もうすぐ飛騨路からキハ85がいなくなります。
今まで特急ひだとして飛騨路を走り抜けてきたキハ85。その雄姿も3月いっぱいになる予定です。去年から置き換えられ始めたHC85に変わってしまうからです。
そのキハ85は、JR東海が開発した気動車(ディーゼルカー)で、大きな前面展望を持ち、ダイナミックな走りで、鉄道好きを魅了してきました。そうでない人達も、この列車が好きな人がいたのではないのでしょうか。
車内は、ワンステップある造りになっており、写真のような1人掛けのいすになっているところもあります。もうくたびれてきていますが、座り心地は今走る列車のそれよりも快適だったりするのですから、不思議なものです。
特急ひだの特徴として前面展望を挙げましたが、名古屋~岐阜は、名古屋出発の場合、後方展望になります。というのも、岐阜駅でスイッチバックをするからです。この際、最後尾だった車両が最前列の車両に早変わりし、さらに眺めのいい景色になるのです。
そして、こちらは名古屋駅を出てすぐの景色。リニアの工事が行われている真っ只中ですよ。
こちらは、尾張一宮駅前の高架。
特急ひだは、一部を除いて尾張一宮駅も通過するんですね。名古屋~岐阜の最高時速が120km/hと気動車では結構早いスピードでかっ飛ばすのです。岐阜駅以降では最高でも110km/hだったと思うので、この速度を体感できるのは貴重です。キハ85は他の路線(関西本線→紀勢本線など)も走ってますけど、120km/hで走るのは、関西方面からやって来る時だけだったかと。ただし、110km/hでも結構速く感じるのが不思議。120km/hでも速く感じないのはもっと不思議(ニヤニヤ)。
こちらは、鵜沼駅に向かう途中で見られる犬山城。ええ、国宝ですよ。日本でも珍しい木造建築のお城ですよ。
本当なら名古屋城も木造建築で残っていたはずだったのに、戦争で焼けてしまったのが残念なところ。残ってたら国宝を通り越して世界遺産にまでなっていたらしい。
今回は、FC岐阜のイベントのために乗ったのもあるので、美濃加茂駅で降りることになりました。
そこに停まっていたのが、長良川鉄道の列車。観光列車のながらではなかった(泣)。
最後尾になった1号車も前面展望だったんだね。
この列車は、飛騨路を越えて富山まで向かいます。
美濃太田駅には、かつて駅弁を販売していた店があったんですけど、運営者の高齢化で辞めてしまったんですね・・・。売り上げも落ちていたようですし。
一応乗り納めとは言ってますが、実はまだもう1回乗る予定を立てています。もう既に切符は抑えた。行く日時も決まっているので、後はその日を待つだけなのだ(ニヤニヤ)。