電子レンジは卵の中心部から加熱されるため、黄身から水分の沸騰が始まり、白身と殻に包まれていることから外気よりも高圧となってしまい、水の沸点が上昇してしまいます。でき上がった時には、黄身は熱膨張による体積の増加に伴って、白身と殻を押し破って外気に触れてしまい、この瞬間に急激な減圧が起こってしまうのです。それに伴って、沸点の下がった黄身に含まれる水分が蒸発→気化をたどり、水蒸気爆発が起こるわけです。
そんな電子レンジに、もう一つの注意事項が加わろうとしています。特に台所に近いところでインターネットをやっている人達は要注意です。<オマエの家だよな(ニヤニヤ)。
ネット上では、よく電子レンジを使うとWi-Fiが遅くなるという話が出ていました。電子レンジから発せられる電磁波の影響ではないかとささやかれていたこの話、実はその通りらしいのです。
Wi-Fiの規格は、2.4GHz帯と5GHz帯の2種類からなっており、2.4GHz帯では電波が遠方にまで届く一方で他の機器との干渉が起こりやすく混線しやすい面もあります。5GHz帯はWi-Fiでしか使われていないため干渉の心配は無いものの壁や障害物に弱い欠点もあります。その両方を使って、電波を維持しているのがWi-Fiだったのです。
ところが、電子レンジを使うと、電子レンジから発せられる2.4GHzの電波帯がWi-Fiから発せられる2.4GHzの電波帯に干渉し、ノイズとなります。しかも電子レンジの電波は強力なので、状況によっては家全体のWi-Fi通信に影響を与えてしまっているのです。そのため通信に支障をきたすわけです。
ちなみに、2.4GHzの電波帯は様々な機器で扱われているため、混信しやすいところでもあるのです。電子レンジから物理的に離れても改善されない場合は、他の電子機器が影響を及ぼしている可能性があるので、それからも離れるか電源を切ってしまうことが求められます。また、電波帯をセレクトできるルータもあるそうなので、それに買い替えるのもいいかもしれません。

