5/3に熊本に行き、その日の帰りに名古屋へ帰りながらも、家には戻らずそのまま東北に向かうことにしました。
今回は、名古屋から宇都宮・郡山・二本松を経由し福島に向かうバスで福島県に向かうことにし、その後石巻に向かうことにしました。石巻は何度も行ってますけど、まだまだ色々回るところがあるねぇ・・・。また仙台と共に拠点にもなるわ。
今回の旅の始まりは、郡山。家を出る前の天気予報では雨ではなかったものの、当日着いた時は福島県内雨が降っておりました。途中下りた羽生サービスエリア(埼玉県)でも雨だったので、東日本は雨だったのかねぇ。
そんな郡山駅での一コマ。
原発事故の絡みで、県外に避難する人・している人がまだまだいる中で、このキャッチコピーのように、ここで産まれ来る子達は、福島県の人達にとって宝とも言えるのは間違いないです。彼らが大きくなる頃、福島で生まれてよかったと思えるようになってほしいものです。特にまだ先の見えない原発事故の後処理が少しでも早く終わるよう願うばかりです。
ここから列車(ディーゼル車)に乗り、福島県の浜通りに向かう。
しかし、雨もさることながら、寒い。少し肌寒いのよ。熊本から半袖のままで来ていたので、どこかで着替えないと風邪ひくなと思いながら、着るチャンスが無く、最終的に車内で着たという(苦笑)。
車内では、買った新聞(福島新報と福島民友)を読みながら、イチロー選手の話題で驚き、福島はガイナックスって選択肢もあったな(初音ミクのイラスト展示会があったらしい)と思いつつ、浜通りの中心地であるいわきへ。
そこから、常磐線に乗り換え、水戸方面へ。とはいっても、水戸へ行くわけではなく、2駅先の湯本というところで降りるのでした。
ちなみに、常磐線は東京(関東圏)から来る電車なので、車内広告や路線図は首都圏仕様になっていました。ただ、路線図は福島の駅も載った仕様の物も併せて用意してあるので、行き先で困ることは無かったのが救い。
湯本駅からタクシーを駅前で捕まえ、およそ10分。歩きだと30分とかそれ以上かかるらしいというのは、タクシーの運転手から。
やって来たのは、東北2部南に所属しているいわきFCのクラブハウス兼試合会場のいわきFCパーク。
この上にあるのは、アンダーアーマーの日本販売代理を務めるドームの倉庫。結構急峻な丘の上に建っているんですよ、これがまた。
いわきFCは2012年に設立された若いチーム。まだ震災の影響下にある中で設立されたものの、2015年にドームが子会社化してからは、プロ顔負けのトレーニング施設を用意し、選手達を鍛え上げた結果、急成長を遂げ、2016年・2017年の全国クラブチームサッカー選手権大会で優勝、2016年の全国社会人サッカー選手権で準々決勝に進出、2017年の天皇杯予選では決勝でJ3の福島ユナイテッドを、本戦2回戦ではJ1のコンサドーレ札幌を撃破するという快挙を果たしています。
そして今年、いよいよ地域リーグに進出し、東北1部、そして全国リーグのJFLも見えてきたというポジションにいます。恐らく1部へは1・2年のうちに昇格できるでしょう。
特徴として、ドームが手掛けるアマチュアチームという位置付けのため、選手達はトレーニング・練習以外は、ドームの契約社員として、倉庫内で作業することになっています。このあたりは地域リーグだけでなくJFLでも見られる光景で、企業チームやアマチュアチームならではとも言えます。
入口にある立て看板。
ゴールマウスを守っているのは、いわき市の形をしたチームのエンブレム。何かオシャレ(ニヤニヤ)。
関係者駐車場に停まっていると思しき車は、営業車なのかね。カッコいいなぁ・・・。
こちらが、いわきFCのクラブハウス。
クラブハウスとしての機能だけでなく、商業施設としての役割も果たしており、付近住民の憩いの場としても機能しているのです。そのため、アンダーアーマーのオフィシャルショップがあるだけでなく、英会話教室や飲食店(その中には、あの「矢場とん」や「浅草今半」)などもあります。恐らく選手も利用するのでしょう。
中には、いわきFCを紹介するVTR(いわきFCをサポートするインターネット放送局の有明放送局の映像など)が流れています。
オフィシャルショップには、今年のユニフォームが飾ってありました。そばには、サポートカンパニーの一つ、福島民友の号外が。
写真には写っていませんが、いわきFCのオフィシャルソングを歌っている加藤ミリヤさんのクラブのイベントで着た衣装が飾ってありました。
そして、こちらがいわきFCフィールド。全面人工芝の練習場兼試合会場です。
人工芝でもOKなのは、地域リーグの開催条件に芝の状態は記載されていないためかと。恐らく土のグラウンドでなければ、天然芝でも人工芝でもOKなのでしょう。
とはいえ、できたばかりということもあるのか、雨がまだ少し降る中でもしっかりとしている芝でした。思った以上に水はけはいいのかもしれないですね。
試合もできるとあって、観客席が設けられています。およそ400人ほどで長椅子ですが、屋根付で立派なものです。
なお、貸し出しも行っているとのことなので、ここにも地域に根付いたクラブを目指す意気込みを感じられます。
行った時は練習が行われていたのですが、若いチームということもあって、Jリーグ出身者はあまりいないけど、ムキムキなのに動きがきびきびしていましたし、アクティブ。積極的なプレーが見られ、パスを繋いでワンタッチでシュートするという練習だと思うのですが、思った以上に決まっていたようにも。これで地域リーグなら、他のチームは敵わないよ・・・。
ずっと見ていきたかったのですが、あまり見とれていると、次の行動に差し障りが出てしまうので、ほどほどにして、別の場所に。
スパリゾートハワイアンズ(旧常磐ハワイアンセンター)が近いということで行ったものの、1kmほどらしいんだけど、思った以上に遠く、このままでは次に行きたいところに間に合わないということで、ハワイアンズの入口でタクシーを捕まえ、湯本駅に戻るのでした。