2016年09月18日

FC岐阜観戦記2016 第15節 ホームの呪いは解けた!

FC岐阜、今日は愛媛FCとの一戦を迎えました。


ここまで8連敗(途中4分け含む)と最悪の状況下で終盤を迎えようとしている岐阜、勝ちまであと一歩・・・のところでするりと抜けられてしまうか、相手の足元にも及ばない展開でボロ負けのいずれかでここまで進んできています。しかもホームでは3/26以来勝てていないということで約半年勝ちに見放されているのです。ホームなのにですよ(泣)。
しかも相手は愛媛、ここまで3連勝(途中4分け含む)と絶好調。日本人選手主体でありながら10位に付けているあたりは健闘しているといえるでしょう。


しかし、下を向くような状況ではありません。岐阜にとっては朗報とも言えることが2つあります。
まずはアウェイで勝っている(0-3)。状況は違うとはいえ、これは好材料。そして、今日の試合は岐阜新聞・ぎふチャン(岐阜放送)のサンクスマッチ過去2試合は全て勝っているというゲンのいい試合なのです。
もしかしたら、今日は・・・そう思いながら試合を見ておりました。


ちなみに、今日の試合を迎える前に衝撃的な発表がありました。
岐阜のミッドフィルダーとして活躍していた苅部隆太郎選手が現役引退を表明しました。本人の希望でセレモニーなどは行わないとのこと。ウェブ上での発表だけだったので、知らない人も多いのではないのでしょうか。会場でも発表されなかったので、このままフェードアウトというのも何だかなぁと。でも本人の希望なので仕方ない
昨年5月に右膝前十字靭帯損傷したのが引退の引き金になったようです。本人としては満足するプレーができなかったんでしょうね・・・。
これからの岐阜を背負える選手だっただけに非常に残念でなりません。苅部選手本当にお疲れ様でした。


SHV32_0053さて、今日の試合はあいにくの雨。しかも結構降っている。名古屋を出た時はそれほどでもなかった(というより降ってなかった)のに、岐阜に着いた途端に少し大降りな雨。
そんな中でも羽虫が蛍光灯に寄ってきているというのは、宿命なのかバカなのか(笑)。



SHV32_0058いわゆる田サッカーになるのではないかと思われた試合は、愛媛のセットプレーであっという間に失点をして、岐阜の観客を唖然とさせるところから始まります。
ところが、前半7分に浦田延尚(のぶひさ)選手がレオミネイロ選手に後ろからタックルを掛けてファウル→レッドカードとなり、一発退場。愛媛が数的不利に陥りました。それでも前半は愛媛が守備を固め、岐阜は攻めあぐねるという、いつもの展開になっておりました。
このまま1点が重くのしかかるのだろうと思っていた後半、見違えるように岐阜の選手が生き生きとプレーしているではありませんか。これもいつもの(以下略)。

しかし、ここからがいつもと違いました。後半8(53)分に、青木翼選手のクロスが愛媛のキーパーの児玉剛選手に弾かれたものの、こぼれ球を阿部正紀選手がシュートをして同点に追い付き、その後も愛媛のゴールを脅かすものの、ポストに弾かれたり、届かなかったりではありましたが、確実に勝利への執念を見せておりました。

そしてアディショナルタイムに突入直後、神はいたと感じました。
レオナルド・ロシャ選手のコーナーキックが吸い込まれるようにゴールへ。児玉選手の判断ミスも重なり、決まった!その数分後に試合終了!
2-1と勝ち。岐阜、長かった双方の連敗をホームで止めました。
この試合の直後、雨脚が急激に強くなったのですが、これは岐阜のファンやサポーターが流した歓喜の雨ということにしておきましょう



SHV32_0060この日の試合でサブメンバー入りしていた深谷友基選手は最終盤(後半47(90+2)分)に出場。目立った活躍は無かったものの、岐阜のファンに健在ぶりをアピールしておりました。
試合終了後には、かつての仲間達との再会に心躍らせていました。チームは負けたので複雑な思いで再会したのでしょうね。



SHV32_0063久しぶりの万歳四唱。その前には♪アイーダも流れ、勝利のボルテージは最高潮!



SHV32_0066歓喜に沸く岐阜のサポーター。今度はあっちで味わいたいなぁ。



今日の試合で、下位のギラヴァンツ北九州・ツェーゲン金沢は共に負けたので、少し突き放すことができました。ゆえに、今日の勝利が大きなものになると確信しております


しかし、まだ課題も多い
鈴木潤選手など一部の選手にはラモス体制下でしばしば見られた消極的なバックパスが散見されておりました。これはなるべく無くすべき。前に進まなければ、今日のような逆転劇は生まれないのです。だから少しでも前に回す・中央の選手を生かすパス回しを積極的に行うなど様々な戦術を試すべきだと思います。相手に取られてもいいので、時間のあるうちはどんどん攻めていきましょう。


次はアウェイでレノファ山口FCと、その次はホームでファジアーノ岡山と戦います。
前者はJ3上がりだと舐めてかかっていたのではないかと思うので、気を引き締めて相手のペースに飲まれない戦いをしてほしいです。後者はアウェイでPKで勝った相手。今度はがむしゃらに挑んでくるでしょう。攻撃がハマると怖い相手なので、守備を大事にしながら攻撃の機会を窺う戦い方がいいのではないのでしょうか


J2残り試合は10。最下位との勝ち点差は5。入れ替え戦順位との勝ち点差は4。


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Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)TrackBack(0)