2013年03月14日

約10年越しの新事実

かつてタイムアタックが熱いレースゲームがあった。それは「F-ZERO」
1990年のスーパーファミコン発売と同時に発売され、そのスタイリッシュなレースと回転縮小の効いた当時としては画期的なグラフィックに皆が酔いしびれた現在Wiiのバーチャルコンソールでプレイできるので、一度遊んでもらいたい。
その後、F-ZEROはサテラビューでの配信(BS F-ZERO GRAND PRIX 2)の他、ニンテンドウ64(F-ZERO X)・GBA(F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE)、そしてゲームキューブ(F-ZERO GX)とアーケード(F-ZERO AX)で発売・稼働し、アニメ化などマルチメディア展開も行われていた。


今回はそのゲームキューブから発売していた「F-ZERO GX」の話。
「F-ZERO GX」は2003年7月に発売した作品で、ほぼ同じ時期(2003年6月)に稼働した「F-ZERO AX」とはメモリーカードを介して連動し、AXで登場するマシン・パイロットのダウンロード、オリジナルマシンのパーツの追加が、またGXに登場するマシンおよびGXで登場するパーツを使用したオリジナルマシンの利用などが可能となっていた。
発売は任天堂からではあるが、セガの一開発部門であるアミューズメントビジョンとの共同開発だったため、コンシューマーに強い任天堂とアーケードに強いセガ双方のいいところが味わえるといういいとこ取りの作品でもある。

その「F-ZERO GX」に新たな事実がわかった。何と、「F-ZERO GX」の中に「F-ZERO AX」のデータが丸ごと入っていたのである。この事実は昨年末海外の人達が発見したのだそうだ。
これは、恐らくアーケードとの連動のために含ませたデータが流出したのだと思うが、海外の人にとってはアーケードで遊ぶ機会がなかったのかもしれないので、驚いたのだろう
この作品を遊ぶためには、ゲームキューブ用のプロアクションリプレイが必要とのこと。しかしながら、ゲームキューブ用のプロアクションリプレイを発売しているカラットはもうないし、ゲームキューブ本体や関連商品はあっという間に消えている。じゃあ、Wiiでやればいいじゃないか、ゲームキューブと互換性があるし・・・と思いたいところだが、プロアクションリプレイは既にWiiではプロテクトの対象商品になっており、ディスクを入れても起動しない。


恐らく、ゲームセンターからも「F-ZERO AX」は稼働していないと思うので、プレイするのはかなりの障壁が伴っていると言ってもいい。10年経ってわかった新事実も、結局のところはプログラムにある霞の中にあるのかもしれない


F-ZERO GXF-ZERO GX



GC用   プロアクションリプレイGC用 プロアクションリプレイ
※個人的には、プロアクションリプレイを紹介し売ることには反対の立場ではあるが、今回の利用方法では必須のため、敢えて紹介。



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Posted by alexey_calvanov at 23:24Comments(0)TrackBack(0)