2019年12月06日

全てのキャリアで3G終了へ

今日、ソフトバンクとワイモバイルが、3Gサービスの終了を発表しました。先日auが3GサービスにあたるCDMA 1X WIN(現au 3G)を2022年に、ドコモが3GサービスにあたるFOMAを2026年にサービス終了することを発表しましたので、出揃ったことになります。なお、今回終了を発表したソフトバンク・ワイモバイルとドコモはW-CDMA、auはCDMA2000(後にバージョンアップされるが、わかりやすいのでこちらで掲載)と若干方式が違うものの、互換性の面で損失はないため、相互利用は可能になっています。


日本で3Gサービスが開始されたのは2001年、ドコモが実証実験を行ったことで始まっています。同年にはFOMAをスタートさせるなど、早い展開で進められていきました(au・ソフトバンクは2002年に開始)国際標準規格という鳴り物入りでの登場(当時の主流だったPDC(2G)は日本独自規格だった。対してauは早い段階でCDMA方式に切り替えていた)と2002年に行われた日韓ワールドカップに向けて、海外客の利便性を高めるという意味でも展開が早かったのではないかと思われます。
しかし、その歪みなのか、ソフトバンクの前身会社であったボーダフォンでは苦境に立たされます。当時はVGS(ボーダフォン・グローバル・サービス)という名称で3G化を進めていたものの、端末の面やエリア面でサービスが十分ではなかったため、苦情が殺到。一部には2G回帰が進む格好になってしまいました。ドコモでもエリア面での苦情が多かったものの、基地局の拡充で苦情を抑えています。

そんな3Gサービスも徐々に浸透し、高速化(2003年にau、2006年にドコモソフトバンクが行った3.5G)も果たされてきました。そして2010年にドコモ、それ以外のキャリアでは2012年に3.9Gにあたる4Gをスタートさせました。事実上の次世代ケータイです。それとさらに上の世代になる5Gに取って代わるため、今回3Gサービスは終了となるのです。


正直、世代交代が進んでいくんだなという印象と一つの時代が終わるんだなという感覚だけで、特別深いものはありませんね。


なお、ガラケーと呼ばれたフィーチャーフォンは、4Gサービスに対応しているものなら引き続き利用可能です。ただ、一部のスマートフォンでも言えますが、VoLTEに対応していない一部の機種は利用不可になるので注意が必要です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2015年12月11日

ソフトバンク・ワイモバイル、来年以降3Gを終了へ

ソフトバンクは2017年より1.5GHz帯を使ったW-CDMA(3G)、ワイモバイルは2018年より1.7GHz帯を使ったW-CDMA(3G)を終了すると発表しました。ソフトバンクに関しては、2016年9月から現行42Mbpsだった最高速度を21Mbpsにまで低速化。その後徐々にサービスエリアを縮小していくとのこと。ワイモバイルは詳細な発表はありませんでしたが、一気に進めるのではなく、ソフトバンクと同様徐々に進めていくものと思われます
この空いた周波数は、将来的にはLTEサービスに切り替えられていくとのことだそうです。


確かにケータイレベルであれば現行の3Gでも十分だと思う人は多いと思います。しかしながら、スマホやタブレット、そしてモバイルWi-Fiルータが隆盛を極めようとしている今、LTEの拡充を図らなければ、すぐにトラフィックになっているかもしれません。そうならないためにも、800MHz帯の少ないソフトバンクやワイモバイルは早いこと3Gの打ち切りに動いたのでしょう。


もちろん、これに伴い3G対象の料金プランや3Gのみ対応の機種も多くが使えなくなります双方で対象機種を持っている人向けに乗り換えキャンペーンを実施するので、対象機種を持っている人は、お近くのソフトバンクショップ・ワイモバイルショップにお問合せをしてはいかがでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)TrackBack(0)