
ここから目的地まで、バスなどの公共交通機関が無いので、ひたすら歩いていきます。今回はひたすら東(海側)に歩いていきます。
その途中にあったのが、高瀬川というところ。とりあえず、堤防は残っているようなのですけど、もう河川敷が、うっそうとしているので、どこが川の境目なのかわからなくなっています。そして長い間、人の立ち入らなかったこともあってなのか、普通は川の流れをほぼまっすぐにするものなのに、ここでは蛇行しているところもありました。川幅に対して川の水量が少ないので、とりあえず問題は無いと思いますけど、大雨が降って洪水が起こったら、どうなっちゃうんだろう。

東日本大震災の時に、社殿などが流され、土台のみになっていましたが、帰還困難区域解除後の2023年7月に再建に向けて動き出し、その年の10月には上棟式を迎えました。そして、今年の2月に再建式が行われ、13年ぶりに神社が復活したのです。


見てもらうとわかりますが、社殿以外の建物は、神社周辺には全くありません。遠くに工場があるくらいです。



丁度私が、ここに向かう途中に集落を通り抜けてきたんですけど、駅からは遠いし、コミュニティバスの類も、もしあっても平日のみのようで、かなり不便だなと感じましたね。イオンがあるので、買い物にはそう困らないのでしょうけど、クルマありきの社会になってしまっているのが、今後心配ではあります。
改めて、震災の被害の大きさと震災からの復興を果たしたたくましさを感じました。ここに人は住まねど、ここに住んでいた人々の想いや繋がりは、この神社を通じて残っていくことでしょう。
次は、かつての地区の学び舎に向かおうと思います。

