さて、ここからはワーストの発表です。今回はドングリの背比べ的な部分も多く、決めにくいというふうに感じましたけど、以下の作品にしました。
まずワーストは、「惡の華」。
作品は悪くないと思うんですよ。思春期のドス黒い部分をこれでもかこれでもかとかなり陰湿に描いているんです。ヒロインもある種変態で気持ち悪い部類に入るんです。
でもロトスコープの実験材料として使うのがいかにと。はっきり言えば、作画で全ての評価を台無しにしていると言ってもいいでしょう。気持ち悪さの倍増というメリット(?)もなくはないですけど、そうポジティブに考えないと厳しい。
次が、「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」。
こちらも作画が非常に気になる。ストーリーももっさりしてて煮え切らない部分を感じます。24話ということでそうしているのなら、もう少し詰め込んでいいよと。
同じ作画の方が描いている「機動戦士ガンダムSEED」とかもここまで酷かったっけ?そう言いたくもなります。コメディ色を出したいのか、日常のチームラビッツの抜けた加減を出したいがためにそうしているのか、何とも言えない作画崩壊です・・・。
3番目は、「ゆゆ式」。
実はこの3番目のワーストを選ぶのが非常に難航しました。それだけ差がないというふうに言えるわけですけど、そんな中この作品にした訳は、ヤマの少ない作品で、見てて面白みが感じられないということでしょうか。ガールズトークってこんな感じなのと言いたくなるくらい中身のない会話に終始しているのが気になりましたね。こういうもんなんだと割り切れば面白いのかもしれません。ただ、映像でやるものじゃないよね・・・とも。クスッとも来ないのが非常に気になります。同じ風な作品でもクスッと来るんですけどね・・・。