2012年04月28日

春の新アニメ2012 その8 氷菓

春の新アニメ2012、今季最後の作品になりそうなのは、米澤穂信(ほのぶ)さん原作のミステリー小説「〈古典部〉シリーズ」が原作の作品「氷菓」です(「氷菓」のタイトルは原作の第1巻から)
この作品も前評判が高く、制作陣が「フルメタルパニック」シリーズを手掛けていたことを考えれば、納得できますね。
さらに、この作品は岐阜県高山市を舞台にしているとのことなので、地元の高山市も観光面で力を入れていこうとしてるようです。ちなみに、メインの舞台になっている神山高校は精霊流し(卒業式の際に制帽の白帯やセーラー服のスカーフを結んで一本の帯のようにし、近くの川に流すもの)で有名な斐太(ひだ)高校


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


折木奉太郎は神山高校に通う高校1年生。自らの信条を省エネと称すほど余計な事には首を突っ込まない、仮に何かを行わなければならない場合は最小限の力で動くのだそうな。

そんな彼が姉の手紙(姉は逆らえない存在のため)をきっかけに廃部寸前の部活古典部に入ることになった。
どうせたった一人しかいないだろうとタカをくくって部室になる地学講義室に向かうと、なぜか美少女が1人中にいるではないか。話しているうちに彼女も古典部部員なのだという。
内側も外側も施錠方式になっているこの教室。完全密室状態だったのになぜ彼女はいたのか?その謎を解くことで、彼の隠遁とした生活は一変するのだった。



というふう。


パッと見ですが、同じ角川の小説シリーズ・京都アニメーション制作という先入観からなのか、「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズを思い浮かべてしまったわけですね、あの主人公が第三者的なナレーションを行うと特に。しかも、ほぼ無気力な部分もよく似てて。
唯一違うのが、ボーイズミーツガールの演出あたり。主人公がハルヒに引っ張られるのに対し、この作品は主人公が千反田に引っ張られたり引っ張ったりという相互を引き立てる感じになっていますね。腐れ縁の福部がそのアクセントになっていい味を出してるとも言えるんですけど。


どちらかというと、ミステリーというのは副次的なものであって、メインはこれから登場する人達も含めて彼ら神山高校の生徒達が繰り広げる青春群像劇だと思います。地味ながらも素晴らしい作品になる予感がしてきましたね。


こりゃ、高山に行ってみたいわ(笑)。名古屋からなら特急で2時間もかからないし。


放送局・放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:28Comments(0)TrackBack(0)

2012年04月22日

春の新アニメ2012 その7 さんかれあ

春の新アニメ2012、7回目の今回は月刊少年マガジンで連載中の作品が原作の「さんかれあ」です。
原作が少々マイナーなゆえに、あまり知られていない作品とも取れますね。ただ、「けいおん!」などのようにマイナーどころから急激にメジャーブランドになっていくこともあり、特にTBS作品はそのあたりのプロデュースが上手いです。制作陣というのかマーケティング陣の着眼点が素晴らしいんだろうなと正直思っています。
その証拠に、作者のはっとりみつるさんは「ケンコー全裸系水泳部ウミショー」(週刊少年マガジン連載作品)で有名になった方ですし。
そんなTBSが選んだ作品、一体どうなんでしょう。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


ゾンビをこよなく愛し、ゾンビ映画を観賞するのが趣味の降谷千紘。彼は男子高である紫陽高校に通う高校1年生。

ある時、飼い猫のばーぶが近所のおじさんが運転するトラックにはねられ死んでしまう。そこで彼は、かねてから手に入れた古文書に書かれていた蘇生術を試すことにしたのだった。
町の郊外にある廃墟の施設。それが彼の実験場だった。

夜な夜なそこに入り浸る彼の下に、紫陽高校そばを流れる川の対岸にある女子高の散華女子学園に通うお嬢様(理事長の娘)で紫陽高校生徒達の『アイドル』でもある散華礼弥(れあ)が現れる。彼女は施設にある井戸に自身のうっぷんを絶叫していたのだ。
あまりの予想外の行動に思わず動揺する千紘。それを見られて困惑する礼弥。しかしながら、お互いに秘密を抱え合う二人は一気に意気投合するのだった。


しかし、そんな二人には思いがけない出来事が待ち受ける・・・。



というふう。


正直主人公は悪趣味というのか、他の人には理解されないだろうなと思えてなりません。人によってはかなり不快な作品と取られてもおかしくないでしょう。正直性悪な面も併せ持っているようにも感じますし。
一応ラブコメという作品のジャンルにはなるそうですけど、1回目を見る限りでは、そのようには見えないの現実。今後の展開次第とも取れるでしょう。


今回に限って言えば、TBS作品は不発気味でしょうか。ネタが尽きてきた中での選考になるので厳しいところもあるんでしょうけど、今後の作品、特に7月は大きいのが出てくるので、そこを楽しみにして待つことにしましょう


放送局・放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 22:29Comments(0)TrackBack(0)

2012年04月21日

春の新アニメ2012 その6 あっちこっち

春の新アニメ、6回目は「まんがタイムきらら」で連載中の4コママンガが原作の「あっちこっち」です。
この作品も期待されている方だと思いますし、実際「けいおん!」と並ぶ人気連載でもあります。いわゆる日常系の一種になるのでしょう。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


音無伊御のことが好きなツンデレ娘の御庭つみき。恋愛沙汰に関しては朴念仁な音無伊御。そんな2人は一緒の高校で一緒のクラス付かず離れずの距離でいるから周りの友人達は時には冷やかし、時には温かく見守っている状況

今日も2人の日常を軸にした物語が始まる。



というふう。


第1話は各キャラの顔見せということで、主人公以外にもその取り巻きや担任などが登場しましたけど、それはいいとして、正直期待していた人には申し訳ないのですが、あまりなぁ・・・というふうですね。
日常系作品は抑揚が付けにくいので、ともすれば淡々とし過ぎてヤマが無い作品になりやすいんですよね。かといって突拍子もないヤマを付けると途端に非日常が色濃くなりすぎておかしく感じ始める。とにかくさじ加減の難しいジャンルです。

その危惧が今回は当たっちゃったなと。ヤマのない日常系アニメになってしまってます。時々クスッと来る時もありますが、全体的に低空飛行ですね。
例えば、「けいおん!」のように日常のほんわかした中にもシャープなボケやツッコミが入ってくるとか、音楽シーンと日常シーンとのメリハリが効いている・・・というふうな感じだったり、「キルミーベイベー」のような突拍子のない部分はあるけど、主人公の強烈なうざったさ成分がたっぷりのボケと相手役のツッコミのコントラストが際立っているふうだったりと、何かしらの特徴があるわけです。

このままいけば、「日常」並のコケ方をするんじゃないかと。要は人を選ぶ作品になりかねないなと。「日常」は再放送もして再評価とも言える向きはありますが、はてさて・・・。


放送局・放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)TrackBack(0)

2012年04月19日

春の新アニメ2012 その5 シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~

春の新アニメ、5回目はセガから発売されたPSPの「シャイニング・ハーツ」をベースにした作品である「シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~」です。
イラストはTony、アニメーションはProduction I.Gということで、かなり気合が入っている作品・・・ではあるものの、パンがメインに置かれているこの作品、一体どうなるのやらというふうにも。ちょっと気になりますね。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
獣人族やエルフ、人間など様々な種族が共に暮らすウィンダリア島に流れ着いた少年・リック。彼は島に住む3人の少女、アミル・ネリス・エアリィに助けられ、海岸に打ち上げられた難破船に住みながら、3人の彼女が住処にし営んでいるパン屋「ル・クール」でパン作りに励んでいた
緩やかで穏やかな生活、それでいて日々パンの評判はうなぎ昇りになり忙しい日々を送っていた。

しかし、それも長くは続かなかった。赤い月が出て、嵐が起こった夜から、彼らの身には様々な出来事が起こるのだった。



というふう。


まぁ、様々なところで『パンアニメ』と揶揄されていましたが、その理由が何となくわかった(苦笑)。
放送中、終始パンの話題ばっかりだもの(爆)。それでいて、美味しそうに描かれているパンを見るにつけ、これは美味そうだと思う反面、深夜にこれやられたら腹減ってまうやろ(汗)。
しかしながら、内容がちっとも入って来ない(爆)。唯一パンが『万能食品』だってことはよくわかった(ギャハ)。これほど内容のない作品は久しぶりだなぁ。


放送局・放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:49Comments(2)TrackBack(0)

2012年04月14日

春の新アニメ2012 その4 夏色キセキ

春の新アニメ2012、4回目はオリジナル作品である「夏色キセキ」です。
オリジナル作品でありながら、近年のオリジナル作品の人気とキャスト・主題歌がsphere(スフィア)である点や静岡県下田市を舞台にする作品であることが公開前から明示されていたこともあり、前評判が結構高かった作品です。ちなみに、ローソンが協力していることもあってか、タイアップも既に決まっています


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


静岡県下田市にいる4人の少女。
普段は何気ない日常を送る彼女達だが、ある時運命のいたずらとも言える出来事に巻き込まれる。水越紗季が東京の学校に転校するというのだ。
理不尽ともいえるその出来事に対してなのか、彼女達に舞い降りたひと夏の奇跡を描いたのが、この物語である。



というふう。


いわゆる日常系の青春群像劇を描きたいと思うんですけど、妙に変な感じでファンタジーが入り込んでしまっているために、その部分だけが浮いてしまっているように思えるんですよねぇ。ともすれば荒唐無稽なことやってるというのか。まぁ、正直4人組でのど自慢大会で優勝できますようにというお願いが叶ったレベルで留めておいたほうがよかったんじゃないのと思えるのですが、それ以上のものが無いとインパクトが無いというのも事実ですし・・・。でも、大空に舞うのは大げさすぎるだろう(苦笑)。


これは口の悪い人が見たら、「sphereを出したいだけの作品」と揶揄されてもおかしくないな。このままリアリティを強調するかファンタジーを強調するかをどっちつかずでやってしまったら、そう言われそうですね。
それに加え、自治体とのタイアップが放送前から積極的に行っているというのも、フリーク達の反感を買っているようですし。「輪廻のラグランジェ」でもこの方式でかなり叩かれてましたからね。あの作品はそれなりに面白かったので何とかいけたんですけど、面白くもないタイアップがキツすぎるとかだと目も当てられない・・・


放送局・放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:32Comments(0)TrackBack(0)

2012年04月13日

春の新アニメ2012 その3 戦国コレクション

春の新アニメ2012、3回目はコナミが展開しているソーシャルゲームが原作の「戦国コレクション」です。
2012年3月現在300万人が遊んでいるとのことで、近日ブラウザ版が配信されるとのことです。この「戦国コレクション」はイケメン(男)武将と女体化武将の2パターン(?)が用意されているようで、今回は後者の女体化された武将が活躍するというお話になっています。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


我々とは全く違う時間軸にある異世界の戦国時代。そこでは我々のよく知る戦国武将達が女性になって活躍し、群雄割拠の時代を生き抜いていた
しかし、その群雄割拠の時代で活躍していた戦国武将達、そして同じ異世界の文化人達もが突然異世界(つまりは我々の世界)に飛ばされてしまう
自分達の世界にない物ばかりで戸惑いながらも、徐々に順応していく彼女達ではあったが、自分の世界に戻るために自身の体に埋め込まれている宝玉を集めるために、一緒に飛ばされた彼女達を探すのであった。



というふう。


実はこの作品、全くのノーマーク。面白いんかしらといぶかしながら見ていたわけです。
しかし、まぁ予想より面白かったなと。よくある異世界に来た人が驚いて戸惑いながらも順応していくというありふれたものながらも、丁寧に描かれていたのは好感触。
ただ、イラストがもさいというのか何と言うのか・・・この点でかなり損をしているんじゃないかと思います。キャストも若手中心ということで正直訴求点が難しい作品でもありますが、上手くやれば化けるんじゃないのでしょうか。こういうところは、その昔やっていた、コナミ提供のアニメ作品である「セイントオクトーバー」にも言えたことですが・・・。


これから転がり方次第では面白くなりそうですけれども、ヤマのないまま迎えると厳しいのかもしれません


放送局・放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 22:59Comments(0)TrackBack(0)

2012年04月08日

春の新アニメ2012 その1 Fate/Zero 2ndシーズン

2012年の春アニメが徐々にスタートしてきました。
ただ今シーズンは、かねてから言われていた『原作の枯渇』が露呈しているような気がします。あとは、いい作品が特定の日に集中していて見られないという現象が見られますね。
そんな中の紹介になっていきますが、今期いい作品は出てくるのでしょうか?


注目の1回目は、ファンには待望の2ndシーズンになる「Fate/Zero」です。
前期はいきなりクライマックスで終わってしまったので、どうなるんだろうと思った人も多いのではなかったのでしょうか。
あらすじは続きモノなので、割愛。今回は所感から書き進めていきます。


いきなりこの話から見た人には何が何だか・・・となったんでしょうが、放送再開前の先週・先々週にリミックス放送を行っているので、ある程度あらすじは追いかけて行けたのではないかと。
前半のクライマックスの続きからなので、高揚感をどこまで持ってこられたかなと思ったのが正直なところ。ただ、リミックス放送を見ている人にも十分伝わったかなと思います
気になるのが、この話であまりに引っ張りすぎていないかなと。正直今回で、このもつれは解決できないのかなと。シーズンをまたいでするようなことじゃないとさえ思っていたのに、まだ引っ張るのかと。
これから盛り上がってくるとは思うものの、ちゃんと13話なり12話なりで終われるんだろうな・・・といぶかしがってしまうような内容です。


放送局・放送時間の詳細は「続きを見る」にて。


『Fate/Zero』 Blu-ray Disc Box Ⅰ『Fate/Zero』 Blu-ray Disc Box Ⅰ



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Posted by alexey_calvanov at 22:49Comments(0)TrackBack(0)