2017年06月07日

巨人、チーム連敗新記録

プロ野球交流戦が始まっていますけれども、いまいち波に乗り切れないチームも、この頃になると一気にブーストを掛けて優勝を手繰り寄せる・・・なんてこともよくあります。逆に今シーズン終了を色濃くしてしまうこともあり、悲喜こもごもになるわけです。


そんな悲の部分を強めているのが巨人今日埼玉西武ライオンズに3-0で敗れたため、連敗記録を12に伸ばし、長嶋茂雄元監督(現終身名誉監督)の持つ連敗記録(1975年に記録した11)を42年ぶりに更新しました。

あの頃と今の高橋由伸監督との共通点は、引退後すぐに監督として就任した点。しかし、その状況はまるで違います。
長嶋元監督の場合は、川上哲治元監督というV9を達成した絶対的指導者の後という点が、采配に大きく響いているのではないかと思われます。その絶対的指導者からの変革というのは相当大変だったのではないかと思われます。
対して、高橋監督の場合は、原辰徳前監督が野球賭博問題の責任を取る形で辞任(表向きはリーグ4連覇を逸したこととクライマックスシリーズでヤクルトに勝てなかったこととされているが、これだけならもう1年はやらせていると私自身は思っている)現役を引退してまで監督に就任した(逆に言えば、誰も監督になりたがらないから、火中の栗を拾う形で就任した)わけですから、初年度は原前監督の『遺産』が残っていたから2位になれたものの、今はもうそれさえも残っていない感じ補強もことごとく失敗し、長嶋元監督時代からある「欲しい欲しい病」の脱却もできていないですし・・・。
カネを掛けるより、若手や伸びしろの残っている中堅選手を手堅く育てることをまず第一に考えないといかんよね。本当に強いと思っているのは1980年代、特に長嶋元監督が就任する前になる藤田元司元監督の時代が一番強かったと思います。あの頃は、若手・中堅・ベテランの三位が一体になっていた時期でした。一番野球が面白いと思えた時期ですね。


思えば、まだまだ高橋監督は現役をやらせてあげたかったですね。コーチ兼任で修業を積ませてから監督でもよかったと思うの。もったいないよねぇ、この2年・・・。


ちなみに、セリーグの連敗記録はヤクルトの打ち立てた16で、引き分けを挟まない連敗記録もこの16だそうです。日本記録はパリーグ記録でもあるロッテの18で、「七夕の悲劇」と言われる劇的なサヨナラ負けもあった試合もこの時生まれています世界記録は24で、さすがに交流戦全敗も絡むので、そこまではというふうにはならないと思っているんですけど、巨人の暗黒面が酷いとあり得ないわけでもなく・・・


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Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)

2015年10月21日

アニキ・ラミちゃん、そしてヨシノブ?

優勝チーム以外はストーブリーグに突入し、明日はドラフト会議。そんな時期に合わせて、新監督の話題が登場してくるようになりました。
パリーグは、楽天が梨田昌孝さんの就任を発表し、オリックスは監督代行だった福良淳一さんが正式に監督に就任することになりました、それ以外の4球団は留任となりました。


今回大きく変わったのはセリーグ。優勝したヤクルトと4位の広島、そして最下位に沈んだ中日以外の3球団が監督交代を決めました。
一番最初に監督発表を行ったのは、阪神。少し難航はしたものの、大方の予想通り、解説家で元広島・阪神に所属していた金本知憲さんが就任することになりました。1492試合フル出場した記録を持つ『(平成の)鉄人』でしたね。
金本新監督は、明るくも厳しくしていくとのことで、かなりタイトなものになるのではないかと思っています。ちなみに、2軍監督は掛布雅之さんが就任するとのことで、阪神にとっては、レジェンド2人によるチーム再建というふうになりそうです。

その次に決まったのは、横浜DeNAヤクルト・巨人・横浜と渡り歩いたアレックス・ラミレスさんが就任することになりました。ラミレスさんは、類稀なるバッティングセンスで、外国人選手で初めて2000本安打を達成し、愛嬌のあるキャラでファンも多い選手でした。引退後は独立リーグで監督をしたり、オリックスの巡回コーチをしたりしながら、いつか日本のNPBで監督を・・・と願っていた矢先に振ってきた監督就任の話となったようです。
ラミレス新監督は、自身が選手時代に培った明るさをモットーにして、若手を育てて優勝を目指すと意気込んでいます。私自身もラミレスさんの人柄は大好きなので、応援するチームではないけれども、頑張ってほしいと応援したくなりますわ(笑)。

そして、巨人は新監督として、高橋由伸選手が新監督の最有力候補となり、最終調整に入ったとされています。新しい風を吹き込める監督として白羽の矢が立ったようで、江川卓さんや川合ヘッドコーチが難色を示したというのもあるようです。高橋由伸選手を監督にする決め手になったのは、長嶋茂雄終身名誉監督の一言だったとも言われています。何でもサポートなど万全にするとまで言ったそうですから、下手に断れなさそうだなぁ・・・。
ちなみに、監督就任を決めた際は選手兼任ではないというふうに明言もしております。まだやれるのにもったいない。


いずれにせよ、来年のセリーグは混セで沸いた今年とはまた違った盛り上がりを迎えそうです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)TrackBack(0)