2018年12月21日

平成が終わると共に無冠になる?

将棋の羽生善治さんが、竜王戦七番勝負に敗れ、最後まで持っていた竜王の称号を勝者である広瀬章人さんに渡すことになったため、遂に無冠となりました。
羽生さんは、平成になったと同時に竜王戦で初タイトルを獲得。この時の竜王は一旦手放すものの、棋王戦で再度タイトルを獲得。その後は、今年まで27年の間、何かしらのタイトルを保持していました棋士としてのピークは1996年で、当時あった7つのタイトルを全て獲得していました。
現在まで99期(タイトル獲得の勝利数)を獲得して、今回の一戦を迎えておりました。ちなみに今回の一戦で、勝てば史上初の100期となるはずでした。
決戦の場所が山口県下関市というのも、また運命的なものを感じてなりません。巌流島に行ってきたようですが、個人的には、やはり壇ノ浦じゃないのかなと、羽生さんの心境を見ております。


これで無冠にはなったものの、将棋はまだまだ指せますプロ棋士最下位のC級2組ではないですし、その下のフリークラスでもない。しかも現在49歳なので、万一フリークラスに落ちても挽回できるフリークラスは60歳まで在籍でき、そこには落ちてから10年以内に這い上がれば、引退とはならないからです。


平成が終わると共に無冠になったとしても、新元号と共に100期になれるといううれしいことが起こるかもしれません。まだ60歳まで10年近くあるわけですし、自分を見つめ直すいい機会だと思って、これからの対局を挑んでほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 22:21Comments(0)