2013年04月20日

春の新アニメ2013 ランキング ワースト

さて、ここからはワーストの発表です。今回はドングリの背比べ的な部分も多く、決めにくいというふうに感じましたけど、以下の作品にしました。


まずワーストは、「惡の華」
作品は悪くないと思うんですよ。思春期のドス黒い部分をこれでもかこれでもかとかなり陰湿に描いているんです。ヒロインもある種変態で気持ち悪い部類に入るんです。
でもロトスコープの実験材料として使うのがいかにと。はっきり言えば、作画で全ての評価を台無しにしていると言ってもいいでしょう。気持ち悪さの倍増というメリット(?)もなくはないですけど、そうポジティブに考えないと厳しい

次が、「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」
こちらも作画が非常に気になるストーリーももっさりしてて煮え切らない部分を感じます。24話ということでそうしているのなら、もう少し詰め込んでいいよと。
同じ作画の方が描いている「機動戦士ガンダムSEED」とかもここまで酷かったっけ?そう言いたくもなります。コメディ色を出したいのか、日常のチームラビッツの抜けた加減を出したいがためにそうしているのか、何とも言えない作画崩壊です・・・。

3番目は、「ゆゆ式」
実はこの3番目のワーストを選ぶのが非常に難航しましたそれだけ差がないというふうに言えるわけですけど、そんな中この作品にした訳は、ヤマの少ない作品で、見てて面白みが感じられないということでしょうか。ガールズトークってこんな感じなのと言いたくなるくらい中身のない会話に終始しているのが気になりましたね。こういうもんなんだと割り切れば面白いのかもしれません。ただ、映像でやるものじゃないよね・・・とも。クスッとも来ないのが非常に気になります。同じ風な作品でもクスッと来るんですけどね・・・。


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2013年04月19日

春の新アニメ2013 ランキング ベスト

今回の春アニメのランク付けをしていこうかと思います。ただ、もう1本「忍者ハットリくん」のインド放映版が5月に入ってから放送開始予定なんですけど、とりあえずそれは外しておきます(評価の良し悪しは別として)。
さて、今期は16本見ていますが、続きものが多いなという印象と、期待に反してあまり面白いと膝ポンできるような作品は少なかったなと思います。かさだけ多くて水ぽっい味な感じでしょうか。なお、今回もベスト3・ワースト3で見ていこうかと。


というわけで、今回のベストは「はたらく勇者さま!」冬の「琴浦さん」同様、今回ぶっちぎりで面白かったと言える作品でしょう。
テンポのよさ、間の取り方の上手さ、そしてカルチャーギャップとカルチャーショックが強烈に描かれていて、かつ魔王と勇者がその世界に戸惑いながらも順応している姿が何とも滑稽。ちょっとしたシットコムとも取れるふうになっています。もちろんシリアスなモードもあるので、作品としての見どころはしっかりと持たせています。

2位は「よんでますよ、アザゼルさん。Z」
この作品は続きものになるので、正直その点での評価をどう見るかで悩んだんですが、相変わらずエロ・グロ・ナンセンスのギャグが突き抜けているので、この地位に来ています。このセンスが付いて来れない人にはオススメできません(ギャハ)。

3位は「革命機ヴァルヴレイヴ」
第1話でここまで見せるアニメは珍しい。しかも意外にも熱血アニメ的な要素を持たせた(状況が状況ゆえにそうなったとも言える)作品でもあります。色々な謎を持たせて次回に引っ張ろうとする流れも上手く、今後の展開次第ではかなり面白くなりそうですね。サンライズ製作ゆえに、ガンダムシリーズの匂いもしますけれども、ロボットものが好きな人複雑な人間関係が好きな人にはオススメです。

次点は「デート・ア・ライブ」
真面目にやってるつもりが、フィルターが掛かって不真面目(コメディ)に見える・・・というギャグ的な要素を持たせたアニメにはよくある手法です。この作品もコメディ要素が強く、敵同士の女子が主人公を巡って駆け引きを繰り広げるという、よくありがちながらも勘違いと組織の『誘導』で上手いこと新鮮さを維持してくれています。この作品も今後の展開次第で面白くなりそうですね。


次回はワースト3の作品を紹介していきます。


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2013年04月15日

春の新アニメ2013 その16 変態王子と笑わない猫。

春の新アニメ2013、最後になると思われる16回目は、メディアファクトリーのMF文庫Jから刊行されているライトノベルが原作の「変態王子と笑わない猫。」です。
放送開始前からBS11と一部地上波で専門のCMが流れていたので、それで知った方も多いかと思います。なお、2月から大阪にある関西圏をエリアにするラジオ大阪とインターネットラジオ(HiBiKi Radio Station)でこの作品のラジオ番組が行われているとのことだそうです。

そういえば、MF文庫Jというと、先日亡くなられたヤマグチノボルさんが「ゼロの使い魔」を刊行していたところ。屋台骨だったライトノベルが無くなり、今後メインを飾るために、「僕は友達が少ない」などと共にメイン作品としてこの文庫を支えていくことになるのでしょう。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


何かにつけ女のことしか考えていない煩悩だらけの横寺陽人は、女の子の水着姿が見たいという理由だけで陸上部に所属していた。そんな折、その厳格な性格ゆえに『鋼鉄の王』と呼ばれている陸上部部長から時期部長を指名されることになる。しかし、本音を出すことのできない陽人は断ることができなかった

何とかして本音を出せる人間になりたいと思ったある日、腐れ縁の幼馴染みポン太から町外れの一本杉の丘にある笑わない猫の像に自らの煩悩を引き取ってもらうよう願い、見事解放されたということを聞くことになる。早速その像の前でお供え物を持って建前を引き取ってもらうようお願いしたところ、そこで本音を引き取ってもらいたい筒隠月子と出会い、共に笑わない猫の像に願い出る。すると、陽人は建前を、月子は本音を見事引き取ってもらえたものの、陽人は本音しかしゃべれなくなり煩悩丸出しになり、変態王子と揶揄され、月子は表情が無くなってしまった


以降、2人は共闘してそれぞれの失ったものを取り戻す日々が始まる



というふう。


この第1回で、それなりの登場人物が揃っており、それが丁寧に描かれているのではないかと思います。ただ、全体的に流れが急なようにも思えてならなかったですね。特に本音だけしかしゃべれなくなったところをもう少しわかりやすくならなかったのかなと。全体的にしっかりとしている感じがあったので、そこだけが残念なところですね。


とりあえず、今後の展開次第ですかね。話としては結構しっかりとしているとは思いますので。


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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2013年04月14日

春の新アニメ2013 その15 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

春の新アニメ、15回目は小学館から刊行されているガガガ文庫のライトノベル「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」です。
タイトルは長いものの、かなりインパクトのある名前ではありますね。この作品自身ノーマークで、どうなるのか気にしないまま見ております。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
「青春とは嘘であり、悪である」、これは主人公の比企谷八幡(ひきやはちまん)が課題の作文内で書いた一文彼は幼少時から友人作りをあきらめ、半ばぼっち生活であることにためらいのない精根腐っているとも評されるほどすさんだ生活を送っていた。
そんな彼の性格は高校に入っても変わることなく、先述の作文を読んだ国語教師兼生活指導担当の平塚静のカンに障ることとなり、彼は奉仕部という謎の部活に強制入部させられることになる。


問題行動の多い人が集うらしいこの部活には、容姿端麗な雪ノ下雪乃と後に入部してくるクラスメイトの由比ヶ浜結衣という個性の強い面々がいる。そんな彼女達によって八幡自身も変わっていく・・・のだろうか。



というふう。


とにかく、主人公のクズっぷりだけが際立った(笑)。それ以上でもそれ以下でもない。以上(ギャハ)。
・・・でダメ?<真面目にやれ。

でもね、正直そう表現しかできんのよ。ただ、クッキー作りのシーンで、主人公の言葉は悪いものの、それなりに優しさを見せているあたり、根はいい子なんだろうなと垣間見せる部分もありましたね。
ヒロインの一人である雪乃も、主人公には口悪いものの、もう一人のヒロインである結衣にはそれなりに優しいといったところを見せていますね。

要は人付き合いの距離がわからない人間が、この部でその距離を計っていく過程を描いたものなんだろうなと思います。少々淡々としている面があり、人によっては面白みに欠けるかなと思うのが残念なところ。恐らく通して見ていくとこの作品の魅力がわかりやすくなるのかもしれません


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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春の新アニメ2013 その14 革命機ヴァルヴレイヴ

春の新アニメ2013、14回目はMBS制作のアニメアワー「アニメイズム」で放送されているオリジナル作品「革命機ヴァルヴレイヴ」です。
この作品はサンライズ制作、分割2クール、オープニング主題歌はT.M.Revolutionと水樹奈々さんとのコラボ等々放送前から数多くの話題を振りまいております


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


真暦71年、宇宙都市ダイソンスフィアの開発によって、人類の宇宙進出が加速し、人類の7割が宇宙で生活する時代になった。その過程で勢力は大きく2つに分裂し、軍事同盟から発展した国家連合ドルシア軍事盟約連邦と貿易協定から拡大した環大西洋合衆国(ARUS)という国家によって統治されていった。
その2つの国家の間にある宇宙都市国家ジオールはどちらの勢力にも付かず、中立の立場に立っていた。しかし、その中立は互いの国家のいいなりとも言える状況で、カネで物事を解決するという有様だった。


その平和も、突如襲いかかってきた(正確には、ジオールで建造されていたメカの強奪作戦のサポートのために襲来した)ドルシア軍によってもろくも崩れ去り、ジオールのモジュール77地区に住む高校生時縞ハルトもその中に巻き込まれていくハルトは想いを寄せていた指南(さしなみ)ショーコが巻き込まれたことで激高し、謎のメカに乗り込み、討伐しようとするのだが・・・。



というふう。


何気ない平和な日常がこれほどまでもろくも崩れ去るという過程が、たった30分の中で丁寧に描かれていて、かつ戦闘シーンの熱さに素晴らしいものを感じましたね。映像のきれいさもともかく、キャラの詳細がかなり多かったにもかかわらずキチンと描かれていたのには好感触。生存不明(MIA)状態になったショーコも少しの登場ながらも結構な存在感を出していましたね。
主人公のハルトは、ガンダムシリーズのアムロやキラみたく内向的で心優しい少年なんですけど、キレると途端におかしくなるという性格(苦笑)は知ってる人が見るとよく似てるなと。

そして、ヴァルヴレイヴの存在が第1話から謎めいていますね。「ニンゲンヤメマスカ」という文言と半ば不死化したハルトの関係が不気味で大きなキーワードになるのではないかと思います。そういえば、半ば不死化するのは他のアニメでもあったような(作品失念)。

あとはハルト×エルエルフの薄い本ができそうな予感(爆)。


期待はそれなり、むしろノーマークに近かった作品ですけど、ここまでアツい作品だったとは・・・。次回以降もじっくり見ていきたい作品に仕上がっていると思います。ロボットアニメ好きには特にオススメです。


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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2013年04月12日

春の新アニメ2013 その13 フォトカノ

春の新アニメ13回目は、エンターブレインから発売されているPSP・PS Vitaのゲームが原作の「フォトカノ」です。
この作品、PSP版はこの作品と同じスタッフで製作された「キミキス」の影響でスマッシュヒットとなり、追加要素の含まれたPS Vita版は今月(つまりはアニメ版が放送中に)発売されます。なお、この作品がスマッシュヒットしたことで、マンガや小説といったマルチメディア展開も行われています


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


前田一也は光河学園に通う2年生。夏休みも特に何もすることなく、ダラダラ過ごしていたそんな折、父親からデジタル一眼レフカメラを譲り受けることになる

そのカメラをもらったことをきっかけに、彼はカメラの魅力に取りつかれるようになり、無我夢中でシャッターを切ることが多くなる。そして、彼は写真部部長の九堂博道にスカウトされ、写真部に入ることになる。フォト部とのいさかいがある中、彼はどう変わっていくのだろうか・・・。



というふう。


まだ最初ということもあって、大きく動き出す要素はまだまだ垣間見えません。ただ、写真部のメンツが濃すぎる(笑)。ただ、こいつらは写真の何たるかを履き違えてないかと眉をひそめたくなってしまいますね。
とはいえ、実は第1話ではあまり内容が伝わってこないのが事実。もっと詰め込んでもよかったのかもしれないですね。少々ヤマがなかったのが残念です。


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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春の新アニメ2013 その12 デート・ア・ライブ

春の新アニメ、12回目は富士見書房の富士見ファンタジア文庫から刊行されているライトノベルが原作の「デート・ア・ライブ」です。
今期の中では注目作の一つと目され、アニメ開始前にもライトノベルのCMがしばしば流れるなどしておりました。待望のアニメ化ということもあって、期待している人も多いでしょう。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


今から30年前から発生するようになった空間震。これは、精霊が現れる際に起こる災害として恐れられ、発生すると1億以上の人が死ぬこともあるものだった。それから長い間大人しかったはずが、5年前から再び頻発するようになった

主人公の五河(いつか)士道は妹の琴里と一緒に暮らす高校生。始業式の終わった後にファミレスに行く約束をしていたその日、空間震が町を襲う妹を救出するために町の中に飛び出したものの、そこで見たものは、一人の女子とその女子を殺さんとする飛行する女子達、そして謎の機関と司令と称する妹だった。
妹は、精霊と呼ばれる女子が空間震の源で、これを抑えるには力ではなく、デートで彼女をメロメロにすることだと説いてきた。この無理難題、士道はいかに乗り越えるのか・・・。



というふう。


序盤から数多くの登場人物が登場しますけれども、その一人一人に簡単なプロフィールを載せてくれているのは好印象。作品が少しでもわかりやすくなっていいんじゃないかと思いますね。
あとはシリアスタッチに作りたいと思わせながらも、かなりコメディタッチにしているので、1話の中でかなりジェットコースターになっている印象が。特に妹の変化にかなり笑った。そして副司令(爆)。オマエだけはひどすぎる(誉め言葉)。


先述の通り、ジェットコースターでありながらも、見せるところはきちんと見せ、落とすところはとことん落として笑いを取っているいい作品です。これは面白いはずだわ。


放送感の詳細は「続きを読む」にて。


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2013年04月11日

春の新アニメ2013 その11 翠星のガルガンティア

春の新アニメ、11回目は虚淵玄さん脚本・シリーズ構成を担っているオリジナル作品「翠星のガルガンティア」です。
監督は劇場版の「鋼の錬金術師」を担当した村田和也さん、キャラ原案は「かみちゅ!」のアニメ版に関わった鳴子ハナハルさんと結構豪華です。またこの作品への力の入れようは異様とも言えるくらいで、先日行われた「アニメ コンテンツ エキスポ 2013」では、第1話と第2話の入ったBlu-rayが無料配布されたとのこと。
なお、この作品は単巻発売ではなく、BOX形式での発売(最近では「Fate/Zero」でこの方式が採られている)になっています


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


遠い未来の話。遙か銀河の果てでは異形の怪生命体ヒディアーズとの戦いに明け暮れていた。主人公のレドは、人型起動兵器チェインバーに乗ってその戦いの中に赴くものの、戦いの最中に発生した時空の歪みに吸い込まれ、見知らぬ星に飛ばされてしまう

しばらくの間コールドスリープ状態だったレドは、その星のレベルに驚愕し、言葉の通じなさにいらつきを覚え、初めて見た海に感嘆とした。
そのレドが流れついた星は、太陽系第三惑星地球。彼の中でも話の中でしか聞いたことのない星だったのだ・・・。



というふう。


この作品、彼が戦っていたヒディアーズ(植物のようなものというべきか)の存在があまり語られていないので、そのあたりがもやもやとしているくらいですね。このあたりはもしかすると作品の根幹に関わってくるのではないかと。

まだ序盤の序盤というふうで、各キャラの紹介がほとんどないと言ってもいいふう。この先注目なのは、レドがいかにガルガンディアの住民達と溶け込んでいくのかとヒディアーズの襲来があるのかというところでしょうね。後者が発生した場合は、1回目の途中でMIA(戦闘中行方不明)になったクーゲル中佐の生存か否かも明らかになることでしょう。


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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春の新アニメ2013 その10 百花繚乱 サムライブライド

春の新アニメ2013、10回目はホビージャパンのHJ文庫から刊行されている「百花繚乱 サムライガールズ」の第2期にあたる作品「百花繚乱 サムライブライド」です。
原作はすずきあきらさん・・・というより、昔からファミ通を読んでいる人は鈴木ドイツさんと言った方がわかるのかも。かなりのミリタリーマニアで、自らサバイバルゲームを楽しむこともあったようです。なお、マンガ家の鈴木みそさんの担当としても有名で、「あんたっちゃぶる」がファミ通Brothersで座談会を兼ねて復活した時には担当の一人として登場していました。


あらすじは続きものなので割愛。話は天草四郎との決戦から半年後、主人公の柳生宗朗(むねあきら)が旅から帰ってきたら、経済危機のために差し押さえ寸前になった道場が、その打破のためにメイド喫茶になっていたことから始まります。


続きものでありながらも、各キャラの描写は手抜かりなくきちんとしていたので、わかりやすいといえばわかりやすい。墨塗り(地上波の場合)ながらもお色気要素もきちんと挿入していて、この作品らしいといえばこの作品らしい。新しい敵も登場し、かつ十兵衛が変身できないという要素もあり、きちんと謎も提示していると思う。
意外というと失礼なものの、単純におっぱいアニメとかエロアニメチックとか言われかねないのに、作品のクオリティは落としていないので高評価してもいいでしょう。でも、もう少しヤマが欲しいのも事実
単純にメイド喫茶で騒いでいるだけ・・・という印象も持たれかねない。メリハリはあるけどいい意味でヤマが欲しかったですね。各キャラをもっと掘り下げてもいいですし、敵の謎をもう少し探ってもいいですし・・・。ただ、正直30分じゃ足りんわな(苦笑)。
丁寧な作りをしていると思います。お色気要素が嫌いじゃなければ、見てほしい作品です。


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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2013年04月10日

春の新アニメ2013 その9 ゆゆ式

春の新アニメ2013、9回目は芳文社の4コママンガ連載誌である「まんがタイムきらら」で連載中の作品「ゆゆ式」です。
作品名の「ゆゆ式」の『ゆゆ』とは、登場人物の名前の頭文字(ゆずこ・唯・縁(ゆかり))から取ったもので、「由々(忌々)しき」(放っておくと問題が大きくなって見過ごせないふうになること)という言葉を掛けたものではないらしい(苦笑)。
最近は「まんがタイムきらら」からの放送が目立つようになってきて、「ひだまりスケッチ」や「けいおん!」が特にブレイクしましたね。ただ、TBS系での放送はブレイクするものの、それ以外での放送(今回のようにUHFアニメと言われている作品)ではあまりいい響きがないようにも思われるのですが、気にし過ぎでしょうかねぇ・・・。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


野々原ゆずこ・櫟井(いちい)唯・日向縁は女子高生になった3人組。3人とも同じ高校に通い、いつも一緒。

そんな3人が、先生の紹介で部員0だった情報処理部に入部することになり、いつもの日常に彩りが与えられることになり・・・



というふう。


ゆる~い日常が描かれているのは、「まんがタイムきらら」の特徴なのかと言いたくなるくらい、本当に緩い日常が描かれています。ただ、三者三様という言葉がぴったりとくるくらい、3人の性格が丁寧に描かれていてわかりやすいですね。情報処理部に入る3人と対になるかのように、別の3人組が登場してきて、作品に厚みが加わってくるのではないかと期待できる部分もあります。

あとは作品のヤマがきちんと作れるか、クスッと笑える展開を続けられるかが大きな課題でしょうね。狙わず自然に・・・というのは難しいでしょうけど、これができれば、ポスト「ひだまりスケッチ」・「けいおん!」になっていけるのではないのでしょうか。


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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春の新アニメ2013 その8 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。

春の新アニメ2013、8回目はアスキー・メディアワークスの電撃文庫で刊行されている「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の第2期にあたる「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」です。
この作品は2010年に第1期が放送され、前評判も高かったこともあり、大きく盛り上がりました放送終了後もメディアミックスで様々な展開が図られていました。そして、第2期放送が決定。今期の放送をもって、この作品の結末までが描かれることになっています。思春期真っ只中の2人の結末はどうなるのか楽しみです。


あらすじは続きものなので割愛。アメリカ留学に行っていた高坂桐乃が突如帰って来たことから始まります。


前知識の必要があるという続きものの作品の致命的弱点があるのは気掛かり。正直その部分だけが気になるだけで、物語の構成そのものは隙がなく、ある程度の前知識があれば、作中の人物の関係がわかりやすく展開されているので面白いと思います(初見の人には何となく程度にしかわからないので、面白いと感じるのは難しいのかもしれないが、ただそれとなくわかるだろうと思われ)


大きく動き出すであろう結末に向けて、今は緩やかかつ静かながらも確実に動いていると思います。作品のファンならば、是非とも最後まで追いかけてほしいものです。


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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2013年04月09日

春の新アニメ2013 その7 波打際のむろみさん

春の新アニメ2013、7回目は講談社のマンガ雑誌週刊少年マガジンに連載中の作品である「波打際のむろみさん」です。
元々は短期集中連載だったものが好評だったため連載マンガとなり現在に至ったというものだそうです。主人公のむろみさんが博多弁をしゃべっていることもあり、福岡出身の田村ゆかりさんを起用しているあたり、狙ってるな(笑)。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公の向島拓朗は高校生で唯一のフィッシング部員。ある日、何気なく釣りをしていたら、奇妙なものが釣れてしまう。それは何と人魚、しかも博多弁をしゃべるおかしな人魚だった。

以降、拓朗はむろみさんとその仲間達に振り回されることになる



というふう。


ギャグアニメということと15分という時間もあって終始ハイテンションなギャグコメディになっています。もう訳のわからないまま流されるがままに作品が進んでいってると言っても過言ではないでしょう(苦笑)。
1話を見る限り、むろみさんという人物が何者なのかがよくわかる展開だったと思います。

しかし何より、これがアーティストデビューになる上坂すみれさんの主題歌(♪七つの海よりキミの海)がとんでもなくマッチしている昭和歌謡・ロシア民謡・ヘビーメタルをミックスしたこの曲、ある種ごった煮でカオスな感じの曲風が、この作品のハイテンションかつむろみさんのエキセントリックさを表現できているのだから不思議。


ある意味ダークホース的な作品になりそうですが、ハイテンションすぎてついて行けなくならないか少々心配(苦笑)。


放送時間の詳細は「続きを読む」にて。


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ただし、収録曲・特典が若干違うので、購入時に注意して下さい



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春の新アニメ2013 その6 よんでますよ、アザゼルさん。Z

春の新アニメ2013、6回目は講談社のマンガ雑誌イブニングに連載中の「よんでますよ、アザゼルさん。」の第2期になる「よんでますよ、アザゼルさん。Z」です。
前回は2011年に放送され、15分というショートアニメながらも大好評のうちに終了その後もインターネットラジオが続くなど人気を保っていました。なので、今回は待望の第2期という見方もできるでしょう。今回は関西圏と東京、BS・CSの放送に加え、東京近郊の放送局・愛知・福岡の放送局にまでネットを広げました(放送局の詳細は「続きを読む」にて)。


あらすじは続きものなので割愛。相変わらず半ば芥辺の奴隷のような生活を送っているアザゼルとベルゼブブが、モッさんの弟(モッさん二世)と協力して芥辺に復讐を果たそうとしようとするところから始まります。


この作品、エロ・グロ・ナンセンスなネタのオンパレードなわけですけど、その部分に関しては全くもって相変わらず(爆)。底がわかってしまうようなおバカなやりとりも前回と全く変わっていないので、過去に見た方々には安心して見られます
そういえば、魔界に帰れば、あの2人はすこぶるイケメンだったのね(汗)。そんな設定すっかり忘れていたわい(苦笑)。ということもあって、前期を見ていないと、少々わかりづらいところもあるわな・・・とも思った次第です。新しく始まった地域のこともあるので、もう少し説明的になってもいいので、過去のあらましを少し欲しかったところです。


今回も15分ですが、濃厚な作品なのは相変わらず。ジェットコースター的に1話が終わってしまうのが惜しいとも言えますね。


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2013年04月08日

春の新アニメ2013 その5 ガラスの仮面ですが

春の新アニメ2013、5回目は講談社の少女マンガ「ガラスの仮面」をパロディ化した作品「ガラスの仮面ですが」です。
連載のかなり長い作品で、単行本ももうすぐ50巻まで発売される(かもしれない)とのことだそうです。本編に関しては、そろそろ佳境を越え、主人公のマヤと亜弓が主役の座を争っている紅天女(くれないてんにょ)の通し稽古のところまで来ているようです。


あらすじに関しては、オムニバスストーリーということで、細かくは書きませんけれども、この作品はレディース編・OL編・セーラー仮面編・女芸人編の4つのストーリーから構成されています。


パロディ作品ということなので、原作を知っている人なら結構クスッとなれるのではないのかなと思いますね。幸か不幸か私はあまり原作を知らないので、何とも言い難い部分はありますけれども、ともすれば原作描いている作者が激怒するのでは・・・と思ったら、先日地元の新聞で「ガラスの仮面ですが」の記事が組まれており、その中で「原作愛を感じる」ということで大絶賛していましたね。この記事によれば、原作をよく知っている人が関わっているのだそうな。
ちなみに、この作品は「鷹の爪シリーズ」を製作しているDLEが製作しているとのこと。だからあのアクの強いコメディになるのね(笑)。


この作品が好きな人なら、恐れずに見てほしいですね。原作を知らない人はこれで原作を知るきっかけになってくれればいいと思います。


そういえば、この作品劇場版にもなるんだって。どうすんだこれ(ギャハ)。
放送局の詳細は「詳細を読む」にて。


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2013年04月07日

春の新アニメ2013 その4 惡の華

春の新アニメ2013、4回目は別冊少年ジャンプに連載されているマンガが原作の「惡の華」です。
この名前はボードレールが刊行した同名の詩集から取ったものです。退廃的・官能的ともいえるこの作品になぞらえて、今回の作品の主題である思春期特有のモラトリアム的なものが描かれていくのでしょう。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公春日高男は、群馬県の山沿いにある小さな町であるひかり市に住む少年。彼は文学作品好き、中でもボードレールの詩集「惡の華」に心酔している
中学校では比較的中庸な平凡な少年ではあったが、彼はクラス一の優等生である佐伯奈々子に恋焦がれている少年でもある。

文学を愛し、文学を愛する自分に心酔する少年の安穏とした日々は、皮肉にも自身が特に心酔していたボードレールの詩集「惡の華」を教室へ取りに行くことで終わりを告げる。偶然落ちてしまった想い人の体操着を手に掛けてしまい、あまつさえその姿をクラス一の嫌われ者で劣等生と見られていた仲村佐和に見られてしまったことで・・・。


というふう。


今回のテレビアニメ化にあたり、通常は原作の絵に準じることが多い中、今回はロトスコープという実写(モデルの動き)をベースにしたアニメになっています。この手法は非常に贅沢なものとされていますが、デジタル技術の向上により一般的になってくるだろうと言われています
なお、ロトスコープは元々ディズニーが手掛けたものと言われ、日本ではインディーズ作品で試験的に行われていました今回の作品が日本で初めて商業アニメで行われ、かつ本格的に行われるものになるそうです。


という作品ではあるのですが、やはり少々違和感があるのは否めないですね。
今作を見た後に、公式サイト等で原作の絵柄を見たのですけど、あっさりしていながらもキャラがきれいに描かれている、丁寧そうな作品に感じられたんですね。けれども、ロトスコープにしたことで、丁寧さが失われて違和感だけが残ったというふうになってしまいましたね。
それでやるなら実写でやればいいじゃんというのも納得。特に顔なし状態から顔が浮かんでくる過程が人によっては少々気持ち悪いなと感じるのかも。
素材がいいのに、調理過程で台無しにした作品として後々語られてしまうのではないかと思うと、残念でなりません。


放送局の詳細は「続きを読む」にて。


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2013年04月06日

春の新アニメ2013 その3 RDG レッドデータガール

春の新アニメ、3回目は角川文庫のライトノベルが原作の「RDG レッドデータガール」です。
角川文庫創刊65周年記念作品として放送されることとなり、既にニコニコ生放送(niconico)で先行放送が行われています(放送局の詳細は「続きを読む」にて)。
ちなみに、作品名のレッドデータガールとは、レッドデータブックになぞらえたもので、絶滅危惧的な女性の意味だそうです。

今作の作画はP.A.WORKSが担当しており、かつ実在する場所(奈良県南部と東京西部)を舞台にしております。きれいな描写が期待できますね。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


熊野古道にある玉川神社。そこには鈴原泉水子(いずみこ)という姫神をもつという少女がいた。彼女は親の言いつけで東京の高校に通うことになっていたが、自身が変わりたいという一心で地元の高校に通うことを決めていた
そんな彼女に父親が送り込んだのが、父親の友人である相楽雪政の息子の深行(みゆき)。彼を彼女の下僕として同じ中学校に通わせることにしたのだ。

しかし、深行はこのことには納得していない
彼女が本当に姫神と言われるほどの能力をもっているのかといぶかしがっていることと、半ば強引に(従わなければ自身が殺されると思い)居候することになったこと、そして何より彼女の世間知らずさと決断力のなさに苛立ちを持っていたからである(ともすれば、思春期特有のものも含まれるのかもしれないが)。


ただ、彼女は非女神足る素質をもっている可能性があった深行が来る前に携帯電話を壊したり、PCをクラッシュさせたりと機械関係をしばしばおかしくしていた。この能力が実は彼女に大きな災いをもたらすとは知らずに・・・。



というふう。


映像美はもう素晴らしいレベル。主人公達の葛藤も思春期特有の得も言えぬものも含め、いい具合に表現できているのではないのでしょうか。ただ、どうしても話が少々急いている部分と説明的になっている部分もあり、そのところけが気になるくらい。全体的にはきれいにまとまっていると思います。
残念なのは、初期の頃の舞台になる奈良県では放送されないという点でしょうか。これは地元である奈良の人達にも見てほしいものです。まぁ、先述のニコニコ生放送・BS11・キッズステーションがあるので見られないことはないのですが・・・。


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2013年04月05日

春の新アニメ2013 その2 はたらく魔王さま!

春の新アニメ、2回目はアスキー・メディアワークスのライトノベル電撃文庫が原作の「はたらく魔王さま!」です。
原作は全く知らずほぼノーマークと言ってもいい作品。どういうふうになるのか気になるところです。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


かつて異世界の大陸を支配していた魔王。ところが、人間である勇者の登場をきっかけに形勢は逆転。遂には魔王城は陥落し、追い詰められた魔王は腹心と共に(彼らにとっての)異世界のゲートをくぐり脱出することになる。


しかし着いたのは、地球の日本。さらに皮肉なことに魔王と腹心は人間の姿に変わっていたばかりか、魔法という能力がない世界。あまつさえ、魔法の回復手段も元の世界に戻る方法もわからずじまいだった。

魔王は催眠術でニセの戸籍を得て真奥(まおう)という偽名で生活することになる。彼は意外にも順応し、日本語はマスターしたばかりかアルバイト先でも好評だった。しかし、雨の日に傘を貸した女性が実は勇者だったとわかって・・・



というふう。


この作品、異世界と日本での生活のギャップが強烈で、彼らがカルチャーショックとも取れる日本での生活の狼狽ぶりに思わず笑ってしまいますね。特に何でもないカツ丼に興味深々(ガツ食いしようとしていた)な腹心の姿には笑った(ニヤリ)。
腹心は性格ゆえか口うるさい小姑のようになってるし、魔王は生活に順応しているばかりか気遣いのできる人になってしまっていて、本当に世界を征服していた人達なのかと疑ってしまうほど。逆に言えば、そのギャップが際立っているので面白く感じるんでしょうね。

今後、彼を追いかけてきたと思われる勇者の登場で、ますますカルチャーショック・コメディに拍車がかかるんでしょうけど、何と言うまおゆう(「まおゆう魔王勇者」)なんだ・・・とつぶやいたのは私だけではないはずだ。まぁ、こっちはちゃんと対立軸で描かれるみたいですが(ニヤニヤ)。


放送局の詳細は「続きを読む」にて。


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春の新アニメ2013 その1 銀河機攻隊 マジェスティックプリンス

今年の春の新アニメが始まりました。今期もたくさんの作品が放送されることになり、地域によっては地上波・BS・CS・ネット動画配信を駆使して見る人も多いのではないかと思います。
そんな中、面白い作品に巡り合えるのか、そこだけが現状気になるところ。最近は2期・3期といい作品はアメリカのドラマシリーズのようにシリーズ化していくのですけれども、ともすれば冒険しないとも言えるので、元気のいい作品が掘り起こされることを期待します。


記念すべき1回目は、オリジナル作品でもあり、既に2011年からアナザーストーリーとしてマンガによる展開も行われている「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」です。
キャラデザに平井久司さん、シリーズ構成・脚本に吉田玲子さんが務めています。なお、原作は創通とフィールズフィールズはパチンコメーカーとして有名です。そのためか、アニメ放送としては恐らく史上最多になる25局(地上波放送局のみカウント。いわゆる東名阪ネット局制作のアニメ除く)の放送になります。これにBS・CS・ネット動画配信が絡んでくるわけです(放送局の詳細は「続きを読む」にて)。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


地球歴2110年(宇宙暦88年)、地球は謎の勢力ウルガルによって侵攻され、窮地に陥っていた。そんな中、個性は抜群だが、チームになるとまるでダメなチームラビッツの5名に基地撤退作戦の遂行を命じるのだが、彼らは基地の人員の撤退を完了させたばかりか、基地に残っていた(要は救えなかった)人達を救うために大勢の敵舞台が侵攻している中なのにもかかわらず、全て払いのけ、結果的に基地を守ることになってしまった
それを成せたのは、チームラビッツのポテンシャルの高さだけでなく、彼らに与えられたメカであるアッシュの存在によるものだった。

以降、彼らの破竹の勢いが人類とウルガルとの戦局に大きな影響を与え始める



というふう。


見て感じたのが、作画崩壊起こしてないよな・・・と言いたくなるイラストの崩し様。これが終始気になりました。
全体的に作画がしっかりしていたなと思えたのは5・6分くらいしかなかったんじゃないのかと思えるほど顔が崩れていましたね。3枚目(いわゆるコメディタッチ)の作画で普段はいきたいというのなら仕方ないとはいえ、あまりに作画が崩れすぎているような気がします作品事態が面白いといえば面白いですけれども、そこの部分が引っ掛かって楽しみが半減しています。

さらに、唐突感あふれる勝利も引っ掛かります。なぜあれほどチーム戦がダメだった彼らがいとも簡単に勝ててしまったのか、その経緯を詳細に書いていないためにあやふやなままで終わってしまっているなと感じてなりません。せっかく24話も持っているのですから、そのあたりをもう少し丁寧に描いても損はないと思いますよ。


変に詰め込まずに、丁寧に書いてほしいのと、作画に違和感を持たせないでほしい。この2つが変われば面白さは維持できるんじゃないかと思います。現状では、このままいくとただネット局が多いだけの無駄遣いで終わってしまいそうです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)TrackBack(0)