10月から始まる新番組の中で、久しぶりの民放での新作時代劇「水戸黄門」が放送されました。
「水戸黄門」はTBSの時代劇として長年にわたって放送されていましたが、2011年に放送終了。以降はスペシャル放送(2015年)で1回放送されるだけになっていました。
しかし、今年に入って、BSでのレギュラー放送復活が発表され、10月から放送開始となりました。しかも主役の水戸光圀(水戸黄門)役は、「3年B組金八先生」の坂本金八を演じた武田鉄矢さん(ちなみに、マルちゃんの「赤いきつね」・「緑のたぬき」のCMで黄門役に扮して出演した経緯アリ)。新しい水戸黄門が描かれるとあって、開始前から大きく注目されていました。
そして、先日(10/4)より放送開始。仕事が終わって帰る頃の時間帯(放送時間の詳細は、「続きを読む」にて)だったので、録画して見ることに。
あらすじは、西山荘に隠居して、大日本史の編纂をしながら野良仕事をする光圀とそのお供をする助三郎と格之進が、不満を垂れながら過ごすという場面から始まりました。
見ていて思ったのは、光圀を見ているはずなのに、手のクセ(特に人差し指を立てて物事をしゃべるシーン)を見ると、どうしても金八先生を思う浮かべてしまうんですよね(苦笑)。どうしても金八先生シリーズを長く見ているから、そう思えるんでしょうね。その影響かもしれないですけど、含蓄ある発言を聞くと、うーむと納得してしまう(笑)。しかし、生きるか死ぬかの人の前でラーメンを食らうのは鬼畜過ぎるだろう(汗)。いくら食べなさいと促されても、オイラは食えないかもしれないわ。せめて別室で交代する人が来てから食うわい。
その後は、東北・南部藩(八戸)の不正蓄財を暴くために諸国漫遊の旅に出ることになるわけですが、途中立ち寄ったいわき(ちなみに、いわきという街は昭和の大合併でできたもの)のとある村で、役人の横暴を見るに見かねた光圀は、村を助けるために一念発起するわけです。
シナリオは、紆余曲折あるものの、水戸黄門らしい勧善懲悪の時代劇になっていきました。そして、光圀も完璧な人間ではなく、時にドジな面(印籠を宿で見せてしまい、皆が慌てるシーン)や人情にもろく涙もろい一面(凍み餅をほおばり涙するシーン)も垣間見せました。助さんは相変わらずわがままでしたが(苦笑)。
殺陣のシーンもまだこれからな感じで、少しぎこちないかなとも。印籠を見せる前に、争いを鎮めるのですが、ケガ人が出るからという理由なのがワロタ。刀で斬っているのは峰討ちなのね。思いっきり斬っているように見えるんですけど(爆)。
あと個人的に思うところは、歌(主題歌)は鉄矢に歌わせろ(ギャハ)。
ちなみに、ご老公様一行は、光圀・助さん・格さん(越後のちりめん問屋として活動なのは、これまでと同じ)と隠密として風車の弥七の4人だけ。お銀いないの(ギャハ)?男むさい旅ですけど、シンプルでいいじゃないかとも。
無茶な展開じゃないと思える節もあったものの、総じて面白かったと思います。問題は既存の時代劇ファンの評価でしょうけど、そんなに見ていない人間にとっては斬新だったと思います。
そういえば、東洋水産(マルちゃん)がスポンサーに付いているので、正真正銘の黄門様のCMが見られますよ(ニヤニヤ)。
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