2013年11月10日

B-1グランプリ in 豊川に行ってきた④

今回も昨日・今日と行われていた「B-1グランプリ in 豊川」の紹介です。


まずは豊川市陸上競技場会場の残りの出展料理から。


ISW11F_0157最初は、鳥取県鳥取市の「鳥取とうふちくわ膳」
豆腐と一緒にちくわで使う魚を一緒に練り込んだもの(比率は大豆7:魚のすり身3ほど)で、見た目はちくわになっています。今回はそれと一緒にネギの入った揚げ豆腐ととうもろこしの入った揚げ豆腐も提供されていました



前述の通り、見た目はちくわなんですが、味は見事に豆腐(笑)。見事に豆腐の味がするので、醤油が欲しいかなと。揚げ豆腐2種に関しては、具材の味がしっかりしているので、そのままでも十分に美味しいです。


ISW11F_0151豊川市陸上競技場会場での最後の料理は、島根県出雲市の「出雲ぜんざい」。前日の〆に頂いたものです。
大粒の大納言に紅白の色をした白玉が入ったシンプルなものです。ちなみに、ぜんざいは出雲が発祥とされています。



塩を利かせたとなっていますが、そのせいか甘みが強烈で、疲れた身体がとても癒されます(ニヤニヤ)。


続いては、豊川市野球場会場から。


ISW11F_0158最初は、長崎県雲仙市の「小浜ちゃんぽん」
極太麺ととんこつメインのだしに、たくさんの具材を入れた麺料理です。某通販会社が商品紹介していたので、ご存知の方も多いのでは?



見た目は濃そうなだしですが、その味は意外にあっさり。それでいてコクは深いので、クセになりますね。具材も多く、食べ応えもあり、これは素晴らしいですね。


ISW11F_0160お次は、三重県亀山市の「亀山みそ焼きうどん」
特製の味噌だれで炒めた焼きうどんで、元々は焼肉屋の〆で提供されていたものです。2011年の「中日本・東海B-1グランプリ」で金賞を受賞しています。



甘みメインで濃厚な味噌の味(コク)がねっとりと麺に絡んでホントに美味しい。クセになる味で、私大好きですね。


ISW11F_01613番目は、大分県日田市の「日田やきそば」
パリパリに焼いた焼きそばともやし・ネギ・豚肉が入っています。この料理はラーメン屋のサイドメニューで提供されているとか。



もやしのシャキシャキ感もさることながら、限界まで焼きを入れた麺のパリパリ感がまた美味しい。食欲をそそります。


ISW11F_01624番目は、群馬県太田市の「上州太田焼きそば」
ソースとキャベツがメインの極めてオーソドックスなものです。



濃厚なソースの味わいが、シンプルながらもいい味ですね。極めて特徴の少ないものなんですけど、食べて美味いと実感できるのならば、それはそれでいいのではないのかなと。


ISW11F_0164豊川市野球場会場での最後の料理は、福岡県北九州市の「小倉発祥焼うどん」前回のホスト会場だった料理ですね。
いくつかある発祥の地の中の一つで、終戦直後のモノ不足の過程(本当は焼きそばを作りたかったそうだ)で生まれたものだそうな。



ソースの味わいが甘辛になっていて、太麺とも相性がいいですね。これまたシンプルな味になってますけど、美味いですな。


ISW11F_0172そして、豊川市総合体育館前会場で提供された、今回のホストでもある愛知県豊川市の「豊川いなり寿司」
地元の米と厚揚げを使った寿司で、中には様々な具材を入れるケースも。今回のものは、極めてオーソドックスな五目と葉わさびになっていました。



辛味抜群な葉わさびのいなり寿司は、だしの染み込んだ甘みのあるいなり寿司とのコントラストが利いてなかなかですね。五目は薄味ながらも風味豊かなものになっていて、葉わさびが2つ入っていることを考えれば、もう一つの葉わさびを食べる前の箸休め的なものになっているかなと。


今回は開場後の混乱・JRの人身事故に伴うトラブル・2日目の雨など色々大変なところもありましたが、総じて滞りなく進行できていたと思います。
そして、何よりうれしいのは、福島県浪江町の「なみえ焼きそば」が金賞を受賞した点でしょう。様々な困難の中での受賞は、現在故郷に戻れず、全国に散り散りになってしまっている浪江町民にとって明るい話題かつ望郷の念を募らせることになったのではないのでしょうか。一刻も早い復興を心から望みます。

次回のB-1グランプリは、その金賞を受賞した浪江町のある福島県で開催されることが決まりました。場所は福島県の中心都市である郡山市ということですけど、愛Bリーグに入ってる団体ってあったっけ、郡山に(汗)?
それはともかく、次回の郡山大会も上手くいくことを願いながら、B-1グランプリ特集を終えようと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)TrackBack(0)

B-1グランプリ in 豊川に行ってきた③

ISW11F_0168昨日に引き続き、今日も「B-1グランプリ in 豊川」に行って参りました。
今日は名鉄豊川線諏訪町駅から歩いて10分ほどにある豊川陸上競技場などを回っていきたいと思います。

会場の開催を計ったかのように雨が降り始め、午前中は少々激しい雨にたたられながらも、午後には天気も持ち直し、何とか体裁を保ったのではないかと思います。ただ、今日の来場は20万人(トータルの来場者数は56万人)ほどとなり、やはり雨の影響は避けられなかったというふうに見ております。



ISW11F_0147それでは、昨日の分も含めて、豊川市陸上競技場に出展していた店の紹介から。


まずは、青森県黒石市の「黒石つゆやきそば」
和風だしのつゆとウスターソースに長ねぎと天かすを入れた焼きそばです。麺は平太麺になっています。



見た目はこってりそうですが、味はあっさりとしていて、ウスターソースの味メインのスープも意外に飲みやすい。ただ白湯で薄めたというふうにはなっていませんね。


ISW11F_0148続いては、福岡県田川市の「田川ホルモン鍋」
様々な部類の牛の内臓と豆腐・野菜の入った鍋料理になっています。炭鉱の町ということで、炭坑節と同じくらい有名だそうです。



汁は甘辛なものになっていて、ご飯があればそれだけで進みそうな味になっていますね。ホルモンも臭みがなく、味が染み込んでなかなかです。


ISW11F_01503番目は、山梨県大月市の「大月おつけだんご」
主に地元で獲れた旬の野菜やきのこ、そして小麦でできた団子を入れて白味噌仕立てにした団子汁です。



旬の野菜の深い味わいが素朴な味になっていて、美味しかったですね。


ISW11F_01534番目は、岩手県久慈市の「久慈まめぶ汁」
醤油味のだし汁の中に人参や厚揚げ、中にくるみと砂糖で和えたあんを入れた小麦団子などを入れたものです。



汁のほのかな塩っぱさと小麦団子のほのかな甘さとくるみのサクサク感がいいアクセントになっていて、かつ具材も多いので、食べ応えは満点ですね。


ISW11F_01545番目は、大分県佐伯市の「佐伯ごまだしうどん」
ムロ(かまぼこの材料にされることの多い)などの魚とゴマをすり鉢で混ぜたものを入れたうどんです。



ごまだしを入れなければ、ただの白湯の入ったうどんなんですが、ごまだしを混ぜるととたんにコク深いゴマの風味の香るうどんに早変わり。この変化がなかなか面白いですね。


ISW11F_01556番目は、兵庫県姫路市の「姫路おでん」
しょうが醤油をメインにしただしに具材を煮込んだおでんで、甘めの牛すじとしょうが風味の揚げれんこん棒が他と変わったものになってますね。



れんこん棒はれんこんのシャキシャキとした味わいと魚の風味、そしてしょうがの味が上手くマッチしていて美味しいし、牛すじはしょうが醤油の中でも甘みを保っていていいアクセントになっていますしょうが醤油のだしはかなり塩っぱいので、ご飯が欲しくなります(笑)。


ISW11F_01567番目は秋田県大仙市の「大曲納豆汁」
旧大曲地区メインで親しまれている汁(意外にも納豆は茨城県に次ぐ消費量で、ひきわり納豆発祥の地とも言われている)で、すりつぶした納豆に地元の山の幸を入れたものになっています。



納豆のクセは白味噌仕立てのせいかあまり感じられず、山菜をはじめとした地元の山の幸の味もいい存在感を出してます。コク深いながらも何杯も欲しくなる味ですね。


次回も引き続き紹介していきます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:44Comments(0)TrackBack(0)

2013年11月09日

B-1グランプリ in 豊川に行ってきた②

現在開催中の「B-1グランプリ in 豊川」から、行って来たところをピックアップして紹介しております。
今回は豊川いなり大駐車場会場とそこから数百メートル離れた稲荷公園会場にある商品から。似たような色の商品がある待っているけど、気にするな(爆)。


ISW11F_0143豊川いなり大駐車場会場から一つ目は、愛知県高浜市の「高浜とりめし」
卵を産まなくなった成鳥を地元のたまり醤油と砂糖で煮たものを、炊けたご飯に混ぜた混ぜご飯です。



鶏肉の歯ごたえと噛むと出てくる旨味、そして濃厚な甘みと旨味が混然一体となってものすごく美味しいです。ホントここはよく混んで売り切れやすいけど、よくわかるわ。濃いもの好きの地元民ばかりだからさらにすごいことになってたし(苦笑)。


ISW11F_0144続いては青森県十和田市にある「十和田バラ焼き」
牛バラ肉と玉ねぎを地元で作られた醤油・ざらめ(砂糖)・にんにくベースのたれを掛けて炒めたものです。



この薔薇だれが掛かったコクと旨味がたまらんちんですね。ご飯が進む進む(笑)。玉ねぎのシャキシャキした食感もいいアクセントになっています。


ISW11F_0145ここからは稲荷公園会場の商品を紹介。
まずは福島県浪江町の「なみえ焼そば」
焼きそばの麺としては太すぎるくらいに太い麺に、豚肉ともやしだけが入ったシンプルな焼きそば。震災復興を願った「まちのこし」の一環で行われています。



焼きそばの太麺にコク深いソースというシンプルなものですけど、食べ応えは十二分にあります。ちなみに、私はここの焼きそばが大好きです。


ISW11F_0146続いては、岡山県津山市の「津山ホルモンうどん」
地元で処理された牛肉の内臓を入れた焼きうどんで、味噌と醤油ベースのソースを掛けて炒めております。



この焼うどんに入っている内臓は下処理が丁寧に行われているので臭みは全くなく、かつ柔らかくて食べやすいです。たれもコクが深くて、ホルモンによく合ってますね。


次回は日曜日になりますが、色々紹介していこうと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

B-1グランプリ in 豊川に行ってきた①

ISW11F_0138今日から開催している「B-1グランプリ in 豊川」に行って来ました。
写真は朝イチの電車を乗り継いでやって来た最寄駅の一つである名鉄豊川線の豊川稲荷駅に掲げられていたのぼり
豊川市内に入ると、街のあちこちに掲げられていたのが印象的で、力の入れようがわかります。



B-1グランプリはご当地グルメフェスティバルの草分け的存在で、ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称「愛Bリーグ」)という団体に加盟している組織・団体が参加しています。今回は過去最高の64の組織・団体が参加しており、日本のほぼ全てが来たといってもいいかもしれません。

各組織・団体の方々は500円以内に収めた商品を来場者の方々に販売し、来場者の方々は各組織・団体から頂く割り箸を投票券代わりにして、美味しいことはさることながら各組織・団体のパフォーマンスやおもてなしの良し悪しを考慮して投票します。そしてその箸の重さでグランプリを決めるというふうになっています。ただし、過去にB-1グランプリで優勝し、殿堂入りしている組織・団体およびホスト組織・団体(今回の場合は豊川市の組織・団体)は投票できなくなっています。ちなみに参加者の投票は1人1膳(つまり箸の棒2本)までとなっております。


32万人も来ていることからか、ものすごく混んでいて、最初の1時間は客導線がぐちゃぐちゃになって大混乱でしたけど、時間が経つにつれて、入場制限などの効果からか落ち着きを取り戻してきたかと思います
ただ、たべりんくうポン券が午後早々には売り切れてしまったのは残念。作りすぎてもいいくらいに用意してもよかったのに・・・。あとは電子マネー(WAON・manaca・iD)で対応できるようになっているのは素晴らしいんですけど、そこからくうポン券に切り替えさせるのではなく、端末を置いて直払いでもよかったんじゃなかったのかなと思います。処理もスムーズにできますし。


ISW11F_0139それでは色々と見ていきましょう。
今回はメイン会場になる豊川いなり大駐車場会場から。
ちなみに、過去に様々な形で紹介している商品もありますが、それはそれとして(苦笑)。


まずは山形県河北町の「かほく冷たい肉そば」
成鳥したニワトリから取っただしと肉を使った田舎そばです。



やはり成鳥から取っただしのコク深さと肉の歯応えと噛むごとに出る旨味がまた美味しいですね。そしてそばのコシの強さもまたいいですね。


ISW11F_0140続いては、三重県名張市の「名張牛汁」
地元の肉である伊賀牛と地元野菜、そして伊賀米のおにぎりの入ったお吸い物です。



こちらは、薄味のだしになっているので、他の食材の旨味がよくわかりますね。特に肉の旨味はすごくあふれてきますね。


ISW11F_01413番目は、福井県坂井市の「越前坂井絡み蕎麦」
地元の田舎そばに辛味大根の汁と大根おろしを入れたもので、辛さは3段階(R-0・12・15)からなっています。



ズバリ辛い(笑)。でもクセになるそばだしはあっさりとしているので、大根の味わいを十分に味わえますし、そばも風味がよくて美味しいですね。


ISW11F_01424番目は、静岡県富士市の「富士つけナポリタン」
ナポリタンをつけ麺風にアレンジた物で、地元食材である桜えびを麺に散らしていますスープはトマトをメインに鶏だしが入っており、さらにチーズも散らしています。



トマトの酸味・チーズのコクが太い麺によく絡んでまぁたまらない。でも後味はさわやかでしつこくないですね。


次回も引き続き紹介していきます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)TrackBack(0)