2024年12月22日

あの漢しかいなかったのである!?

来年からJ3(Jリーグ)で活動する高知ユナイテッドSCは、監督だった吉本岳史さんが退任し、後任の監督には、今年Jリーグを退会になるいわてグルージャ盛岡の社長兼オーナーだった秋田豊さんが就任することを発表しました。
はっきり言って悪手じゃないのかと言いたくなる人事で、不可解だという人がいるのもわからないわけではないです。ただ、吉本元監督が退任になるのが不可解というのは、お門違いなんですね。
というのも、吉本元監督は、アルビレックス新潟のヘッドコーチ就任が日刊スポーツにすっぱ抜かれたこともあって、仕方ない部分もあるんです。不可解では無くて当然の成り行きなのかなと。ただ、高知としては、ほぼ急に決まったこと(それでも高知のフロントには話をしたんだとは思う)なので、人選に苦労したんじゃないかとは思います。あとは資金面でも苦労したんじゃないかとも思うんです。いい監督を引っ張り出したかったんでしょうけど、既に他に決まっていたり、高かったりと折り合いが付かずに、結果秋田さんになったという見方もできなくはないです。
正直、監督業としてパッとしなかった、盛岡を一度J2に押し上げたとはいえ、悪い成績面が悪目立ちしている状況を考えると、個人的には監督に迎えるのはバクチだと思うんです。しかもJリーグに入ったばかりのチームがやるべき手段じゃない


じゃあ経営者として呼ばれた可能性があるのかというふうにも考えてしまいそうで・・・。そう思ったのは、山本志穂美社長兼オーナーの体力面の問題じゃないかなと。今は監督として秋田さんを迎え、しばらく高知の現状と課題を見てから、徐々に社長としてやってもらおうという考えがあるのかもしれません。
山本社長は先述の通り、高知のオーナーとしても活動しており、元々は寮母(選手達の食生活をサポート)やアスリートフードマイスターとして活動していました。さらに、旦那さんが立ち上げた自動車販売会社であるバイエルンオートの取締役にも就任しており、現在息子さんが社長になっているようですけど、その活動のサポートも行っているのではないかと思われます。そうなると、クラブ業・選手のサポート・自分の会社の業務とかなりの多忙な状況になっており、睡眠時間が3時間ほどしかないというコメントがあったのを覚えているので、社長の負担を減らすために、数年後をメドに秋田さんに社長就任をお願いしているのではとも。

もちろん、観客動員数の少ない高知にお客を呼ぶために、秋田さんを呼んだこともあるのでしょう。サッカーを知らない人でも秋田さんなら知っている人もいらっしゃるのではないのでしょうか。その人達への取っ掛かりで・・・というのもあるはず。ただ、サッカーを知らない人なら効果があっても、サッカーを知っている人への逆効果の方に傾かないか心配でもあります(前述の成績面や経営面で)。


まずは、高知の人達に信頼される人になるべきだと思います。そうなると成績面で見せなければならないと思います。秋田さんを支えられる参謀を迎えられるかが、今後の焦点になるでしょうね。選手を呼ぶのは、かなり困難だと思うので・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 19:21Comments(0)

2024年12月09日

高知ユナイテッドSCのグッズが売っていたので買った

先日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたY.S.C.C.横浜×高知ユナイテッドSCの試合に行ってきたのですが、公式サイトには恐らく掲載されていなかった高知のグッズ販売が行われていました。


KYG03_20241208_01_075809今回買ってきたのは、2つ。


一つは、「ミレービスケット」野村煎豆加工という会社で製造されたものです。
実は、名古屋にも「ミレーフライ」という名前で同じ形・製造方法のものが販売しており、高知県のものは名古屋がルーツなのではないかという説もあります。ただ「ミレーフライ」・「ミレービスケット」が名古屋と高知にあるのは、元々明治製菓(現在の明治)から二次加工と販売をそれぞれの地域の会社で請け負うようになったのが有力なようです。


こちらは、4連で1つとなっており、1袋30g入りになっています。高知のチームカラーである赤と緑の袋入りになっているんですね。



味は、勝手知ったるもので、油で上げた香ばしい風味と甘い仕上がりのビスケット名古屋の人間なら懐かしさも感じるあの味ですよ。お茶請けにピッタリな一品なので、是非ともお買い求めいただきたいものです。


KYG03_20241208_075949786もう一つは、「おとどのえさ」という魚肉ソーセージ愛媛県八幡浜市にある西南開発という会社で製造されたものです。
野球の独立リーグである高知ファイティングドッグスも推奨する一品で、かつおの落とし身などかつおをたくさん練り込んだものになっています。商品名になっているおとどというのは、高知県高知市にある桂浜水族館のメスのマスコットキャラで2015年に誕生しました。魚肉食系キャラということなので、魚肉ソーセージなのね。
なお、この商品の監修はアスリートフードマイスターの山本志穂美さん・・・って、高知のオーナー兼社長兼寮母さんやんけ!



味は、一般的な魚肉ソーセージとは違い、かつおの味わいの濃い仕上がりになっています。魚としての旨味とちょっとしたほろ苦さもあり、魚を食べているというインパクトを感じ取れるものになっていますね。


来年はJリーグチームとしてやって来る高知。もしかするとアウェイの試合でもグッズ販売を行ってくれるかもしれません。これ以外にも、タオルマフラー・折り畳みクッションや高知らしい一品である鳴子やゆず入りの応援のど飴や入浴剤もあります。Yahoo!ショッピングでも販売しているので、よろしければ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:28Comments(0)

2024年12月08日

FC岐阜観戦記2024 特別編 かつての岐阜戦士を追い掛けて 和田侑樹・岡本亨也

KYG03_20241207_13563031112/7、神奈川県横浜市神奈川区にあるニッパツ三ツ沢球技場でY.S.C.C.横浜×高知ユナイテッドSCとのJ3・JFL入れ替え戦(第2戦)を見に行ってきました
この試合は、ホーム&アウェイの2戦で行われ、第1戦は12/1に香川県丸亀市にあるPikaraスタジアムで高知のホームとして開催しています。その時の結果は1-1のドローで、前半Y.S.C.C.が先制したものの、その後高知が追い付く格好になりました。
今回はY.S.C.C.のホームで開催することから、ドローで終えたY.S.C.C.が優勢だと思われていました。どちらも勝たないといけない状況ではあったものの、仮に引き分けに持ち込まれても、延長戦やPKはホーム側であるY.S.C.C.に有利に展開されるのではないかと思われたからです。ゆえに、高知としては、これまで以上に勝利が必須条件となってしまったのです。総得点数が低いチームがアウェイで1点をもぎ取るのは、かなり難易度の高いものだと思っているので、高知がそれに臆せず戦えるかが焦点になったと思っています。



KYG03_20241207_160656657こちらは、後半開始時に撮った高知側のスタンド高知からのツアーバスが中止になったという話は聞いていたものの、なんのなんの、地元や関東圏などの高知出身者が、これだけ多く来場してくれましたメインスタンドもぎっしりしていましたよ。
この状況は、Y.S.C.C.サイドも同じで、普段開放されないバックスタンドも開放されるほどでした。その結果、この試合は5101人の来場者が来ておりました。けれども、普段からこのくらいの人間を呼べなかったのかとY.S.C.C.の運営には問いたいですね。






KYG03_20241207_165143327試合は、前半から双方緊迫感のある展開を見せるかと思ったら、前半7分、高知の左からのフリーキックをY.S.C.C.が弾いたと思ったら、それが高知の選手の下に飛び、右へ大きく展開。その展開された球を数人のパス回しを経て、今度は中央にクロスその球をこの試合先発になった新谷聖基選手が頭で合わせ、ゴールマウス左隅に吸い込まれました。Y.S.C.C.が第1戦で行った奇襲を今度は高知がやってのけました。シンプルながらもお手本のような鮮やかなクロスからのヘディングシュートで先制となりました。
その後は、Y.S.C.C.が攻撃的になっていったものの、高知が全員で守る従来のプレースタイルが光り、精度の低さもあってシュートが入らない状況に。高知もチャンスは掴むものの、Y.S.C.C.の執念ある守備で追加点を許さないふうになっていました。

しかし、攻守を入れ替えてフレッシュにしたはずのY.S.C.C.の猛攻は実らず、高知は何とかして追加点を入れたい執念が徐々に実を結びそうな状況になった中、アディショナルタイム突入直後に大一番がやって来ました。
高知は、カウンターで前線に球を持っていき、左に出ていた途中交代の内田優晟選手(29番の選手)がY.S.C.C.の狭い守備の間をかいくぐる一閃を放ち、それがキーパー棒立ちになってしまうほど、ややふかし気味だったものの、まっすぐな弾道を描き、ゴールマウス上部に突き刺さっていきました高知にとっては、J参入を決定付ける、Y.S.C.C.にとってはJクラブとしての終焉を示すことになった追加点となりました。しかも、彼は2年目の若手で、この試合が初登場という『持ってる』選手だから、ホントわからない。



KYG03_20241207_165732946そして、そのままタイムアップ。
0-2(2試合合計1-3)で、高知がJ参入を決めました。一方Y.S.C.C.は、いわてグルージャ盛岡に続くJ退会が確定となり、来年はJFLで戦うことになりました。


高知がアウェイながらも90分間を上手く支配していたように思いました。逆境かつ圧倒的不利な中で、自分達のサッカーを貫けたのが大きかったと思いますし、最後まで点を取る姿勢も素晴らしかったと思います。
一方でY.S.C.C.は細かいミスが目立っており、最初の失点は、ショートコーナーで起こしたミスがきっかけだったと思いますし、2点目も最後決めきれなかったことで生じたミスだと思います。たった一つのプレーでガラッと変わるY.S.C.C.の特徴が、今回は悪目立ちしてしまったようです。



KYG03_20241207_165734821遂に高知がJ参入を決めました。
今年のシーズンから独走状況で、首位での参入も夢ではなかったものの、後半失速して、今回の入れ替え戦にまで至ったわけですから、サポーターの人達も焦燥感を味わったのではないのでしょうか。



KYG03_20241207_165916549今回のために作られた、お手製の切符。
途中経由のアイゴッソ高知と高知UトラスターFCというのが、高知県のサッカー事情を表しているとも。

高知県には、元々J参入を目指したアイゴッソ高知と高知UトラスターFCの2チームがあり、お互いが地域リーグ内で潰し合う格好になっていました。そこで、高知県で一つのチームを作るべきだということで、双方を合併して生まれたのが、高知ユナイテッドSCなわけです。チームカラーの赤(えんじ色)はアイゴッソ、緑は高知Uトラスターのチームカラーだったんですね。このあたりは、鹿児島ユナイテッドFCが生まれた過程とよく似ています
2016年に合併後、四国リーグで圧倒していたものの、地域サッカーチャンピオンズリーグでなかなか勝てない中で、2019年に遂にJFL昇格を獲得。しかし全国展開することやコロナ禍で経営面での悪化が目立つようになり、チーム解散の憂き目にも遭いながら、少しずつ成長し、2023年の天皇杯ではJ1のガンバ大阪と横浜FCを下し、ベスト16まで進みました。そして、今年2位で入れ替え戦に進み、J参入を果たしたのです。



KYG03_20241208_080227425このお手製の切符、本物のような切符で作られました。200枚限定配布だったようです。



KYG03_20241207_172100810「祝J3入会!」と書かれた紙弾幕が用意され、集合写真の時に出されました。



KYG03_20241207_172247404選手とスタッフが集合し、勝利の雄たけびを上げる瞬間。
この日は、高知の全選手が来場しており、FC岐阜から期限付き移籍していた和田侑樹選手もいました。ちなみに、プロ契約をしていたのは、その期限付き移籍でやって来た3選手のみで、それ以外の選手(つまり元々高知所属のチーム)は、全てアマチュア契約になり、どこかで働きながら選手活動を行うというふうでプレーしていたのです。



KYG03_20241207_172730750吉田岳史監督の胴上げシーン。
吉田監督は高知県出身で、現役時代は名古屋グランパス・横浜FC・水戸ホーリーホックなどで活躍していたそうです。だから名古屋サポも来ていたのか・・・。そして、ニッパツ三ツ沢球技場は選手時代の思い出の地でもあるのね。



KYG03_20241207_1207173111一方のY.S.C.C.サイドは、お通夜状態最後は選手や監督がゴール裏に来たそうですけど、怒号に近いエールが飛んでいたらしい。スタジアムDJの1年でJリーグに戻ろうと訴えたものの、平均観客動員数が2000人を越えない中で、本当に戻れるのかが心配ですね・・・。だから5101人来たのに驚かされたわけですけど、半数が高知のサポーターだったとしても、2500人くらいは呼べる実力はあるのですから、普段からこの営業活動を行ってほしいよねぇ・・・。



これで、来年のJ3は栃木シティFCと高知が参入を決め、ザスパクサツ群馬・栃木SC・鹿児島がJ3降格となります。勢いのあるチームと実力のあるチームがやって来ることもあり、来年も激戦が予想されますが、大宮アルディージャのように頭一つ飛び抜けたチームは無いため、団子レースになる可能性もあります。そうなると、選手の個性よりも集団で組織的に戦えるチームになるかだと思います。その点では、高知は有利に働くかもしれませんが、運営面での問題は、まだ完全に払しょくできていないため、今後運営面で安定を図れるのか気掛かりではあります。


来年、高知に行けるのはうれしい反面、アクセス大丈夫かなとか日程大丈夫かなという不安もあります。しかし、今は高知のJ参入を喜ぼうではありませんか。高知ユナイテッドSCの皆様、J参入おめでとうございます。来年の活躍を期待しています。


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Posted by alexey_calvanov at 22:59Comments(0)

2024年11月26日

大どんでん返しのあったアマチュアリーグ2024

Jリーグの戦いはJ1がクライマックスを迎え、J2はプレーオフ、J3はプレーオフとJFLとの入れ替え戦が控えている中、アマチュアリーグでは大きな動きがあったようです。


まずJFL。既に上位が最終節を前に決まっており、栃木シティFCが首位でJ3への参入を決め、2位になった高知ユナイテッドSCがJ3で19位に終わったY.S.C.C.横浜との入れ替え戦に進みます
一方で最後まで決まらなかったのが残留争いで、今年はソニー仙台FCが今年で活動を終了することになったため、最下位が地域リーグとの入れ替え戦に臨むことになります。
ミネベアミツミFC・クリアソン新宿・横河武蔵野FCの3チームに絞られていた残留争いは、最終節で15位だった新宿と16位だった武蔵野がいずれも引き分けた一方で、ミネベアミツミは最終盤に失点を喫したことで最下位が決定。地域リーグとの入れ替え戦に進みます。
思えば、JFLに所属している今年の企業チームは、どこも厳しい状況になっており、Honda FCの7位が最高で、活動終了の決まっているソニー仙台が12位、FCマルヤス岡崎が13位、そしてミネベアミツミが16位と惨憺たるものになっています。モチベーションの維持に難儀しているのではないかと思われてならないのですが、それでもHonda FCは上位に君臨し、門番の役割を果たしているのですから、一時的なものだと思いたいです。

そして地域リーグは、全国地域サッカーチャンピオンズリーグが行われました1次ラウンドが11/8~11/10に、決勝ラウンドが11/20~11/24(試合日は11/20・11/22・11/24)に開催されました。
1次ラウンドは、各地域リーグで優勝した9チーム(北海道十勝スカイアース・ブランデュー弘前FC・VONDS市原FC・福井ユナイテッドFC・FC.ISE-SHIMA・飛鳥FC・福山シティFC・FC徳島・ヴェロスクロノス都農)と全国社会人サッカー選手権に勝ち進んだ3チーム(JAPANサッカーカレッジ・ジェイリースFC・FC刈谷)によって行われ、それぞれ4チームずつ3会場に分かれて行われた結果、Aグループ(ジェイリース・都農・FC徳島・FC.ISE-SHIMA)はジェイリース、Bグループ(市原・飛鳥・刈谷・弘前)は市原、Cグループ(福井・福山・十勝・JSC)は福井がそれそれ決勝ラウンドへ、3会場の中で最も得失点差の多かった飛鳥がワイルドカードで決勝ラウンドに進出しました。
決勝ラウンドは、福井が2試合終えた時点で首位に立ち、市原が最下位に沈んでいた状況下の中、その2チームとの直接対決が最後の試合に組まれ、その結果、市原が6点(福井は3点)を取る大勝利となり、得失点差で市原が2位、福井が3位に転落し、先の試合で勝っていた飛鳥が得失点差マイナスながらも2勝を挙げていたことで1位に躍り出てる結果となりました。これにより、飛鳥が初のJFL昇格、市原が2度目のJFLチームとの入れ替え戦に挑むこととなりました。過去最高の結果に終わったはずの福井が、まさかのJFL行きならず。思えば、失点数が多かったのが響いたのかな・・・。1次ラウンドの立ち回りが見事だった(1勝2分ながらも無失点で切り抜けていた)だけに、決勝ラウンドでなぜできなかったのかが今後の課題になってくるのでしょう。


これに伴いJFL・地域リーグ入れ替え戦はミネベアミツミ(九州)×市原(関東1部)になりますが、関東圏の地域リーグの人達は、リーグ全体に影響を与えかねないくらい激戦区なので、市原に勝ってもらわないと・・・と思っていることでしょう。九州リーグの人達も、強豪が揃い踏みなので、ミネベアミツミには落ちてきてもらいたくないと思います。


J3・JFL入れ替え戦は、12/1に香川県丸亀市にあるPikaraスタジアム(高知のホーム扱いで開催)で13時、12/7にニッパツ三ツ沢球技場で15時にそれぞれキックオフになります。DAZNとLeminoでの配信が決定しており、高知県の方は12/1の試合のみNHKでの放送が決まっています

JFL・地域リーグ入れ替え戦は、12/1にひなた宮崎県総合運動公園ひなた陸上競技場で13時キックオフになります。こちらの入れ替え戦は一発勝負で、JFLチームが有利なレギュレーションになっています。放送はYouTubeのJFLチャンネルで配信されます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:09Comments(0)

2024年11月19日

【J3】初の入れ替え戦が、とんでもないことに【JFL】

J3の19位がY.S.C.C.横浜に、JFLの2位が高知ユナイテッドSCに決まったことにより、史上初のJ3・JFL入れ替え戦が開催される運びとなりました。
1戦目が12/1にJFLのホームで開催し、2戦目が12/8にJ3のホームで開催となるホーム&アウェイ方式となります。両方勝てばいいんですけど、双方引き分けないしは1勝1敗になった場合は、以下の通りになるそうです。


  1. 2試合の得失点差

  2. 第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦

  3. 同じくPK戦(各チーム5人ずつで行い、勝敗が決定しない場合は、1人ずつ蹴り合うサドンデス方式)



得失点差は、例えば1試合目でJ3のチームが1-0で勝ったとしても、2試合目でJ3のチームが1-2で負けて1勝1敗になっても、総得点で見ると、2-3となって、JFLチームの方がJ参入となるという意味になるのでしょう。できることなら、複数得点で勝つというのが求められそうです。
問題なのは、得失点差で決まらない場合で、延長戦以降は、J3チームのホームで行われるので、事実上J3のチームが有利になるのです。JFLチームとしては、先述の展開が必須になるわけです。


そんな入れ替え戦の会場ですが、高知にとってはかなり苦しいことになりました。何と高知のホームが、香川県丸亀市にあるPikaraスタジアムになったのです。そう、カマタマーレ讃岐のホームになっているあのスタジアムです。
何で春野総合運動公園陸上競技場で開催できないのか。答えは簡単で、その日にHi-Six(エフエム高知)主催のマラソン大会が開催されることになっており、あらかじめ抑えられていたんですね。夏の段階で決まっていたのなら、まさか入れ替え戦まで・・・とは想定してない順位だっただけに、見通しの甘さが出てしまいましたね。
じゃあナイトマッチならと思ったら、実は今回の入れ替え戦は、Jリーグが主催の大会なので、J規格が求められるという側面もあり、春野総合運動公園陸上競技場では、照明の基準(1500ルクス以上)が満たされないということなので、できないんですよ・・・。この照明基準は、シーズン終了後に改善される運びだったため、こちらも見通しの甘さがあったのかなと悔やまれます。それでも、高知とはいえ寒い中での開催、かなりキツい試合になっただろうなぁ・・・。
そう思っても、やはりPikaraスタジアムでやるのは、高知には不利Y.S.C.C.は讃岐との試合で何回もやって来ているので、ある程度の特性を知っているはず芝に関しては悪くはないと思うので、Y.S.C.C.が普段通りのサッカーをやれれば、高知を蹂躙してしまう可能性もあります。
それでも、讃岐のサポーターがボランティアでスタジアムのごみ拾いなどの活動を行うとのことで、高知の運営に対してサポートしてくれるようですし、恐らく讃岐の運営が試合運営のノウハウ(特にシャトルバスなど)を伝授してくれるかもしれません。また、中国・四国のJチームのサポーターは、高知のJ参入を望んでおり、Jリーグ空白県ということもあって、近場のアウェイが無くなる関東圏のチームを除いて、大方高知参入を望んでいるようです。今回会場を貸し出す讃岐のサポーターは、土讃線ダービーだと息巻いている人もいるそうで・・・。FC今治がJ2に昇格してしまっただけに、J3が讃岐だけになってしまったら、近くのチームが中国地方(鳥取県)のガイナーレ鳥取だけになってしまいますからね・・・。

ちなみに、入れ替え戦が行われるのは3回目で、最初は当時JFLに所属していた讃岐がJ2に所属していた鳥取との入れ替え戦で使用しています。奇しくも今回と同じ日程で行われたJ2・JFL入れ替え戦というプロ・アマ入れ替え戦だったんですけど、この入れ替え戦が始まる前にJ3設立が決まったため、実際はJ2・J3入れ替え戦になっていました。この時は1-1・0-1で讃岐が合計2点・鳥取が同じく1点取ったため、讃岐のJ2参入、鳥取のJ3降格が決まりました。
その翌年にJ2で21位に終わった讃岐がJ3で2位になったAC長野パルセイロを迎える形で戦うこととなったものの、讃岐が長野を下しています


入れ替え戦の聖地とも言えるPikaraスタジアムで、ジャイアントキリングとJ2の意地を見せた讃岐の力を高知は拝借できるか、それとも何度も戦ったPikaraスタジアムゆえに特性を知り尽くしていると思われるY.S.C.C.が最後まで優勢に運べるか。運命の試合まで、残り2週間弱。


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Posted by alexey_calvanov at 23:04Comments(0)

2024年11月18日

【JFL】ストレートインか入れ替え戦か【第29節】

KYG03_20241117_111930585昨日、愛知県岡崎市に行ってきました。というのも、この日にFCマルヤス岡崎×高知ユナイテッドSCの試合を開催しているマルヤス岡崎龍北スタジアム(岡崎市龍北総合運動場 龍北スタジアム)に行くからです。
この日の試合で、高知が勝てば、栃木シティFCの結果次第では、最終節までもつれ込みます。ただ、引き分けないし負け、あるいは栃木Cが勝つか引き分ければ、その時点で2位確定になります。とりあえず、今回は高知がどんなチームなのかを見ようと思って来たわけです。


ということで、名鉄の東岡崎駅前にやって来ました。建て替え工事に向けて、駅ビルが閉鎖されており、本来の乗り換え方向とは逆の方向に行ってしまった(泣)。
ただ、2030年に完成予定の駅舎が、ちらりと見える看板が撮れただけよしとしよう。
なお、この建て替えに伴い、東岡崎駅名物のバックで出発するバスターミナルも無くなります



KYG03_20241117_122907623スタジアムに着くと、高知の選手バスが停まっていました。高知から瀬戸内の橋を渡って岡崎まで来たのか・・・。かなりの時間を掛けてやって来たのでしょう。ご苦労様です。



KYG03_20241117_123443554右側がアウェイになった高知、その一角には個人幕などの弾幕が張られていました



KYG03_20241117_123515899その中には、FC岐阜から期限付き移籍で行った和田侑樹選手の個人幕も。誰かが作ってくれたんでしょうね。
残念ながら、和田選手は移籍後も出場機会に恵まれず、この日の試合もメンツから外れていました。



KYG03_20241117_123618912そして、高知といったら・・・じゃないけど、大漁旗の横断幕がありました。



KYG03_20241117_123314665さて、スタメシ・・・と意気込んではいない(苦笑)。過去、岡崎のスタメシは、それほど多くないことはわかっていたんです(泣)。
そんなこともあって、最初にセレクトしたのは、MOGUMOGU cafeの「福肉焼きそば」(左)と「知多豚ソーセージ」(右)



「福肉焼きそば」は、やや甘めのソースに青のりの風味が生きている味わいになっていました。ただ、肝心の肉が少なかったのは残念至極
それを補うかのように買った(爆)「知多豚ソーセージ」ですけど、こちらは香ばしい味わいと少し辛めの味付け(しょっぱいというのが正確か)が、肉のジューシーさを引き立てておりました


KYG03_20241117_124733262あまり無いスタメシ、もう少し何か欲しいと思って、etcの「自家製からあげ」を買いました
中は、ごく普通のから揚げですけど・・・。



KYG03_20241117_124737592袋に入っているそれは、結構デカいのよ(苦笑)。8個で1000円なら、1個あたり125円と、3個600円(1個あたり200円)に比べりゃ、まぁまぁオトクか。



こちらは、揚げたてだったのか、結構ジューシーな仕上がりに。醤油の風味も相まって、あっという間に食べてしまった(爆)。


KYG03_20241117_145016172試合はというと、高知はプレッシャーからなのか1年突っ走った疲れからなのか、粗っぽい部分が垣間見えました気迫とかは伝わってくるんですよ。でも、パスが雑だったり、受け取る側も弾いてしまうような受け方が散見されていたんです。アマチュアリーグならいいでしょうけど、プロならそこは狙われます。取りに行きます。取られちゃうかもしれないですよ。止めて受けるという基本を1年できるようにならないと、プロでやる時はヤバいです。

それでも、前半15分にスローインから受けた球をクロスで上げて、岡崎の守備をかいくぐった高知の選手が頭で飛び込んで先制点を挙げました
このまま高知としては逃げ切りたかったのですけど、岡崎も食い下がる双方シュート数は多くなかったものの、岡崎に関しては精度が高いものが飛んできて、あわやゴールとなりかねないシーンが幾度か見られました。そして後半24(69)分、左サイドにボールを展開した岡崎が、中央にクロスを上げ、岡崎の選手も飛び込んだものの間に合わず、高知の守備陣もゴールマウスを防ごうとした中、あわやボールがラインを割るかという時に岡崎の選手が飛び込んできて、角度のない中で放ったシュートがゴールマウス左隅に刺さり、同点になりました。
その後も双方点の入らない膠着状態に陥って、試合終了。これに伴い、高知の2位が確定となりました。



とはいっても、首位に立っていた栃木Cなんですが、カンセキスタジアムとちぎでアトレチコ鈴鹿と戦っていたんですけど、前半で4点取っていた(汗)。その後も点を重ね、6-0の圧勝。この結果、栃木Cが自力で優勝を手繰り寄せ、Jリーグ参入も決めました。そして、高知は2位確定となって、J3・JFL入れ替え戦に挑むこととなりました。その対戦相手は、J3で19位に終わったY.S.C.C.横浜。入れ替え戦のあたりは後日に。


正直、勝負弱いんじゃないかとか思う部分もありましたし、前述の通り、コンディションのせいもあるのか雑で粗い部分も垣間見える。でもスプリントの速さ・飛び出しは目を見張る部分があるので、持ち味を出せれば、上手く転がっていくんじゃないのかなと思っています。
Y.S.C.C.は、決して組織立ってはいないものの、一つのプレーで大きく展開を変えられる力あるチームです。インターセプトが成功した・パスが通った・波状攻撃を仕掛けてきた・同点に追い付いたという本当に単純なことで、展開を変えてしまうのですから、恐ろしいですよ。
高知としては、自分達のサッカーを今一度思い出して、残り少ない時間で、それを再び叩き込み、連携をしっかりと見直して、プロチームに挑んでほしいです。天皇杯で挑むプロチームとは違い、ベストメンバーで挑んできます。ゆえに、軟なことをすれば、あっという間に足をすくわれますよ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:12Comments(0)

2024年10月18日

J3ストレートインと入れ替えの両方が起こりそうな2024年のJFL

2024年のJFLも終盤に入ってきました。今年は、タイトルにある通り、J3への参入と入れ替えが両方起こりかねない状況になっております。早速見ていきましょう。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となり、また◎はJ3ライセンス取得チームになります。なお、HFCはHonda FC、栃木Cは栃木シティFC、V大分はヴェルスパ大分、MFCはミネベアミツミFCとなります。


01位 栃木C(50)+20 ◎
=== J 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 高 知(48)+15 ◎
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 滋 賀(38)+14 ◎
04位 三 重(38) +3 ◎
05位 HFC(37) +1
06位 V大分(37) ±0 ◎
07位 青 森(35) +7 ◎
08位 枚 方(35) -1
09位 沖 縄(34) +5
10位 鈴 鹿(32) +2
11位 浦 安(31) +1
12位 ソニー(26) -6
13位 岡 崎(26) -7
14位 武蔵野(22) -17
15位 新 宿(19) -22 ◎
===JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
16位 MFC(16) -22


前にも書いてますけど、ソニー仙台FCが今年度で活動終了となることでJFL退会となることから、地域リーグへの降格は無くなり、最下位は入れ替え戦の扱いになります。入れ替え戦の辺りは、あとにするとして、まずはJ参入争いから。


ここまで首位をひた走っていた高知ユナイテッドSCが急失速。9/1に行われたヴェルスパ大分との一戦で台風で順延になった中でも1万人を超える観客を動員し、高知県への宣伝の面では成功したものの、そのあたりから勝てなくなってきたお客は来るのに、勝ち試合を届けられないというもどかしい状況が現状になっています。そうしていたら、前節遂に首位陥落となり、2位に甘んじております
このまま勝ち点を積み上げられないと、今でこそ3位とは10の勝ち点差を持っているものの、残り試合が6となっている中、もしかするとさらに転落する可能性もあります。そうなったら、今まで積み上げてきたものが崩れて、立ち直れるかとまで思っています。県民の盛り上がりに水を差す事態になりかねないので、必ず参入を決めてほしいものです。

それと入れ替わるように首位に立ったのが、栃木シティFC栃木ウーヴァ時代からの悲願だったJ参入まで、あと一歩のところまで来ています。シーズン開始当初から地域リーグ上がりとは思えないほど強く、組織立ったサッカーを展開していたので、地道に積み上げたものとはいえ、もしJリーグにやって来たら侮れない相手になりかねないですね。入れ替え戦になった場合は、脅威となることでしょう。もちろんストレートインなら、先述の通りに。
個人的には、田中パウロ淳一選手が元気そうなので、また彼の姿をJリーグで見たいですな。

3位以降に付けているのが、レイラック滋賀とヴィアティン三重のライセンス持ち。特に滋賀は監督交代を噛ませているので、ブーストで上がってきたとも言えますけど、時既に遅しかな・・・。去年もあと一歩のところで入れ替え戦に進めなかったので、今年もそうなるかもなぁ。それは三重にも言えることで、もっと頑張らないと2位に滑り込めそうにないですな。それだけ勝ち点10の差は大きいのです。
ただ、その下にいるHonda FCの存在が不気味2位との勝ち点差11とはいえ、過去の経験からまだまだ積み上げられそうな雰囲気を醸し出しています。でも、勝ち切れないと滑り込めないかな。栃木Cと高知両方を残しているので、そこで勝つと怖い相手です。
V大分も可能性は残していますけど、途中加入の金崎夢生選手がどこまでやれるかで、このチームの行く末が決まるでしょう。状況的にはHonda FCよりも難しいかなぁ。


一方で残留争いですが、今まで最下位だったクリアソン新宿が最下位を脱出し、残留できる可能性を高めてきています勝ち試合は少ないものの、引き分けで勝ち点を積み上げている状況ですね。粘れている証拠です。この先の相手も高知を除けば、勝ち点を積み上げられる可能性の高いチームばかりなので、さらに上に順位を上げられそうです。

そう考えると、勢いのないミネベアミツミFCが少々気掛かり同じ企業チームのソニーが活動休止を決めた中で、ここの動向も気になりますが、九州リーグに落ちても活動は続けてくれるものと信じています。ここでソニーが最下位に収まると、恐らく自動的に入れ替え相手が上がってくることになるので、地域リーグのチームは、そう思っているのかもしれません

あと残留争いを展開しているチームは、横河武蔵野FCやFCマルヤス岡崎・・・って、新宿以外皆企業チームやんけ!企業チームって、ここまで弱体化しているのか・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2024年09月24日

毎年恒例のJ3ライセンス交付の時間です

J3ボトムズがビクビクするJ3ライセンス交付の時間だよー(ニヤニヤ)。
今年は、JFLからJ参入を果たすチームが出てくるのではないかという状況なので、非常に気になる方々が多いと思います。何せ、Honda FCやソニー仙台FCといった『Jの門番』が結構苦しんでいる状況なので、今年ほどチャンスな状況はないですからねぇ・・・。


では、早速見ていきましょう。


今回交付申請をしたのは、新規申請の栃木シティFC、昨年は財務面で申請辞退をした高知ユナイテッドSC(2022年に2023年度のJ3ライセンス交付実績アリ)に加え、昨年もJ3ライセンスだったラインメール青森・クリアソン新宿・ヴィアティン三重・レイラック滋賀・ヴェルスパ大分の7クラブとなりました。なお、昨年はJ3ライセンスだったFC大阪は、今年はJ2ライセンスを申請(結果J2ライセンス取得)しています。
今日出た結果は、申請した7クラブ全てにJ3ライセンスが交付されました。財政面で最も懸念されていた高知も今回は無事交付された(恐らく財政面での懸念を払しょくできたのでしょう)ので、ひとまずJ参入の条件をクリアできたことになります。昨年は、そこで継続審議になって、10月・11月の理事会で審議に掛けられたんですよね・・・。

新規参入となった栃木Cは悲願のJライセンス取得となりました。
栃木Cは栃木ウーヴァ時代からJライセンス取得に動いており、当時は必須条件だったJリーグ百年構想クラブ(以下、百年構想クラブ)に加入していたものの、成績面でクリアできず、2017年には関東1部リーグに降格し、2019年に現名称に変更しても、関東リーグの層の厚さをクリアできず、もどかしい日々を過ごしていました。しかし、昨年関東1部リーグ2位ながらも、百年構想クラブの特権を使って全国地域サッカーチャンピオンズリーグに進出し、見事JFL復帰を果たしたのです。なお、栃木CはJFL復帰後に百年構想クラブを脱退しています。

また、今回も新宿は『施設基準に課題があるものの、東京23区というホームタウンの特性』で交付となりました。まぁ、これはJリーグの忖度なんだと毎度思っていますけど、他の東京23区のチーム(一番可能性があるのは、関東1部の東京23FC)がJFLに上がって来て、J3ライセンスを申請したら、どうなるんでしょうねぇ・・・。ただ、J3ライセンスがはく奪されても、新宿には百年構想クラブを持っているので、関東1部に再び落ちても、この特権を上手く活用できれば、早い段階で戻れる可能性はあるんだよね・・・。


話がかなり横道にそれました(苦笑)けど、今回の7クラブのJ3ライセンス交付に伴い、高知・栃木C・滋賀・三重にはJ参入の道が開けたことになります。この4クラブは、順位次第でJ参入ないしは入れ替え戦に進むことができるからですね。青森・V大分に関しては、J参入ないしは入れ替え戦に進める順位にいるものの、運営面(観客動員数)で問題が生じる可能性が高く、新宿に関しては成績面で今シーズンに関しては難しいでしょう。


いよいよ、地獄の釜の蓋が開く事態となりました。J2からJ3に落ちる時とはケタの違う事態です。この経験をしたのが、今はJ1にいるFC町田ゼルビア(当時はJ2からJFL)なんですよね・・・。
現状JFLに向かいそうなのが、いわてグルージャ盛岡ですけど、この1チームで終わるのかという懸念があります。そう、入れ替え戦枠ですな・・・。ここが混とんとし始めてきたので、結構ヤバいです。このあたりは、来月半ばあたりから逐一述べていくかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:44Comments(0)

2024年08月13日

いよいよ佳境に入ってきた2024年のJFLを見る

現在中断期間中なのはJ3だけではなく、何か連動しているかのようにJFLも中断中なんです。ただ、中断期間が結構長く、約1ヶ月ほどになります。ということで、残り試合13試合(一部チーム除く)になったJFLの現状を見ていきましょう。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となり、また◎はJ3ライセンス取得チームになります。なお、HFCはHonda FC、栃木Cは栃木シティFC、V大分はヴェルスパ大分、MFCはミネベアミツミFCとなります。


01位 高 知(43)+20
=== J 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 栃木C(33)+10
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 三 重(27) +6 ◎
04位 V大分(27) +1 ◎
05位 枚 方(26) +1
06位 青 森(25) +5 ◎
07位 HFC(24) +4
08位 沖 縄(23) +1
09位 滋 賀(22) +6 ◎
10位 鈴 鹿(21) +1
11位 ソニー(21) -3
12位 浦 安(20) -1
13位 岡 崎(18) -4
14位 武蔵野(13) -13
===JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
15位 MFC(12) -17
=== 地 域 リ ー グ 入 れ 替 え ラ イ ン ===
16位 新 宿(11) -17 ◎


J参入を見てみると、首位の高知ユナイテッドSCの勢いが止まりませんね。このままの調子なら、J参入間違いなしなんですけど、外的要因で阻まれる可能性があります
昨年、高知はJ3ライセンス取得に動いたのですが、財務状況で継続審議になり、最終的に辞退した経緯を経ています。改めて今年申請したのですが、今度は財務状況だけでなく観客動員と入場料収益で引っ掛かりそうな状況に陥っています。
ひとえに春野陸上競技場のアクセスが悪いのと高知県民への周知がまだまだな点が足を引っ張る要因になったんでしょうね。入場者数に関しては残り約2万ほど、入場料収入は約600万ほど必要になります。ちなみにホームゲームは残り6試合で、既にアトレチコ鈴鹿とのホームゲームは終了しています。
正直かなり厳しいなぁ・・・と思っています。全て春野陸上競技場で開催できないというのもさることながら、稼げる試合が終わっている点がねぇ・・・。もう高知県内のメディアやインフルエンサー総動員で高知のJ参入を後押しするしか方法が無いし、アウェイのお客さんにも優遇するくらいのサービスを行わないと、ほぼ無理な気がしています。しかもタダ券をばら撒いて客数確保という手段が、入場料収入の絡みでできないので、どうすんだよこれになっていますね・・・。
高知は首位ながらも積極補強に動き、FC岐阜からは和田侑樹選手が期限付き移籍しています。何としても貢献してほしいですわ。


J3チームとの入れ替え戦に入れそうなのは、栃木シティFC・ヴィアティン三重・ヴェルスパ大分でしょうかね。このうちJ3ライセンスを既に取得しているのはV大分と三重で、栃木Cは取得に動くものと思われます。

栃木Cは、JFLでは恵まれた戦力を生かしているのと、下部カテゴリーから上がってきたチームあるあるで、対策を取れないうちに大暴れして勝ち点を稼いでいるんですよ。なので、今後は対策を練られたら、どう出るかというのが課題でしょう。
個人的には、かつて岐阜に所属していた田中パウロ純一選手が活躍しているとのことなので、またJリーグで彼の姿が見たいものです。

三重は、引き分けの数が6と手堅く勝ち点を稼いでいる感じですかね。ただ、得点数が22と少ないので、ホント守備で何とか持ちこたえているとも。だから、岐阜から山内寛之選手を獲ったんだなぁと。

V大分も引き分け数が三重と同じところを見ると、守備で何とか・・・と思ったら、守備もそんなに良くなさそう(苦笑)。2021年から指揮を執っている山橋貴史監督の戦術が浸透しているとしか言えないなぁ。ただ、このチームは観客動員数が絶望的で、こちらも鈴鹿の試合を終えているので、仮に1位や2位に滑り込めたとしても、枠を潰すだけになりそうです。


一方の残留争いの方は、横河武蔵野ユナイテッドFC・ミネベアミツミ・クリアソン新宿に絞られたかなと。マルヤス岡崎FCに関しては、たぶん現状なら降格の可能性は低いでしょう。


武蔵野・ミネベアミツミに共通しているのは、チーム事情が大きく絡んでいるのではないかと。

武蔵野に関しては、コロナ禍前にJ参入を目指したものの、観客動員数でご破算となり、2020年にはJ参入を実質あきらめるような声明を出し、Jライセンス取得の足掛かりになる百年構想クラブも脱退しています。2021年には関東1部に所属している東京ユナイテッドFCの運営会社との共同運営になりました。ただ、この合弁は東京ユナイテッドFCによる母屋(武蔵野)の乗っ取り(武蔵野との合併でJFL参入を狙ったもの)じゃないのかという見方もされており、そのことが影響したのか、2023年には提携解消に至ります。今年からは、横河武蔵野ユナイテッドFCに戻り、事実上横河電機の所有する社会人チームになった格好になります(あくまで横河電機とはスポンサーの関係)。こう見ただけでも、かなり不安定な運営になっていますなぁ・・・。

ミネベアミツミは、2023年まではホンダロックという本田技研工業のグループ会社のチームとなっていたものの、全株式をミネベアミツミに譲渡され、ミネベア アクセスソリューションズとなったことから、チーム名もミネベアミツミFCとなったわけです。その動きに翻弄されたのか、精彩を欠くふうになったのではないかと思われます。もっとも、ホンダロック時代から浮沈を繰り返していて安定していないふうだったので、一時的な可能性もありますが・・・。

新宿は、圧倒的な戦力差かなと。2021年に昇格を果たしたとはいえ、まだまだ戦力を整えられない状況が影響しているのではないかと。そして2022年・2023年の勢いも対策されたことで消えてしまったのかなとも。あとはサポーターとフロントが小競り合いを起こしている状況もチームの雰囲気に悪影響を与えているのではないかとも。フロントがサポーターグループを運営するのは、サッカーチームではなかなか聞かない。過去にプロ野球で、千葉ロッテマリーンズの応援団が行き過ぎた行為に至ったことで解散となり、一時期ロッテの社員だった方がトップになって応援団を運営したことがありますけど、あれはあくまで緊急事態的なものでしたらね・・・。ここが落ちるとまた関東リーグ1部が地獄になるので、踏ん張ってほしいのが、関東1部の本音なんじゃないかしら(苦笑)。


JFLの再開は8/31ないしは9/1からですが、一部チームは、8/18(ブリオベッカ浦安と新宿)・8/23(三重)・8/24(武蔵野とレイラック滋賀FC)に再開となります。


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Posted by alexey_calvanov at 17:00Comments(0)

2024年05月11日

意外なところが躍り出た2024年前半のJFL

J3より少し遅くに始まって、1/3弱のところまで進んだJFLですが、今年はどんなふうになっているのでしょうか。早速見ていきましょう。なお、HFCはHonda FC、MFCはミネベアミツミFCになります。また◎はJ3ライセンス取得チームになります。


01位 高 知(21)+12
=== J 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 枚 方(16) +3
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 沖 縄(15) +6
04位 三 重(15) +4 ◎
05位 滋 賀(13) +6 ◎
06位 栃木C(13) +2
07位 HFC(12) +3
08位 V大分(11) +0 ◎
09位 ソニー(11) +0
10位 鈴 鹿(10) -2
11位 武蔵野(09) -1
12位 青 森(08) -1 ◎
13位 岡 崎(05) -3
14位 新 宿(05) -10 ◎
===JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
15位 MFC(05) -13
=== 地 域 リ ー グ 入 れ 替 え ラ イ ン ===
16位 浦 安(04) -6


昨年7位になった高知ユナイテッドSCが首位に、昨年12位だったFCティアモ枚方が2位に、そして昨年入れ替え戦で何とか残留した沖縄SVが3位に就けています。


高知は、昨年天皇杯でジャイアントキリングを二度達成していることもあり、実力はあるんですね。ゆえに、今年はそれとスタートダッシュに成功して第7節まで無敗で突っ走っていました前節ヴェルスパ大分に負けたものの、まだまだ勢いは衰えていないと思われます。

枚方は、長年ガンバ大阪で活躍し、2019年から4年間枚方で選手生活を送った二川孝広さんが監督を務めています。昨年は監督としてはルーキーイヤーだったこともあってか、上手くいかなかったところが多かったようで、下から数えた方が早い格好になりました。ところが、今年は選手の補強が上手くいったのか、選手の特徴を掴めるようになったのか、上位に躍進しています。1点差ゲームをモノにしているのが大きいですね。

沖縄は、創設者の高原直泰さんが昨年で選手兼監督業を退いてから、上手くいくようになりました。今年から新たに就いた小野木玲監督が、アンダー世代監督やサッカースクールコーチながらも清水エスパルスで実績を積んでいたことが大きな糧になっていたのではないのかなと思います。また高原さんが代表業に専念できたことで、選手の個々の評価がしやすくなり、補強面でいい方向に向いたのかなと思います。


一方で、昨年のチャンピオンだったHonda FCが7位、昨年3位だったレイラック滋賀が5位、その滋賀のJ参入プレーオフ進出を阻んだブリオベッカ浦安が最下位に沈んでいます。

Honda FCは、ここ数年はスロースターターなチームだそうなので、まだ挽回の可能性がある。

滋賀もまだ5位なら慌てる順位ではないものの、補強面を昨年同様のレベルで行っているのに、この成績では少し心配になるのは、わからないでもないです。

問題なのは浦安で、どうも選手とコーチを引き抜かれてしまったようです。ここもスロースターターなチームらしいですけど、2年目に成績不振を叩き出しているので、この補強面での失敗が後々響かないのか心配ではあります。


なお、現状このままの状況で進めば、今年もJリーグ参入チームは無いように思えますけれども、Jリーグライセンスを申請すると思しきチームがちらほら出てくると思うので、まだわかりません。
現状J参入を目論んでいるのは、高知・枚方・沖縄・栃木シティFC・アトレチコ鈴鹿・浦安のようです。観客動員・財務状況・成績面など様々な足かせがあるのですけど、上位に躍り出て来れば、注目度が俄然上がります。今後は天皇杯で名を売るのもいい策になるのではないかと思います。リーグ戦と並行してやっていくのは大変ですが、ここで名を売れば、参入できなくとも多くのサポーターを得られるかもしれません。


次回の試合は、5/18・5/19になります。これが終わると6月まで試合がありません(先述の天皇杯の影響)。調子のいいチームはそれを維持するために、悪いチームは立て直しのために費やして、優勝ないしはJ参入を目指して頑張って頂きたいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 18:45Comments(0)

2023年08月04日

感動さえ覚えた試合

8/2に行われたサッカー天皇杯4回戦(ラウンド16)。8試合行われた中で、唯一アマチュアリーグから参加していたJFLの高知ユナイテッドSCがJ1の川崎フロンターレと戦いました


高知のホームで行われたこの試合には、7000人以上の観客が押し寄せ、大変な熱狂に包まれていたとのこと。公共交通機関があまり無い会場だったにもかかわらず、この入場者数だったのは、それだけ前回の横浜FC戦の熱狂が残っていたことと高知への応援が一過性のものではなかったということを示すと同時に、交通アクセスの脆弱さ・クルマ社会を如実に示すという課題も浮き彫りにしました。
試合に関しては、後半に川崎の波状攻撃が功を奏し、そこで上げた1点を守り切って、川崎が勝利。準々決勝(ラウンド8)にコマを進めることになりました。
しかしながら、高知の完敗ではなく、むしろ高知が非常に攻めていた内容だったように思いました。主導権は川崎が握っていたとはいえ、高い位置からボールが奪えていたし、早い駆け上がりで川崎を翻弄し、あわよくば・・・というところまではいったものの、ゴールを割ることができなかったんですね。最終盤で川崎の守備が奮闘したシーンも見られました。繰り返しますけれども、主導権を川崎に握られていたとはいえ、紙一重で高知が勝っていたとも思いました。それだけ惜しいシーンがたくさんあったんですね。
この日の試合は、NHK BS1で見ていましたけど、目頭が熱くなりそうなくらいにいい試合をやっていました何度でも何度でもゴールを目指す高知の姿に、思わず頑張れと思うほどに感激し、川崎の波状攻撃で失点した時には、我が事のように悔しがっておりました試合終了の瞬間には、本当に残念でならないと高知のイレブンに思ったほどです。


これから高知はリーグ戦に集中することになるのでしょうけど、今回の勢いを大事にして、高知のJ3参入に繋げてほしいものです。ただ、現状(7/30現在)の順位が11位と今シーズンの参入は厳しいものになるかもしれないので、長期戦で挑んでいってほしいです。


感動的な試合の一方で、酷い有様を見せた試合もありました。それは次回以降書いていこうかと。


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Posted by alexey_calvanov at 22:32Comments(0)

2023年07月19日

激戦だった第103回天皇杯3回戦

先週水曜日に行われた天皇杯3回戦。何で今日の今になって書いているのかは、後でお話しします。

その天皇杯3回戦は、激闘の言葉がふさわしいものになっていました。下カテゴリーのチームが、あと一歩で・・・という試合もあったようなので、今年に限って言えば、下カテゴリーだからといって舐めて掛かってはいけないということなんでしょうかね。<いやいや、毎年そうだって(ニヤニヤ)。


まずは、FC岐阜から見ていきましょう。今年は3回戦まで残り、J1のアビスパ福岡と戦いました。
メンツを見て大丈夫かなと思ってましたが、なんのなんの。大善戦でした。普段スタメンに出られない、下手したら控えにも入れないメンツが、各上相手に激闘を繰り広げました。
前半39分にルーキーの羽田一平選手が先制点を挙げ、このまま逃げ切れるかと思ったのですけど、さすがはJ1、入れ替える選手がスタメン級なので、もはや反則とも言えるくらい。すると、徐々に福岡に押し切られ、終盤に同点。そして延長戦で逆転負け(2-1)となってしまいました。
力尽きたという雰囲気で終わった岐阜。しかしよくやってくれました。競り負けたのは、色々な部分で差が出てしまったのかなと思っています。ぜひこの経験を次に生かしてほしいです。


さて、J3やJFLなど予選を勝ち抜いたチームがどうなったのかというと・・・。
一番のサプライズが、高知県代表であるJFLの高知ユナイテッドSCJ1に昇格した横浜FCを1-0で破りました。恐らく高知はJFLの試合が無い(第16節が休み)こともあって、普段のメンツを揃えて戦ったと思われます。そしてホームで戦えたのもアドバンテージになったのではないかと。思い切って全力で戦ってきたことで、ベストメンバーではないものの、圧倒的ではあったはずの横浜FCに勝ったのかなと思っています。

その他、同じJFLから勝ち上がったヴェルスパ大分は北海道コンサドーレ札幌に敗れています


激闘という面では、J2のチームがJ1のチームを破る事態も散見されました。昨年優勝した横浜・F・マリノスがFC町田ゼルビアFCに1-4で破れる事態になりました。こちらは相手のホームでコテンパンにやられる事態。奇襲をされたというのはNHKのスポーツでの表現。開始早々に入れられ、前半で0-2。横浜FMが点を入れたのは、最終盤という有様。下手したらクリーンシートでやられるという屈辱を味わうところでした。


そして、激闘を通り越し、死闘を繰り広げたチームもありました。

鹿島アントラーズ×ヴァンフォーレ甲府の試合は、延長戦でも決着が付かず、PK戦に。そのPK戦も相手がPKストップしたと思ったら、返す刀でPKストップになるという持久戦の様相を呈していました。結果11人目で甲府が決めるという死闘となりました。

その次にすごかったのが、FC東京×東京ヴェルディの東京ダービー同じカテゴリーでの対戦は2011年、カップ戦で見れば2016年以来のダービーマッチ。長い時を経て行われた試合は、前半にFC東京が先制したものの、終盤に東京Vが追い付き、延長戦に。そこでも決着が付かずにPK戦となり、9人目で決着が付き、FC東京が死闘を制しました
ただ、このダービーマッチは因縁を通り越して陰険なものになり、東京Vのスポンサーに貼り紙を貼ったり、生卵を投げつける行為や試合開始直後にFC東京ゴール裏から花火が上がるという行為が見られました非常に残念な行為であると同時に、器物損壊や危険行為といった犯罪になる部分もあるので、犯人が名乗り出て、入場禁止の処分を下したとはいえ、これで終わりにせず、しっかりと反省してほしいと思います。やった相手だけでなく、クラブとしても(対策書など事後報告は必ず出さないといけない)。

さらに日を越えての死闘になったのは、カターレ富山×アルビレックス新潟の一戦
こちらは、7/12に試合が行われたのですけど、折しも線状降水帯が富山県を襲っており、激しい雨と雷の中で3度試合が中断し、4度目の中断で試合中止が決まったというものになりました。
試合そのものも新潟が先制すると富山が追い付いて逆転。富山逃げ切り・・・と思っていたら、終盤に新潟が追い付いて、延長戦に入った前半で新潟が逆転というシーソーゲームにもなっていました。そこで中断→中止になったのですから、特に富山は心が折れる展開だったと思うんですよ。それなのに、再開試合の延長戦後半、新潟がさらに点を重ねた中でも最後の最後で1点入れてるんですよ・・・。最後は新潟がペナルティエリアで犯したファウル(PK)が認められなかったという不運もあっての新潟逃げ切りになってしまったんでしょうけど、どちらも雨の中の試合で、双方ホントによく頑張ったと思います。延長後半の15分だけのためにやって来た2256人の観客の皆様は、本当にご苦労様でした。それ以前に大雨の中だったのに3837人の観客を動員したのもすごかったんですけどね・・・。


さて、ラウンド16(4回戦)になる天皇杯、最大の注目は、高知の対戦相手。何と、J1の川崎フロンターレと当たります。優勝経験のある強豪とどう戦うのか。8/2の試合が楽しみです。恐らくNHKでやるだろうな(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2022年09月27日

2023年にJリーグの地に立っているチームは、どこか

今日、J1とJ3ライセンスの取得が発表されました。


J1ライセンスに関しては、新規取得がいわてグルージャ盛岡のみ。それ以外(45クラブ)は全て昨年取得したJ1ライセンスを維持することになりました。なお、盛岡・秋田・水戸・鹿児島・琉球に関しては、施設基準の例外適用を活用して取得となっています。規定年数内に改善をしない溶けないのですが、はてさて。


そして、JFLとの入れ替え戦の絡みがあるJ3ライセンスに関しては、既存クラブも含めて6クラブが認められることになりました(J3に所属しているクラブはJ2ライセンスを申請しているため、まだ未発表)。このうち新たに認められたのが高知ユナイテッドSCとヴェルスパ大分。V大分に関しては、念願のライセンスになったことでしょう。

ということで、JFLの順位表を見てみましょう。左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合となります(◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチーム)。


1位 HFC(45) +21 ⑧
2位 大 阪(45) +14 ⑧ ◎
3位 奈 良(39) +11 ⑧ ◎
4位 青 森(37) +9 ⑧ ◎
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 V大分(37) +8 ⑧ ◎
6位 武蔵野(36) +10 ⑦
7位 岡 崎(36) +7 ⑦


やはり出てきたHonda FC。ここが優勝へのJへの門番になりそうですな。そうなると、FC大阪・奈良クラブ、そして新規取得した青森との三つ巴にJ参入ラインより下にいるV大分が絡めるかどうか。
実力の面で行けば、大阪と奈良が可能性が高く、V大分は過去に上位に食い込んでいるまたは優勝している経験があるので、その次になるかもしれません。青森は2017年以来の久しぶりな上位戦線なので、この3チームに食いつけるかどうか。
ただ、今回JFL上位にいる4チームに振り掛かってくる問題が、観客動員数問題2020年と2021年はコロナ禍ということで例外扱いになっておりましたが、今年はしっかり施行されるとのこと。今年はカズこと三浦知良選手が鈴鹿ポイントゲッターズに加入したことによる『カズ効果』が期待されていたものの、その『貯金』をほとんどのクラブが吐き出してしまったらしい。やはりコロナによって試合が平日開催になったり、他の試合が入らなかったり、入っても会場のキャパが小さいために十分に望める数にならなかったり・・・と複合的な要因があるようです。このあたりは、チーム内で頑張ってほしいけど、東京武蔵野ユナイテッドFCの件もあるからなぁ・・・。


まさかのJ参入チーム無しという不安を抱えながら、JFLは終盤戦に差し掛かります。これからの試合は、勝ち負け以外にも観客動員数を気に掛けてみた方がいいかもしれませんね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:19Comments(0)

2022年02月28日

【百年】新たなクラブと停止になるクラブが発表【構想】

Jリーグライセンスをもらうために必要なJリーグ百年構想クラブ。このライセンスが認められれば、Jリーグ入りも近付くので、是が非でも欲しいものになります。


今年のJリーグ百年構想クラブの認定が発表され、4クラブに承認が下り、1クラブに資格停止処分が下りました

新たに認定がされたクラブは、宮城県にあるコバルトーレ女川、東京都にある東京23フットボールクラブ、高知県にある高知ユナイテッドSC、沖縄県にある沖縄SV(エスファウ)になります。元々Jリーグ入りを強く要望していたクラブでもありました。この中で、高知のみJFLに所属し、他3クラブは地域リーグに所属しています(それぞれ東北1部、関東1部、九州)女川と沖縄は全国地域サッカーチャンピオンズリーグの常連ですから、ご存じの方も多いでしょう。
女川は2017年にJFLに所属していたものの、1年で降格。以降なかなか地域リーグから脱出できません。今回の一件でJFL復帰を果たすきっかけになればいいかなと思っています。
一方で高知は念願の百年構想クラブ入り。あとはJ3ライセンスさえクリアできれば、順位と観客動員など諸条件達成でJ3参入を果たせますコロナ禍でライセンスの条件が厳しくない今だからこそ狙い時でもあります。Jリーグ空白県なので、早めに決まることを望みますけれども、もしJ3入りが決まっても、2023年からJFLへの入れ替えが始まると、一番厳しい場所に立つのではないのでしょうか。
沖縄はJFLまでの壁が極めて高くもがき苦しんでいる印象で、当初は圧倒的な力で勝ち抜けていたものの、ここ数年はギリギリで九州リーグトップ通過というふうですね(2020年はコロナの影響でリーグさえ開催していなかった)。女川同様、今回の一件でJFLに入れる原動力になればいいのですが・・・。
東京23は南葛SC・クリアソン新宿に続く23区3番目の百年構想クラブ。現状では新宿が一番Jリーグ入りに近いクラブですけど、新宿がもたつくと南葛や東京23にもチャンスが巡ってくるでしょう。23区にあるクラブは、スタジアムをどうするのかが最大の課題になりますが、決まってしまえば一気にJリーグに向かえる実力はあるだけに、今後初の23区クラブ誕生レースが激しくなるのではないのでしょうか。


新しく百年構想クラブ入りが認められた一方で、鈴鹿ポイントゲッターズが百年構想の認定を一時的取り消されることになりました。
鈴鹿は片八百長疑惑・持続化給付金の不正受給・告発者への金銭の提供など様々な疑惑が浮上しており、同じ日にJFLの規律委員会が鈴鹿の懲罰対象になる行為があると結論付けたため、後日日本サッカー協会から処罰が下ることになっています。
鈴鹿が百年構想クラブに復帰するためには、ガバナンス体制の改善とステークホルダーからの支援継続がなされることとされています。過去に懲罰行為のあった奈良クラブの時とほぼ同じ処罰なので、復帰までには時間は掛からないと思いますけれども、一件一件が重い事象なだけに、一歩間違うと長引く可能性は否めません。特に日本サッカー協会の処罰が気になるところ。三浦知良選手を獲って注目を浴びているクラブなだけに寛大な処置で済ませたいと本音は思っている人達がいるかもしれませんけれども、今後のJリーグ入りの透明性とアマチュアサッカーの未来に賭けても公明正大な処分を願うところです。


なお、百年構想入りを目指していたおこしやす京都ACは、普及活動に関する条件が未充足・財務状況とガバナンス体制にも課題が挙げられたため、認定が見送られました。しかし、京都AC側が再度申請を行ったため、5月末の理事会以降に再度裁定した結果が出るとのこと。諸条件をクリアして決まってほしいですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:36Comments(0)

2021年12月11日

カズ争奪戦?

Jリーグ草創期から、いやその前の時代から日本のサッカー界を引っ張ってきた男、カズこと三浦知良選手。36年目を迎えた今年、大きな動きがあるようです。


横浜FCで2006年以来、J2とJ1で戦ってきたのですが、今年に限って言えば、リーグ戦は1試合、カップ戦は3試合の出場のみとなり、リーグ戦に至っては、3/10の浦和レッズ戦の途中出場で出た1分のみとなっていました。既に54歳となり、ピッチの上に立っているだけでも驚かれる有様で、プレーに関しては老いを隠し切れないと評する人もいるくらいです。


それでもなお、来年はJ2で戦うことになった横浜FCは来季の契約を打診したそうですけど、ここに来て出場機会を求めて移籍するのではないかという報道が、にわかに沸いてきました


かねてから言われているのは、来年はJ3で戦うことになったSC相模原
このチームは、望月重良がオーナーを務めているのですけど、彼がカズを慕っており、彼のためにチームの背番号11を空席にしているとさえ言われています。実は、地域リーグ時代から行っているとのことなので、カズへの想いは半端ないとも言えます。同じ神奈川県にあるチームなので、今住んでいる家から通えるのもメリットではあります。

同じJ3ならY.S.C.C.横浜も獲得に名乗りを挙げたと言われています。
Y.S.C.C.の場合、ホームグラウンドが横浜FCと同じニッパツ三ツ沢球技場のため、同じ環境で戦えるのが強みになってくるでしょう。監督も変わることが決まっているため、監督で衝突するということも現状ありません。何よりフットサルチームもあります。フットサルの経験もあるカズ、そこには松井大輔選手も所属しているので、サッカーのオフシーズンでもプレー感覚を失いたくないのなら、フットサルでプロとしての感覚を維持することも可能と言えば可能です。


J2に残りたい場合、横浜FC以外で名乗りを挙げたのは、FC琉球
この場合は、観客動員数を伸ばしたいという意味合いが強くなってくることでしょう。琉球は今年コロナ禍の影響をモロに受けたというのもあるのですけど、観客動員数が大きく伸び悩みました野球・バスケットボールの人気が高い沖縄で、サッカーはマイナースポーツの印象がぬぐい切れません。そうなると、小野伸二選手を読んで集客の上げた経験のある琉球は、カズを招聘してもおかしくないことでしょう。ただ、出場機会を得られるかという部分では厳しいかもしれません。


カズに関しては、アマチュアリーグも注目を集めているところがあります。
一つは、高知ユナイテッドSC2019年に地域リーグから上がってきたJFLのチームです。来年が(2020年から戦ってきた)JFLでの3年目になります。
高知が欲している理由は、高知がJリーグに上がるための機運を盛り上げたい点・観客動員数を伸ばしたい面。そして何よりプロとしての戦いを植え付けたい面があるそうです。高知は、若手の多いチームであり、アマチュア契約の選手ばかりのチーム。そんな中でJリーグの経験も若い時にブラジル留学をしているカズから学ぶことは多いと思っているからです。カズの出場機会を求める面でもある程度は合致するのでしょうけど、J3並のレベルがあるJFLでやっていけるのかという疑問は、ファンならずとも思っているのではないのでしょうか。

そして、鈴鹿ポイントゲッターズも注目すべき球団になるでしょう。
このチームは、今年夏からカズの兄である三浦泰年さんが監督を務めています。そして三重県初のJリーグ入りを狙っています今年は上位3チームに大きく引き離されながらも4位に入り、来年上手く行けばJリーグ入りを果たせるかもしれません。それを見据えた新スタジアム構想もあるのですが、反対派の活動も少なからずあるため、彼らへのけん制と機運の盛り上げのためにカズ投入というのも十分にあり得ます話題性で行けば、このチームが一番なのではないかなと思ってなりませんけれども、三浦監督のいなくなった時が一番辛い・・・


ちなみに、横浜FCのロッカールームからは、置いてあるはずの荷物が既に引き上げているという情報もあり、移籍は既定路線という見方もあります。彼がどの道を選ぶにしても、来年がラストイヤーになる覚悟で挑んでほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2021年10月29日

J参入次第で降格ラインの変わる2021年のJFL

前回J参入争いを書いていきましたが、今回は残留争いを書いていきますちょっとJFLの残留争いはややこしいので、今回分けて書く事態になったわけです(苦笑)。


まずは、どこがヤバいか見ていきましょう(以下、左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合。この中のHSCはホンダロックSC)。


12位 滋 賀(30) -11 ⑥
13位 高 知(29) -12 ⑥
14位 岡 崎(26) -13 ⑦
15位 HSC(22) -18 ⑦
16位 武蔵野(20) -15 ⑦
=== 降 格 ラ イ ン ===
17位 刈 谷(17) -22 ⑦


純粋に考えると、降格の可能性が最も高いのが、FC刈谷で、1年で昇格したチームが落ちてしまうのは、2017年のコバルトーレ女川以来になるのか。一度降格すると再昇格を果たすのが非常に困難なのは、落ちて行ったチームの顛末を見るとわかります。
そう思うと、再昇格を果たしたホンダロックはすごいのですが、今回は残留争いの真っただ中2度目の降格の窮地に陥っています。
さらにJ参入に近付いていたはずの東京武蔵野ユナイテッドFCも降格争いの窮地に。2019年で決めきれなかったのが本当に悔やまれる結果になっていますね・・・。
新スタジアムが完成したFCマルヤス岡崎も厳しい。ホンダロックよりかは少し上になっているものの、刈谷と同じくらい負けの込んでいる展開を見ているので、最後まで残留で苦しめられそうです。
状況次第とはいえ、何とか安心できそうなのは、MIOびわこ滋賀と高知ユナイテッドSC。ただ、この先で取りこぼしがあると、一気に窮地になるでしょう。


さて、今の順位表には降格ラインまでしか書いていません。実は15位の上には入れ替え戦ラインが引かれるのですけど、この入れ替え戦ラインが下がる可能性があるのです。今年のルールを見てみましょう(以下ほぼ原文ママ)。


①J入会チームが無い場合、17位チームは自動降格、16位チームは、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(以下全国地域CL)2021の1位チームと、15位チームは、全国地域CL2021の2位との入れ替え戦を行う。
②J3へ1チーム入会した場合、17位チームは、全国地域CL2021の1位チームと、16位チームは、全国地域CL2021の2位との入れ替え戦を行う。
③J3へ2チーム入会した場合、17位チームは、全国地域(以下全国地域CL)2021の2位チーム入れ替え戦を行う。全国地域CL2021の1位チームは自動昇格とする。


というわけで、J参入チーム次第で下の動向が大きく変わってくるんです。これまた①・②・③の順番で見ていきましょう。



12位 滋 賀(30) -11 ⑥
13位 高 知(29) -12 ⑥
14位 岡 崎(26) -13 ⑦
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
15位 HSC(22) -18 ⑦
16位 武蔵野(20) -15 ⑦
=== 降 格 ラ イ ン ===
17位 刈 谷(17) -22 ⑦


12位 滋 賀(30) -11 ⑥
13位 高 知(29) -12 ⑥
14位 岡 崎(26) -13 ⑦
15位 HSC(22) -18 ⑦
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
16位 武蔵野(20) -15 ⑦
17位 刈 谷(17) -22 ⑦


12位 滋 賀(30) -11 ⑥
13位 高 知(29) -12 ⑥
14位 岡 崎(26) -13 ⑦
15位 HSC(22) -18 ⑦
16位 武蔵野(20) -15 ⑦
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
17位 刈 谷(17) -22 ⑦


以上の観点から、現状のままだと、①ならば、武蔵野は全国地域CL1位のチーム・ホンダロックは全国地域CL2位のチームと、②ならば、刈谷は全国地域CL1位のチームと、武蔵野は全国地域CL2位のチームと、③ならば、刈谷は全国地域CL2位のチームと入れ替え戦を行います。ゆえに、14位までが最低目標、16位までには絶対残らないと自動降格に巻き込まれるでしょうね・・・。ただ、いわきFCが頑張っているので、①のケースは万一になるのかなとも思っています。


先述の通り、一度下に落ちるとなかなか上に戻れない仕組みのため、各チーム必死になり、必然的に残留争いが白熱することになるでしょう。巻き込まれた身にとってはキッついですけど、傍から見ていれば、実に面白いサッカーの醍醐味である残留争い、アマチュアだからと言って侮るなかれ。白熱した展開はプロのそれと全く同じ、いやそれ以上だと思いますので、ここ数年はYouTubeで配信されていますから、よろしければ見て頂きたいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:50Comments(0)

2019年11月25日

アマチュアリーグも最終コーナーを曲がったところにまで

Jリーグも終盤戦ですが、アマチュアリーグも終盤戦に。まずは地域リーグからJFLに上がるための決戦である全国地域サッカーチャンピオンズリーグから。
福井ユナイテッドFC・FCいわき・おこしやす京都AC・高知ユナイテッドSCで迎えることになった決勝ラウンドは、福島県にあるJヴィレッジスタジアムで、11/21~11/24まで行われました
中1日で行われた過酷な試合は、2試合目でいわきが早々とJFL昇格を決め、残る1枠は、京都ACと高知との直接対決で決まることになりました。最終日に行われた直接対決は高知が3-1で下し、JFL昇格を獲得。この結果により、四国地方は全てJFLを経験したことになります。そして、早くて数年後には四国最後のJリーグチームになりそうです(今後も参入するだろうが、既に徳島・愛媛・香川にはJリーグチームがあるため)。

いわきは、やはり強かった。フィジカル面で強化されているとは言っていたものの、その面を存分に発揮していたのかなと思います。失点は引き分けに終わった福井戦のみ。ただ、昇格が決まった後の試合なので、評価の面ではデメリットとして見ることは難しいでしょう。やはり天皇杯でJリーグのチームを破ってきただけのことはある来年最強アマチュア軍団であるHonda FCとの戦いが楽しみです。日程が合えば、是非とも見に行きたい。
そして高知は、念願のJFLあと一歩でJリーグ入りが見えてくるところまで来ましたが、ここからが正念場。Jリーグに向かうのは、今大会より容易かもしれない。しかし、全国の猛者が集い戦うリーグ。Jリーグに入会したいライバルをいかに蹴落とすか、そして門番とどう立ち向かうのか。いわきとは違い、まだまだ素地が足りないと思うので、少なくとも1年は修業と思って、地道に強化を図ってほしい1年生き残れれば、その先の戦い方もやりやすくなるでしょう。


一方、JFLでも結果が見えてきました。
Jリーグ入会と優勝戦線は既に決まりました。優勝はHonda FC、Jリーグ入会はFC今治となりました。東京武蔵野シティFCは観客動員数で未達となり、今年のJリーグ参入はなりませんでした。

一方で残留争いは大詰め。


15位 松 江 (22)
--- 降 格 圏 ---
16位 流経大 (21)


松江シティFCと流経大ドラゴンズ龍ケ崎との得失点差はわずか1点。しかも最終節は、この2チームの直接対決という何ともドラマチックな展開に。これを偶然生み出したとしたら、日程くんは何とも残酷な・・・。
しかし、アマチュアリーグは中継されることもないし、インターネットで結果もなかなか出てこない・・・とお嘆きのあなた。何とYouTube(JFLオフィシャルチャンネル)で公式配信されるそうな。わかってらっしゃる。
ちなみに、流経大が負けると、唯一の学生主体のチームが消滅。あまつさえ、地獄の関東リーグがさらにカオスになるという異常事態になってしまうそうです。流経大のホームなので、松江は苦しい戦いになるでしょうけど、Jリーグを目指すための試練と思って戦ってほしいです。


しかし、ここまで関東リーグがカオスになると、関東リーグを南北(群馬・栃木・茨城・埼玉と東京・千葉・神奈川・山梨の南北)に分けるべきなんじゃないのかね・・・。少しでもカオス味を減らして、少しでも昇格のルートを広げてあげないと厳しすぎやしないか・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2019年11月11日

世界で最も過酷な昇格劇、ファイナルラウンドへ

全国地域サッカーチャンピオンズリーグが現在開催中ですけれども、11/8~11/10まで開催された予選ラウンドが終了し、決勝ラウンドに進む4チームが決定しました。


Aグループは、北信越リーグ優勝の福井ユナイテッドFC(旧サウルコス福井)、東海リーグ1部優勝のFC刈谷、いわゆる輪番枠で出場のFC徳島、九州リーグ優勝の沖縄SVの4チームで争われ、2勝1分(勝ち点7)の福井が勝ち抜けました
Bグループは、北海道リーグ優勝の北海道十勝スカイアース、東北リーグ1部優勝のFCいわき、関東リーグ1部優勝のVONDS市原FC、全国社会人サッカー選手権大会で優勝したFC TIAMO枚方の4チームで争われ、2勝1分(勝ち点7)のいわきが勝ち抜けました
Cグループは、いわゆる輪番枠で出場のブランデュー弘前FC、関西リーグ1部優勝のおこしやす京都AC、中国リーグ優勝のSRC広島、四国リーグ優勝の高知ユナイテッドSCの4チームで争われ、3戦全勝(勝ち点9)の京都ACが勝ち抜けました
A・B・Cリーグの2位の中で最も優秀だったチームに与えられるワイルドカードは、沖縄・枚方・高知の3チームが2勝1敗(勝ち点6)と並んでいたため、得失点差での争いになり、激戦の末、得失点差+6で終わった高知が勝ち進みました(沖縄は得失点差-3、枚方は同0)


・・・見ているだけで激戦だわ(汗)。過去にこの激戦をくぐり抜けて今のあるJチームもあるわけですから、他人ごとではないと思う人も多い(特にこの厳しい状況を知っているサポーター)のではないのでしょうか。

Aグループは激戦になると言われていた中で、旧サウルコス時代からの常連である福井が順当に勝ち進んだとも言えます。沖縄も健闘したのですが、福井に6点取られたことで実質勝ち進む芽を奪われてしまったのかなと。ただ、天皇杯・全国社会人サッカー選手権、そしてここでの経験と初物尽くしで得た経験が、来年の昇格劇に向けてきっといい方向に動くものと願っています。
Bグループも激戦になると言われていた中で、初出場のいわきがプレッシャーに負けず勝ち抜きました。やはり過去ジャイアントキリングを何度も成し遂げたチーム。全国社会人サッカー選手権準優勝、東北1部リーグ無双の実力だけあって、これだけ強いのかなと。地獄の関東1部リーグを勝ち抜いた市原、全国社会人サッカー選手権優勝の枚方、北海道リーグ優勝の十勝は及びませんでした。特に市原はショックでしょう。来年も地獄の関東1部リーグを勝ち抜かないといけないのですから・・・。
Cグループは、実力伯仲でどこが勝ち抜くかわからないと言われていましたが、蓋を開けたら京都ACの独り勝ち。しかもここからワイルドカードが出るというオマケ付に。最後の最後で決まったSRC広島があまり準備をできずに草刈り場になってしまったのかな・・・。ゆえに高知がワイルドカードを掴めるきっかけになったんでしょう。


さて、福井・いわき・京都AC・高知の4チームで争われることになったJFL昇格争い会場がJヴィレッジスタジアムということもあって、いわきが断然有利となっております。いわきが1枠持って行くと仮定すると、Cリーグを無双した京都ACが有利かなと。もしいわきがコケると、福井にもチャンスが巡ってくると思います。申し訳ないけど、高知は草刈り場になると思います。
決勝ラウンドは、11/20から開始され、1日おき(2試合目が11/22、3試合目が11/24)で次の試合が組まれることになります。日程感覚が開いて少し楽になっているとはいえ、激戦であるのは変わらない。ゆえに開いている日程でどう立て直すかがポイントになってくるでしょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)