事の発端は、6/21の午前7時45分頃のこと。
その日は、午前5時まではウォッチ(監視)をしていた後、午前8時まで仮眠を取るつもりだったのだそうで。その時、右舷の方に海底の障害物が当たり、浸水。緊急の排水をしたものの追い付かず、食糧等を緊急ボートに積んで脱出。その後海上自衛隊に通報したものの、悪天候が重なって救助が難航し、通報から約10時間半後の午後6時15分頃にやっと救助されたとのことだそうです。
無事でよかったというのがまず一言思い浮かんだんですけれども、海上知識はどのくらい持っていたのかという点とこの時期は天候が悪いのに大丈夫だったのかという点で、無謀ではなかったのかという思いもありますね。
かつてアースマラソンでヨットによる太平洋横断を行った間寛平さんも「太平洋をなめてかかったら大変なことになる」と言っており、いかに太平洋横断が過酷なものなのかがわかります。世界地図を見るとわかりますけれども、太平洋には大きな島がほとんどありません。さながら米粒程度の島がほとんどなので、万一遭難してしまった場合、島に流れ着けることが奇跡なのです。
ゆえに、素人考えで行けるんじゃないかという思いだけで太平洋横断をしてしまったのではないか・・・それだけが気掛かりです。またやってみようと思った時に、今回の経験が生かせなければ、同じことを繰り返すだけなので辞めておけと個人的には言いたいです。
ホント、救助ができるまで辛抱したことは評価しますけど(苦笑)。<最後シャレで締めるなよ!


