秋の新アニメ2024、12回目は投稿小説サイトである「小説家になろう」が原作で、後に双葉社のライトノベルレーベルであるMノベルスで刊行されている「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」です。
なろう系の中でも追放系と呼ばれるジャンルの作品ですね。この手のジャンルも結構増えてきた気がします。そもそも、なろう系は異世界転生モノが源流だったんですけど、そこから派生するような格好で、追放系や悪役令嬢モノが出てきたように思います。また、なろう系でも学園モノといった現代劇も出ているので、繁殖力は旺盛な気もしないでもない。まさに、何でもアリ系になってきましたよ。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
世界が邪竜と呼ばれる凶悪な存在に滅ぼされそうになりながらも、勇者の登場により救われてから、200年後。
その世界にいくつかある迷宮都市に住む治療師の男は、初期治癒魔法であるヒールしか使えないことから、無能と呼ばれ、ギルドの登録者から蔑まれ、利用された挙句、捨てられる存在だった。
そんな日々を送っていたある日、一人の少女が現れる。武闘家である彼女は、主人公を見付けると、こう述べた。「パーティーを一緒に組みませんか」と。
というふう。
初回は、主人公の扱われ方の酷さとヒロインの主人公の慕いっぷりの異常さ、そして意外にも主人公は無能ではなく、ある程度のノウハウを持っているのが印象的ですね。そのことに対して、ヒロインは何で主人公が無能と呼ばれるんだろうと思いながら初回が終わるというふうでしたね。
実は、子供の頃に魔物に襲われていたところを主人公に救われたことで、主人公のことを思い慕うようになったのがヒロインなわけですよ。だから、何とかしたいという思いがひしひしと感じられたんだけど、もうお慕い申し上げますレベルなのよね(ニヤニヤ)。これは何かに発展してもおかしくない(笑)。
作品の内容そのものは、正直そんなに深みは無い。でも、はいはい、なろうなろうと言うには、少し違うのかな。ホントに主人公は、そこまで有能なキャラじゃないように見え、最強なキャラというふうでもなさそう。ただ、何か隠しているなという雰囲気はあるので、今後そのあたりが見えてくると、面白さがもっと出てくるのかもしれませんね。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。
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