2012年05月21日

懐かしのリバイバルシリーズ第1弾 五箇山号に乗る②

バスは奥飛騨を駆け抜けていき、いよいよ岐阜県内最後の休憩所となる白川郷を擁する白川村萩町集落に。

以前にも書きましたが、前回紹介した御母衣ダム(およびその反対運動)と萩町集落は、テレビアニメにもなったゲーム「ひぐらしのなく頃に」の舞台設定になったところとしても有名です。だからといって、合掌造りは出てきませんが(苦笑)。
おそらく、その閉鎖的な空間が物語の舞台にうってつけだったんじゃないかと邪推したくなりますが、まぁそのあたりは作者のみぞ知る世界なわけで・・・。


実に、この地を訪れるのは2009年に富山に行った際に立ち寄って以来ですなぁ。何度行ってもいいところで、この時期は特に涼しいからなおのこと


ISW11F_20120519_132734であい橋を越えたところにある神社。名前失念。
同作品の舞台に出てくるのは、もう少し北にある八幡神社と思われ。



ISW11F_20120519_134740ここでは40分くらいだと思って必死に小走りで例の店に向かったのに、実際は1時間以上いることがわかって愕然とする(笑)。

それならばと、このあたりの名物でもある朴葉味噌と思い、近くの店で頂くことに
朴葉味噌とは、奥飛騨(高山地方)の郷土料理で、朴葉(ホオノキの葉)の上に味噌やねぎ、きのこなどの野菜を乗せて、七輪で焼くというもの。
食べる時には、それを混ぜながら熱いうちに頂くのが吉。あまり放っておきすぎると、味噌が焦げてくっついちゃうのでお早めに。
ちなみに、岐阜県は朴葉を利用した料理がもう一つあり、主に美濃地方で食べられている朴葉寿司がそれ。朴葉寿司は朴葉の葉で寿司をくるんだもので、中には山菜や鱒といった魚(または川魚)が乗っています。
ある意味、朴葉は岐阜県を代表するものなのかもしれません。



ISW11F_20120519_134755そして、やはりそばだろうと思い、そばをすすることに。
写真は山菜もりそば。たらの芽の揚げたものがとても美味しかった。年中栽培してるんだろうけど、この時期でも頂けるのが何とも。



ISW11F_20120519_140631時間はまだあったものの、見に行くには時間が足らないということで今回は断念した「白川郷 合掌造り民家園」
ちなみに、この施設は有料で、この先に入場口が設けられています。



ISW11F_20120519_140846その近くにある「手打ちそば処 そば道場」
民家園の入口そばにあるのですが、ここの入場は無料。こちらでは手打ちそばが頂けます。
先述の店も手打ちなんだろうけど、どうせならここで今度は頂きたいものだ。



ISW11F_20120519_141247ここでは次の休憩所までの繋ぎも買っておくことに。


左は朴葉茶朴葉をお茶にしたもので、個人的には驚き。皿代わりにしか使えないのじゃないの・・・と思っていたんですが、説明書きの通り、甘みのあるクセのない味。後味もさっぱり爽やか。

右は信州の味が詰まった「じゃがですよ!」。なぜに信州(笑)。
味は野沢菜入りわさび醤油野沢菜の味わいより、わさびの風味と醤油の風味が勝ってたわ(爆)。



さて、バスは予想以上に長いこといた白川郷萩町集落を後にし、最後の休憩所にして富山県唯一の休憩所でもある西赤尾に向かう。


ISW11F_20120519_144342その道中、異常に見かけるデイリーヤマザキ
実は、奥飛騨をはじめとする岐阜県内では地元コンビニだったタイムリーという名前のコンビニがかつてあり、隆盛を極めていましたが、大手コンビニに押され、2008年に親会社になっていた山崎製パンの子会社デイリーヤマザキに譲渡されることになりました。



ISW11F_20120519_150927そしてバスは、最後の休憩所になる西赤尾に着く
そこには岩瀬家という合掌造りの大きな民家がある。
この岩瀬家というのは国の重要文化財となっており、隣の行徳寺(こちらも合掌造りの部分がある)同様貴重な文化遺産になっています。
ちなみに、西赤尾側の合掌造りは五箇山と言われるエリアの中にあり、世界遺産エリアでもあるのですが、この岩瀬家周辺は対象外になっています。



バスは、最後の休憩所西赤尾を抜け、城端・福光を経由し、北陸道へ。予定より少々早い時間に終点の金沢に着く。

なお、今回紹介した白川郷へのアクセスは、現在名古屋からでも金沢・富山からでも行くことが可能
前者は岐阜バス(予約制の高速バス)、後者は金沢方面が濃飛バス(高山行。予約制の高速バス)、富山方面が加越能バス(高岡駅起点。路線バス)で行けますよ。


次回は、金沢の話をば。


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Posted by alexey_calvanov at 23:36Comments(0)TrackBack(0)