2024年11月11日

FC岐阜観戦記2024 アウェイ編 その17 走れ、俺らと共に!

FC岐阜、昨日は富山県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と戦いました。
ここに来て4連勝中で突っ走っている岐阜、上位陣を粉砕して、ここまでやって来ました。そして、この試合に勝てば、クラブ記録更新の5連勝となり、昇格プレーオフまで大きく詰め寄れることになります。
ここまで、10/20のいわてグルージャ盛岡戦から歌われるようになった新しいチャントの♪フェネルのように、共に走ってきました。最後の試合まで、このチャントのように向かっていきたいものです。





富山に関しては、もう自動昇格のためには負けられない試合。しかしながら、先行して始まるFC今治が勝ってしまった場合、この試合の結果を待たずして、富山は昇格プレーオフに回ることになります。さらに順位が確定しないため、ホームでの開催ができるかもわからなくなり、かなり苦しい展開になる可能性も・・・。
共に負けられない戦いを控えることになり、試合前から気合いの入った雰囲気が漂っていました。


KYG03_20241110_110446361そんな雰囲気の中でも、和ませてくれるのが、マスコット。ライカくんがステージ前にいて、双方のサポーターに愛嬌を振りまいていました。
・・・素の姿を撮ろうと思ったら、察知したのか、ポーズを取りやがった(笑)。アイツ、中身はロアッソ熊本にいるガクモンだろ(ニヤニヤ)。<中の人などいない!



KYG03_20241110_120927978スタジアムの中に入ると、富山の数多くの弾幕が整然と並んでいたのですけど、中でも際立っていたのが、『昇格』の弾幕この時期になると、ほぼ毎年出てくるアレですな。
しかし、富山のサポーターは知らなかった。『昇格』という弾幕が、フラグになることを(ニヤニヤ)。






KYG03_20241110_160149519当初は雨予報だった富山、実際は快晴の下で行われた試合は、その日和とは逆に感情のぶつかり合いとも言えるものになりました。なお、試合開始時には、ウチはアウェイでは珍しくビッグフラッグの掲出を行っていました。どうもアウェイでここまでやるのは珍しいらしく、ネット上でも話題になったようです。
展開的には、やはり負けられない富山優勢。5試合勝利から遠ざかっていたこともあり、勝利への渇望が見える試合展開になっていました。岐阜に関しては防戦一方。わずかなチャンスを掴んでシュートを仕掛けるものの、なかなかゴールを割れないというふうになっていました。それは富山にも言え、岐阜以上の攻撃を仕掛けていたのにもかかわらず、同じ状況後半に入って、セットプレーから先制点を入れられるまで、本当にどちらに転ぶかわかりませんでした。

先制された岐阜は、普段ならこのままズルズルと流されてしまっていたでしょう。特に夏の時期にこれをやられていたら、立ち直れなかったかもしれません。しかし、AC長野パルセイロ戦で、先制されてからもひっくり返すことをやりのけた岐阜。終盤になって逆転の萌芽が出てきます。

後半27(72)分、途中交代の粟飯原尚平選手から始まるセットプレー、ディフェンダーの遠藤元一選手の渾身のヘディングの先にいたのが、同じディフェンダーの甲斐健太郎選手。彼が頭で合わせ、叩き入れました。普段は後方で守備を担い、攻撃の起点も担っていた彼らが、前線でアシストを担い、同点弾をクリエイトしてくれたのです。
さらに9分後の後半36(81)分、再び粟飯原選手が起点になるセットプレー、大きく弧を描いたボールに今度は遠藤選手が頭で合わせて、ゴールマウス右隅に叩き込む!これが入って、遂に逆転まで持ち込みました。歓喜で大いに揺れるアウェイ席は久しくなかった光景でもありました。
このまま突っ走って、クラブ記録の更新・今季初のアウェイでの逆転勝ち・・・と思っていた最後の最後、嫌なところで起こったセットプレーとシュートが、ここで決まってしまい、このプレーで試合終了
満身創痍になっていた中、ホームの地の利と気持ちだけで押し切った富山にしてやられる格好で、引き分けに持ち込まれてしまいました・・・。藤岡浩介選手がほぼ封じられ、後藤大輝選手が試合途中でケガをしたのか、満身創痍(アウェイ席まで足を引きずっていたのが印象的)じゃなければ、生地慶充選手のデュエルでのシュートが入っていたら・・・と、たらればとかを言い出したらキリがない。それくらい悔しい試合になりました。
この悲劇的結末、何回見たことだろう。味の素スタジアムでの大逆転劇になった味スタの悲劇、ポカリスエットスタジアムでの最終盤に追い付かれた年逆転負けした年最終盤で入れられ負けた年と3年連続で味わったポカスタの悲劇、そして今回の最後のラストワンプレーにしてやられた県総の悲劇・・・というふうに語り継がれていくのでしょうか。7点取らないといけないところで7点取って東海1部に昇格を決めた口論義の奇跡・東京ヴェルディに4-2の逆転勝利を掴みJ2残留を決めたFC岐阜の一番長い一日に次ぐ奇跡を起こせたところまで来ていたのに・・・。



この結果に伴い、富山は勝ち点を得たものの、1時間前に行われたガイナーレ鳥取×FC今治の試合で、今治が0-5の快勝で地力でのJ2昇格を決め、富山はプレーオフに回ることになったのが、前半終了時点でわかっていたのだと思います。それでもこれですから、意地ですよね・・・。

で、ウチはどうなったのかというと・・・(左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。なお、大阪はFC大阪になります)。


01位 大 宮(84)+41 ☆
02位 今 治(67)+22 ☆
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
03位 富 山(58)+15
04位 松 本(54)+14
05位 大 阪(54)+11
06位 福 島(53)+11
=== 昇 格 プ レ ー オ フ ラ イ ン ===
07位 沼 津(52)+9
08位 北九州(52)+1
09位 八 戸(50)+4
10位 相模原(50)±0
11位 岐 阜(49)+6


と、このような結果になっています。

ツエーゲン金沢・FC琉球・鳥取が終戦を迎えたものの、まだ9チームも昇格プレーオフの可能性が残っているウチもまだ徳俵で踏みとどまっているものの、かなり厳しいです。後日お話ししていきましょうか。


次は、大宮アルディージャ戦、今シーズン最後のホームになります。これで勝ちを得られなければ終戦で、引き分けでも相手の動向次第で終戦、いや5点以上入れられないと終戦なので、実質終戦になります。もう勝つしかない。勝っても苦しい展開なので、悲しい勝利になりかねない中でも、とにかく勝つしかない
3度目の対戦になる大宮で、大きな成長を遂げたことを示したい。J2に帰っていく大宮に大きなくさびを打ち込みたい。FC岐阜というチームが、大宮に脅威を与えたことを・・・。


残り試合は2。プレーオフ進出までの勝ち点差は4。


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Posted by alexey_calvanov at 23:11Comments(0)

2023年09月03日

FC岐阜観戦記2023 アウェイ編 その13 緩慢なプレーが負けを招く

FC岐阜、昨日は鹿児島県鹿児島市にある白波スタジアムで鹿児島ユナイテッドFCと戦いました。


arigatamiwakarikiドラえもんのひみつ道具の中に「ありがたみわかり機」というのがあります。この道具を使うと、対象物のありがたみがわかるようになるというものです。
作中では、のび太が食べ物を粗末にしているのを憂いたドラえもんが、のび太に食べ物のありがたみを教えるために、この道具を使います(ただし画像は、試しに空気のありがたみを教えるワンシーン)。

ということで、青ダヌキはキイロメガネザルに庄司悦大選手のありがたみを教えるために、この道具を出したのですけど、いなくなることで死にそうになるキイロメガネザル(笑)。普段彼に文句ばかり言ってる(判断が遅いとかプレーがワンテンポ遅れているとか)けど、この試合では彼のありがたみがよくわかっただろうとは、青ダヌキのお言葉(ニヤニヤ)。



SOG03_175517そんな白波スタジアムは、10月開催の国体に向けて、絶賛改築中スコアボードとは反対にあるサイド側には仮設のスタンドが設けられるようです。



SOG03_175533正面も一部改良が施されているのですけど、クラブライセンスのことを思えば、部分改修ではなく全面改修にした方がよかったのよね。
それができなかったのは、新スタジアムの動向で揉めに揉めたため様々な場所が浮かんでは消えていく、ありふれた理由(ことば・・・いや、なんくせかも(ギャハ))だけ残して、結果新スタジアム構想は消滅。これに伴い、今年のJ1ないしはJ2ライセンスの取得は不可になると見られています。さらに成績面での問題も合わさって、監督とGM(ゼネラルマネージャー)が辞任することに。順位も今節開始前には7位に沈んでおり、何とか浮上のきっかけを・・・ともがいているようです。ただし、成績で昇格圏内に入っても、ライセンス問題が頭をもたげてくるお客さんはたくさん入っているのに、このままの状況が続くと厳しい局面に陥るだろうなぁ・・・。



SOG03_183009試合開始前、ゆないくーが来場。彼は2017年に誕生したマスコットの1人なんですね。同じ年に誕生したマスコット達と共に「17マスコット同好会」を開いたものの、揃いも揃っても皆J3にいるのは、何とも皮肉



SOG03_173604そして、白波スタジアムといえば、スタグル岐阜がJリーグ屈指と言ってますけど、鹿児島のスタグルの充実ぶりはJ3屈指ですわ。J2でも引けを取らないレベルだったのも覚えています。ちなみに、J2でナンバーワンなのはファジアーノ岡山ですけどね(ニヤニヤ)。
ホントなら全部挑みたかったところですけど、カネがあっという間に溶けてしまうわ・・・。腹も入らないし。



SOG03_165843そんなスタグル、最初はhitasura kitchinの「奄美の鶏飯」の一つ、「辛味噌鶏飯」去年の予告通り、今年も来たぞ(泣)!<何で泣いてるんでしょうかねぇ?



麻婆の辛さとは違う意味で辛いのですけど、痺れる辛さは無く、青唐辛子のピリッとした辛味と味噌のコクが、あっさり味の鶏飯にしっかりとした味にしてくれます
・・・また来年<来ないんじゃないの!?


SOG03_172352こちらは、薩摩雅咲亭の「うなとろ丼」
ここのうなぎの美味しさも去年知っているので、安心安定なのですが、今回はうな丼、しかもとろろ入りだぜ!



・・・これは美味かった。パリパリに焼かれたうなぎのサクサクホクホクな味わいに、タレの甘味、そしてとろろとタレが混ざった時の風味のよさは、最高でしたよ。
・・・また来(以下略)。


SOG03_173319最後は、薩摩和光の「炭火牛スジ焼」(上)と「炭火茶美豚(ちゃーみーとん)バラ串」(下)
特に茶美豚は、鹿児島県産の豚肉だそうで。牛スジは国産のようです。



「炭火牛スジ焼」は、牛スジが、しっかり煮込まれているので、タレも染み込みまくっております。そして柔らかいのですよ。一口食べただけで、ホロッとする肉。牛スジなのを忘れるくらいの柔らかさです。

「炭火茶美豚バラ串」は、豚肉の旨味が詰まったものになっていました。焼くことで出る香ばしさと香り高さが、肉の美味さをさらに上げてくれます。タレで頂いたんですけど、塩でも美味しいかもしれない。素材がいいからだろうな。
来年は塩<もう行かないんだろ!





SOG03_205716岐阜にとっては庄司選手がいない中での4連勝が掛かった試合、鹿児島にとっては新監督に初勝利を届けたい試合となりましたけど、序盤は岐阜がペースを掴んで優勢に進めていました。ところが徐々に試合は鹿児島のペースに。やはり庄司選手を欠いたことが試合に影響を与え始めていました
そのほころびは、遂に前半終了間際に出てしまいます。最初の失点は、ある意味仕方のない展開でした。間延びした守備陣を狙い撃ちするような展開を鹿児島のイレブンが見せ、最終的には速攻を決められるふうになりました。ワンツーというのかな、藤本憲明選手に合わせられてしまいましたね・・・。
しかし、2点目は防げた失点で、緩慢なプレーで生んだ失態でした。皆が詰め過ぎていた点は1点目と似ていますけども、最後の砦である茂木秀選手が引くのではなく、前に出ていくべきだったのかなと。あとは守備陣が早々に引いていたら・・・川上竜選手があと一歩前に出て、蹴り出していたら・・・。

後半は、余裕のできた鹿児島が試合をリードしていましたけど、少しずつ岐阜の選手達が庄司選手のいないフィールド状況を把握し、自分達の役割を演ずることができるようになりました
ピークは後半39(84)分のセットプレーで、キッカーだった久保田和音選手から遠藤元一選手がヘディングで合わせた1点。その後も猛攻を見せたものの、万事休す。2-1で逃げ切られてしまいました。


前半最終盤の緩慢さがなければ、最低でも引き分けで終わっていたでしょう。全くもって惜しい試合をしてしまったと思えてなりません。ただ、セットプレーで点が取れるようになったのは、いいことだと思います。今後再浮上するきっかけになるかもしれません。



終わってしまったこととはいえ、痛い負けなのは間違いない。次のホームになるテゲバジャーロ宮崎戦を勝たないと、昇格争いから脱落することになりかねません。脱落のきっかけは、他にもあり、アウェイの2連戦(SC相模原と松本山雅FC)に勝てないと同様になるでしょう。特に鹿児島と同じ難敵である松本山雅には勝たないと終戦の可能性もありなんでしょう。昇格争いに生き残るためにも、この日の試合で愛媛FCが引き分けたこととカターレ富山が負けたことを生かすためにも、次の試合は必ず勝たないといけないでしょう。


残り試合13。J2昇格への勝ち点差は3。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2023年08月20日

FC岐阜観戦記2023 アウェイ編 その12 残虐ショーは遅れて始まる

FC岐阜、昨日は長野県長野市にある長野UスタジアムでAC長野パルセイロと戦いました。
先週のFC今治戦では、最終盤に1失点を招いたものの、前半に取った2点が利いて逃げ切った岐阜この勝利で6戦勝ち無しが止まり、世間が盆休みなのに夏休みが明けたのかなと思って見ておりました。その時にも述べましたけど、この長野戦を勝たないと、本当に夏休みが明けたのかを図れないので、どのような形でもいいので、連勝になってほしいと思ったのでした。


そんな長野市内は、かなり暑かった山間部でこの暑さなら、平野部の名古屋や岐阜とかはもっと暑く感じるだろうな・・・とキックオフ後のコンディションを心配するほどでしたが、その後思いもよらぬ事態になったのです。


SOG03_161406さて、マスコットのライオーがスタジアムを巡回しておりました。パトロールご苦労様です(ニヤニヤ)。



SOG03_165104来場時は、うだるような暑さだったのが、入場開始時になると一転、南東の山の方で稲光を見せており、雨柱もあったほどあの方向は、中信の上田や千曲の方だなぁ・・・と思って眺めていたら、スタジアム周辺も曇り出し、スタジアムに入って1時間後ほどで、この有様



SOG03_165139まるで滝のような雨。雷も鳴り出したので、キックオフの時間が午後6時から午後7時に変更となりました。皆えーとは言っていたものの、仕方ないわなぁ・・・。



SOG03_174034そんな中、柏木陽介選手がスタジアムに出てきた。よく見ると裸足じゃないか。芝生の感触を確かめるように出てきたのかしら。
いや、これはキックオフが近い証拠だ。午後7時から始まるのよね・・・。



SOG03_183508どっこい、またキックオフ延期のお知らせが下されるのであった(泣)。
もう晴れてるじゃん!晴れてるじゃん!<ウソ付け、まだ雨は酷かったぞ。雷は鳴ってなかったけどな。






SOG03_212743ということで、90分遅れの午後7時半からキックオフになったこの試合、かなり待たされて始まったこともあり、双方足取りが重く、動きも鈍かったように感じました。ウォームアップはちゃんとやっているんだけど、そう思えるのよね。しかし、この日の試合は、岐阜の選手達が次第に本来の動き、いや本来の動き以上のものを見せていたように思えました。湿気はあるものの暑さが薄まり、風が吹けば涼しささえ感じられるコンディションが、そうさせたのでしょうか。


それを印象付けたのが、先制点を挙げた前半25分。飲水タイム明けの茂木秀選手からのキックオフでした。大きく蹴られたボールは、相手陣地奥にいたンドカ・チャールス選手に飛び、ヘディングで繋ぐ。それを藤岡浩介選手が合わせた!落ちる前に右足ハイキックで蹴り込んだ球は、弧を描くように跳び、相手キーパーも反応に遅れるほど。これぞフォワードと言わしめる点は、何と4/1のFC琉球戦以来のものに。これまでいいシュートを放っても、相手に防がれてたり、ふかしたりして枠外に飛ばしたりというふうだったのが、この時は見事なものになっていました。これは昨年見せたチーム得点王の藤岡だ!

しかし喜びもつかの間、長野の三田尚希選手にまたしても得点を奪われ、同点に追い付かれます先月のホームの時もヤツが決めて、膠着状態に陥って引き分けに持ち込まれたんだっけ・・・。ウチも守っていたんだけど、遠藤元一選手の股を抜くシュートは、さすがにウチらにおみそれしましたと言わせたかったんだろうなぁ。ちょっと浮足立ってたウチのイレブンは反省すべきだなぁ。

ただ、この日は本当に違った。取られてもそのまま浮足立たず、冷静に処理した。上手く気持ちを切り替えられたんだろうな。
失点直後の前半32分、生地充慶選手からのセットプレーでした。チャールス・藤岡両選手で仕留められない中で、思わぬ伏兵が逆転弾を放ったのです。それが、先程の失点劇に絡んでいた遠藤選手汚名返上とも言える逆転弾が、今シーズン初ゴール、そしてデビューから4年間いた古巣への恩返し弾になりました。


後半になっても、岐阜の勢いが止まりません。

後半22(67)分には、チャールス選手が受け取った球を藤岡選手が繋いで運びながら、縦抜きで前方にいた村田透馬選手へパス村田選手は相手キーパーとのデュエルを落ち着いて処理し、浮かせたシュートでゴールマウス真っ正面に打ち込みました。アイツ、これだけお膳立てしてくれたのに、ふかさないだろうなぁとか一抹の心配を抱いていた私がバカでした(ニヤニヤ)。6/24の福島ユナイテッドFC戦以来の得点になりました。

後半33(78)分には、途中出場の柏木選手が放ったコーナーキックから生まれました。一度は相手選手に跳ね返されたものの、フォローに入った宇賀神友弥選手が鋭いシュートで応戦。再び相手キーパーに阻まれますが、運よく近くに転がってきた球を藤岡選手が見逃さず、ガラ空きのゴールマウス右隅に叩き込む!これは昨年(以下略)。なかなか出なかった次の得点が、何と90分の試合内に出るというふうになってくれました。眠れる獅子がやっと覚醒してくれました。長野の横断幕に、「獅子よ、千尋の谷を駆け上がれ」とありますが、「獅子よ、千尋の谷に叩き落せ」となりましたな。

そして最後は、藤岡選手から交代した山内寛史選手が見せてくれました。後半38(83)分、これまた途中交代の三國ステヴィアエブス選手がクリアした球を同じく田口裕也選手が受け止め流し、村田選手が一気にペナルティエリア前まで持ち込みます。すると村田選手は、敵がいなかった右隅にパスを回し、そこにいた山内寛史選手がもらったすぐに一閃!相手キーパーも反応するのに精一杯なように見えた弾丸のような一閃は、見事にゴールマウス左隅に突き刺さってくれました。昨年は21試合出場しながらも今年はくすぶっていた山内寛史選手の今年のリーグ初得点となりました。天皇杯で活躍していただけに、この1点がスタメンやサブで生き残れるものになったことは間違いないでしょう。


そして、このままタイムアップ。久しぶりに♪アイーダの流れる中で、1-5の完勝となりました。
まぁ、長野は3点目を取られたあたりから、かなり戦意が喪失していたようにも思い、見るに堪えない状況だったものなぁ・・・。シュタルフ・悠紀・リヒャルト監督も結構堪えたのではないのでしょうか。ホントに長野は信州ダービーで松本山雅FCを下して首位に立ったのがピークになってしまったのね(汗)。



SOG03_213146MOMは逆転弾の遠藤選手なんでしょうけど、個人的には眠れる獅子が目覚めてほしいと思って、今日2得点の藤岡選手にMOMをば。



そして今日行われたFC大阪×奈良クラブの試合で奈良が勝ったことにより、岐阜は4位を確定させました。さらに昨日行われた福島×カターレ富山の試合で富山が負けたことにより、2位との差を6に縮めました


次の試合はホームでガイナーレ鳥取になります。やっと夏休みが終わったと確信できるどころか、出来過ぎじゃないのかと思える試合になり、反動も心配ですけど、天皇杯予選以来の残虐ショーが見られただけでもよしとしましょうここで勝っても差を詰めることができるだけで、上位に上がれるわけではないですけど、詰めておくことも大事です。そうすることでさらに上に上がれるのですから、この先も一戦一戦を大事にして、確実に1勝をもぎ取れるように挑んで下さい夏前に2ヶ月負け無しの実績があるんです。やれないことはない。


あ、たくさん得点シーンが見られてお腹いっぱいなので、スタメシの話は次回に回します(ギャハ)。


残り試合15。J2昇格への勝ち点差は6。


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Posted by alexey_calvanov at 21:13Comments(0)