2022年03月09日

ウクライナ侵攻で、ゲーム業界はどう動いた?

日に日に切迫感を擁するウクライナ侵攻。先日、任天堂がロシア法人が行っているオンラインショップの停止を発表しましたが、他の業界でも様々な動きを見せています。


任天堂と同じハードメーカーであるマイクロソフトは、ロシアでの製品提供とサービスを停止しています。さらにサイバー攻撃に備え、セキュリティ面でウクライナ政府をサポートするとのことだそうです。マイクロソフトの場合は、XBOXシリーズだけでなく、Windowsシリーズも絡んでくるので、総合的な発表になっているものの、ウクライナ政府がゲーム業界全体に制裁実施を求めているのは初耳でしたね。是非とも日本の企業も及び腰にならず、率先して協力してあげてほしい。
・・・と思っていたら、コーエーテクモホールディングスが、ウクライナおよび周辺地域の人道支援活動目的で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ50万アメリカドル(約5700万円)の義援金を寄付すると発表しました。具体的に動きを見せたのは、恐らくコーエーテクモホールディングスが初めてでしょう。

海外のメーカーでは、エレクトロニクス・アーツ(EA)が、ロシアとベラルーシでの製品および有料ポイントの販売を停止し、かつ自社で展開しているFIFAシリーズとNHLシリーズに入っていたロシア代表チームとロシアにあるクラブチームの削除を決めました。


ロシアへの制裁はメジャーゲームメーカーだけでなく、インディーゲームと言われる同人的な流れのゲームにも及んでいます。
PCゲーム配信プラットフォームである「Itch.io」で、「Bundle for Ukraine」というウクライナ支援のバンドルが設立され、10ドル以上払えば、732のインディーゲームスタジオおよび個人が手掛けた991タイトルを全て遊ぶことができますここで得た収益全てを医療支援団体とウクライナの子供達をケアする現地団体に寄付されるとのことです。ただし収録作品が全て英語のみなので、英語力のある人達しか遊べないのが残念なところです。


少しずつとはいえ、ロシアに対する反抗が進んでいると思います。全く身にならないということはありません。少しでもウクライナに対して何かできないかを考える時なのかもしれません。ゲームでもそれが協力できるなら、少しでも協力していければと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 21:44Comments(0)