2020年に開かれることになった東京オリンピックでは、開催国の裁量で追加種目を決めることができるようになりました。具体的には、開催国での人気・国際的な競技人口の多さ・交際的な普及度・若者の関心の高さなどで最終選考に至る競技が決められていきます。その後最終選考で競技団体に競技会場の場所やコスト・競技日程・参加人数などをヒアリングして決めていくのだそうです。
そして今日、その東京オリンピックに行う追加種目の最終選考に残る種目が決まりました。
これまでに26種目の応募がありましたけれども、その中で野球・ソフトボール、ボウリング、空手、ローラースポーツ、スポーツクライミング、スカッシュ、サーフィン、武術の8種目が残ることになりました。
この中から8月に行われる先述の最終ヒアリングでIOC(国際オリンピック委員会)に追加種目の提案をし、その競技で大丈夫かどうか審議され、来年8月のIOC総会で決定となります。
ウェイクボードのような人気のある種目が落ちたという想定外なところはあったものの、概ね想定通りの種目が残ったなぁと。この中で、ほぼ確実に残れるのは野球・ソフトボール、スカッシュ、ボウリングではないかと思います。
まず野球・ソフトボールは日本ではメジャーな競技であるという突出している点が挙げられるでしょう。逆にネックになるのは、ヨーロッパ・アフリカでの人気の低さと競技人数の多さでしょう。意外にもスタジアムの問題は解消できるのではないのかと思っています。何せ幕張メッセまで競技会場を持って来られるのですから、ほぼ同じ距離にあるQVCマリンフィールドでもほぼ同等な距離にある西武ドームでも問題ないというふうになるわけですから(ニヤニヤ)。下手したら地方球場でもOKになりかねない。
スカッシュは日本ではマイナーな競技ではあるものの、世界的には人気のある種目で、かつ見せるという部分では最も進んでいるので、テレビウケのしやすい競技になるのではと思います。さらに会場もコンパクトにできるので、少々狭いところでもプレイできるのが高評価に繋がるのかもしれません。
ボウリングは、日本ではそれなりに普及している、しかも60代以上の人達はボウリングに親しみがあるので、集客も十分に見込める。日本や海外にはプロリーグもあるので、プロを呼べる可能性が高い。さらに会場となる場所も都内などにはまだまだ多くあります(ただし、観客を入れられる会場の整備が必要になって来るところが多いと思われ)。
いずれにしても、この後選考に向けてのヒアリングが行われる時に、どういうふうに自分達の競技が魅力的なのかを訴えることになるでしょう。人気におごることなく、世界に普及させるんだという意気込みで挑んでもらいたいものです。上手く行けば、継続競技として残れるかもしれないのですから。