな(爆)。


KYG03_20250301_104141289この日は、チキングルメとなっていました。・・・ワイのことか。ワイの震えて待っていることを先読みしていたのか(泣)!


とはいえ、最初に紹介する中華料理しょうりゅうの「チキン南蛮丼」は、チキンを使っているとはいえ、今回のチキングルメとは関係ないものです(爆)。店員さんには「海老チリ炒飯」を勧められましたけど、前に食べたと前置きして、コイツを買っている(ニヤニヤ)。



味は、カリッとした食感の唐揚げが美味いのは当然のことながら、そこに掛かった甘酢だれが、食欲をそそる旨さ。さらにタルタルソースが、甘酢だれをさっぱりとさせてくれるので、全体の味のバランスもいいのよ。ここってホントにハズレが無い。


KYG03_20250301_105402383そして、こちらが本題の商品。キリンタスの「ダージーパイ」です。
台湾のデカい唐揚げで、ブームの時には、大須で売ってて、何回か食べたなぁ・・・。ちなみに、鶏むね肉なら、これの2倍の大きさにできるという店の人の声が漏れてきた(汗)。



・・・これで十分です(ニヤニヤ)。もも肉なんだろうと思うけど、ジューシーさがすごいもの。むね肉だとジューシーさは少なくなるんだろうけど、ジューシーさを欲するとしたら、これで十分なんですわ。あまり大き過ぎるとクドくなるんじゃないかと心配になるもの。





KYG03_20250301_160322674連勝の掛かった北九州と初勝利を狙う岐阜との一戦は、また1試合のハンデがあるのに、動きの悪い岐阜が北九州に押し込まれる展開になっていました。この日は、山田直輝選手と荒木大吾選手がスタメンからもサブメンからも外れているのよね。何かあったのかという思いもあったのですけど、もしかしたら外してみて試合が組み立てられるのかを見ていたのかも。

その策は前半に関しては実らず、北九州に先制点をもらいます。
先程も書きましたけど、動きが悪い。特に距離感の掴めていない選手が何人かいて、パスを回した時に回したい相手に届いていないため、敵に奪われるというシーンが散見されました。ちゃんと試合前練習の時にピッチコンディションを確認しているのかと疑いたくなるくらい。さらに、ちゃんと詰めれていない・連携できないのも気になりました。その中で一人気を吐いていたのが、この日初スタメンだった中村仁郎選手スタメンに出る気持ちを持ってシーズン前から挑んでいた中でも結果は(これまで2試合)サブメンだったので悔しいと漏らしていたので、賭ける思いはあったと思います。実際に熱い想いを一番に感じられました
その想いが通じたのか、後半から岐阜は息を吹き返します。パスが繋がるようになってきたからです。
後半5(50)分、萩野滉大選手の左へ展開した球を前に上がって来ていた外山凌選手がスルー。その先にいた泉澤仁選手が受け取り、ペナルティエリアに蹴り込んだものの、相手の選手に受け取られてしまいます。しかし、相手のパス回しのミスを中村選手が見逃さず、苦しみながらも身体で受け止めたものの、誰もいないところに転がしてしまった・・・と思ったら、そこにさっきスルーして前に上がっていた外山選手がスルスルっと入ってきた!鋭く蹴り出した球は相手キーパーをかわしてゴールマウスの中に吸い込まれていきました。今シーズンのホーム初得点は、劇的なものとなりました。
この勢いを大事にしてきた岐阜は、後半14(59)分、再びチャンスを作ります
野澤陸選手の蹴り出したロングボールが中村選手に回り、相手陣営を翻弄しながらペナルティエリア中央に蹴り込むと、西谷亮選手がボレー気味に食い込んできた!その蹴られた球は、キーパーの左側をすり抜けて、ゴールマウスの中へ。再び劇的なものになった1点は、勝利を呼び込む逆転弾となりました。

その後は、守勢に回るシーンが増えるものの、守備陣の奮闘などで乗り切って、試合終了。2-1で逃げ切りました。



KYG03_20250301_161341862試合終了後には、大島康明監督がやって来ました。負けた時に監督って来る事態が多かったけど、勝った時に来る監督って珍しいなぁ。まぁ、いいことだけど。
後ろには、緊張した面持ち(?)の西谷選手が。



KYG03_20250301_161401056場を温めてやったぞと言わんがばかりにメガホンを渡す大島監督。
そして、マジっすかって顔の西谷選手(爆)。



KYG03_20250301_161413438まるで先生のごとく、じっと見守る大島監督。
・・・俺のことを悪く言うんじゃないぞというプレッシャーを与えているのかもしれない(ニヤニヤ)。



KYG03_20250301_161417565何喋ろうかなと最後まで悩んでいる西谷選手でした(ギャハ)。<意見には個人差があります。



さて、この日の試合のMOM(Man Of The Match)は西谷選手なんでしょうけど、個人的にはMOMは中村選手だと思います。
途中交代まで全力で挑んでいた中、展開力・推進力・突破力を存分に見せてくれましたね。相手を翻弄するドリブルとボール捌き。そして見事なクロスは、まるで若い頃、ウチにいた頃の田中パウロ淳一選手の再来なのかと思ってしまったほど。それだけオーバーラップするものが、この日の試合にはありました。奇しくも右ウィングというポジションまで一緒。今年パウロ選手は栃木シティFCに在籍しているので、もしかすると2人のマッチアップが見られるかもしれませんなぁ・・・。あとはシュートが決まれば完璧なんでしょうけど、さぁどうなるのかな。


何とか今シーズン初勝利を掴み、挑む次の相手は、アウェイで挑む福島ユナイテッドFC。順位も岐阜10位・福島11位と6ポイントマッチに。昨年で郡山から続いた勝ちっ放しの記録が途絶えただけに、再び連勝の記録を作る礎に、そして連勝するための足掛かりにしたいところ。3月初戦になった北九州に勝ったのですから、3月は快進撃の月にしていきたいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:51Comments(0)

2024年10月27日

FC岐阜観戦記2024 第17節 2位のチームとは思えない

FC岐阜、昨日はFC今治と戦いました。
ここに来て、急ピッチで駆け上がっているような感じの岐阜AC長野パルセイロに2-1、いわてグルージャ盛岡に0-6と久しぶりの連勝で、この日の試合を迎えることとなりました。
実のところ岐阜、この先は最終節のFC琉球戦を除いて、プレーオフ進出を狙うチームと自動昇格を狙う(ないしは昇格を果たした)チームとの戦いになります。この日戦った今治(2位)を始め、次のホームになるFC大阪(4位)、アウェイになるカターレ富山(3位)、ホーム最終戦になる大宮アルディージャ(1位でJ2昇格決定)ですね。いずれも難敵揃いで、特に大阪・富山は嫌らしいし、大宮に至っては別次元の戦力を持っている今治で何とか勝ち点を稼げるかというレベルなところを全て勝っていかないとプレーオフ進出もままならないというのが何とも厳しい。大きな試練を目の当たりにして、ウチの選手達は、どう立ち向かっていくのでしょうか。気になるところでもありますし、大いに注視したいところでもあります。

一方の今治は、ほぼJ2昇格を手中に納めてはいますが、富山の存在が不気味で、少しでも気を抜くと一気に差を詰められ、逆転されかねません。ただ、富山がここに来て毎度お馴染みの難病(原因不明の急失速病)を発症してしまっているので、今治に確変が訪れているのではと、戦う身としては不安ですよ・・・。


KYG03_20241026_140143276さて、この日のかさなるステージには、新垣貴之選手(左)と河波櫻士選手(右)が登壇しました。共に右サイドの選手ですけど、現状は新垣選手の方がよく起用されていましたね。この2人がメンバー外ということは、かねてより調子のいい西谷亮選手とこの頃起用され始めた生地慶充選手がメンツとして入っているからなんだろうなぁ。
・・・しかし、この2人は大人しいなぁ(苦笑)。着火役(爆)のナンチャンがいなかったのが悔やまれる。






KYG03_20241026_165600858試合は、やはり上位で自動昇格を狙っている今治が主導権を握って、迫力と自信あるプレーで岐阜を圧倒していました。だからこそ、序盤のシュートで決めたかっただろうなぁ・・・。運悪く入らなかったことで、キャスティングボートを岐阜に渡してしまう格好となりました。それでも、自動昇格を狙っている今治の圧は強く、いつひっくり返されてもおかしくない中で、連勝したことで洗練できた3バックと相手を翻弄するパスワークによって、何とか渡さまいと必死になっていたように感じられました。鬼気迫るものというヤツですな。


その気持ちを押し出した結果、前半36分に大きく動くこととなります。
ボールを保持していた藤岡浩介選手が前線突破のために右にいた松本歩夢選手に降って預けさせると、すかさず中央に陣取った藤岡選手にクロスを上げます。それを藤岡選手は右足で軽く振り抜いた!その振り抜かれた球は、今治のキーパーであるセランテス選手がピクリとも動けない左隅の方に飛び込んでいきました打ちも打ったりな華麗なテクニックを見せた藤岡選手の今季15得点目が先制点となりました。実は、今治のマルクス・ヴィニシウス選手と並ぶ得点王トップタイにもなった貴重な得点でもあります。

その後は、やや一進一退の攻防になっていたものの、キャスティングボートは岐阜が握ったまま岐阜のパスワークを今治が崩せず、翻弄されているのではと思えるような試合運びとなりました。


後半に入っても岐阜が優勢だったものの、ハーフタイム明けから横山智也選手から荒木大吾選手に代えてきましたここ最近はスタメンで出ずっぱりだったので、早めの交代というふうだったのか、荒木選手の調子のよさを天野賢一監督が見抜いていたのか。真相はわかりませんけれども、この交代が功を奏します。

後半11(56)分、文仁柱選手から回ったパスを萩野滉大選手が受け取ったら、右中央にいた藤岡選手に回そうとしたところ、相手選手が妨害。ところが弾かれた球が上手く自陣の選手に回ってきました北龍磨選手がその球を保持し、前方に向かっていた藤岡選手に回そうとしたものの、再び敵の選手に阻まれます。しかし、確保できず弾いてしまった球が荒木選手の目の前に転がっていき、待ってましたとばかりにカミソリのように振り抜かれたシュートは、セランテス選手の右側をあざ笑うかのように、水切りで飛んでいく石のようなホッピングでゴールマウスに飛んでいきました調子の上がらない今治を突き放つ2点目となり、さぁ後は・・・というところで、再会直後に今治のカウンターアタックを食らい、再び1点差になり、不穏な空気が流れ始めていました

今までなら、そこでガタガタと崩れていくのを何度も見てきましたけど、この日の試合は違った。
後半19(64)分、萩野→北→甲斐健太郎→萩野で敵の攻撃をかわしていき、前線に球を運ぶと、左側からスススッと上がってきた西谷選手に回します。すかさず西谷選手はシュートを選択。そうすると、見事にゴールマウス左隅に突き刺さった!もうセランテス選手も見送るだけになったシュートは、ホントに見事なゴラッソ!今季の中で5本の指に入るほどのものとなり、今治を叩き潰すものとなりました。

今治も後半28(73)分にシュートを放ち、ゴールマウスを揺らしたものの、シュートを放ったマルクス・ヴィニシウス選手のオフサイドでノーゴールとなったのも、ウチに追い風となりました。
そして、最終盤に入っていく後半32(77)分、ペナルティエリアで遠藤元一選手が倒されたことで、PKを獲得後半34(79)分にキッカーの藤岡選手が決めて、今治を叩き潰すダメ押し点となりました。この得点で、得点王単独トップに躍り出ました。一時干されたように思われるほど出番が無かった中で、ここまでやってのけたのは、素晴らしいの一言しかありません。



KYG03_20241026_170321748ヒーローインタビューは荒木選手になりましたけど、個人的にMOMは、藤岡選手(右から2番目)でしょう。



KYG03_20241026_170445055爽やかな笑顔でトラックを歩いていく藤岡選手。
現状得点王になっている藤岡選手、この先もゴールを決めてほしいものです。



4-1で勝利し、3連勝を果たした岐阜。今までホームで勝てなかったのがウソのように圧勝し、プレーオフ進出にひた走ることとなりました。しかし、まだ14位他のチームも勝ったりしているので、まだもがいているとも言えます。それでも少しずつプレーオフ進出への勝ち点差を詰めている事実は、しっかり受け止め、次の試合もホームで戦えることを生かしていかないといけないです。FC大阪との戦いは厳しいものとなるでしょう。アウェイで勝ち点を1つしか持ち帰れなかった口惜しさを思い出して、今度こそ勝ち点3をもらいましょう。


ところで、この日の試合が勝てたのは、「カレー祭り」だったからだと思っているのは、私だけなのだろうか(ニヤニヤ)。ということで、次回は勝ち点をもたらす「カレー祭り」の話をば。


残り試合は4。プレーオフ進出までの勝ち点差は4、JFL入れ替え戦に至る勝ち点差は14。


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Posted by alexey_calvanov at 20:33Comments(0)

2024年10月21日

FC岐阜観戦記2024 アウェイ編 その16 さらば、あの漢!

KYG03_20241020_104940493FC岐阜、昨日は岩手県北上市にあるウエスタンデジタルスタジアムきたかみ(北上総合運動公園陸上競技場)でいわてグルージャ盛岡と戦いました。


北上市での試合は、ウチだと2020年以来、実に4年ぶりになるんですね。その当時は、まだネーミングライツが付いていない状態で、いわぎんスタジアムの照明設備設置のために暫定的にホームにしていたというふうでした。現在は、いわぎんスタジアムには照明が付いたものの、今度はJ1規格(少なくともJ2規格)にするためのスタジアムが建設に進まず、成績の面でも今年JFLとの強制入れ替えが待っている状況になっています。客の入りも悪いので、仮にJFLに落ちた場合、Jリーグ復帰の際の条件になる年間平均2000人をクリアできるのかどうか・・・。
だったら、手っ取り早くこのスタジアムをJ2なりJ1規格に改良した方が、早いと思うのは、以前にも書きましたけど、それが難しいというのは、盛岡のサポーターから聞いた話。ただ、照明塔だけでも付けば、J3ライセンスが降りるだろうし、屋根を完備すれば、J2以上のライセンスも問題無いと思います。何がネックかわかりませんけど、ネーミングライツが付いた今、ここをJ規格のスタジアムにしてもバチは当たらないんじゃないかなぁ・・・。



KYG03_20241020_101532444今回は、駅から結構な距離にあるので、シャトルバスが運行されていました。今回は西口ではなく東口だったんですね・・・。4年前は、マイクロバスだっただけに、今年はもう少し進化してるだろうな・・・。
と思っていたら、立派なバスが来た・・・と思ったら、実は、このバスは中学校の同窓会のメンバーを運んできたものだった(爆)。



KYG03_20241020_101845685しばらくすると、今度こそ盛岡の手配したシャトルバスが来た。さすがにマイクロバスじゃなかった(汗)。
だいたい30人くらい乗れる中型のバスなのかな。選手が乗っているような大型のものではなかった。



KYG03_20241020_105835406さて、盛岡といえば、あの漢秋田豊社長です。
2020年から監督として盛岡を指揮し、2023年からは社長兼オーナーとして盛岡の運営に携わってきました
しかし、今年をもって退任することとなりました。今後どうなるのかとか、秋田さん自身がどういった理由で退任するに至ったのかは、シーズン最終戦ないしは、その後の記者会見で明らかになるんでしょうか。



KYG03_20241020_125004670そして、キヅールも北上にやって来ていました。
しかしながら、どことなく大人しく、どことなく寂し気に感じたのは、盛岡の現状を憂いているからなのでしょうか・・・。






KYG03_20241020_150002633試合に関しては、岐阜のワンサイドゲーム。はい終了(ギャハ)。でも、もう少しだけ書いておこう。


盛岡に関しては、どうしようもない状況に陥っていますね。試合を見て感じたのは、前にも書きましたけど、そのまま書きます。走れない・守れない・攻撃もままならない・簡単に剥がされたり抜かれたりする・連携ダメダメ・パスなど含めミス連発で、お世辞にもJリーグのレベルじゃない。見ていていたたまれないというか、来年大丈夫なのと同情したくなるくらい。残虐ショーというには、あまりに残酷で、北上から来たサポーターに申し訳ないと思わないのかとヤジってしまったほどですわ・・・。


で、岐阜の得点シーンを上げていくと、前半3分に盛岡のパスが上手く通らず、ボールの転がりが弱くなったところに西谷亮選手がインターセプトを掛け、そのままゴールまで持っていって、蹴り込んだら入った(苦笑)。キーパーもどっしり構えていればいいのに、前に飛び出してしまったので、守備範囲が狭くなってしまったのも、失点の遠因なんだろうなぁ・・・。

その3分後には、この日スタメンに入った横山智也選手が相手からボールを奪って駆け上がってからクロスを放ち、同じくスタメンに入った松本歩夢選手が折り返す。その先には中央にいた藤岡浩介選手がジャンピングボレー・・・というより、カンフーキックなシュートで流し込んで、前半6分で勝負ありな試合になってしまいました。思えば、ここで盛岡がノーコンテストでもして0-3にしておけば、傷口も小さかったのではないかと勘繰ってしまうほど、盛岡はボロボロになっていきます

なお藤岡選手は、前半32分に相手のパスワークが崩れた隙をついて奪い取り、これまた前に出過ぎていたキーパーとのデュエルを制し、無人のゴールマウスに吸い込まれていきました。止める・蹴るというサッカーの基本さえ、盛岡の選手はできないのか・・・。


後半に入って、盛岡が選手交代を図ると、やっとまともになったのかな・・・と思っていた私がバカでした(泣)。
後半19(64)分、横山選手が放ったコーナーキックが、西谷選手のヘッドで流し込んだ・・・と思ったら、盛岡の選手が頭で放ったオウンゴールとなりました。思えば、西谷選手は、前半終了間際に放ったシュートが、キーパーにナイスセーブされ、今回はあと一歩のところでオウンゴールになってしまった。この2つが決まっていたら、ハットトリックだったのにねぇ・・・。

後半22(67)分には、遠藤元一→北龍磨→粟飯原尚平→西谷→北→西谷→北の細やかで狭い範囲での難しいパス回しを見事にこなし、最後は左サイドから駆け上がってきた文仁柱選手が左隅から右隅へ流れるシュートを転がして、5点目。これで得失点差がゼロになりました。さらに言うと、この日の試合で、最も可憐なプレーかつサッカーらしいシュートでもありました(ニヤニヤ)。

最後は、終了間際(後半44(89)分)に起こったオウンゴールで〆藤岡選手のロングボールを粟飯原選手が受け止め、荒木大吾選手に回してからのクロスが、相手に当たった(というよりクリアミス)ものでした。

盛岡のハイライトは、終盤に放ったシュートがクロスバーを叩いた、それだけとも(苦笑)。


以上が0-6で終わった試合の全てです。岐阜の快勝・完勝よりも、盛岡大丈夫かが先行し、何ともやるせない気持ちになった試合でした。



これで、岐阜は気持ちを楽にしてホーム2連戦(FC今治・FC大阪)を迎えられますが、逆にこの試合は、あくまで盛岡だからできたということを自覚して、次以降の試合は、今真以上に厳しい相手になることを自覚しながら、練習に取り組んでほしいです。ここで慢心することは絶対に許されないですよ。

一方で、盛岡はウチでこの試合をやってしまうと、次の大宮アルディージャ戦で何点取られるんだと言いたい少なくとも炭鉱スコア(0-7)やサウジスコア(0-8)、下手すると一三スコア(本来は13-1)になりかねないくらいの失点劇を再び北上で見せることになりますよ・・・。だからこそ、少しでもメンタルの回復と基本から徹底して練習を行ってほしいです。


なお、今回試合がすご過ぎたため、スタメシなどの紹介は、次回に回します(二ヤニヤ)。


残り試合は5。プレーオフ進出までの勝ち点差は7、JFL入れ替え戦に至る勝ち点差は9。


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2024年10月12日

FC岐阜観戦記2024 第16節 FRIDAY NIGHT J LEAGUE

金J!



FC岐阜、昨日はAC長野パルセイロと戦いました。
さぁ、金JことFRIDAY NIGHT J LEAGUE(フライデーナイトJリーグ)ですよ!3連休の前に行われる平日ナイトマッチ、平日なので行くのは大変ですけど、週末をフル活用できるので、アリといえばアリなんですよね。他のサッカーの試合を見に行ってもいいし、やりたいことをやってもいい。自由にやれるようになるのが金Jだと思います。ちなみに、長良川競技場で金Jが行われるのは、2度目なんです。初めて行われた金Jは、2023年の名古屋グランパス×サガン鳥栖戦だったんですね。


しかし、この日は何ともツキが無いふうで、会社から行かなければならないこともケチの付け始めだとすれば、JRに乗って行こうと思ったら、熱田駅で人が飛び込んでしまったため、対象者を確保中(しかも着いてすぐ)のため運行休止になってしまい、仕方なく名鉄で岐阜まで向かったことで30分のロス。着いたら着いたで、並んでいた出店でビールを買おうと思ったら、売り切れとか言われるわ、つまみ代わりに買った「飛騨牛生フランク」を焼いてもらうために待ってたら、順番を抜かされると散々でしたよ(泣)。正直怒り狂いそうになりましたよ・・・。





KYG03_20241011_205835780前節福島ユナイテッドFC戦で逆転負けを喫した岐阜と信州ダービーで松本山雅FCに勝ち切れなかった長野との試合、主導権を握っていたのは、負けるとJFL行きに片足を突っ込みかねない状況に陥る長野でした。いつ点を取られてもおかしくないくらいに攻め上がってきたものの、精度は欠いている状況でした。一方の岐阜も少ないチャンスをモノにするものの、フィニッシュまでなかなか決めきれない決められたとしてもゴールを捉えられず、もどかしい状況となっていました。
その押し気味の長野が前半28分に先制・・・と思われましたが、ここはオフサイドとなり、命拾い。しかし、それでも長野が先制することになります。後半10(55)分、多数置いているはずの岐阜の守備陣をいとも簡単に剥がしていき、翻弄して、空いたエリアに飛び込んできた忽那喬司選手が叩き潰す形でもぎ取っていきます。打ったコースもここしかないところだったんだろうけど、あんな嫌らしいシュートを打たれたらアカン。

この失点で気を引き締めたのか、岐阜の動きが少しずつよくなってきます。
後半18(63)分、前線で敵と格闘していた生地慶充選手が保持していたボールを後ろに控えていた西谷亮選手に回して難を逃れると、さらに後方の野澤陸選手→サイドにいた萩野滉大選手→前方にいた北龍磨選手→藤岡浩介選手が軽くタッチして、最後は抜け出そうとしていた西谷選手にキレイに回り、一閃を放つと、ゴールマウス右隅に決まって同点に。狭いところでパスを回して、敵を上手いこと翻弄したことで生まれた西谷選手の同点弾は、何と3/10に開催されたカマタマーレ讃岐戦以来の得点となりました。随分入ってなかったんだなぁ・・・。

その後、双方決め手と打つ手がない中で、アディショナルタイムに突入していきます。長野が必死に追いすがって、点を取らんとしていた中、大きなドラマが待っていました。
同点弾を放った西谷選手が途中出場した横山智也選手に回したものの、横山選手は敵に囲まれそうと判断したのか、即座に西谷選手に戻します横山選手が敵を引き付けたことで、右側にスペースができ、そこに西谷選手が大きく蹴り込むと、後ろから来た遠藤元一選手が大きく中央に展開。その球を横山選手が頭で打つと、敵の正面に当たってしまうものの、こぼれ球になったボールをそばにいた北選手が思い切り蹴り込んだ!ゴールマウスの前で一度バウンドした球は、ゴールキーパーを躊躇させる動きを取り、右側に逃げるように入っていきました。膠着した中で生まれた決勝点となって・・・。

そして、このまま試合終了。岐阜が長野から勝ち点3をもぎ取ったのです。今シーズンの中で、最も劇的な勝利だったと思います。



KYG03_20241011_210922723もちろん、MOMは北選手ゴール後には、ゴール裏に来てポーズを取ってたくらいですから、よほどうれしかったんでしょうね。残り試合が少ない中でも、全て勝つつもりで戦うので、応援してほしいと述べていました。



KYG03_20241011_211138599北選手と入れ替わるかのようにやって来たのは、浮田健誠選手。
現状チーム得点王で、J3得点王も夢じゃない状況にいるのですけど、チームがなかなか浮上できないので、点も取れなくなっているようです。しかも試合後に居残ったサポーターが選手達に檄を飛ばしていた後にやって来たのですから、本当に大変な中、来てくれてありがとうございます是非とも得点王になってほしいです。



これで岐阜の勝ち点は39となり、ほぼこれで残留圏に留まれるのではないかなと思っていますけど、まだまだ油断はできません。今後上位、特にプレーオフや自動昇格を掛けたチームとの戦いが控えています死に物狂いで挑んでくると思うので、生半可な気持ちで戦わず、こちらもプレーオフに飛び込むんだという気概を持って戦ってほしいものです。

その前に絶対に勝たないといけない試合があります。アウェイで戦ういわてグルージャ盛岡戦です。
現状最下位に沈んでいる盛岡、このまま行くとJFL行きが決まってしまう中での戦いになるので、少しでも勝ち点を積み上げようと必死になって戦ってくることでしょう。しかも、この試合と大宮アルディージャ戦は、地方開催(ウエスタンデジタルスタジアム北上)になります。陸上競技場なのですが、普段開放しないサイドを開放するとのことなので、大勢の観客が動員される可能性もあります。迫力ある試合が盛岡の選手達の後押しになりかねません。十分に警戒して、気を抜かずに勝ち点3を取っていってほしいです。


残り試合は6。プレーオフ進出までの勝ち点差は7、JFL入れ替え戦に至る勝ち点差は9。


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Posted by alexey_calvanov at 21:07Comments(0)

2024年03月12日

FC岐阜観戦記2024 第2節 危険で済まされない試合

FC岐阜、3/10にカマタマーレ讃岐と戦いました。
ここまでホームで1勝・アウェイで1敗という流れで来ていますが、勝った内容も負けた内容も紙一重なくらい悪くないものになっています大宮アルディージャ戦に関しては、相手のシュートが上手かった以外は、ほぼ互角に渡り合えた(もちろん反省すべき点はあると思う)ので、そこまでくよくよ悩む必要はないと言いたいものになっていました。


今回対戦する讃岐は、未だ勝利無しで挑んできます。とはいえ、2戦とも引き分けで来ているので、勝ち点は稼いでいるわけですよ。この試合も引き分けに持ち込めば、順位は下でも確実に勝ち点は稼げる。そう、この1点が昇格や残留に大きく響いてくるというのは、サッカーを見ている人間ならよくわかることだと思うので、引き分けというのも侮れないのです。もちろん、それに持ち込まれるような試合にならないように、勝ち切ることが一番大切なんですけどね・・・。


SOG03_183522今回は名古屋・栄にあるGIFTS PREMIUMから。このアンテナショップは、岐阜県の名産品と特産品販売・観光案内・移住相談を承っているところで、愛知県のアンテナショップであるピピッと!あいちとは一件挟んだ隣にあるんですね。
ここで、FC岐阜のコラボキャンペーンを行っていました。奥に少し見えるかと思いますが、岐阜の旗が見られますね。



SOG03_183718内容としては、2/24の福島ユナイテッドFC戦の観覧訴求がメインで、3/10の讃岐戦まで行われていました公式の試合球やパンフレットなどが置かれ、たくさんの方々に注目されるような展開がなされていました。



KYG03_20240310_01_BURST20240310120120さて、岐阜に新戦力が入ってきたのは、アウェイの大宮戦の前FC東京に所属していた青木拓矢選手です。
前所属はFC東京(2021~2023)ですけど、デビューは大宮(2008~2013)、その後浦和レッズに移籍(2014~2020)しています(大宮→浦和の移籍をした初めての選手としても知られています)。
埼玉県には累計13年いたんですね。ちなみに、生まれは群馬県前橋市とのことなので、関東圏以外に住むのは初めてなんじゃないかと。
ベテランというのと合流して間もないということなので、この日の試合も含めて出てこないでしょう。もし初戦となると、ルヴァンカップの大宮戦、まさかの古巣との対戦がデビュー戦になるんですかねぇ・・・。



KYG03_20240310_135351951入ってすぐに新設されたグッズ売り場のそばには、こんなのぼりが・・・。
おお、前回の試合のハイライト写真の載ったものじゃないか。これ売ってくれないのかな(ニヤニヤ)?



KYG03_20240310_130054973今回はアウェイキッチンで買ってきた「細天」を紹介。香川県の郷土料理のようです。瀬戸内で上がる魚を練り物にしたものです。



何か見た目はチンアナゴのようなニョロっと出しておりますけど、味はかまぼこなどと同じ魚の風味と旨味がしっかり出ておりますなぁ。





KYG03_20240310_170425422実は連戦の初戦でもあるこの日の試合、メンバー(メインとサブ)を入れ替えて始めることになりました。サブで入っていた西谷亮・新垣貴之両選手がスタメンに入るという、ある意味飛車角落ちのようなメンツでしたね。それでも讃岐には勝てると上野優作監督は踏んだんでしょう。まさかまさかの連続になるなんて、この時は思ってなかった。


強風が吹きすさんでいたこともあり、ピッチを南(アウェイ側)から北(ホーム側)に攻め込む格好に切り替えた岐阜の作戦が功を奏したのか、キックオフ早々動き出します。
文仁柱(ムン・インジュ)→庄司悦大→甲斐健太郎の3選手へと流れるようにパスを回し、甲斐選手は右のスペースにいた石田崚真選手にロングキックで回し、それを受け取った石田選手はすぐに前方にいた藤岡浩介選手に流し込んだ。返す刀のように、藤岡選手が蹴り込むと、鋭い球筋を描いて相手キーパーを抜けていき、ゴールマウスの中へ。公式では1分と言ってますが、実際は40秒ほどという鮮やかな流れの攻撃を見事に決め、電撃的な先制点を取ります

そして、その喜びも乾かないうちに、また試合が動き出します。
新垣→文→西谷と流れるようにパスが回ったかと思ったら、一気に西谷選手が駆け出し、ペナルティエリアのド真ん中に流そうとするも、ここは敵が阻みます。しかし、その球は相手選手と交錯しながらも荒木大吾選手が強奪。それを田口裕也選手がフォローに入り、自分では打たずに近くの選手が受け取れるように流します。それを西谷選手が見逃さず、すぐにキャッチし、体制を整えながらも放った一発は、これまたきれいにゴールマウス右隅に突き刺さった相手の足に当たっているようにも見えるのですが、それでもきれいにゴールマウスに吸い寄せられるように入った荒木選手と相手選手との接触プレーは、ファウルを取られるんじゃないかなと思ったのですけど、今回は取られなかったようです。あれは取る審判は取るぞ・・・(汗)。ともあれ、公式では4分と言ってますが、実際は3分少々、カップ麺をキックオフにセットしたら、もう食える段階で2点が入っている状況(笑)。これで普通なら試合が決まったと思えるような、そんな展開だと思っておりました。

しかし、私達は忘れてはいけないのです。『2-0は危険なスコア』だと。サッカーでは常識的な文言を、我々は深く味わうことになるのです。そして、讃岐の引き分けの引力に陥りそうになるのです。


前半20分、相手からのフリーキック(セットプレー)から始まった展開で、岐阜の選手の守備に大きなほころびが出てしまったのです。前方に攻めてきた川西翔太選手に気を取られてしまい、左サイドから駆け上がってきた選手の飛び込みにも気付かなかったようです。その時に茂木秀選手と交錯しているのかと思しきプレーが発生し、茂木選手は少し動けなくなりました。それでも茂木選手は、プレーを続行するものの、岐阜の守備の乱れを突く讃岐に翻弄され、前半28分にPKを与えてしまいますこれを決められてしまい、前半30分で同点まで巻き戻されてしまったのです。そして、前半38分に茂木選手は脳震盪(しんとう)による疑いの交代で上田智輝選手と後退を余儀なくされます
同点になったばかりでなく、キーパー交代というスクランブル状態になった岐阜ですが、その後は何とか守備を立て直し、同点のまま後半に突入します。


後半に入ってからも、讃岐の勢いはまだまだ感じられ、岐阜はそれを削ぐのに精いっぱいな格好になっていました。それでも後半に入ってすぐの後半6(51)分、新垣選手の必死のクロスで空中戦に持ち込み、田口選手が頭で何とか折り返した球を甲斐選手が頭で合わせ、ねじ込んだ!岐阜に復帰してからは初めてとなる逆転弾となりました。これで今日のヒーローは甲斐選手なのかな・・・と思っていたら、そうは問屋が卸さなかった
そこからさらに20分後の後半26(71)分、我々の勝利への願いを粉砕するかのように、再び同点に。もう守備陣も含めた選手のほとんどが讃岐のスピードに追い付いてないようにも見える。この時間帯、スピードのある河波櫻士選手や山内寛之選手に替えて、フレッシュになっているはずなのにね・・・。

去年までなら、ここで追い付けず引き分け。讃岐の引き分け力に押し流されるか、逆転負けを喫してもおかしくない展開だったのですけど、今年はホームの地の利(つまり私達の応援)を力に変えることができるようです。
後半37(82)分、荒木選手と途中交代の北龍磨選手とのパス交換の流れの後、山内選手を越えた球は、これまた途中交代の粟飯原尚平選手に回ります粟飯原選手は一旦受け取った後、左サイドにいた北選手に回します。それから少し駆けた北選手は、ほぼ真ん中にいた粟飯原選手に折り返し、粟飯原選手はしかと受け止めたら左足で思いっ切り振り抜いた!値千金になった決勝点は粟飯原選手の左足!復帰後初のゴールとなりました。


そして、長かったと感じさせる試合は、4-3で岐阜が逃げ切りました



KYG03_20240310_171234804粟飯原選手、今シーズンはスーパーサブのような扱われ方になっており、本人としてはスタメンで出たいんじゃないかとか思うところがあったのではないかと思うのですけど、かつて同じ24番を背負った難波宏明アンバサダーが、2017年にスーパーサブで活躍している姿を知っている私にとっては、頼もしいスーパーサブが出てきてくれたのではないかと期待さえしてしまう1点になりました。この状況で点を地道に取っていけば、スタメンも見えてくるし、確実にリザーブメンバーで存在感を出せます。切り札として生きるのも、またサッカーの醍醐味ですよ。今は自分の役割を知り、動くべき時です。



ホームの地の利を生かし、勝つには勝った。勝てばよかろうとも言えるが、そうもやすやすと受け入れられない勝利です。きちんと総括し、大いに反省しないと、次以降の試合でどうなるか。特に讃岐の選手達に守備陣が翻弄されたことは、大いに反省すべき点。2-0の段階で守備が緩慢になっていなかったか。パス回しなど攻撃の面で隙を見せていなかったか。スペースを大きく取り過ぎていなかったかなど色々な課題と問題点をあぶり出し、練習で埋めていくしかないでしょう。
そして、まだサブメンバーでイケそうな選手がいるのかという不安も垣間見えました飛車格落ちの状況で2-0で勝てないのは、さすがに選手間格差がまだまだ横たわっているという証拠。今回点を取った選手も含め、レギュラー定着のために、自身の課題を洗い出してほしいものです。

しかし、川西選手が怖かったあまり目立ってなかったかなと思ったのは、ボランチという位置だったからで、実際は自己犠牲で得点シーンに絡んできたり、隙あらば自分で蹴り込んできたり、と器用に持ち場を変えられる、まるで道化師のようですわ。川西選手を十分に機能させないようにして、フォワード陣に気を配るという非常に疲れる展開だわい・・・。


次の試合は、3/13に行われるルヴァンカップ1回戦になります。負けたら終わりの相手は、大宮です。
大宮は試合の無かった東北の3チームとの相手になったので、コンディションは万全のはず。野戦病院化しているチーム状況とはいえ、ベストメンバーを出せるのではないかと思われます。それにウチは、お付き合いするのではなく、試合に出られないサブメンバー中心の構成になるでしょう。そのメンツで勝てるか否かで、今年1年の戦いぶりがわかるように思えます。去年の天皇杯のように、上手くいけば、それなりの順位に入れるということはわかったので、サブメンバーの躍動を期待しましょう

リーグ戦は、3/16に大阪府東大阪市にある花園ラグビー場で開催されるFC大阪との試合になります。未だ関西圏のスタジアムでは勝てずなウチ、今回こそは・・・と意気込みたいところですけど、FC大阪もツエーゲン金沢をボコボコにして勝っているだけに、気の抜けない相手です。讃岐のような試合をやれば、金沢の二の舞です。守備の硬さをしっかり生かして、ウノゼロでもいいので勝利を勝ち取りましょう


次回のホームは3/24に行われるいわてグルージャ盛岡戦です。甲斐・石田両選手の古巣との一戦です。右の守備の主力を抜かれた盛岡は、どう立て直してくるのかをポイントにして見ていきましょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)