2026年05月05日

FC岐阜観戦記2026 番外編 かつての岐阜戦士を追い掛けて 石坂亮人

SHG15_2605031955290865/3、CSアセット港サッカー場で行われた2026JFL CUP(以下JFL CUP)第6節、ヴィアティン三重×FCマルヤス岡崎の試合を見に行きました。
ここで、JFL CUPの説明をば。写真のは、JFL CUPの公式ガイドブックになります。リーグ戦の時は有料なんですが、今回は無料配布していました。


JFLは3月からJFL CUPというJリーグでいうところの百年構想リーグを開催しており、16チームを東西で分ける、つまりJ1の百年構想リーグと同じ方式を採用しています。
東地区は、ラインメール青森、いわてグルージャ盛岡、ブリオベッカ浦安・市川、VONDS市原FC、横川武蔵野ユナイテッドFC、クリアソン新宿、Y.S.C.C.横浜、アスルクラロ沼津の8チームで、西地区は、Honda FC、FCマルヤス岡崎、ヴィアティン三重、FCティアモ枚方、ジェイリースFC、ヴェルスパ大分、ミネベアミツミFC、沖縄SVの8チームになります。つまり、Jリーグの百年構想リーグでは同じ県内のチームは同じ地域リーグに放り込まれていたのが、JFL CUPでは無視されているんですね(大分は同一地域になったものの、静岡は東西に分かれているのが、その証左)
また、Jリーグの百年構想リーグではホーム&アウェイでの2試合だったのが、JFL CUPではホームorアウェイの1試合になっています。ゆえに、興行という側面も無視されています。リーグ戦の形を採った練習試合と揶揄したくなりますよ、これ。
ただ、90分で決着が付かなかった場合は、PK戦を行うところや90分勝ちは勝ち点3、PK勝ちは勝ち点2、PK戦負けは勝ち点1、90分負けは勝ち点0なところは、Jリーグの百年構想リーグと同じです。
なお、東西1位のチーム同士が優勝決定戦を行い、同2位のチーム同士が3位決定戦を行う格好となります。その際は、ホーム&アウェイの方式となっています。



ということで、Jリーグの百年構想リーグは佳境に入っているのですが、JFL CUPにおいてはクライマックスになっております(爆)。だって7試合しかないんだもの(汗)。


そんな5試合終了時点の順位は以下のようになっております。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。なお、いわてグルージャ盛岡は盛岡、ブリオベッカ浦安・市川は浦安、VONDS市原FCは市原、横川武蔵野ユナイテッドFCは武蔵野、Y.S.C.C.横浜は横浜、Honda FCはHFC、FCマルヤス岡崎は岡崎、FCティアモ枚方は枚方、ジェイリースFCはJFC、ヴェルスパ大分は大分、ミネベアミツミFCはMFCになります。まずは、東地区から。


1位 青 森(15) +7
2位 盛 岡(13) +4
3位 沼 津(12) +1
4位 市 原(11) -1
5位 浦 安(07) ±0
6位 武蔵野(07) -2
7位 新 宿(04) -3
8位 横 浜(04) -6


昨年惜しくもJ参入を逃した青森がトップなんですが、何としてもJ復帰をしたい盛岡と沼津の猛追を受けています沼津は第4節まで首位で、青森との直接対決で負けたのが響いているようです。
さらに市原も4位と大健闘上位陣は僅差で推移しているようです。
一方下位は、浦安と武蔵野、新宿とY.S.C.C.が団子になっております。ここで今回のレギュレーションの妙が出ておりまして、7位の新宿は未だ90分では未勝利なのに、PK勝ち・負けで勝ち点を稼ぎ、さらに得失点差でもY.S.C.C.に3点差あるため90分で1試合だけ勝っている(逆に90分負けを4つ出している)Y.S.C.C.よりも上位に立っているんですね。

一方の西地区は、以下のようになっております。


1位 沖 縄(13) +6
2位 HFC(13) +3
3位 枚 方(12) +4
4位 MFC(11) -1
5位 JFC(09) +1
6位 岡 崎(09) -1
7位 大 分(08) -4
8位 三 重(00) -8


沖縄とHFCが激戦を繰り広げており、得失点差で沖縄が首位になっています。沖縄は6位からスタートして上げ潮ムードで来てるんですね。
3位は枚方、4位はミネベアミツミですが、勝ち点差は1となっています。上位4チームは予断を許さない状況ですね。
ジェイリースも5位ですが4位に2点差なのでまだまだわからない。岡崎も同じで、その1点下にV大分と大混戦とも言えます。
しかし1チーム蚊帳の外にいるのが、三重全ての負債を背負っているような格好(ただし、V大分は2勝3敗なので、全くもって全てとも言えない格好)になっており、何と未だ勝っていません。これは、いくら何でもヤバいぞ。リーグ戦にも影響必至です。


SHG15_260503104213572さて、港サッカー場は愛知県名古屋市港区の野跡にあります。
名駅からなら、あおなみ線の野跡駅で降りて5分ほどですが、同じ名駅からはバスもあり、時間は掛かるものの行くことはできます三重の人達は、関西本線や近鉄に乗って名駅までやって来たのではないでしょうか。
ただ、岡崎や名古屋市内でも南側から来る人は、金山駅からバスに乗り換えるのが便利かもしれません。日中は1時間に2本と少ないですが、港サッカー場まで一気に行けるバス(野跡駅行き)に乗れます港サッカー場周辺には飲食店やコンビニ・スーパーが無いため、バス待ちの間(状況次第ですが)に買い出しの時間を設けることもできます。金山のバスターミナルそばにはイオンがありますし、金山総合駅内や周辺も含めれば、コンビニも揃っていますよ。


その港サッカー場に行った最大の目的は、アジア大会に向けて改良工事を行っていたことから、スタジアムがどう変わったかを見るため。
まず驚いたのが、ドットマトリックス方式で一部ぶっ壊れていた電光掲示板が、大型ビジョンに差し替えられている!しかもちゃんとカラー出力だ(ニヤニヤ)。もっと言うと、三重のスタジアムには大型ビジョンが据えられていないはずなので、スタジアムに大型ビジョンが据えられた時のリハーサルも兼ねているのかとか思った。正直使わないという手もあったと思うの。なのに、今回は使った。えらいぞ、三重!



SHG15_260503113648383スタジアムの中は、こんなふう。
サイドとバックスタンドは相変わらず芝生席でしたけど、メインスタンドは大きく変わっていました全て個席化されており、お尻を乗せると座れるパタパタ方式になっていました。さらに中央の最前列は車いす席になっており、結構大きくスペースを取られていました数席分なのがほとんどなスタジアムの中で10席近く取っているのは、バリアフリーやノーマライゼーションに配慮しているんだなと思いました。



SHG15_260503114430125ちょっとわかりにくいですが、席は青を基調としており、上層席は白も散りばめられていました
車いすのルートもバッチリで、傾斜も低めだから進みやすいですね。



SHG15_260503113857555そんな港サッカー場は、JFLの場合は長らく岡崎のホームとして使われることが多かったように思います(まれにJFLに在籍していた当時、FC刈谷が使ったこともある)
実は、三重はBASICスタジアム東員での開催がほとんどで、過去にそこ以外で利用したスタジアムは全て三重県内なんですね。ということもあり、県外のスタジアムをホームに迎えるのは初めてだったりします。だから、この看板にある『不思議な感じ』に至るわけです。
ちなみに、裏は三重の人達に向けたメッセージになっておりました。



SHG15_260503104549233初の県外開催ということもあって、かつ雨予報だったので、どれだけ来ているのか不安でしたけど、着いた時は想像以上にお客さんがいて、バス待ちの際にはアツい応援がなされておりました



SHG15_260503143637619ちなみに、この日の試合は無料だったのですが、ホームとしては遠い場所になったこともあり、かつアウェイでよく使っていた岡崎にとっても遠い場所になったことから、666人となりました。
・・・ダーミアーン(汗)!<元ネタが「オーメン」って何人知ってんだよ!



SHG15_260503115226747ところで、三重には野垣内俊さんが、コーチとして在籍しています。昨年まではアシスタントコーチだったので、一歩前進というべきなのか。



SHG15_260503114501262しかし、岡崎には石坂亮人選手が在籍しています。
石坂選手は、FC岐阜の下部組織出身、いわゆるユース上がりで、2年間在籍していたものの、試合には出場しないまま退団となりました。その間に北信越1部の福井ユナイテッドFC(2022年8月~12月)とFC刈谷(2024年)に育成型期限付き移籍しており、そこでは活躍していたようで、2025年には完全移籍を勝ち取っています。そして今年から岡崎に移籍ということから、再度ステップアップを図っているとも言えるでしょう。
ちなみに、野垣内コーチを見に行くためなのかと思ったら、石坂選手もいたという想定外のことが起こっており、ワイは困惑した(苦笑)。しかし、それ以上に驚いたのが、666人の中にウチのサポが少なくとも3人いたということで、ワイも含めたら4人という高確率(ギャハ)。



SHG15_260503110003485普段とは違うところでの開催ということもあってか、入場者数も少ないと見積もっていたのでしょう(だから無料にしたのかも)、キッチンカーが3台だけ来ていたというふうでした(泣)。まぁ、岡崎がホームで使ってた時は、1台来ていたらよかったレベルだし(苦笑)。
その中から、丸八食品の「亀山みそ焼きうどん」をチョイスしました。これが食事として一番真っ当だと思ったから(ニヤニヤ)。



味は、味噌の渋甘な味わいとうどんのもっちり具合がよかったです。やっぱり「亀山みそ焼きうどん」は美味いわ。



三重の公式がライブ配信しておりました。
ハイライトが作られていてもおかしくないのだが、未だ作成されず(苦笑)。



SHG15_260503145313847試合は、前半から激しいものになり、その中でも三重は押していたものの、岡崎の守備が割れないのでゴールも生まれない。一方の岡崎は、前半はどちらかというと劣勢だったものの、少ないチャンスをしっかり掴んだことで、実らないものの得点シーンが徐々に生まれていきました
それでも双方が点を取れず焦れていきそうな中、前半32分に先制点が岡崎から生まれます
右側からのコーナーキックが中央に飛び、キーパーが弾いた球を狙いすましていたのは、この日フォワードとして出場していた石坂選手!彼がダイレクトに蹴ったシュートがキーパーの弾きをものともせず、勢いそのまま吸い込まれるようにゴールマウスの中に入っていきました。滅茶苦茶ゴラッソやんけ!
その勢いそのままに、岡崎は後半もチャンスシーンを作っていくものの、なかなかゴールシーンは生まれない。しかし、三重が焦れてしまい、岡崎以上にゴールシーンをクリエイトできない(汗)。シュート数は三重の方が上だったのに、ダメというのは、サッカーあるあるやな(爆)。
結局最終盤に岡崎はフリーキックから得たチャンスを生かし、三重にとってはマークから外れた選手によって追加点を決められてしまい、0-2で敗戦。これで三重はホーム全敗という不名誉な記録を作ってしまいました。次の試合次第では全試合全敗というトンデモ記録になる可能性も・・・。

なお、この試合は飲水タイムが設けられました曇りで一時雨、かつ強風吹きすさぶ中だったにもかかわらずです。恐らく試合前が暑かったということで設けるに至ったんでしょう。
そして、石坂選手は後半32(77)分にスライディングした際に足を攣ったことで動けない状況となり、大事を取って交代となりましたが、試合後には元気な姿を見せていたので、次の試合は大丈夫かな・・・。



三重にとっては『持ち出し』になった試合(スタジアムの利用料が40000円で大型ビジョンの利用料が12000円で拡声装置の利用料が9000円の合計61000円)ですが、それ以上に『持ち出し』の目立つ試合だったのかも。岡崎の守備を割れないかと思ったら、ちゃんと割ってチャンスを作ったのに生かせない。こりゃ三重の闇は深いぞ・・・。


で、順位はどうなったのかというと・・・。


1位 枚 方(14) +4
2位 HFC(14) +3
3位 沖 縄(13) +5
4位 JFC(13) +2
5位 岡 崎(13) +1
6位 大 分(12) -2
7位 MFC(11) -3
8位 三 重(00) -10


三重以外は勝ち点が2ケタ(爆)。しかも三重とミネベアミツミ以外は1位に上り詰めるチャンスがある。東地区は青森が1位確定で、2位争いが沼津と盛岡の一騎打ちというわかりやすい状況なのに、西地区は大混戦になっております。


となると、気になるのは最終節のカード。以下の通りになっています。


枚 方(14) - MFC(11)
大 分(12) - 三 重(00)
岡 崎(13) - JFC(13)
沖 縄(13) - HFC(14)


沖縄×HFCの試合のみ日曜開催となったので、同時開催にはならないことを考えると、全てを把握している沖縄とHFCがやや優勢なのかもしれません。

で、勝敗次第で以下の通りに。左から90分勝ち・PK勝ち・PK負け・90分負けになります。


枚 方 17 16 15 14
HFC 17 16 15 14
沖 縄 16 15 14 13
JFC 16 15 14 13
岡 崎 16 15 14 13
大 分 15 14 13 12 
MFC 14 13 12 11


一番厄介なのが、V大分が三重に90分で勝ち、沖縄がPK勝ち、HFCがどう負けになった場合。このケースだと沖縄が得失点差で一番有利なため、沖縄が1位通過になるでしょう。ただ、V大分が9点以上取るとV大分の大逆転での1位通過になります。まぁ、あり得ないけどね(ニヤニヤ)。
また、沖縄がHFCに、岡崎ないしはJFCが90分で勝ち、枚方がPK勝ちとなった場合も厄介で、このケースでも得失点差が最も多い沖縄が1位通過になるでしょう。ただし枚方は、90分勝ちさえしてしまえば、勝ち点17で1位通過になります。ジェイリースも4点以上、岡崎も5点以上取れば、逆転で1位通過になりますが、これもあり得ないかな(ニヤニヤ)。
これ以外にも様々なケースがあると思いますので、ご想像にお任せします(ギャハ)。


試合数が少ないからとはいえ、こんな異様な展開になっているとは・・・。次の試合も見たいけれども、5/16は甲府に行っちゃってるんだよなぁ(ギャハ)。


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Posted by alexey_calvanov at 22:05Comments(0)

2023年08月04日

愚行・蛮行・奇行

こちらもサッカー天皇杯4回戦(ラウンド16)の話。
CS港アセットサッカー場(名古屋市港サッカー場)で行われた名古屋グランパス×浦和レッズの試合。試合そのものは、名古屋が3-0で浦和に完勝し、準々決勝(ラウンド8)に進出したのですけど、試合後に後味の悪い出来事が起こるのでした。
名古屋側から帰れコールやまたねコールを煽りと受け取った一部の浦和のサポーター(たいていコアサポ)が激高し、緩衝帯の破壊・フィールドへの侵入・名古屋側への移動と威嚇・名古屋の横断幕の破損行為・名古屋サポーターだけでなく双方チームのスタッフや警備員へ暴行を振るったのです。
この一件で、会場がパニック状態になり、観客が出口に殺到したことに加え、過呼吸を訴える観客もいたそうです。最終的には、パトカーが20台ほど会場に集結し、沈静化が図られたとのこと。

名古屋側が煽ったのが悪いという一部意見もありますけど、これに関しては、浦和サポーターが激高したのが、実はマテウス選手の退団セレモニーの直後だったこともあって、マテウス選手が退場する際に名古屋サポーターが掛けた言葉を聞き間違えたのではないかと思われます。例えば、「またね」が「マテウス」と呼んでいたのが、そう聞こえたのではないかと。また、帰れコールも試合直後に居残りをしていた浦和サポーターに対して、早く帰りなさいの意味合いで述べている可能性もあり、煽りにしては不十分なのに、居残りでヒートアップしていたせいで沸点が低くなっていたのではとも。


理由はともあれ、やってはいけないことをやってしまっている。日本のサッカー観戦の安全神話を完全に崩壊させたと言っても過言ではない。日本のサッカーは家族で行っても安心安全な場所だったのが、今回の行為で全てフイになりかねない。ヨーロッパと変わらないくらい治安レベルが低いと判断されれば、今後の観客動員だけでなく、外国人選手の獲得にまで影響が出るのではないかと心配になります。

そして、今回の浦和の件への制裁は、きちんと行うべきです。
運営側が行った対象サポーターへの処罰は、対象試合の入場禁止と厳重注意で終わったようです。罰金とか永久追放とか一切ない時点で、運営側の自浄作用が働いていないとしか思えない。
来週に日本サッカー協会が浦和に対しての処罰を行うそうですが、天皇杯でやらかした事象はJリーグで裁けないから暴れたというふうならば、今回の浦和サポーターは、かなり悪質です。それ以前にFC東京のサポーターが天皇杯の試合で行ったことも、Jリーグで処罰されないからとやっている節もあるので、この例を持ち出されないことを願うばかりです。
で、今回の一件はJリーグも連名で処罰を出すべきです。天皇杯はJリーグも主催に名を連ねているので、今回の処罰をリーグ戦に持ち込んでも構わないと思います。それだけ今回の行為が酷いものであるということを(特に運営に)わからせるべきです。

天皇杯に対しては、少なくとも来年の参加禁止、状況によっては数年以上の参加禁止ないしは県予選からの参加の処分は下すべきでしょう。罰金は当然です。
Jリーグとしては、罰金・勝ち点没収・無観客試合(アウェイの来場禁止含む)をセットで行っても足りるかどうか。仮にもライセンスはく奪の強制降格ないしはJリーグ追放もアリと言えばアリですが、数年で戻って来られる可能性もあるため、罪として重いのかどうかわかりかねるので、何とも言えないですね・・・。


全ては、来週発表される日本サッカー協会の処分を待つとしましょう。ここでも大甘な処分が下されるようなことがあろうものなら、他のチームのサポーターから非難轟々になるのは間違いないでしょうし、リーグ戦にも影響を与える(観戦ボイコットなどが起こる)かもしれないですね。そんなことにならなければいいのですが・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:39Comments(0)