帰りは、会場の最寄り駅になる諏訪町駅から国府(こう)駅で特急に乗り換えて、家の最寄り駅で降りる・・・というふうな流れで帰ることにした。
最初に乗った電車は普通の電車。車内も明るくなっているごく普通の電車だったかと。
たった2駅だったものの、後から来る電車の方が早いというアナウンスもあったので、先述の通り、国府駅で乗り換えのため待つことに。
そして降りてから約10分後、特急電車がやって来た。
・・・しかし何かおかしい。
扉部分が黒いなと思ったのだが、これはすりガラスのように膜が貼ってあるため中が覗けないようになっているだけのことのようだ。
でも、中に入ってその原因がやっとわかった。
車内が暗いのだ。いや暗いなんてもんじゃない。電気が全く付いていないのだ。
普通、車内は先述の電車のようにきちんと明かりが付いている。仮に節電をしたい場合は、名古屋の地下鉄などのように、蛍光灯を1本ないしは2本ほど抜いて、乗っていて不快にならないレベルになるよう配慮がなされるはず。
ところが、この特急(ミュースカイ)はそんなことお構いなし。本当に真っ暗。日の光があるからかろうじて中がわかるレベルなのだ。
もちろん、駅を過ぎ車窓の風景を楽しむ時には、日の光が十分に入ってとても明るいのだが、駅に入った時には、場所によっては日の光が遮蔽されてしまって、国府駅のように真っ暗寸前になってもおかしくないはず。
いわゆる健常者の人達は問題ないのかもしれない。しかしながら、弱視の人達は、過剰な節電を行われたことで、周りがより一層暗くなってしまい、大きな事故が起こりかねない。この状況を見て、そういう話が新聞に載っていたのを思い出した。
確かに節電も大事。しかし過剰な行為は、思わぬところで大きな影響を与えかねない。単なる不快で終わればいいが、命に関わることになれば、事は重大になる。名鉄サイドはそのことに気付いているのだろうか。

