2018年05月06日

FC岐阜観戦記2018 第6節 雨は難しい相手をいともたやすく勝てる相手に替えてしまうのか

FC岐阜、今日は松本山雅FCとの一戦になりました。
大型連休も本日で終了。私も5/3に熊本、5/4・5/5に東北(いわきと石巻)と東京に行って来て、新宿からの夜行バスで名古屋に帰ってくるという強行軍ホントなら1日ゆっくりしたかったけど、大事な試合が待っている(苦笑)。
何せ相手は松本。前にも書いたように2014年の第41節に行われた試合以降、3年この試合で勝ったことがない。しかもあの時は松本がJ1昇格を決めて余韻に浸っている中での試合松本の選手達に疲れが出ていたとも考えられ、あの時の勝ちはハンデマッチで勝ったようなものと言われたっておかしくないわけです。

今年は、松本は調子が上がってこないかと思ったら、4月は負け無しで5月の初戦も勝っているということから、ノリにノっている状況嫌らしい堅守速攻の相手がますます勢い付くんじゃないかと思っておりました。


SHV39_3175この日の試合は、ドン・キホーテサンクスマッチということで、ドンペンくんが来てました
岐阜県にはドン・キホーテが4店あるのですが、このうち岐阜市の柳ケ瀬にあるドン・キホーテがリニューアルオープンしたということを記念して行わる試合になったそうです。



SHV39_3178そしてこちらは、この日のホームタウンだった飛騨市のマスコット、こんぺいくん。ピシッとポーズ、ありがとう(笑)。
飛騨市は去年「君の名は。」の大ヒットの恩恵を受けた場所。それ以外にも神岡地区のスーパーカミオカンデや古川地区の古川祭など多くの見どころがあります。
ちなみに、もう一つのホームタウンは輪之内町岐阜県の南西部、揖斐川と長良川の輪中内にあり、岐阜県の米どころの一つでもあります。



SHV39_3188今日は松本からマスコットのガンズくん(左)もやって来てくれました
かつて今はJ3にいるカターレ富山がJ2に在籍していた頃は、トップ・オブ・北アルプスというダービーマッチが行われていたものの、現在はこれといったダービーマッチが行われていませんでした。
今回ガンズくんが登場したり、記念タオマフが販売されたりとダービーマッチの様相を見せておりました。近県ということもあって、盛り上がる要素はあったんですけどね・・・。今回これをきっかけに、再びトップ・オブ・北アルプスが復活してくれればと思います。



SHV39_3190試合は、雨脚が悪くなる中で行われ、後半半ばは本降りになっていました。いつもならキッツい状況なんですけど、雨が降る時の長良川は劇的な試合になることがある、それを信じて応援していたものの、相変わらず松本は嫌らしい
左の攻撃も田中隼磨選手の高速な動きで完璧に封じられ(もう左からの攻撃はあきらめろと思わずうなる(汗)、攻撃に至っては、セルジーニョ選手のアシストと前田大然選手の速攻がホントに嫌らしい。前田選手は水戸ホーリーホック時代に決められている悪夢があるので、決まらなくてよかった。

前半は明らかに松本のペースで進み、松本のスタミナの高さと動きのキレのよさにあんぐりとしながら、今回も勝てねぇなぁ、引き分け上等だろうなぁと思っていた中で迎えた後半、雨脚はまだ強くなってはいなかったものの、松本のイレブンをほころばせるには十分だったのかもしれないと今となっては思う。

後半21(66)分、松本のキーパーが受け取ったボールを同じく飯田真輝選手が受け取ろうとしたものの取りこぼし、その一瞬の隙を突いた背後から忍び寄っていた古橋享梧選手が見逃さず、キーパーを抜いたシュートを放ち先制点。ロアッソ熊本戦で見せた隙を突いたシュートがまた決まりました。自分で決めると決意して振り抜いたのがよかったと思います。

その後も岐阜にとっては厳しい状況の中、前のめりになって焦燥感を募らせる松本の攻撃を全力で食い止めてはいたものの、もう1点欲しいとも思っていました。松本相手では2点でも足りないけど、何とかして相手の戦力を削ぎたい。しかし、相手も堅守のチームゆえに中々奪えない中でも、時間は過ぎていく。少しずつホームの勝利が近付いてきました。
その祝砲とも言えるシュートが最後の最後で登場しました。しかもこれまで何度も途中出場していながら、点を挙げられなかった、あの男に。
後半50(90+5)分、松本の選手達がアタッキングゾーンでゴールマウスを窺っている中のパスを田中パウロ淳一選手がカットし、それを再び古橋選手が受け取り、カウンターに。最後追い掛けてきた相手を振り払うかのように、古橋選手は上がってきた難波宏明選手へバックパス。それを冷静にシュートし、それが左隅に決まります。これが、難波選手の今シーズン初得点。やっとやっと決まりました。
と同時に試合終了のホイッスル。最終的に雨中になった試合は、ドラマチックな展開で勝つというふうになりました。やってほしかった人がきちんとやってくれただけでなく、熊本戦でできなかったこと、難しい相手にクリーンシートを果たしたことも大きい。何より昨年9/3の愛媛FC以来、ホームでは8ヶ月勝てなかったのを、この試合で終止符が打てた。長かった、実に長かった。
実力差があった中でも腐らずあきらめず、そして一瞬の隙を見逃さなかった岐阜のイレブンに称賛を送りたいです。実に素晴らしい。



これでゴールデンウィークの3連戦は2勝1敗と勝ち越し順位も16位になりました。思った以上に上がらなかったけど、上は詰まってる。次勝ち点3を積み上げられれば、もしかすると1ケタ順位も夢じゃない。


その相手は大分トリニータ、しかも鬼門の一つである大分銀行ドーム去年は2-0をひっくり返したものの、その直後に点を獲られてしまった悔しい展開になってしまっています。
その借りを返すのは簡単じゃない。なぜなら現在1位にいるからだけでなく、要所で活躍を見せている清本拓己選手がいつでも出られるから。この大分を破れば、選手には大きな自信になるでしょう。その次もアウェイになる大宮アルディージャ戦にも弾みが付くでしょう。難しい相手は続くけど、3連勝・4連勝目指して突っ走っていきましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)