2014年09月14日

数的有利をまるで生かせていない

今日FC岐阜は、北海道にある日本最北のJリーグチームであるコンサドーレ札幌と対戦しました。


コンサドーレ札幌は、元々東芝から端を発したチームで、北海道にクラブチームが欲しいと思っていた北海道の有志とJリーグでプレイしたい東芝の選手達が抱いていた思惑が一致し、1996年から活動を開始Jリーグには1997年に加盟しました。しかし、1998年にJ2降格(しかも、運の悪いことに過去の成績を加味されたため、不利な状況下で落とされることとなる)2000年・2007年・2011年にJ1へ昇格したものの、2002年・2008年・2012年には再びJ2でのプレイを余儀なくされました。
さらに、Jリーグに上がろうとするがために無理な経営を行うこととなり、その結果累積赤字が増え、今でもその影響が残っているとも言われています。そのため、戦力が固定できず、先述のようなムラのあるチーム編成になってしまっているのです。現在でも、選手強化を抑えるために、さらに収益の増加のためにアジア枠を積極的に使っているチームでもあります。インドネシアで活躍する有望な選手を呼び寄せ、鍛え上げて戦力にしているだけでなく、北海道観光の目玉にしているのです。しかしながら、小野伸二選手や中山雅史さんといった過去の栄光ある選手を獲得することも同時に行っています。その点は今回の岐阜に似ている部分でもあります。

そんな札幌は現在12位。岐阜の1つ上にいます。しかしながら、そんな成績でも監督交代劇が起こり、現在はクロアチア人の監督がチームを率いています。この交代劇が功を奏したのか、現在2連勝中過去の実績を考えてみても、互角ではあるものの気は抜けない相手です。


SHL23_0734そんな今日の試合、ぎふチャン(岐阜放送)で生中継されておりました
もちろん、過去に放送はあった(放送がなくともスカパーへの技術協力でメ~テレ(名古屋テレビ)と共に制作を行っている)のですが、遅れ放送か録画だったんですね(放送時間が基本的に日曜の19時のため。ただし試合開始日時によって変わることもあり)。ゆえに、生中継は珍しい。



SHL23_0733今日の試合は、各務原市ホームデーということで、名産でもある各務原キムチを入れたキムチフランクなるものが売られておりました。

この商品は各務原市川島町(旧川島町)にある河川環境楽園で店を持つ水野産業が売り出しているもの。
中にはキムチの粒が入っているのだそうな。



それゆえか、キムチの味はアクセント程度・・・いやそこまで味がしてないかな。悪く言えば申し訳ない程度。逆に言えば、豚肉の味が濃く、ジューシーなんですね。キムチは引き立て役と思えば。もちろん辛いのが苦手な方にはこの限りではないと思われ(苦笑)。


SHL23_0732そのキムチフランクとフランクフルトを焼く光景の中に、なぜか鮎の塩焼き(汗)。大丈夫なのか、こんなところに置いて・・・。
実際は、写ってませんが、隣の炭火で焼いております。とか言いつつも、後ろにあるオーブントースターのようなもので炙ったりと何かと不安定(爆)。



SHL23_0735そして、もう一つの目的だったのが、この「プリニー手作り上生菓子」各務原市に居を構える日本一ソフトウェアと「和菓子処 緑水庵」とのコラボ商品。数量限定で50個しかなかったらしい。

17時半配布開始だから大丈夫かなと思ったら、あっという間に品切れだったでござる(泣)。
何とか撮ってきた(盗ってきたわけではない!<当たり前だ!)代物、見た目はホントにプリニーそっくりに作ってあるわい。
再販しないかなぁ・・・。



SHL23_0739今日は3連休の中日ということもあって、はるばる北海道の各所からサポーターが駆けつけておりました。どうやら宿泊先は岐阜以外にも名古屋でも確保している人がいる模様(帰りの電車で札幌サポーターを何人か見掛けたため)。
意外というのか、結構いましたね。アウェイのサポーターの中ではトップ3に入っているかも。
このアウェイの人の多さもあって、この日の観客動員数は10,580人。久しぶりに10,000人台に達しました。



SHL23_0745今日やって来たマスコットの数々。
彼ら以外にも各務原にある自衛隊のマスコットも来てましたよ。



SHL23_0746試合に関しては、前半はパスが中々繋がらないなぁ、シュートに持ちこめてないなぁと思っていたのですが、実は岐阜の方が圧倒していたらしい。テレビ中継じゃないとそのあたりのデータは仕入れられないや・・・。ちなみに、そのシュート数は岐阜が7で札幌が1
そんな苦しい状況下で一瞬の隙を突いたのが、新戦力でこの日初スタメンだったクレイトン・ドミンゲス選手。混戦だった45分+1分に決めたシュートが先制点となりました。
その後、70(後半25)分に札幌のパウロン選手がこの日2枚目のイエローカード(1枚目は前半41分に食らう)で退場。久しぶりに岐阜は数的有利に立ちました。
しかし、そこで勝ち切れない。退場後数的不利に陥った札幌は運動量の落ち始めた岐阜にほぼ全員が守備に回ったため追加点を与えず、逆に隙あらば相手陣営に攻め込み始めました。思えば、58(後半13)分に行った2枚替え(2人交代)が功を奏したのかもしれません。札幌は血が入れ替わり、動きが機敏になったとも言えるでしょう。

数的不利ながらも攻守のメリハリが利いた札幌イレブンによって、遂に87(後半42)分に追い付かれ、1-1の引き分けに引きずり込まれました。少ないチャンスでものにした得点を全く生かせないまま終わってしまったのです。何とも哀れで、とにかく悔しい。何て試合やってるんだとも。せっかく上に行けるチャンスを自らで潰しているんだぞ!大いに反省しろと言いたいです。



この負けに等しい引き分けを次のジェフ千葉戦にまで引きずると、いよいよ下位争いに巻き込まれる可能性も無きにしも非ず。ただラモス監督はそれなりによくやっている(パス回しや連携が上手く行っている点)と評価しているそうです。私は納得できないですけどね、素人の人間がこう言うのもアレですけど。


次(9/20)の千葉戦はアウェー、9/23のロアッソ熊本戦はホームで行われます。しかしながら、9/23は仕事で行けないんだよねぇ(泣)。ゆえに、9/20のアウェー戦に行く照準を定めております。その行ける理由、千葉の幕張でゲームショウがあるからだよ(ギャハ)!千葉の本拠地であるフクアリことフクダ電子アリーナは、海浜幕張駅から直行で向かえるのだ(下車駅は蘇我駅)。
かねてから見に行きたかったアウェーの試合を初めて見に行きます。アウェーは弱いと言われているだけに、どうなることやら。


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Posted by alexey_calvanov at 23:49Comments(0)TrackBack(0)

2012年06月10日

2012年セ・パ交流戦を見に行く 中日×日本ハム第3戦

正直勝てた試合だった。逃げ切れたはずだった。
しかし、中日の気迫と『武田久劇場』で全てが狂ったと言っていいかもしれない。


今日の中日×日本ハム第3戦、この試合と明日の試合でナゴヤドームでの交流戦の試合は終了。残り2試合(中日の場合)はビジターでの試合になります。中日サイドにとっては、いわばホーム最終戦に繋がる大事な試合でもあります。


で、肝心の試合展開がもうひどい。
6回までは互いにお付き合いする状態。
例えば、中日が盗塁失敗したかと思ったら、日本ハムもお付き合いで盗塁失敗。投手戦とは言えども、非常につまらない投手戦、ピリピリしたものというよりもむしろいつ打たれてもおかしくない感じの薄氷のピッチングを繰り広げていました。
ただ、何かが起こるのではないかという予感めいたものは起こっており、6回裏の中日の攻撃時、小笠原選手のバント失敗(フライゲッツー)を見た時には、今日はもらったないしは0-0の引き分けだろうと思ったほど


その試合が急にもつれ出したのが7回表。
田中賢介選手がヒットで出塁。ここで中田選手が登場。カウント3-0から打った球がレフトポール際に・・・。
この当たり、結局のところファウルになったものの、日本ハムベンチがビデオ判定を求める事態に発展その判定でかなりのすったもんだが起こり、約10分中断。
このビデオ判定でも覆らなったばかりか、その後の試合展開に微妙な影を落としたとも言えたかもしれません。直接的な影響はないのかもしれないものの、その後の試合展開を見てしまった後だと、この『疑惑の時間』がいかにもったいなかったかが見て取れるものになりました。

ちなみに、このファウル、たまたまワンセグを見ていた人の映像を拝借させてもらって見たのですが、ああ、これはアカンわ(泣)。まずポールの内側から左側に抜けてるわ。そして打った時の中田選手の表情が全てを物語ってたわね・・・。

気を取り直した9球目(カウントは3-2)、勢いよく伸びた当たりはあわやスタンドインしそうだったものにフェンス最上段に当たるシングルヒットになりましたが、1・3塁に進められました。
仮にこの当たりがスタンドインしてれば・・・と言いたいところです。そうなれば、この後ああいった展開にならなかったとも・・・(嘆)。しかし、もう少しで入らなかったというこの当たりは、今シーズンの中田選手を象徴するものになってしまいましたね・・・(嘆)。

その後、陽選手の犠牲フライで1点をもぎ取り、7回裏以降は継投リレーにこの虎の子の1点を守っていければ・・・という思いを抱きながら、危なっかしい継投陣に嫌な予感を抱きながら、そして8回表にブランコ選手が魅せたスーパープレイ(普段守備が極めて悪い選手なのに(苦笑))を見て、さらに嫌な予感を感じながら、いよいよ運命の9回裏にやって来るのです。


もちろんクローザーは武田久選手。しかしながら、今シーズンはクローザーを長いことやっていた蓄積疲労からかピシッとしない状況で、かつケガ明けというのもあって、どうも心許ない。でもこの状況下でも〆てくれたのが武田久という選手なんだと信じて見ていたのですが・・・。

登場してから四球とヒットで塁を溜め、一死満塁になったところで荒木選手。


・・・よし、ボテボテのゴロ。ゲッツーだ、勝った!

6-4-3の・・・ゲッツー崩れぇ!?



遂に最後の最後で追いつかれる。後続の藤井選手はライトフライで試合終了。

既に3時間半は経っていたので、日本ハムの勝ちはないという事態は・・・と思っていた時にハマった落とし穴。日本ハムは勝てた試合をスルリと逃し、負けとも言える引き分けになってしまった。逆に中日は落としかけていた試合を見事に拾い上げ、勝ちある引き分けに持ち込んだわけです。


色々言いたいですけど、この展開はホームゲッツーで仕掛けた方がよかったんじゃないのかなとも。次のバッターが藤井選手のままということを仮定しても。
そして、武田久選手のクローザーは一旦下ろすことも検討する段階に来たのかもしれない。増井選手とのダブルストッパーでもいいんじゃないかなと思うわけですが、増井選手も『劇場型』だしなぁ・・・。いっそのこと宮西選手も加えて3枚看板でいってもいいんじゃないかと。競わせることで何とかなるんじゃなかろうかと。

そういえば、中日の采配も不可解なものがあって
先述した6回裏、小笠原選手がバント失敗した時、ここはセオリーでいくなら代打を出してもいいんじゃないかと思ったのですが・・・。
切り札の山崎選手なり、堂上直倫(なおみち)選手なりいい右はいるし、(セオリーから外れるものの)不調でも森野選手を出すという手段もあったはず。勝ちにこだわるのだったら、ここで勝負を仕掛けてきてもよかったんじゃないかと。中日は野手陣が手薄な代わりに、投手陣が豊富だし。この采配は正直よくわからんです。


まぁ、クヨクヨしててもいかんのだよ。
明日は、6/9のDeNA戦で登板予定だったTDNこと多田野選手が登板するとのことだから、うれしいうれしい。
多田野選手が投球する時は、ムエンゴになりがちな武田勝選手(苦笑)と違って、バカスカ打ってくれるんだよなぁ。実際、6/9の試合はそうだったし。
もしかしたら、生でただのボールが見られるいい機会になりそうだ。過去に何回か当たったけど見たことないんだよなぁ、生で。


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Posted by alexey_calvanov at 23:45Comments(0)TrackBack(0)