2024年11月25日

FC岐阜観戦記2024 DAZN観戦だぞーん 後編

FC岐阜、昨日は沖縄県沖縄市にあるタピック県総ひやごんスタジアムでFC琉球と戦いました。
この試合で2024年のJ3のリーグ戦は終了。既にプレーオフ進出のチームとJFL行きおよびJFLとの入れ替え戦行きのチームは決まっているので、プレーオフの中でも順位の決まっていない松本山雅・FC大阪・福島ユナイテッドFC以外は、消化試合になったわけです。
かくいう岐阜も消化試合本当なら、ここまで粘ってプレーオフに行けるかどうか・・・という粘りを見せたかったものの、カターレ富山・大宮アルディージャで引き分けてしまい、万事休す。あとは、順位をどこまで上げられるかが一つ目のポイントになったわけです。それ以外のポイントは、おいおい語っていきましょう。

一方の琉球は、金鐘成(キム・ジョンソン)監督が退任を決め、一部の選手が満了になることも発表されています。スタメンの中にも満了が決まった選手が名を連ね、その中には、ウチで頑張ってた福村貴幸選手も・・・。何でも今年大ケガをしたそうで、何とか復帰して、初めて(と同時に最後)の試合を掴んだわけです。


本当なら、現地に行きたかったんですけど、次の日が仕事ということもあり、帰りの飛行機が取れないとアウトだったので、かなり前から予約したら大丈夫だったんでしょうけど、万全を期して今回は見送りました。まぁ、ここまでやるとも思ってなかったけど(苦笑)。来年も琉球とは戦うので、日程を見ていくかどうか決めましょうっと(ニヤニヤ)。





DAZNで見た試合ですが、総じて岐阜は押していたように思います。早い展開で琉球をかく乱・疲弊させ、パスミスなどを誘ったり生じさせてからの奪い取りが上手く機能していたように見えました。状況によっては、高い位置(相手内の陣地)での奪い取りもできており、これなら・・・と思ってたのですが、なかなか点を入れられないフィニッシャーである藤岡浩介選手に球を集めることにこだわりを持っていたので、相手もそれをわかっているんですよね。藤岡選手もなかなか決められず、もどかしい時間帯が続きました。もちろん、他の選手もシュートは打ってたんですけどね。
そこまで藤岡選手に回したかった理由は、彼自身に得点王のチャンスがあったから。この試合の始まる時点で、FC今治のマルクス・ヴィニシウス選手が19得点でトップに立っており、藤岡選手は17得点で2位に着けていました。この試合で2得点以上を上げれば、得点王が決まります。彼自身も得点王になることが自身の成長に繋がると述べているので、是が非でも欲しいと思っていたんでしょう。ゆえに皆のサポートを得てもらっているのでしょう。


そんな彼の思いは、後半になって結実します。
後半8(53)分、琉球の選手が打ったパスを甲斐健太郎選手が奪い取り弾き返すと、一旦西谷亮選手と琉球の選手との小競り合いから生じたこぼれ球を北龍磨選手が冷静に処理し、前方へ。長いパスになったこの球が、藤岡選手の下にやって来て、思いっ切り振り抜いた!振り抜いた球は、琉球キーパーの東ジョン選手をかいくぐり、ゴールマウス右隅に収まった!欲しかった先制点は、藤岡選手に球を出すこだわりを貫いたウチの執念が実った格好になりました。
その4分後、ペナルティエリアの揉み合いから琉球の選手が掻き出すものの、センターサークルあたりまで飛んだ球を甲斐健太郎選手が頭で返し、ワンバウンドして野澤陸選手の下に。余裕で受け止めた野澤選手は、ちょっと考えた(テンポを作った)末に、中央へクロスを上げます。ただ、そこは琉球の選手が食い止める。しかし、食い止め方が悪く、西谷選手の正面に飛んでいき、藤岡選手の胸元に飛ばすと、トラップして思い切り振り抜くと、ゴールマウス左側に突き刺さった!この得点で、得点の入っていない今治のマルクス・ヴィニシウス選手に追い付きました
その後も、琉球が選手交代で前線や中盤をフレッシュにして追いすがるものの、岐阜が割らせない正キーパーとして成長した後藤大輝選手の奮闘もあって、今年最後の試合をクリーンシートで終えました
ただ、藤岡選手はゴールを狙っていくものの、琉球の選手達が立ち塞がって割れない。自身も疲労から思い切ったプレーもできない。本人としては是が非でもハットトリックで単独得点王と思っていたのでしょうけど、叶わぬ夢となりました。それでも得点王にはなったのですから、名誉あること自身の選手生活の中で誇れる部分になっていくでしょう。ちなみに、岐阜から得点王が出たのは、2021年の川西翔太選手(現 : カマタマーレ讃岐)以来3年ぶりになります。
さらに、岐阜と琉球との戦績は未だ負け無しとなり、この記録も継続して来年を迎えますJFL時代から積み上げた大きな記録も、ホームでは引き分けに持ち込まれ、勝ちっ放しは無くなったものの、負けない試合をやれたことは大きく、来年もこの試合で大きくステップアップを図るきっかけ作りになっていくかもしれません。


この試合をもって、岐阜は8位に終わりました最終盤(AC長野パルセイロ戦以降)は、負け無しで突っ走れたことはよかったですけど、これをもう少し早くやれたら・・・という悔しさを抱き続けたままシーズン終了となりました。このあたりは後日まとめましょうか。


これからオフシーズンに突入し、選手の入退団でやきもきすることとなるでしょう。残ってほしい選手が残ってくれるか。このあたりも後日に(苦笑)。
しかしながら、夏場のあの頃を思えば、よくここまで持ち直したと思います。来年もこの勢いを継続させられればいいのですが、先程言った通り、残った選手が残ってくれたら計算できる話で、まず100%は無理でしょう。じゃあ、新しく入った選手で100%にしていかないといけない。そのあたりは強化部がちゃんと働いてくれるかに掛かってきますわ。


色々と思うところはありますが、今回はこのあたりで終わりましょう。とりあえず岐阜の試合はおしまいですが、まだ11/30に名古屋グランパス×サガン鳥栖の試合を見に行きますし、もしかするとJ3・JFL入れ替え戦を見に行くかもしれません(たぶん12/7のニッパツ三ツ沢球技場)。まだまだアツい試合を見られるよう願っております。


それでは、また来年ホームないしはアウェイのどこかで・・・。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:17Comments(0)

2024年06月03日

FC岐阜観戦記2024 第7節 伝説は続く

FC岐阜、昨日はFC琉球と戦いました。
4月・5月のリーグ戦は一切勝てないまま、3連敗(引き分けを挟めば4連敗)中の岐阜。その間に行われた天皇杯1回戦も敗戦になるのではと危ぶまれていましたが、アスルクラロ沼津に何とか勝ちました藤岡浩介選手のバイシクル(オーバーヘッド)シュートが決まって、それが決勝点になったそうです。ただ、沼津はベストメンバーではなかった様子で、一方で岐阜はほぼベストのメンバーで、この結果ですから、沼津の調子次第ではヤバかったんだな・・・と。


そんな相手の琉球は、現在2位序盤から一桁順位を維持しているので、状況次第では昇格プレーオフに入ってくる可能性が高いチームでもあります。しかし、岐阜にとっての琉球は、過去に負けたことの無い相手JFL時代から8戦負け無しで来ています。この試合で底を打って、再び上昇気流に乗りたいところ。それだけゲンを担げるチームに当たるということを考えれば、この試合で負けようものなら、上野優作監督の進退を問うてもいいくらいのレベルだと思っています。


KYG03_20240602_111924090とはいえ、チーム状況がチーム状況なので、ゲン担ぎじゃないですが、相手を食らうという意味で、日清食品の「どん兵衛 琉球そば」を買ってきました一般的には「沖縄そば」って言うはずなんですけど、登録商標を鑑みて、この名称にしたのかしら



こちらは、かつおだしと豚のだしがメインになっているようですが、かつおを若干感じる程度で、ホントにあっさりしていますスガキヤの魚介とんこつを薄めたような感じなのかしら。


KYG03_20240602_154535468この日は、八百津町のホームタウンデーでした。何の偶然か、朝テレビでやっていた「大徳さん」も八百津町の特集でしたね。名古屋の人間は、八百津町のことをほとんど知らないと言っていましたけど、ワイは知ってたで(ニヤニヤ)。
八百津町といえば、岐阜バンジーですよ。「大徳さん」でも紹介されていましたが、ウチからもマスコットのギッフィーや柏木陽介クラブアンバサダーが現役時代に跳んでいます
ここ、次行く時用に割引券がもらえるそうですし、跳べなかった時も次回チャレンジできるようにタダ券をくれるそうで。



KYG03_20240602_154901198そんな八百津町は、杉原千畝さんの出生地でもあります。個人的には、八百津町といったら、杉原さんですね。八百津町には、杉原さんの記念館があります。



KYG03_20240602_155015124そして、こちらは同じホームタウンになる揖斐川町にできた冠山峠道路国道417号の新線として完成したもので、この道路ができたことで福井県池田町のアクセスが従来より1時間ほど短くなり、冬季の通行止めも無くなるとのこと。



KYG03_20240602_173202868この日は、琉球BOMBERSが来場し、ダンスを披露していました。GGG(トリプルジー)とのコラボダンスも競技場内で行われていました。
・・・へそにピアス開けてる子が何人もいた<そこしか見てないのか!



KYG03_20240602_174519659かさなるステージでは、柏木クラブアンバサダー(左から2番目)がクラブアンバサダーとして初登壇しました。選手のトークショウに現れ、文仁柱選手(中央)と小川正輝選手(右から2番目)と共に進行していきました。
個人的に気になっていた文選手の北朝鮮代表の率直な感想を聞けてよかったです。在日朝鮮人の人達だけでなく、ウチのサポーターも多く応援してくれていたようで、そのことに感謝を述べていました






KYG03_20240602_205632510試合は、ホントに今まで負けたことが無いのと言いたくなるくらいに、岐阜が酷い。そして琉球に勢いがあった

前半6分に縦ポンが決まってしまって先制され、前半11分にも失点ウチが開幕当初に行っていた前半15分以内に点を挙げるというお株を奪われるようなプレーを見せられ、もう意気消沈でした。もうブーイングしか出ないガックリして席から立てなくなっていた時もありました。
それでも、2失点後から前に出る攻撃を掛けてきていましたが、正直前半15分以内に2点取られているし、ウチが2点取るのは大変なことだというのを知っているので、残りが75分以上あっても、時間が足りないと思ったほどでした。時間はたっぷりあると言っていた他のサポーターに、時間あるわけねぇだろうと言ってやろうと思ったほどにすさんでいましたよ・・・。


ただ、徐々に狂ったギアが噛み合うようになり、琉球のパフォーマンスも落ちてきたかなと思えるようになってきた後半から、岐阜の猛攻が垣間見えるようになってきました

そして、後半27(72)分から大きく動きます
途中交代で登場した北龍磨選手からのロングキックを石田崚真選手が受け取り、再び中央に折り返し。その球に駆け寄ってきたのが、藤岡選手。一旦落ち着かせた後に振り抜いた弾丸のようなボレーシュートがゴールマウス右隅に突き刺さり、1点返す格好になりました。ある意味、ウチのチームが連敗中かつ前半のふがいなさに対してのうっ憤を晴らすかのようでもあり、積年の恨みを晴らすかのような、気持ちのこもったシュートだったように思いましたよ。

その9分後の後半36(81)分、北選手のコーナーキックを頭で合わせたのは、これまた途中出場の松本歩選手。このシュートで岐阜は同点に追い付きました。松本選手は、2022年の沼津戦で大逆転弾を放った救世主(メサイア)今回も琉球に勝ちを献上しかねない事態を救ってくれました。思わずメサイアと叫んだもの・・・(泣)。


結果は琉球に初の勝ち点を献上した格好になったものの、負けなかっただけホントよかった。そして、負けない戦いを進められてホントによかった。さらに、まだ負け無しという『伝説』は続く。ここで絶望から希望に変わる時だと信じたい。



KYG03_20240602_210605681試合後には、パク・ソンス選手がやって来た。
ウチでは愛媛FCから期限付き移籍でやって来た1年間だけだったけれども、セカンドキーパーとして十分な活躍を見せてくれたことを覚えています。今度の試合は11月の最終節になりますけど、その時はスタメンで活躍してほしいですね。



勝てなかったけど、勝ち点を積み上げることはできた。これで10位に盛り返した。この勝ち点1を反転攻勢の足掛かりにしたいところです。この1点を無駄にしてしまうようだと、今年の昇格は難しいと思います。プレーオフがあるから大丈夫と思ってはいけない。自動昇格を狙う意気込みで挑まなければ、J3の呪縛は解かれないのだ・・・。


そんな次の試合は、再び沼津。5月の天皇杯、6月のホーム、7月のアウェイとかなり短いスパンで戦う相手になります。今度は向こうもベストメンバーで挑んでくることでしょう。手抜かり・気を抜かずに全力でぶつかっていきましょう。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2023年11月26日

FC岐阜観戦記2023 DAZN観戦だぞーん 後編

FC岐阜、昨日は沖縄県沖縄市にあるタピック県総ひやごんスタジアムでFC琉球と戦いました。
この日は、勤労感謝の日で休日になったことによる代勤となってしまい、前々から有給休暇の申請もしていたものの、通らなかったのもあって、DAZNでの観戦となりました。しかも、琉球戦はホームでも行けなかったので、つくづく今年は琉球との相性が悪いのよね・・・。


しかし、岐阜というチームは琉球との相性が、すこぶるいいJFL時代(2008年)にもJ2時代(2019年)にもダブルをゲットし、今年もホームでは勝っています未だ琉球には負けたことがない不敗神話が続く中で、かつ昇格の望みが潰えた中で、また勝ちを積み重ねることができるかがポイントになってくるでしょう。

一方の琉球は、もう秋風が吹いている状況。この試合を前に、7人の選手の契約満了がリリースされています。その中には、琉球の正ゴールキーパーとも言えるダニー・カルバハル選手や阿部拓馬選手のような経験豊かな選手もリストアップされているとのこと。ホーム最終戦となる琉球にとっては、彼らの姿を生で見る最後のチャンスでもあり、現状メンバーのホームでの最終試合でもあるので、何としても勝ちたいと思っていることでしょう。





さて、試合の流れは、やはり岐阜に利あり前半から岐阜が押す格好となり、琉球はピンポイントで攻めてくる流れになりました。ただ、琉球は少ないチャンスをモノにしているともいえ、前半だけで見ると、琉球は6本シュートを放っていました(岐阜は5本)風の強い試合だったのですが、向かい風の中で琉球は押していたんだなぁ・・・。いいシュートもあったので、つくづくこの日復帰してきた茂木秀選手様々でしたよ。ウチもいいシュート放てていたんですけど、やはりJリーグ屈指の鉄壁キーパーとも言えるカルバハル選手を破るのは難しい・・・

後半も岐阜はペースを掴んではいるのですが、やっぱり破れない。そうこうしていると、琉球も攻撃の手が盛んになってきました窮地に陥ったシーンもあったので、ホントこの日復帰(以下略(笑))

しかし、試合は意外な流れで決着します。
後半23(68)分、鉄壁なカルバハル選手がミスキックを犯し、窪田稜選手の目の前に転がってしまいます。この際、窪田選手は前方にいた山内寛之選手にパスを回す選択をしたものの、相手ディフェンスに阻まれてしまいます。しかし、そこで窪田選手は冷静に自分で運ぶことを選択。守備陣のスペースを短時間で見抜き、そこにラインがあるかをわかっているかのようなシュートを放つ!これが面白いようにゴールマウスの左隅に転がっていき、カルバハル選手の必死のカバーをあざ笑うかのようなものになりました。ミスを突いた岐阜がやっと先制点を挙げたのです。この日のカルバハル選手は、キャッチやセーブに関しては、素晴らしかったんですけど、キックに関しては、あまり精度がよろしくなかったんですよね・・・。そんな中で出てしまったミスキック。恐らく最後の試合になるであろう中で、自身にとって痛恨でもあり、現役生活やサッカー人生を振り返る中で、ずっと後悔する事態になっていくことになるのではと。

その後も契約満了になった選手をはじめとした人達が、追い付くために奮闘していたものの、ギリギリのところで岐阜はかわし、虎の子の1点を守る形でウノゼロ勝利本来ならもう1点入れてほしかったですけど、(途中交代にはなったものの)カルバハル選手だったことを差っ引いても、まぁいいかなと思います。不敗神話は来年まで続くことになりました。


しかし、この勝利の代償は大きい。
後半14(59)分に川上竜選手がファウルを犯し、イエローカードを出されたことで、累積4枚になり、次節の試合が出場停止になりました。ああ、やっちゃいかん余計なことをやってしまったか・・・。もしかしたら仕方ないプレーかもしれないけど、ここでやってしまうのは、痛い。代わりは藤谷匠選手になるのかなぁ・・・。そうなると、藤谷選手のポジションには、和田侑樹選手か三國スティビアエブス選手が登場するのか。うーむ。
ともあれ、勝って帰れるのは大きい最終節になるギラヴァンツ北九州戦も勝って今シーズンを終えたいところ。北九州は残留が決まったとはいえ、元気のない北九州なら開幕戦のようなもどかしい試合にはならないはず。
ただ、落ち着いた試合になるのか、少しでも順位を上げたいと思って前のめりになるのか。何となくウチが落ちた時に行われていた柏レイソル×京都サンガF.C.のような試合にならないか心配ではあるのよね。そういえば、最終節の次の日に行われる名古屋グランパスの試合相手は、まさかの柏だったわ(爆)。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 21:16Comments(0)

2023年04月01日

FC岐阜観戦記2023 DAZN観戦だぞーん 前編

新型コロナウイルスに感染し、1週間の自主隔離に伴い、不要不急の外出ができなくなったので、今日のホームに行けなくなりましたので、DAZNで見ることになりました。ホーム戦が見られなくなったのは、随分久しぶりなことなんじゃなかろうかと。


実に5年ぶりになるFC琉球戦になるのですけど、行きたかったですね。琉球には、岐阜で活躍していた福村貴幸選手が在籍しているんですよね。その昔、福村選手を追い掛けていた個サポの人が、J3では規格外と述べていたので、結構怖い存在になるかもしれないと思っているんですよね。それに、もしかしたら来てるんじゃないかなとも思ってまして。久しぶりの邂逅に、積もる話も・・・となっていたことでしょう。


さて、岐阜と琉球のこれまでと現状をば。
岐阜に関しては、2019年に琉球と入れ替わるようにJ3に降格以降、選手もいいところを揃えてはいるものの、監督選びに失敗し続け、昨年は昇格争いにも食い込めない有様。そして今年は、元日本代表のコーチを務めた上野優作さんを監督に迎えました監督未経験というのがネックにはなっていましたけど、3月に関してはヴァンラーレ八戸戦の敗北以外は、勝ちないしは引き分けに持ち込み、1勝2分1敗とまずまずの成績を収めていました課題としては、複数得点が取れないところとセットプレーでの失点が挙げられます。ただ、堅守速攻が非常にハマっているのと若手の選手がチームを引っ張ってくれているので、敗北した八戸戦も頭を抱えるような大きな敗北とは感じなかったです。それでもこの一戦で連敗すれば、頭を抱えざるを得なくなり、上野体制に疑問符がつく事態にならないか心配になってきます。

琉球に関しては、2019年に岐阜と入れ替わるようにJ2に残留し、以降戦い抜いたものの、資金力にかねてから問題のあった球団だったので、いい選手や監督を獲得しても、数年後にはいなくなるという事態を繰り返したため、なかなか強化できなかったのが痛手となり、2021年にJ3に降格。5年ぶりにJ3に戻ってきました。こちらも新体制になり、2勝1分1敗と勝ち先行のいい成績課題としては、高い位置(センターサークルより上。特にペナルティエリア付近)でボールを奪われる事態が頻発している、つまりは守備の貧弱さが課題になっています。ただ、J2を5年も生き抜いているのとJ3に降格してもほとんどの選手が残ってくれたとのことなので、個は揃っているようです。またいいベテランを揃えているので、上手く活用すれば、J3では手ごわい相手になりそうです。

そんな岐阜と琉球の相性はというと、実にいい(爆)。これまでの説明が無駄になるくらい岐阜優勢(ギャハ)。2019年に戦った時は、苦しい成績だったにもかかわらず、琉球だけはダブルを獲ったという偉業を成し遂げています。2008年にはJFLで戦っているのですけど、こちらもダブルゲットなんですよ(ニヤニヤ)。つまり1回も負けたことが無いという連敗にならないためにはゲンのいい相手だったりする。これじゃ上野体制の目測も図れないじゃん・・・とか言いたくなるだろうけど、なりふり構ってられないんだから、文句言わない(苦笑)。


そんな色んな想いがあって、現地行きたかったなぁ・・・とかなんとか思いながら、パソコンモニターの前に座っておりました。そうそう、このDAZNでJ3が見られるのも今年いっぱいらしい今後J3では違う環境で見られるようにするとは述べているそうですけど、どうなのかねぇ・・・。あ、この話も長くなるので、またいずれ。





試合が始まると、個の力が強い琉球を意外といなしているというふうに感じました。すると前半8分、フリーキックから始まったこの展開、左にいた村田透馬選手に飛ばしたボールをさらに前方ラインギリギリにいた生地慶充選手に回し、さらにゴール前にいた藤岡浩介選手にクロスを上げ、ヘディングで合わせる!全てが練習の時から散々やりましたと思わせるくらいにドンピシャなプレーで岐阜が先制しました。そして、藤岡選手は今シーズン初得点になりました。やっと来たぞ・・・。
その後は、琉球にも岐阜にもチャンスがあったものの、琉球は岐阜の守備が破れず、岐阜は繋がりがやや悪いように思える部分があって、なかなか次の1点が奪えない状況でした。プレッシャーな部分もあるのかもしれないですね。
焦れた状態が続いていた中で、後半27(72)分、遂に待望の追加点が出ました
藤岡選手が上げた球を村田選手に回し、さらにペナルティエリアにやって来た生地選手に回します。敵の守備に囲まれたので、一旦村田選手に戻すものの、ここは敵に奪われます。しかし、和田侑樹選手→藤岡選手に細かくパスを回した後、宇賀神友弥選手がゴロクロスを生地選手に回すペナルティエリアにいた生地選手が右足を振り抜くと、敵の足に当たりながらも、最後はこの日初スタメンだった琉球のカルバハル選手も対応できず、ゴールマウス右端に突き刺さりました。待ちに待った追加点は、生地選手の2種登録・特別指定選手(共にFC東京)時代以外では初となるゴールとなりました。
一度追加点が取れるようになると、堰を切ったようにまた点が入るもの。後半41(86)分には、センターライン付近で奪った球を浮田健誠→藤岡→田中順也の3選手で回し、最後は田中選手がゴールマウス右隅に流し込んで3点目!ベテランのひと振りがダメ押しになりました。
最終盤に失点したのが余計になりましたが、3-1でフィニッシュ。課題は少なくないものの、大きな課題だった複数得点を獲ることができたのは大きいし、老荘青が点を獲ったことも大きいのかな。


今回も琉球に勝って、琉球戦の不敗神話を継続させた岐阜、次はアウェイで愛媛FC戦となります。新外国人のベン・ダンカン選手が加入し、攻撃に厚みが増したと思いますので、守備の気は抜けないです。むしろ、複数得点をまた奪えるように、攻撃の鋭さを磨いて、最終盤のような不測の事態で受けたダメージを抑えたいものです。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:18Comments(0)

2021年12月11日

カズ争奪戦?

Jリーグ草創期から、いやその前の時代から日本のサッカー界を引っ張ってきた男、カズこと三浦知良選手。36年目を迎えた今年、大きな動きがあるようです。


横浜FCで2006年以来、J2とJ1で戦ってきたのですが、今年に限って言えば、リーグ戦は1試合、カップ戦は3試合の出場のみとなり、リーグ戦に至っては、3/10の浦和レッズ戦の途中出場で出た1分のみとなっていました。既に54歳となり、ピッチの上に立っているだけでも驚かれる有様で、プレーに関しては老いを隠し切れないと評する人もいるくらいです。


それでもなお、来年はJ2で戦うことになった横浜FCは来季の契約を打診したそうですけど、ここに来て出場機会を求めて移籍するのではないかという報道が、にわかに沸いてきました


かねてから言われているのは、来年はJ3で戦うことになったSC相模原
このチームは、望月重良がオーナーを務めているのですけど、彼がカズを慕っており、彼のためにチームの背番号11を空席にしているとさえ言われています。実は、地域リーグ時代から行っているとのことなので、カズへの想いは半端ないとも言えます。同じ神奈川県にあるチームなので、今住んでいる家から通えるのもメリットではあります。

同じJ3ならY.S.C.C.横浜も獲得に名乗りを挙げたと言われています。
Y.S.C.C.の場合、ホームグラウンドが横浜FCと同じニッパツ三ツ沢球技場のため、同じ環境で戦えるのが強みになってくるでしょう。監督も変わることが決まっているため、監督で衝突するということも現状ありません。何よりフットサルチームもあります。フットサルの経験もあるカズ、そこには松井大輔選手も所属しているので、サッカーのオフシーズンでもプレー感覚を失いたくないのなら、フットサルでプロとしての感覚を維持することも可能と言えば可能です。


J2に残りたい場合、横浜FC以外で名乗りを挙げたのは、FC琉球
この場合は、観客動員数を伸ばしたいという意味合いが強くなってくることでしょう。琉球は今年コロナ禍の影響をモロに受けたというのもあるのですけど、観客動員数が大きく伸び悩みました野球・バスケットボールの人気が高い沖縄で、サッカーはマイナースポーツの印象がぬぐい切れません。そうなると、小野伸二選手を読んで集客の上げた経験のある琉球は、カズを招聘してもおかしくないことでしょう。ただ、出場機会を得られるかという部分では厳しいかもしれません。


カズに関しては、アマチュアリーグも注目を集めているところがあります。
一つは、高知ユナイテッドSC2019年に地域リーグから上がってきたJFLのチームです。来年が(2020年から戦ってきた)JFLでの3年目になります。
高知が欲している理由は、高知がJリーグに上がるための機運を盛り上げたい点・観客動員数を伸ばしたい面。そして何よりプロとしての戦いを植え付けたい面があるそうです。高知は、若手の多いチームであり、アマチュア契約の選手ばかりのチーム。そんな中でJリーグの経験も若い時にブラジル留学をしているカズから学ぶことは多いと思っているからです。カズの出場機会を求める面でもある程度は合致するのでしょうけど、J3並のレベルがあるJFLでやっていけるのかという疑問は、ファンならずとも思っているのではないのでしょうか。

そして、鈴鹿ポイントゲッターズも注目すべき球団になるでしょう。
このチームは、今年夏からカズの兄である三浦泰年さんが監督を務めています。そして三重県初のJリーグ入りを狙っています今年は上位3チームに大きく引き離されながらも4位に入り、来年上手く行けばJリーグ入りを果たせるかもしれません。それを見据えた新スタジアム構想もあるのですが、反対派の活動も少なからずあるため、彼らへのけん制と機運の盛り上げのためにカズ投入というのも十分にあり得ます話題性で行けば、このチームが一番なのではないかなと思ってなりませんけれども、三浦監督のいなくなった時が一番辛い・・・


ちなみに、横浜FCのロッカールームからは、置いてあるはずの荷物が既に引き上げているという情報もあり、移籍は既定路線という見方もあります。彼がどの道を選ぶにしても、来年がラストイヤーになる覚悟で挑んでほしいものです。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2019年08月31日

何とか抑え込んで、望みを繋ぐ

タピック県総ひやごんスタジアムで行われたFC琉球×FC岐阜の試合は、1-2で逃げ切りました。
前半は川西翔太選手の働きで理想的な試合展開に持ち込んだものの、後半少し押され始めたことで、最終的に1点失ったのは痛かった。それでも先日の柏レイソル先のふがいなさを反省材料にして、何とか立て直したのは、ホント立派。よく頑張りました。
特に出場機会の恵まれてなかったフレデリック選手が、前半特にそうでしたけど、攻守に渡ってターニングポイントになってくれました新加入の當間建文選手も悪くなかった。

これで琉球にはJFL時代からの無敗をキープ。かつ今シーズンなかなか取れなかったダブル(ホーム・アウェイの両方で勝つこと)を取りました順位は相変わらず最下位のままですけど、気の持ちようが変わってきます。


このいい流れを、是非ともホームで活かしたい。こちらもまだ取れていない連勝を掴みに、6ポイントマッチになるであろう栃木SC戦を挑んでいきましょうこの先は総力戦になるでしょう。皆さんの声援が選手を押し上げてくれるでしょうから、最後まで選手の糧になれるように頑張っていきましょう!


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 21:37Comments(0)

2019年05月05日

FC岐阜観戦記2019 第7節 Death & Rebirth

FC岐阜、今日はホームでFC琉球を迎えての一戦になりました。何で今回のタイトルになったのかは、最後に明かすとして、ここまでの岐阜を。

4月全敗を何とかアウェイの栃木SC戦で免れたものの、相変わらずの窮地21位と降格圏内に沈んでしまっていました。そして、昨日先んじて行われた鹿児島ユナイテッドFCは上位に付けている柏レイソルを逆転勝ちし、いよいよ暫定ながらも最下位に。今日の試合を落としてしまったら、5月も幸先の悪いまま、いやこの先も独走状態で最下位を走ってしまうのではないかと・・・。嫌な想像はしたくないものですが、落ちるチームは決まって悪い方向に転がりがちです。


SHV39_4975今日は試合は18時からなのですが、早めに岐阜にやって来ました。長良川鵜飼いミュージアムで企画展を観に行くためです。
その道すがら、長良川で水遊びをしている屋形船を見掛ける。確かに今日は暑かったからね・・・。



SHV39_4976今日18時開催だった理由、それがこちら。
スタジアムで陸上大会が行われていたからです。この日は全日本薬学生対抗陸上競技大会という薬学関係の大学生対抗の陸上大会が開かれていました。写真は男子100m決勝の模様。



SHV39_4979さて、試合開始は18時、入場は16時半ということで、まだ時間には余裕がある。メシの時間だ(笑)!


というわけで、今回のアウェーキッチンは沖縄から来ているということで、ご存じ(?)ヘンダーソン・ウィリアムブランドの「A1ソース」(左から3番目)です。
本来はステーキソースとして使うことの多い、沖縄ではポピュラーなソースです。アメリカ文化の浸透している沖縄の中で、このソースはイギリス生まれのブランドです。昔「秘密のケンミンショー」で紹介された時、翌日には品切れになったんだよね。



このソース、思った以上にシャープな味わいすごく酸味の利いた味付けになっていました。ピリ辛というより酸味の延長線上に辛さがある感じ。ただ、結構好みの分かれる味じゃないかなと推測。

ちなみに、まだ君達(「フジホン中濃ソース」・「金蝶ソース」)いたの(ニヤニヤ)?


SHV39_4982今回は五平餅が別の店舗でも出現。ちょっとした五平餅対決となりました。
左が、今回のみの出店になるであろう川辺町下麻生にある陽だまりという店の五平餅(200円)。右は、いつもお馴染みになったキサラエフアールカンパニーズの五平餅(220円)。
今回出店した五平餅は、マンナン入りの二十一穀米で作られています。しかし、たった20円の違いで、こうも大きさが変わるのかね。



実のところ、焼き立てか否かかかわらず、今回出店した陽だまりの五平餅が美味かった
二十一穀米が甘い味わいになっていて、それでいてクセが無い。かつマンナン入りだからか米のせいなのか、もちもちしていて美味い。穀米がこんなに美味いだなんて、ジェフユナイテッド千葉の人達に教えなきゃ(ギャハ)。


SHV39_4986今日は大型連休だからか、琉球のサポーターも多かったんだけど、マスコットもやって来てくれたよ。
右にいるのが、琉球のマスコットであるジンベーニョジンベイザメをモチーフにした沖縄らしいマスコット。はんぺんではない(爆)。
そして左はお馴染み、イソギンチャクがモチーフのギッフィーだよ(ギャハ)!<コラ!



SHV39_4987この日は、こどもの日の企画としてお菓子撒きが行われました。
未就学児(小学生以下)・小学校低学年・小学校高学年と3部構成の中、写真は最後の小学校高学年の部の一コマ。左からミナモ・司会・岐阜の選手(左からミシャエル選手、原田祐輔選手、タビナス・ジェファーソン選手、フレデリック選手)。タビナス・ジェファーソン選手は今日ご両親が観戦に来ていたようです。お父さんは気さくそうな方でしたよ。
しかし司会よ、お菓子撒きに来た子達の説明をフレデリック選手にする際、クレイジーチルドレン言うんじゃない(笑)。



SHV39_4988そして、遠路はるばるやって来てくれた琉球のサポーターです。


FC琉球は、2003年に設立と意外に岐阜と設立年が近い(岐阜の設立は2002年)。琉球は、かつて沖縄県でNO.1のチームとも言えたかりゆしFCから分離独立して誕生したクラブとも言えます。2002年に当時テクニカルディレクターだったラモス瑠偉さんが解任されたことをきっかけにして所属選手のほとんどが退団し、琉球の選手として入団したからなのです。

2005年に全国地域リーグ決勝大会(現在の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)に優勝したことで、2006年からJFL(日本フットボールリーグ)に昇格J3創設を機に、2014年に参入しました。
このJFL時代は、フィリップ・トルシエ元日本代表監督を総監督に迎えたり、ニコニコ動画がスポンサーに付いたり、NHK総合テレビで放送されている「サラメシ」で紹介されたりと、結構色々なことをやっている印象がありますわ。

J3参入後は、経営危機というトラブルもあったものの、何とか乗り越え、2018年にはホーム無敗という記録を引っ下げて優勝。初のJ2に昇格する運びとなりました。まだクラブハウスが無かったり、練習場を確保できなかったりと経営危機の影響は残っているものの、今年の強さはハングリー精神から来ているもので、恐らく本物の強さになっていることでしょう。

琉球のチームカラーはベンガラ(弁柄)という赤色。酸化鉄の色です。沖縄ではメジャーな色で、沖縄の象徴の一つとも言える首里城にも使われています

ちなみに、岐阜とは初対戦ではなく、JFL時代に対戦経験があり、2007年に2戦全勝しています。琉球と戦ったのは、この2007年のみで、以降岐阜はJ2に12年いたわけで。逆に言えば、琉球は12年掛けてやっと追い付いたとも。この12年という間が彼らにとって大きな成長となったのか否かは、今日の試合でわかるでしょう。


そういえば、琉球のサポーターの一部には、祝日だからか日章旗、いわゆる日の丸を掲げている人が散見されました。沖縄が日本に返還されて今年で47年。アメリカ統治時代よりも長くなったにもかかわらず、まだ沖縄の人達の中には日本への想いの強さがにじみ出ているのだなと。
アメリカ統治時代、日本への返還を強く望んだ沖縄の人々。日本に返還されてもアメリカ軍基地が残り、日本政府はアメリカ軍の関係強化を望む中、日本政府に裏切られたと思う人もいるかもしれない中でも、日本への想いはあの時と変わらない、いや強くなっているのかもしれません。



SHV39_4989試合はホームでは初になるナイトマッチ(シーズンを通じては2試合目)。5月とはいえ、少し暑い中で行われました。


前半は酷かったねぇ・・・。振り抜くどころの騒ぎじゃない。落ち着きがないというのか手の施しようがないというのか、選手は動きがあまりよくなかった。相変わらずゴール前で転がしてチャンスを逸するいつもの流れ。そして前半に先制を許すいつもの流れええ加減にせえよという怒号が飛んでもおかしくない試合展開でした。

しかし、後半になって岐阜に展開が流れていきます。そのきっかけを作ったのは、前田遼一選手。これまで試合出場機会を得ても、中々ゴール前に来ても決めきれない状況でした。
その前田選手が後半17(62)分に入って14分後粟飯原尚平選手のクロスをドンピシャのヘッドで決めてくれました。もう自分がゴールマウスにダイブするんじゃないかというくらいの勢いと鋭さ左隅のキーパーが獲りづらいところに狙い撃ちした、ベテランらしい味のあるシュートでした。
彼の獲った1点で岐阜はさらに勢い付きます。そして前田選手の同点弾から9分後、同じく途中交代で出場した永島悠史選手が逆転弾を放ちます相手のパスミスを見逃さなった三島頌平選手が前田選手に回し、倒されながらも永島選手に繋いでからのワンテンポ置いて放ったシュートが逆転弾になりました。これも右隅のいいところに入ってくれました。
この後は危ない展開もあったものの、何とか死守し、岐阜が2-1で大逆転。実に9試合ぶりの勝利を挙げました。



で、最初に話した表題の件。元ネタは「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」から。DEATH編とREBIRTH編の二部構成だったのですが、英語では「Neon Genesis Evangelion: Death and Rebirth」というタイトルだったんですね。その『Death and Rebirth』から採りました。

『Death』というのは前田選手の同点弾に掛けて。そして『Rebirth』というのは永島選手の逆転弾に掛けたわけです。
前田選手は初得点がデスゴールと称され、このゴールを受けたチームは降格するというジンクスまであるほど。本人はその言われ方は不本意だそうですし、私もどうなかなと思ったんですけど、敢えてこのネーミングにしました。というのも、その後の『Rebirth』は前田選手にも言えることなのですわ。
前田選手は自分も変わらないといけないという意識を持って挑んできたのだそう。私自身も相手が死ぬゴールよりかは自分のチームが活きる、活力を与える、活(喝・勝つ)を入れてくれるゴールであってほしいと思っていました。このゴールで、かつての前田選手は死に、岐阜で新生した前田選手としての一歩となってほしい、そう思いたいですね。実際思っていた通りのゴールになったかなと。
そして永島選手は1年の苦労を払拭する見事なゴール去年はオーバートレーニング(慢性疲労)症候群に侵され、とても苦労したと思います。この1点が新たな永島選手として復活を遂げた一撃だったと思います。


SHV39_4996試合後、そんな岐阜を祝福してくれるかのように花火が揚がっておりました。
実際は、鵜飼い関係か結婚式が夜に行われた時の花火らしいのですけど、めでたい時に揚がるのなら何だっていい。



これで岐阜は降格圏から脱出し、上位を再び窺えるところにまでやって来ました。しかし、まだ課題と反省はいくつかあるでしょう。今回はたまたま采配がピシャリと当たっただけ。先発で出ているメンバーで点が獲れなければ、リザーブメンバーへのプレッシャーは半端ないでしょう。逆に今回リザーブメンバーが点を獲れたからと先発に回したら、やっぱりダメだったということだってあるわけです。ですから、先発メンバーで点を獲れるようにしてほしい。風間宏矢選手のように惜しいシュートもある。枠を狙う意識・枠の隅を狙う意識を持って挑んでほしいです。


次もホームでツエーゲン金沢戦になります。初の連勝を狙いたい、いや初の連勝といきましょう。イベントの司会の方が、5月はレンゲの季節と言っていました。ならば、岐阜の季節にしてやりましょう。そこをバネにして反転攻勢を掛けていこうじゃありませんか!


大木監督の目標である勝ち点70まであと58。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)

2017年08月25日

【混沌としている】せっかくだから、J3の話をしておこう【2017年シーズン】

今日は、明日フクダ電子アリーナで行われるジェフユナイテッド千葉・市原×FC岐阜の試合を見に行くので、早く寝ます!おやすみ!<そんなこといいのか!許すまじ!
・・・うるせぇ、赤字!


そんなことを言う人がいると思うので、今回は2017年のJ3がどうなっているのか、お話しておきましょう


今年のJ3は、JFLからアスルクラロ沼津が参入し、J2からギラヴァンツ北九州が降格して来ました。前者は悲願の参入、後者は想定外の降格とも言えるふうだったんでしょうね。特に北九州は新スタジアムのこけら落としがJ3でとは誰も思っていなかったでしょう。むしろ、J1昇格で華々しく・・・とさえ思っていた人の方が多かったでしょうから。

そんな大方の予想は、北九州がJ3を無双して1年で復帰するだろうと思われていました。熾烈なリーグ争いになるとなっても、J2経験のあるSC栃木、昇格経験はないものの、上位に常にいるAC長野パルセイロやブラウブリッツ秋田が昇格候補ないしは上位に食い込むと見込まれていました。ただ、今年から2位までが自動昇格になったのとDAZN(ダ・ゾーン)が全試合放送することにもなったので、例年以上に気合の入っているチームが多かったようにも。


それゆえなのか、ふたを開けてみたら、とんでもない事態になったのです。
開幕は引き分けだったものの、その後連勝を重ねた秋田が破竹の勢いで上位を駆け上がり、第6節から首位をキープし、引き分けを挟んで11まで連勝を伸ばしました課題の6月以降失速するというジンクスも乗り越え、遂にはJ2ライセンスを取ろうという動きまで出ました。しかし、その動きは秋田県知事の来年以降まで待ちますという趣旨の発言によって、停滞することになりました(それでもJ2ライセンス取得に向けて最大限の支援はするとも明言しています)。その動き以降、2連敗。しかも7/23に行われた沼津戦は秋田県内で豪雨に見舞われた中での開催になりました。個人的には、その後にサマーブレイク(J3は8月から約1か月間休止期間がある。なお、天皇杯1回戦開催期間も中断になるものの、県予選に落ちた某チームは(以下自主規制))を利用して代替日を設置するとかできなかったのかね。先述の秋田県知事も豪雨中にゴルフに行って帰れなかったとかのたまってひんしゅくを買っていますけど、同じ穴の狢(むじな)に落ちてしまったとも思えるのよ、秋田の運営が・・・

そんな中、2位争いは混とんとしてきています
ライセンス持ちの栃木が順当に入り、同じくカターレ富山が大健闘の戦いを見せ、争っていた中に割って入ってきたのが、今年参入したライセンス無しの沼津。攻撃的なサッカーで他のJ3チームを翻弄し、第11節以降(4位に落ちた第13節を除いて)3位以上をキープしています。富山は開幕以降5位より下に落ちていない安定した戦いをしています。
対して昇格候補筆頭と言われていた北九州は中々波に乗れず、中位をさまよう事態になっています。新スタジアム効果で観客動員数は増えているのに、チーム状況がふがいないというふうだと、来年以降の集客に大きな問題になるでしょうね・・・。本城(北九州市立本城陸上競技場)みたくなるぞ・・・。
そして、同じく昇格候補に挙がっていた長野も上位と中位のはざまにいる格好になっています。天皇杯では好調なのに、リーグ戦ではダメな点はJ2の名古屋グランパスエイトにも言える状況なので、どちらも今後気を抜けば昇格候補から脱落する可能性もあります。
また、序盤は好調だったガイナーレ鳥取や福島ユナイテッドは、1/3過ぎたあたりから失速。下位に甘んじる状況になりました。


で、佳境を迎えたJ3が今後どうなるのかは、かなり予測しにくい状況になっています。ただ、1週遅く再開(今年のJ3は奇数チームで編成されたため、1チーム必ず1回休みというふうになる)した秋田が休養十分で再び猛攻を見せるというふうになるかもしれないですし、波に乗れずに徐々に失速・・・というふうになるかもしれないです。ゆえに、キーパーソンになるチームは、まず秋田だと思います。
というのも、まだキーパーソンになるチームがありまして。3つほどあります。
最初は沼津。ここまで大健闘を見せていますが、少し息切れも・・・と思えるようになりました。ただ相手チームも研究し尽くしていないように思え、まだ勝てるようにも思えます。本当に昇格できないのが残念なチームです(沼津はスタジアム設備がJ2規格になっていないため、今年の昇格は不可能)。
2番目・3番目はFC琉球と藤枝MYFC。どちらも徐々にエンジンが掛かってきました当初は下位に沈み、草刈り場(ボーナスステージ)になるのかなと思っていたのですが、持ち直してきたばかりでなく、上位チームとも互角に戦っていますね。このチームが、今後ひっかき回す台風の目になるのではとも。鹿児島ユナイテッドもJ3昇格数年のチームですが侮れないです。


この先どうなるんでしょうねぇ・・・。本当にわからんわ。でも、J2ボトムズ達は、こう思っているに違いない。今年はライセンスの無い秋田と沼津で決まってほしい、と(苦笑)。
え、私の予想?予想だけに、そんなのよそうよ(ギャハ)。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)