2020年02月29日

動画公開しました(2020年2月29日)


日本最後の行商専用列車になる鮮魚列車の様子を撮影してきました。3/13の最終日に撮れるかわからなかったので。

10:13頃から、鮮魚列車についての解説をしております。


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Posted by alexey_calvanov at 07:23Comments(0)

2020年02月23日

日本最後の行商専用列車「鮮魚列車」を見てきた

先日、鮮魚列車が廃止になる話を書きましたけど、やはり気になって、土曜日(2/22)に行って来ました3月にも行けなくはないけど、3/7はJ3の開幕戦で難しい3/14になってしまうと行商専用列車としての鮮魚列車の運行は終わってしまっている(3/14にダイヤ改正が行われるため)。だから、平日に仕事をしている人にとって、有給休暇以外で見るチャンスは、もう2/22と2/29、そして3/7だけしかないのだ。

ニュースで運行終了を知って、すぐに伊勢市駅そばで宿を確保し、宿泊の日には仕事を終えたらすぐに家に帰って、そそくさと準備をして伊勢に向かったのです。
ちなみに、鮮魚列車そのものの運行ダイヤは、駅にある時刻表や行き先案内板には全く表示されないため、いつ出るのかわからない困ったもの(ただ、近鉄のアプリでは貸切扱いで表示されるらしい)。しかしながら、鉄道ファンという猛者が時間を知っており、今の時代ならネット検索で調べることができた。どうやら平日および土曜日の6:05頃に宇治山田駅に着き、6:11頃に出発8:58頃に大阪上本町駅に着くのだそうな。ただ、ノンストップで向かうのではなく、いくつか駅に停車して、後から来る特急などに追い抜かれるようです。


というわけで、午前5時半にホテルをチェックアウト。鮮魚列車の始発になる宇治山田駅に向かうことにしました。「ドラゴンクエストウォーク」でツボ割りと歩数をついでに稼ぎながら(ニヤニヤ)。
この宇治山田駅、伊勢市駅から数分のところにあり、私が泊まったホテルからでも、少々寄り道があったとはいえ、10分位で着いてしまうのだ。距離にして600mあるかどうか。確実に1kmは無いと思われ。
しかし、宇治山田駅は立派な駅舎で、貴賓室や火の見やぐらもあるくらい。それもそのはず、首相や天皇陛下が伊勢神宮に礼拝するために使う駅だからで、火の見やぐらに関しては、ここが高い建物だからということらしい。


SHV39_0102そんな宇治山田駅に鮮魚列車がやって来た。
3両編成で、中は座席のみという極めてシンプルな構成。行商人しか乗らないから広告なんて一切無いのよね。こちらの車両は方向(行き先案内)幕が壊れていないので、『鮮魚』という表記が出ておりました。対して、もう一方の車両は壊れていて、方向幕が板状のものになっていました。昔から使ってたのを取ってあったのか、新しく作ったのか・・・?



SHV39_0103光っててわからないでしょうから、拡大。
それでもうっすらとしか読めん(泣)。



SHV39_0104鮮魚列車の停まっていたホームには、車が乗り付けられるようにスロープと転車台がありました。
てっきり、鮮魚列車用のトラックが来るもんだと思っていたのですけど、実際は、その昔この宇治山田駅で終点になっていた時代に、鳥羽や賢島に向かうためのバスを横付けして、このホームからすぐに乗り換えられるよう配慮したものだったそうで。賢島駅まで延伸した後にも観光バスが乗り付けるために利用はされていたそうですが、1994年を最後に使用されていなかったとのこと。



鮮魚列車は、私が調べていたダイヤ通りに出発。この日は、雨が降る予報だったからか、漁に出ていなかったのか、行商人関係者は誰も現れず、いわゆる空気輸送の状態で出発となりました。

さぁ、いよいよ追い掛けるために大阪上本町駅まで先回りすることになります。
すぐに電車に乗って向かえばよかったのですが、何を思ったのか、6:30の大阪上本町行きの急行まで待っていたのです。その後、ダイヤ的にギリギリになるだろうからと、伊勢中川駅で特急に乗り換えたわけですけど、このチョイスがナイスプレーとなり、後々響いてきたのです。


SHV39_0107大阪上本町駅に着いておよそ10分後、何と鮮魚列車がやって来た。おお、私が調べていたダイヤより10分近く早く到着していたわ。これ急行に乗ったままならアウトだったわ・・・(汗)。

しかし、空気輸送のままここまで来たのか・・・。これは大勢来ている鉄道ファンのためにやってるのだとしたら、頭が下がりますわ。普通今日ゼロですというふうなら、車庫に帰っておしまいでもいいわけで。
なお、扉の空いた状態で通ったわけではないので正確ではないのですが、車内から魚臭のような生臭さは感じられませんでしたね。



というわけで、午前9時位にはもう一連のイベントは終了となってしまいました。夕方まで待ってもよかったのですが、そこまで追い掛けると夜になっちゃうんだよなぁ。かといって、すぐに名古屋まで帰るのも味気ない。せっかく大阪に来たのだから、もう少し楽しんでいこうと思い、「ドラクエウォーク」をしながら、結果的におみやげクエストのある通天閣まで日本橋経由で行って来ました(ギャハ)。<底無しのバカがここにいるわよ!


SHV39_0108そんな中、偶然訪れることになった恵美須町停留場阪堺電気軌道阪堺線の起終点として利用されていた駅舎です。今月から100m南に新しいホーム(1ホームのみ)が完成したため、お役御免になりました。それ以前から、複数ホームあったけれども利用されていなかったそうですから、往時の勢いを知るための駅舎というものだったとも。老朽化していたので仕方ないのでしょうね。
ちなみに、駅舎そばにある喫茶店もまもなく閉店してしまうそうで。あの景色が好きだった人は、お早めに行った方がいいのかもしれないです。



もちろん、行き帰りの道中にはいろいろ飯を買って行ったのですが、その話はまた後日。


SHV39_0110おまけ
行き先が相撲取りの名前になってるぞ(ニヤニヤ)!<大阪場所が近いからとかいう理由じゃないよな。



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Posted by alexey_calvanov at 23:23Comments(0)

2020年02月15日

【魚ぎょギョ】さらば鮮魚列車【ダイヤ改正】

日本では、その昔行商という人達が産地から都会まで魚や野菜などを売っていました。スーパーが無かった時代には、とても貴重な購入ルートとして重宝されたそうです。
その人達が乗る電車が、行商専用列車と言われるもので、原則行商人(会員証のようなものを持っている人)しか乗ることができませんかつては日本のそこかしこで見られたそうですが、時代の流れで次第に廃止になり、今残っているのは、近鉄が運行している鮮魚列車のみとなりました。
近鉄の運航している鮮魚列車は、上りが宇治山田、下りが大阪上本町・大阪上本町~松坂まで運行している行商専用列車で、鮮魚を取り扱うという特殊性(鮮魚の発する臭いで魚臭いという苦情に配慮するため)から、組合員だけしか乗れない列車になっていました。日曜・祝日を除いて運行され、早朝と夕方各1本(上りが早朝、下りが夕方)のみとなっています。
しかし、その鮮魚列車も、漁業組合の会員数の減少・モータリゼーション・道路網の発展に伴い、次第に利用者数が減り、車両の老朽化に伴って維持が難しくなったこともあり、3/14のダイヤ改正をきっかけに廃止が決まったそうです。


乗ることはできなくとも、一度見てみたいと思う列車ではあります。ただ、早朝や夕方という条件がネックで、ダイヤにも掲載されていないため、なかなかチャンスが無いんですよねぇ・・・。ただ、今回の件で、是非行かないとと思いましたよ。行商専用列車としては最後の列車になるものですから・・・。


行商専用列車としての運行は、3/13で終了となりますが、鮮魚列車としての運行そのものは無くならないようです。今後は鮮魚を扱う車両を1両接続し、そこに乗って頂くという形になるそうです。もうしばらくは鮮魚運行の火は消えなさそうです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:05Comments(0)