震災から3号目の発売になる週刊ファミ通ですが、この号で大きな変化が起こりました。
既に先週号の巻末で、大幅な誌面変更があるということは書かれていたので、何かあるのかな程度は思っていたんですが、ここまで変わるのかと。
一体何が変わったのかというと、誌面の厚さ。半分弱誌面(ページ数)が減ってるんですね。
具体的に書くと、震災後に初めて発売された3/31号(3/17発売)では242ページ、その翌週で初めて震災に触れた4/7号(3/25発売)は290ページあったのに、今週号(3/31発売)は160ページになっていて、ファミ通提供の一部の連載(「ファミ通 町内会」など)は休止されていました(「伝言版」は4/7号から休止)。

左が4/7号。右が今週号。差は歴然。

この写真を見れば、3/31号・4/7号の厚みはさほど変わらないということもわかるかと。
恐らく、計画停電による紙の生産が潤沢ではないということや印刷所が通常誌面を製作できるほどフル稼働できない。編集部は計画停電区域外ではあるものの、編集者が帰宅困難になるのと節電対策で早めに閉めるないしは縮小営業しているからかもしれません。実際、紙質が以前より悪くなったように思えるんですよ(手触りで何となくわかる)。
また、計画停電は先が見えない状況(一応4月末とはしているものの、夏場も大規模停電の計画があったり、来年もやるかもという予測を立てているため)からか、「ゲームメディアとしてゲームの各種情報の発信を第一に考え、当面の期間、一部定例記事を休載した誌面構成にて毎週の刊行を予定しております」となっており、この縮小誌面は当分続きそうです。
この薄さは石油ショックの時以来じゃないかと。
経験者ではないものの、過去の資料映像を見る限り、そう思えてなりません。

