2023年05月09日

黄いないおこわ

SOG03_102046愛知県(特に尾張地方)では、こどもの日(端午の節句)に「黄いないおこわ」というおこわを食べる風習が残っています。『黄いない』というのは、『黄色い』という意味になります。また『黄いない』は、『黄色い』の古語とも言われています。
「黄いないおこわ」は、くちなしの実で黄色く染めたご飯(もち米)に黒豆を入れて炊いたものです。一般的なお祝い時のご飯として、「赤飯」がありますけど、その「赤飯」に入れる小豆やささげが手に入らない時期があったため、「黄いないおこわ」が生まれたのではないかという説もあるようです。

いずれにしても、今日まで「北海道産黒豆入り黄おこわ」という名のようになりながらも残っているんですね。ちなみに、こちらはイオンで買ったものです。



実は、「黄いないおこわ」を食べるのは初めてだったりする。名古屋に長いこと住んでいながら、あまり見たことも無かったし、食べたことも無かったように思えるものですね。ウチの母が岐阜の人間なので、知らないか美味しくないと思った(実際半分食べたのだが、まずいの連呼(苦笑))のか、買わなかったんでしょうな。
私は、美味しいと思いましたけどね。塩気の利いたもち米のご飯と黒豆のホクホクした食感がよかったです。くちなしの風味はそんなに感じませんでした。買って時間が経っていたからだろうか。


来年も見掛けたら買おうかねぇ。せっかくの地元の食品、食べることで残さないといかんわね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:38Comments(0)