谷繁選手兼任監督は1988年のドラフトで当時の大洋(現DeNA)に入団。新人時代からマスクをかぶる機会が多くありました(そのため、打席に立つ機会に恵まれたとも言える)。1997年~1999年、2001年~2005年には2ケタ本塁打を放っており、ホームランバッターではないものの、要所で勝負強さを発揮していました。
2014年は選手兼任監督に始めて就いたというのと若手の育成、さらにひざのケガをしているとも言われているためか、スタメンマスクないしスタメンマスクとの交代で出場する機会がめっきり減り、この時期でも本塁打が出ていないため、もしかしたら今年は無理なんじゃないか・・・と思っていた矢先に出たので、やっぱりこの人は違うなぁと思ってしまいましたね。
また、本塁打の出た球場が古巣の横浜スタジアムなのも、何かしらの因縁があったのでしょうか。フェンスが高いながらも本塁打が出やすい球場とも言えるので、谷繁選手兼任監督のようなホームランバッターではない選手でも出やすいんでしょうね。ただ、打球の勢いはすごくて、打った瞬間にスタンドに吸い込まれるなとわかるような当たりでしたけどね。
しかし、谷繁選手兼任監督には、まだ残されている記録があります。それは捕手として出場した試合数。野村克也さんが残した3016試合を越えるというのがあります。
残念ながら出場機会が少なくなってしまったため、今シーズン中の達成はできなくなってしまいました。しかし、もしかしたら来年の今頃、その記録を達成したという話が書けるのかもしれません。そのためにも、大きなケガなくシーズンを過ごして、もう一つの偉大な記録を塗り替えてほしいものです。

