2018年02月17日

ネーミングライツの絡まない圧倒的存在感

福井県福井市にある福井県営陸上競技場。福井運動公園内にあるので、福井運動公園陸上競技場とも呼ばれる(どちらかというと、こちらが正式名称っぽい)そうですけど、去年9月に霧生祥秀選手が陸上100mの日本記録を打ち立てただけでなく、日本人初の9秒台(9秒98)を叩き出した場所として有名になりました。


そんな福井県営陸上競技場が、新しい愛称を付けることになったそうです。しかもネーミングライツ(命名権)ではないのです。
普通ネーミングライツは、どこかの企業が宣伝も兼ねて、いくらかの金額を払って複数年契約を結ぶというのが一般的です。同じ陸上競技場なら、パロマが愛知県名古屋市にある瑞穂陸上競技場のネーミングライツを取得して、パロマ瑞穂陸上競技場としたり、正田醤油が群馬県前橋市にある群馬県立敷島公園県営陸上競技場のネーミングライツを取得して、正田醤油スタジアムとした例があります。前者は本来の陸上競技場の名前を生かしたネーミング、後者は自身の企業名を際立たせたネーミングですね。ただ、後者の場合、買収企業によって名前が変わってさあ大変、♪どんぐりころころの替え歌を歌いたくなってしまいますが(ニヤニヤ)。

しかし、今回は選手の偉業を後世に残そうという意図を込めての命名変えたいと思えばいつでも変えられるのですが、日本人初の9秒台という記録は未来永劫残るだろうし、企業に付いてもらうわけではないためカネは入って来ないものの、記録を達成した陸上競技場ということで、ある意味宣伝効果は抜群だとも思えるわけです。


で、今回福井県営陸上競技場の愛称は、霧生選手の偉業をたたえて「9.98スタジアム」となります。正面入口左部には、高さ11m・幅6mほどの赤いライン看板が据え付けられ、大きい白文字で「9.98」、小さい白文字で「9.98STADIUM」と書かれております。イメージ写真を見たのですが、何という「9.98」の圧倒的存在感(笑)。
もちろん、霧生選手の偉業を称えるためのスタジアムなので、彼の記録を紹介する文章を添える予定なのだそうな。


この改修は5月までに行う予定で、9月~10月に行われる福井国体・障害者スポーツ大会開催時には、新しい顔でお出迎えとなります。
残念ながら陸上でしか使われることがない(サッカーのできるスペースはあるものの、サッカーはテクノポート福井スタジアムという専用スタジアムがある)ため、宣伝効果は無限大のようにならないみたいですわ・・・。だからネーミングライツが<また文章途切れさせてやろうか!


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)

2017年08月13日

【ボルトは】誰もが想像し得なかった、驚きの結末【伝説に!】

世界陸上ロンドン大会、前日夜(現地時間。日本では今日早朝)には4×100mリレーが行われました
かねてから日本はメダル候補と言われていたものの、アメリカ・ジャマイカといった実力者の一角の中でありながら、予選では下から数えた方が早いくらいの突破(しかもまだ実力では下になる中国より下回った)で、本当にメダルが獲れるのかとさえ思っていました


そんな中迎えた決勝。元々足の調子が悪く欠場していたサニブラウン・アブデル・ハキーム選手と予選は走ったケンブリッジ飛鳥選手を外して挑んできました。メンバーを替えるとは言っていたので、まさかサニブラウン選手を強行出場させるのかなと思ったら、まさかのケンブリッジ飛鳥選手外し。一瞬正気かと思ったものの、今年のタイム差で見たら、あまり変わらないのよね。そう思えば、やむなしかと。

で、決勝。1走が多田修平選手、2走が飯塚翔太選手、3走が霧生祥秀選手、アンカーが藤光謙司選手で挑んだ大一番、バトン回しが見事にハマっていたものの、今回開催国になったイギリスが素晴らしい走りを見せ、アメリカ突き放しに掛かりますウサイン・ボルト選手のラストランになる、しかもボルト選手は予選も走るというサービスぶりを見せたジャマイカもボルト選手に有終の美を飾らせようと必死に走ってきたので、日本は4位に留まっていました
もはやこれまでか、ボルト選手が奮闘するか・・・と思ったその時、大きなドラマが待ち構えていました。誰がこんなシナリオ書いたんだよと思うくらいに、悲喜こもごもするシナリオですよ。
最後アンカーにバトンが渡り、ボルト選手の猛ダッシュ・・・と思ったその時、そのボルト選手が足をつり(左足のけいれんらしい)、日本が追いすがる中国を必死になってかわし、銅メダルを獲得上位は何とかして金メダルを獲って陸上大国のプライドを保ちたかったアメリカを最後までかわし続けたイギリスが、開催国の意地を見せて金メダルを獲りました。


正直イギリスの選手って、そこまで実力のある選手ばかりだったっけと思うほどなのに金メダル。恐らくバトンパスを徹底研究した上での結果なんでしょう。日本もそうですが、100mで上位進出者がいない中でメダル争いできるのは、個々の能力を最大限に引き出し、かつチームプレイを磨いてきた結果だと思います。バトンパスもチームプレイを高める要素ですからね。
日本はよく諦めずに頑張りました。参加できなかったサニブラウン選手の代わりを皆が務めた結果が結実したのだと思います。今後の国際大会に大きな弾みになるでしょうね。相手もバトンパスなどで研究を重ねてくるでしょうから、今後もどんどん磨いてほしいものです。
そしてボルト選手は、この大会で伝説に、星になったとも言えるのかな。世界陸上できら星のごとく現れ、以降世界新記録を叩き出し、圧倒的な強さで他のランナーの追随を許さなかった。あのボルト選手が、最後華々しくロンドンで散ったんです。『王者(ウサイン・ボルトという選手として)の最期』を私達は会場でテレビで看取ったのです。日本では世界陸上で初めて銅メダルを獲ったということだけでしか語られないでしょうけど、世界ではボルトの壮絶なラストランとして語り継がれるでしょう(メダルを獲ったイギリスやアメリカでも、です)。それだけすごい展開だったんです。


これで、すんなりボルト選手が引退するのかなと心配しています悔いの残る走りになったんじゃないかと(100mでは銅メダルで終わっているのもある)引退撤回しても誰も文句言わないでしょうけど、ここですっぱりと辞めると言えば、これはこれで潔い引き際だとも感じますしばらくは世界記録を脅かすスプリンターは出てこないでしょう。それでも100mは陸上の華。また世界をとどろかすような選手が出てくることでしょう。それまで私達は待つしかないのです。


最後に、日本のリレーの皆様、銅メダルおめでとうございますウサイン・ボルト選手、本当にお疲れ様でした。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 21:49Comments(0)