今日、豊田スタジアムで行われた名古屋グランパス×サガン鳥栖の試合を見に行きました。丁度FC岐阜の試合がなかった(J3はJFLと共に天皇杯予選の影響で、この週に試合が組まれていない)というのもある。ただ、一番に見に行きたかったのは、田代雅也選手が鳥栖に今シーズンから在籍しているからです。
田代選手は2016年に岐阜に入団。初年度から大きなけがに遭ったものの、スタメンを張る活躍を見せていました。
ところが、2017年に飲酒運転で事故を起こし、契約解除処分を受けます。2018年に栃木SCに入団しますが、その間は社会人の試合に飛び入り参加しながら工事現場でアルバイトをしていたそうです。タイに行って入団テストを受けてもいたんですね。日本での復帰は厳しいだろうと当時思ってましたから。
その栃木で田代選手はチャンスを掴み、2019年、岐阜がJ3に落ちることになったその年、V・ファーレン長崎戦で値千金のゴールを決め、栃木のJ2残留に貢献しました。
そして今年、J1の鳥栖に移籍し、ステップアップを図ったのです。これまでにシーズンで5試合・ルヴァンカップで2試合に出場し、ルヴァンカップで1得点を挙げています。まだメインと控えをさまよう中ではありますが、着実に頑張っているのは感じられます。
そんな豊田スタジアムのアウェイ席入り口には、豊田北高校の書道部が書いた歓迎ボードが飾られていました。
アウェイの席は、かなり狭かった。横断幕もちょっとしか飾れないわ。
なお、チケットはそれなりに売れていて、アウェイ席の2/3程は、ひいき目に見ても埋まっていたかなと。
アウェイ席にやって来たグランパスファミリー。律儀にご挨拶。
ここからは試合前に頂いたスタメシでも。
最初は、ハイヤーワークスの「アウェイピザフリッター」。今回は「とりこどん」というものに。
鳥栖市の町おこしグルメ「とりこどん」を鶏つくねにして卵黄ソースで絡めたのだそうな。
味としては、鶏肉はナゲットのような食感で、モチモチ。同じくモチモチな生地にもマッチしておりました。そこにチーズの濃いコクが合わさると、絶妙な味わいに。卵黄ソース、何それ美味しいの(ギャハ)?
2番目は、ハッピーからあげ178(イナバ)の「178だれ」。
甘辛のたれで、一番オーソドックスな商品らしい。
うむ、甘辛のたれがジューシーな唐揚げに実にマッチしている。冷めても美味いんだろうけど、やはりアツアツにベストマッチだろう。実は、この時レッドアイというビールを買っており、そいつのアテにしていたのだ(爆)。明日休み取ったし(ニヤニヤ)。
最後は、松浦商店の「おにぎり餅弁当」。
2種類の「おにぎり餅」(明太マヨとツナマヨ)がメインのお弁当で、色々なおかずが入っております。
おかずは結構色々入っているけど、どれもメインを張れるほど美味かったです。エビフライが入っているあたり、名古屋らしいなぁ。
で、メインの「おにぎり餅」は、まんじゅうに使っている餅のように伸びのいいものでしたけど、もっと中身は詰めてもよかったかな。少々ケチり過ぎだったかも。あと餅そのものは甘く仕上がっている感があり、そこは普通の味わいのものでよかったのかなとも。ただ、中身は美味しいです。普通の餅(できれば、つきたてのヤツ)で作ってみたいとは思わせてくれます。
そして、この松浦商店ではアイツが売っていた。何かと話題になった「チョコバナナ」ですよ。
この試合でもキモかわいい姿で並べられておりました。一応グランパスファミリーをかたどったものらしい(笑)。この子とか言って店の人が愛おしんでるのが何ともシュール(爆)。
ねんがんの「チョコバナナ」をてにいれたぞ!<食べてほしくなさそうに、瞳を潤ませながらこちらを見ている(ギャハ)!
味は普通のチョコバナナですけど、チョコはそんなに甘くないので、バナナの味が生きていました。
試合は、9戦無敗で失点はオウンゴールのみの名古屋と名古屋同様堅守で勝ちを拾っている鳥栖との硬い争いになると思われていました。
しかし、前半6分にスローインからダイレクトクロスが上がったと思ったら、それをダイレクトにシュートを放ち、そいつがゴールの右隅にきれいに決まって、鳥栖が棚ぼたの先制点をゲット。意外な形で名古屋の守備が破られた!動けなかった半分、守備の隙を突かれた半分といったところでしょうか。
その後は名古屋が攻撃の態勢を作り出そうとするものの、鳥栖のハードワークで最終防衛ラインを破れない状況が続きました。一方鳥栖も名古屋の守備を一度破ったとはいえ、その後は名古屋が主導権を握っていたため、なかなかチャンスを得られませんでした。
それでも、前半終了間際に鳥栖はフリーキックを得て攻め込みます。その際、名古屋の守備ミスからシュートを決めて2点目をゲット。鳥栖は少ないチャンスをモノにして、0-2で折り返しました。
後半は終盤に名古屋がやっと1点は返したものの、時既に遅し。鳥栖の組織的な守備を最後まで打ち破れず、1-2で鳥栖の勝ちとなりました。
で、田代選手は、この日控えで登録され、最終盤に出場しました。1失点した後という難しい展開の中での出場でしたけど、冷静にプレーしていたと思います。見せ場はあまりなかったけど、よく動いていたと思います。
まぁ、後半早々にゴールラインを割らんとするボールを名古屋の選手が割れると思って追い掛けなかったのに対して、鳥栖の酒井宣福(のりよし)選手が必死になって追い付いて、クロスを上げていました。最終的には得点にはならなかったけど、このプレーを見て、鳥栖は勝てるなと思いましたよ。名古屋は無敗と無失点の驕りみたいなものが無かったか、反省すべきだと思いますよ。
試合後の田代選手。
酒井選手との熱い抱擁を交わし、エドゥアルド選手とも何かしらのコミュニケーションを交わしておりました。鳥栖というチームに上手く溶け込んでいるようです。
これで鳥栖は3位に浮上。まだ1/3程とはいえ、大健闘ですね。去年はコロナ禍での収入減に加え、元社長の件で揉めたし、企業としても大赤字で選手を切り売りしないといけないほどだったんですよね。それでも健気に育てたユースが今の鳥栖を支えているのかなとも。もちろんいい選手を少ない資金で集めて来れたというのも大きいのですが。
上手くいけば、鳥栖は今年台風の目になれるでしょう。ただ、この先のJ1は過密日程になり、暑さもあるので疲労も大きくなるはず。そこのリカバリーとターンオーバーで間違いがないことを願うのみです。田代選手は監督の信頼を早く掴んで、スタメンを張れるように頑張ってほしいものです。