
この陸上競技場は、1995年に開催されたふくしま国体に合わせて作られた国際規格にも対応できるものになっています。
ただ、アクセス面が絶望的に悪く、バスが福島駅から約1時間~1時間半に1本レベル。かつ、ここまで来るのも30分ほど掛かる、福島市の郊外にあるのです。周囲は田んぼばっかりだったよ(苦笑)。
ちなみに、帰りのバスもそんな感じで、15時終了後に来る15:09を逃したら16:34となり、この16:24だと17時過ぎの新幹線に間に合わなかったので、泣く泣くタクシーを予約(この『予約しておかないと来てくれない』も曲者)しました。定額制とはいえ、往復で7000円(小型車の場合。中型車なら8000円)飛んでしまうのは、かなり痛かった・・・。
ここはさすがにシャトルバスを出しましょうよ、運営さん。ウチも言える義理ではないですけど、ウチは路線バスが1時間に各3本は確保していますからねぇ・・・。

かねがね噂になっていた芝に関しては、青々としていることから改良されている模様。去年DAZNで見た時は、結構酷かったもの。
ん、去年?と思った方、確かに昨年は郡山氏の郡山西部サッカー場での開催でした。ところがハーフタイム中に雷雨で中止になり、後半部分は、このスタジアムでやっているんですよ。だから初めてではないのです。
なお、照明設備は設置申請中とのこと。なので、奥に見える照明施設は福島県営あづま球場のもの。あづま球場は、東京オリンピックの野球とソフトボールの競技が開催されるそうですけど、先述のアクセス面がかなり心配だ・・・。

最初は、カレーの誘惑の「白川高原清流豚ポークヴィンダルとバターチキンカレー」。ハーフ&ハーフでの提供でしたが、前者は数量限定なので、状況によってはバターチキンカレーだけだったのではないかと(汗)。
このバターチキンカレーが無茶苦茶甘かった。ポークヴィンダルは中辛の名の通りの辛さだったのですけど、あの辛さを引き立てるためなのではと邪推してしまいかねないほど。ちょっとポークヴィンダルは油っぽかったかな。カレーは油を使うものだと痛感(苦笑)。

見た感じは辛くなさそうです。
味もやっぱり辛くない。でも揚げたてなのもあり、結構美味かった。何より軟骨なのに肉が結構付いているのよね。オトク感が感じられた一品でした。

この屋台村、酒類の販売は充実しているのに、ソフトドリンクの類は全くと言っていいほど無いんです。カフェオレのようなコーヒー類やサイダーはあるんだけど、400円ほどしてるんですわ。いわゆるペットボトルの販売が、ここにある水だけ。お茶やコーラなどの炭酸類は無いんですよ、珍しく。自動販売機はスタジアム内にあったものの、止められていました。
これは結構マズイ。前者に関しては、アクセスが絶望的に悪いから車で来る人が多い中、酒類が充実しているのは大丈夫なのかと。後者に関しては、熱中症に注意して下さいと言っている中で、ソフトドリンクの販売がほとんどないのも困るのではないかと。海にゴミを流さないためにそうしているのなら立派だけど、それなら何か別の対策を練っておかないと・・・。かき氷でお茶を濁すくらいなら(苦笑)。

なお、ブッサイクなように写したのはわざとではない。大型ビジョンの走査線が悪いんだよ(ギャハ)!

ちゃっかり限定ユニフォーム着てるよ(笑)。できる子だわ。

左から、虎百(こはく)・福嶋火之助・赤兵衛。
虎百は、福嶋藩の農家の子で男の子。武士になるために火之助のところに奉公に来ていたらしい。その後、白虎として現世に甦ったとのこと。
火之助は、福嶋藩の幼君だった人物で、不死鳥になって甦ったそうな。
赤兵衛は、火之助のお目付け役として現世までやって来た・・・ある意味一番すごいヤツ(爆)。
なお、虎百が『虎白』でないのは、火之助の書き損じが原因。火之助はうっかりさんらしい(ニヤニヤ)。


その中で、先程言った少ないチャンスを2人の選手がモノにしてくれました。
前半7分、橋本和選手の最初のクロスは阻まれたものの、その後敵のボールをインターセプトした吉濱遼平選手のクロスをゴールマウス右隅に向かって走ってきた柏木陽介選手がダイレクトで合わせて蹴り込み、そいつがゴールマウスに吸い込まれました。利き足(左足)と違う足(右足)で蹴り込んだというのだから、持ってる部分もあるんだな。今まで苦労してきた結果がこれなら、彼も報われたのではないかと思う、移籍後初得点となりました。
その後は主導権を福島に握られながらも耐える展開を見せ、数少ないチャンスを得て蹴り込んだ球が合わなかったり、オフサイドにされたりと運に恵まれない中、前半35分に追い付かれてしまいます。このシュート、打った樋口寛規選手の恩返し弾(2012年と2013年に岐阜に期限付き移籍している)だったのですが、打ったシュートもすごかったけど、その過程で繋いだイスマイラ選手のパスもすごかった。どちらも岐阜の守備を上手く抜いているんですよね。運だけでなくテクニックもあるんじゃないかと思わされ、そりゃ昨年ホームで負けるはずだわと思わされました。
ここで意気消沈していたら、Y.S.C.C.戦のようなヤバい事態も覚悟していましたけど、その直後に奮起してくれました。
相手のクリアボールを吉濱選手が身を盾にしてブロック。すると運よく柏木選手の手中に収まり、後方に転がします。それを舩津徹也選手が的確に処理してくれました。彼の放った弾丸シュートが今度はゴールマウスの左隅に突き刺さりました。今度こそ同じ過ちを繰り返さないという決意のこもった1点が、この試合の決勝点になりました。
選手を的確に変えた安間義弘監督の采配もハマり、1-2で岐阜が逃げ切り。Y.S.C.C.戦の不穏な空気を自分達で、しかも上位対決の中で振り払うことができました。

でも、柏木選手の活躍があってこそ、舩津選手が輝いたとも個人的には思っています。
柏木選手にとっては、自分が出ているから負けてるんじゃないかという心配もあったかもしれません。経緯が経緯なだけに、私だったらそう思いますわ。そんな中で勝利に絡み、かつ先発で試合をクリエイトできたことは、彼にとって自信になったでしょうし、何より本当の意味で岐阜の一員になれた日じゃないかなと思います。そして村田透馬選手を軸にしたプレー以外にもう一つ大きなプレースタイルを使えるようになったかもしれないわけです。この意味も大きいんじゃないかと思いますわ。
これで、2位に浮上した岐阜。久しぶりの昇格圏内に返り咲きました。この昇格圏を維持していかないと、後半戦に入ってからキツくなりますから・・・。
この昇格圏を守るための試合になる次の試合は、テゲバジャーロ宮崎戦。実は3位に付けているJFL上がりのチーム。去年のFC今治と同じく、情報がほとんどない中での対戦になると思われます。だから引き分け狙いではなく、積極的に攻めて勝ち点3を奪ってほしいと思います。土曜開催と少し短い準備期間になりますが、やれるはずです。
次回は福島でのハイライトをば。

