2023年08月29日

【このチームも】また出た解任劇【仕方ないかな】

昨日、AC長野パルセイロのシュタルフ・悠紀・リヒャルト元監督が解任された話をしましたけど、この流れに乗ったのか、また下位のチームで解任劇が起こりました


Y.S.C.C.横浜は、星野敬監督を解任したそうです。


星川監督は、選手引退後は、女子サッカーの監督をメインに行っておりました。日テレ・ベレーザ(現在の日テレ・東京ヴェルディベレーザ)やINAC神戸で活動し、特にINAC神戸では、なでしこリーグを2度制覇、復帰後の1年目にはWEリーグ初代王者に輝いています。

女子サッカーでの輝かしい成績を引っ下げて、初めて男子サッカーの監督で挑んだのですけど、初年度は途中就任ながら18位に終わり、2年目になった今年も、序盤から低空飛行第3節~第8節まではJFL強制入れ替えに繋がる最下位に沈むなど、沈み具合が半端ない状況になっていました。その後連勝を重ね、盛り返すものの、すぐに鎮静化再び下降線をたどるようになっていました。そして、前節(第24節)敗戦したことで、18位となり、JFL入れ替え戦となる19位に勝ち点4差、JFL強制入れ替えになる最下位に7差と詰められていました。


星川監督には、してやられていますからね・・・。5月の時には4連敗になる負けを食らい、居残り(監督の方針を窺う)のきっかけになりましたし、7月の時には何もできずに負けてしまって、ダブルを食らうという有様。恐らくY.S.C.C.が持ってる唯一のダブルなんですよね・・・。なので、個人的には、まさかの部分もありますけど、順位的に見ると仕方ないのかと思えてなりません。

こちらも後任監督が決まらない中での解任劇になりました。長野に関しては、つい先日までFC今治を率いていた髙木利己元監督が監督に就任したとのこと。この流れで行けば、一昨年までY.S.C.C.で監督をしていたシュタルフ監督かな・・・と思ってたら、本人が否定したそうな。そうなると、ガイナーレ鳥取で監督を務めていた金鍾成元監督か、鹿児島ユナイテッドFCで監督を務めていた大嶽直人元監督辺りが候補になるんじゃないかなとも。J3の経験も豊富ですし、金元監督ならFC琉球で優勝経験があるし、大嶽元監督なら女子サッカー監督の経験があるところは星川元監督との共通点にはある。もちろん、それ以外のところから招へいする可能性もあるので何とも言えませんが、資金力は乏しいチーム、どこまでいい監督を引っ張れるのか・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:28Comments(0)

2023年08月28日

【急降下だもの】シュタルフ、お前もか【そうなるわな】

サッカーJ3リーグのAC長野パルセイロは、シュタルフ・悠紀・リヒャルト監督を解任すると発表しました。


シュタルフ監督は、ドイツ生まれの方で、日本との二重国籍を持っている方でもあります。日本でもプレー経験を持った選手履歴の後、様々なチームのコーチ歴を経て、2019年にY.S.C.C.横浜の監督に就任就任3年目にチーム最高順位の8位(15チーム中)に押し上げる功績(1年目は18チーム中13位、2年目は同じく17位)を残しました。その翌年になる2022年に長野に引き抜かれ、8位(18チーム中)になり、今年が2年目だったんですね。
攻撃的ながらも守備はしっかりしており、引き出しも多い一方で、嫌らしい采配をする人という印象がありました。あとは口が悪い(爆)。いい意味でアツい監督ではあるものの、悪く言えば粗暴な面を持ち、試合中での問題発言や物議を放った発言で出場停止処分を食らったというのは、以前にも書いた通り。退任ではなく解任になったのも、その側面が出たのかなとも。


解任に至った理由は、成績不振で、これは思うところがあります。
今年の長野は、序盤に調子を落としたものの、総じて調子がよく、第7節に一度目の、第10節には二度目の首位に立ちました。この第10節というのは、松本山雅FCとの信州ダービーで、リーグ戦で初めて勝ったあの試合です。
しかし、ここから急降下。13位より上に上がることができず、上昇機運が見られないことで、解任に至ったのでしょう。ケガ人が多かったようで、満足な編成を組めなかったそうですけど、やり繰りの苦しいY.S.C.C.で8位になった経緯を思うに、それ以外の面で歯車が狂っていたのではないかなと。
後任監督は後日発表とのことですが、こちらも難航しているのでしょうね。もしくは、しかるべきタイミングで・・・と考えているのかしら。早くしないと次の試合が始まるので、ヘッドコーチから昇格の暫定監督になりかねないでしょう。


ところで、今季は監督交代が多いなぁ・・・と思ったら、昨季と同じなのね(汗)。それだけJ3も苛酷になっているのだなと。ウチも去年と2020年に味わっているので、まぁ嫌だわね。変わったところで昇格できるのなら、安い物ですよ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:36Comments(0)

2016年07月22日

さらばラモス

FC岐阜のラモス瑠偉監督が、今日付で解任されることが決まりました。
後任はヘッドコーチを務めていた吉田恵さん。過去にサガン鳥栖で解任後に監督を務めた経験のある実務派の人でもあります。


ラモス監督は、2014年に就任。それまで窮地に陥っていたFC岐阜が、Jトラストの支援を受けて大きく生まれ変わった象徴として紹介されていました。
Jトラストの支援を受けたFC岐阜は、大型補強に着手。また同時にFC岐阜の社長に就任した恩田聖敬さんの経営改革によって財務状況も大きく改善されました。初年度は赤字だったものの、それまでのような単純な垂れ流しではなく、選手の補強によるものや財務改革の流れで発生した赤字のため、積極的な運営によるものとされています(翌年度に黒字に戻る)。
実際行った方はわかると思いますが、ラモス監督就任後のFC岐阜は、会場がエンタメ化
試合開始前から様々なイベントも行われ、常に楽しみがあるというふうにもなり、サッカーにあまり興味のない人でも入り込みやすい環境作りがなされていました。その最たる例が、子供向けの乗り物イベントや「アニ×サカ」だったのではないかと思います。

しかしながら、万全の補強費をもらっていながら、成績の面ではふるうことはありませんでした
元々FC岐阜は下から数えた方が早い『ボトムズ』と言われるチームの常連で、下位リーグ(入れ替え開始当初はJFL、現在はJ3)にいつ落ちてもおかしくない状況でもありました。確かに初年度は降格の危機に陥ることは無かったものの17位2015年は常に降格の危機を味わう結果となり最終的にはギリギリで抜ける形の20位となりました。
そして今年、真価を発揮するために挑みました春先の2連敗の後4連勝で一時は7位に付けていたものの、その後は連敗を重ねる格好になり、6/26のロアッソ熊本戦から7/20のツエーゲン金沢まで5連敗とこれまで以上の窮地に陥っていました次節の北海道コンサドーレ札幌戦ではチーム記録になりかねない6連敗が迫っていただけに、このタイミングでの解任は、これ以上の悪化を避けるために当然の措置とも思えます。


サッカー監督としての実力は、いい時と悪い時の差が激しすぎて、時に迷走しているような感のある采配をしているとも思しきところがありました。とても長い間監督経験を持った人物とは思えないところもあり、その点では残念なところでもあります。ただ、新生FC岐阜の象徴としての功績や広告塔として、そして岐阜というチームをJ1に導くための道筋を作ってくれた(クラブハウス設置やスタジアム改築など)点では恩田さんと共に大きく貢献してくれたのだと思います。
あとは阿部正紀・青木翼・苅部隆太郎の3選手を代表するように、若手を見出し、我慢して使い続けてくれたことは、彼らにとっても大きな経験になったでしょうし、岐阜の将来を背負ってくれる期待できる選手に少しでもなってくれたかなと思います。


解任という形になったのは残念ですが、仕方ないことでしょう。ただ、ここまでチームを引っ張ってくれたことにはお礼を申し上げたいです。本当にありがとうございました。そして吉田恵新監督には、この苦しい状況を一刻も早く立て直して、降格圏からの脱出を図ってもらいたいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)TrackBack(0)