先日、FC岐阜の天野賢一監督が退任となり、契約満了選手も10人発表されました。この他、コーチ・コンディショニングコーチも退任となりました。
天野監督は、今年の6月に上野優作元監督の退任に伴い、暫定で監督に就任したものの、特に夏場の不振が響いて、一時はJ3・JFL入れ替え戦の枠になる19位との差が大いに縮まりました。
その後、10月のAC長野パルセイロ戦以降、調子が上向いた(以降負け無しだった)ものの、最終的には8位になり、J2昇格を逃す格好になりました。
個人的な意見ですが、退任は当然で、来年も監督をするという事態になったら、ちょっと心から応援できないなと思っていました。暫定で監督をやらなければならなかった点は同情するものの、夏の時期のゴタゴタを招いたのは、明らかに天野監督の時期で、全く勝てなかった時期でもあります。先述の長野戦で勝てるようになったのは、その直前に就いた大橋浩司ヘッドコーチがきっかけであり、賜物だと思っています。つまり大橋ヘッドコーチがいなければ、今の順位もなかったと見ています。
これに伴い、新監督が誰になるのかも焦点になるのですけど、降って湧いたかのように、FC今治をJ2昇格に導いた服部年宏監督が退任(契約満了)になったとのこと。2011年~2013年にウチにいたということもあり、そのよしみで監督を依頼してもいいと思います。もちろん、ヘッドコーチを務めていた大橋さんを監督に据えるという手もありますけど、ユースの面倒を見てほしいから・・・ということで反対される人もいて、それもわからんでもないなと思っています。だったら、ユースの監督として、フットボールコーディネーターという役職にいる上野優作元監督を新たな修行先としてユースに派遣し、研鑽させてもいいんじゃないだろうかと。将来有望な選手を見抜く力が発揮できるでしょうし、元日本代表のコーチが面倒を見るというのなら、親御さんも行かせてくれるんじゃないかと思います。
一方で満了になった選手に関しては、ほとんどの選手が、そうなるよね・・・と言わざるを得ません。期待して入団した選手も切ってしまったあたり、将来性が乏しいと判断されたのでしょう。これが、クラブのイメージに悪い印象を与えないか心配ではあるものの、プロの世界というのは厳しいという点は理解しないといけないでしょう。若い選手は、まだ次のクラブへ行けるチャンスがあると思うので、あきらめずに活動してほしいと思います。
なお、ホームグロウン枠だった羽田一平選手も満了になっています。恐らくホームグロウン枠になる選手の入団のメドが付いていると思われます。そうじゃないとペナルティがありますからね・・・。
ただ、思い切った『出血』を伴っているので、残すべき選手を残すようにしないと、新監督になっても同じ轍を踏むのではないかと心配です。全ては新監督の発表と残ってほしい選手が残ってくれることを願ってプレスリリースを眺めることにしましょう。でも、個人昇格をする選手がいるんじゃないかなぁ・・・(泣)。