2011年09月15日

早々と絶滅危惧種に

シャープがPCの後継となる経営の柱にしようと満を持して発売した「GALAPAGOS(ガラパゴス)」。ケータイ機能を備えていないものの、電子書籍を充実させたブックリーダーとして昨年12月から売られてきました

しかしながら、販路がTSUTAYAやローソンなど一部に限定されていたことや、『電子書籍元年』とは言われたものの、その普及は言葉とは裏腹にあまり成されてこなかった点、そしてライバルのiPhone(iOS)やAndroidが入ったスマートフォンとの差を付けられ、伸び悩んでいました(ちなみに、GALAPAGOSもAndroidを使用しているが、あくまでベースにしたオリジナルのものだった。後にAndroidを採用している)。また、GALAPAGOSというブランド名でNTTドコモ・ソフトバンク・イーモバイルで展開したのも、GALAPAGOSの位置付けを分かりにくくさせたのと同時にシャープの迷走ぶりが窺い知れます

そして、GALAPAGOSは9/30で販売終了(新規受け付け休止)になりますが、TSUTAYAでのサービスはそのまま行い、端末も使えるようになっているとのこと。またブランドそのものは残すというので、ユーザーは安心でしょうけど、見方によってはまだまだ迷走感が漂っていますし、それならブックリーダーではなく、新しいケータイ端末のブランドとして育てていけばよかったのにと思えてなりません。
名前も(絶海の孤島である)エクアドル領のガラパゴス諸島から名付けているだけあって、『孤高の存在』であることだけが強調されて終わったように感じます。


結局何をやりたかったのかわからないまま終わってしまったなぁ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:35Comments(0)TrackBack(0)