冬の新アニメ2021、今回はワースト作品の紹介です。
クオリティの高い作品が揃った今期、悪い作品はあっさり見つかりました。ただ、ツートップが際立っただけで3番目が難しかったです。ゆえに、今期ワーストの3番目は、いつもの時期ならそこまで悪く言われ無い作品だとも思って頂ければ。ただツートップ、てめぇらはダメだ(ギャハ)!
そのツートップのトップ、それは「ゲキドル」です。この作品はすごいわ。
いきなり誰もいない家のテーブルに人形が置かれてて、それらを両親と妹に見立てて一人しゃべりしている主人公。どうやら、この子は池袋で起こった消失現象をきっかけにPTSDを患っているんじゃないかと思われるほど危うい。でも普段はそれを全く見せないで普通に過ごしている。ゆえに怖い。ゆえにキ印入ってますわ(汗)。
その主人公(女子)に対してのヒロイン(もちろん女子(笑))は、ヒロインの昔の女(主人公が見た演劇を運営しているところにいるらしい)を追い掛けて来た主人公に逆切れ。紆余曲折を経て、やっと立ち直ったかと思ったら、アイドルだったのにカネ欲しさに着エロ的な写真を撮らせてしまうという心の病(トラウマ)を患っており、アイドル路線に進もうとした演劇集団の中で猛反対。さらにそいつが過去を知るファンが出てきたことをきっかけに症状悪化(爆)。
やっとヒロインがその件から脱したかと思ったら、今度は主人公との百合チックな展開からの主人公のPTSD(トラウマ)をヒロインが引き起こしてしまい、劇場にいるロボットに救われるような格好になってイチャラブしている主人公にヒロイン嫉妬・・・。以上、これだけのことを序盤3話でやられたら、もう嫌になるわ(汗)!
他のキャラは個性があるとはいうものの、PTSDを抱えている主人公と着エロの黒歴史を持っているヒロインに比べたら薄味薄味(笑)。唯一杖をついている座長が濃いめの味付けですけど、それでも薄味(でもね、普通の作品なら塩分過多ですわ(爆))。
平たく言えば、主人公とヒロインが塩漬けの保存食をそのまま食わされたような濃さになっており、酷いを取り越して怖いですわ・・・。今後ライバルになる組織との絡みがあるのですけど、もしかすると、そこで薄味のキャラが精神崩壊を起こして、塩漬けレベルの味わいになってしまうのか?そう思うと・・・。
ツートップのトップで随分紹介を割くのは初めてかもしれない(爆)。というわけで2番目は、「裏世界ピクニック」。
一言でいえば説明不足。主人公とヒロイン(これも濃くはないけど百合チックな展開だった(爆))との関係が1話の中で深く語られないまま行きずりの関係になってしまうので、視聴者はわけのわからないまま進められている印象でした。で、裏世界に出てくる謎の存在もあやふやなままで進んでいるので、これも視聴の際に障害になる。敢えてそうしているのであれば、もう少し裏世界の説明をしてほしいとか思うんだけどねぇ・・・。キャラが少ないのに世界観が全くわからないから話が入ってこない。悪循環のまま話が進められているかなぁ。
3番目は、「真・中華一番!(第2期)」。
元々「真・中華一番!」は好きな作品なので、こうなってしまったのが残念なところ。後半戦になるまで時間があったので、あらすじを少しでも追い掛けてほしかったなぁ。しかも放送局が変わったところが多かったと思うので、なおさらですね。演出面とかは可もなく不可もなくだったので、今期から見た人に不親切な設計が仇になったなと。あれでは前期を見なきゃとは思わないわ。
なお、当初ワースト入り間違いないと思っていた「IDORY PRIDE」は、2話に入った時に急激に評価が爆上がりですわ。これぞアイドルという素振りを見せ、仲間とのコミュニケーションがいい塩梅で進められ、個性もバッチリで濃淡くっきりになっておりました。ええ、「ゲキドル」のような変なくっきりじゃなくてな(ギャハ)!