サッカーJ3リーグのAC長野パルセイロは、シュタルフ・悠紀・リヒャルト監督を解任すると発表しました。
シュタルフ監督は、ドイツ生まれの方で、日本との二重国籍を持っている方でもあります。日本でもプレー経験を持った選手履歴の後、様々なチームのコーチ歴を経て、2019年にY.S.C.C.横浜の監督に就任。就任3年目にチーム最高順位の8位(15チーム中)に押し上げる功績(1年目は18チーム中13位、2年目は同じく17位)を残しました。その翌年になる2022年に長野に引き抜かれ、8位(18チーム中)になり、今年が2年目だったんですね。
攻撃的ながらも守備はしっかりしており、引き出しも多い一方で、嫌らしい采配をする人という印象がありました。あとは口が悪い(爆)。いい意味でアツい監督ではあるものの、悪く言えば粗暴な面を持ち、試合中での問題発言や物議を放った発言で出場停止処分を食らったというのは、以前にも書いた通り。退任ではなく解任になったのも、その側面が出たのかなとも。
解任に至った理由は、成績不振で、これは思うところがあります。
今年の長野は、序盤に調子を落としたものの、総じて調子がよく、第7節に一度目の、第10節には二度目の首位に立ちました。この第10節というのは、松本山雅FCとの信州ダービーで、リーグ戦で初めて勝ったあの試合です。
しかし、ここから急降下。13位より上に上がることができず、上昇機運が見られないことで、解任に至ったのでしょう。ケガ人が多かったようで、満足な編成を組めなかったそうですけど、やり繰りの苦しいY.S.C.C.で8位になった経緯を思うに、それ以外の面で歯車が狂っていたのではないかなと。
後任監督は後日発表とのことですが、こちらも難航しているのでしょうね。もしくは、しかるべきタイミングで・・・と考えているのかしら。早くしないと次の試合が始まるので、ヘッドコーチから昇格の暫定監督になりかねないでしょう。
ところで、今季は監督交代が多いなぁ・・・と思ったら、昨季と同じなのね(汗)。それだけJ3も苛酷になっているのだなと。ウチも去年と2020年に味わっているので、まぁ嫌だわね。変わったところで昇格できるのなら、安い物ですよ。