2025年01月24日

【フジテレビ】FNN・FNSは大丈夫なのか?【系列28局】

フジテレビはFNN(フジニュースネットワーク)という報道部門の全国ネットとFNS(フジネットワーク)という報道以外の全国ネットが存在し、(両方を併せての)通称でフジテレビ系と称しています(以降フジテレビ系と呼称)。
フジテレビ系はキー局を含め全国に28局(青森・山梨・山口にはフジテレビ系が無い)あり、うち大分・宮崎はクロスネット局になっています。
いわゆる系列局が戦々恐々として見ているのが、キー局であるフジテレビの問題で、元タレントの中居正広さんが起こした問題にフジテレビの社員が関与しているという話が出たためです。この一件で、フジテレビからスポンサーがCM契約を一旦引き上げ、ACジャパンに差し替えられる事態が出てき始め、75社以上に上っています。中には単独スポンサー番組の「ミュージックフェア」を提供する塩野義製薬・「みんなのKEIBA」を提供するJRA(日本中央競馬会)・「松岡修造のくいしん坊!万才」を提供するキッコーマンも含まれており、「松岡修造のくいしん坊!万才」に至っては、キッコーマンから放送見合わせを要請される事態になっています。
これに伴う違約金などの賠償は、中居さんが払うのか、フジテレビが全て払うのか、今後の状況はわかりませんけれども、かなりの額になるのではないかと思われます。そうなると、系列局に支払う広告分配金などが支払えるのかという部分も絡んできます。また関西テレビなど系列局の一部でもCM契約を一旦引き上げ、ACジャパンに差し替えられる事態が発生しています。系列局の一つである北海道文化放送・テレビ静岡では、声明まで出してフジテレビとは別法人であることやコンプライアンスは順守していることを強調する事態になっています。


ただ、このままの事態が続けば、系列局にとっては死活問題になります。
現状フジテレビ系28局のうち、在京4局(日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日・フジテレビ)が揃っていないところにあるのは9局になります。状況によっては、福岡県・長崎県の電波が入ってくるサガテレビ・クロスネットのテレビ大分・トリプルネットのテレビ宮崎以外は、フジテレビ以外の在京キー局とのクロスネットになるのではないかと思われます。テレビ宮崎の場合は、フジテレビが外れるだけになり、日本テレビ・テレビ朝日とのクロスネットになるわけです。ただ、クロスネットを選択した場合、TBSテレビはJNNという報道関係のネットワークに関してはJNN協定というネットワーク協定があり、報道素材をTBS系列以外に譲渡してはならないというものがあるため、事実上テレビ朝日のみとしか組めないかもしれません

そうなると、フジテレビのネットワークを捨てて、他の在京キー局を選択するという事態も考えられます。またフジテレビの問題が長期化ないしはフジテレビに自浄能力が無い、あるいはフジテレビにもしもの事態が起こった際も、この選択肢を採ることになるでしょう。
基本的には、先述の通りテレビ朝日とのネットワーク関係になると思われ、該当局は富山テレビ・山陰中央テレビ・高知さんさんテレビの3局になります。
その次にあるのが日本テレビとのネットワーク関係になると思われ、該当局はテレビ大分と沖縄テレビの2局になります。
TBSテレビとのネットワーク関係も秋田テレビが唯一該当する可能性が出てきます。
ここで挙がっていない中だと、福井テレビはテレビ朝日かTBSテレビのどちらかを選択する事態になるかもしれませんけれども、FBCテレビ(福井放送)が少量ながらテレビ朝日とのネット関係があるため、TBSテレビ系になる可能性が高いかもしれません。
テレビ宮崎は先述の通り日本テレビとテレビ朝日のクロスネット、サガテレビも前述の通り福岡県・長崎県の電波が入るため、独立局になるのか他のネット局に入るのかを模索することになるでしょう。フジテレビに最悪の事態が起こると既に在京キー局の揃っているところと同じく、放送局の維持に最も苦労するところになるかもしれません。


今後、フジテレビは第三者委員会を設置し、調査を進めるとしていますが、この結果次第でどう転ぶかわかりません系列局としては、何としてもフジテレビに頑張ってもらって、ネットワークの維持を図って頂きたいと思っているに違いありません。はたして、どう出るのでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2012年10月26日

アイアンシェフ

今年の秋の新番組、今回はゴールデンタイムで結構見てみたい番組が揃ってきているわけで
今回は、「料理の鉄人」で90年代のバラエティを席巻したあの番組の復刻版「アイアンシェフ」です。この番組も「快脳!マジかるハテナ」と同様13年ぶりの復活になります。


「料理の鉄人は」1993年に放送開始。独特の雰囲気を持った料理バラエティとして好評を博し、後に金曜日のプライムタイム帯に移行してからも高い人気を保持していました。料理人同士の熱いバトルだけでなく、その巧みな料理捌き(手捌き)は、まるでスポーツの試合を見ているかのように華麗なものでもありました。後の料理番組や料理を題材にした作品にも大きな影響を与えたのではないかと思います。
ただ、バブル崩壊直後の番組だったため、高騰していく製作費をねん出するのに苦労し、1999年に放送終了。たいていの番組が低視聴率で打ち切りに近い形で終わる中、この番組は高評価の中で終わっていくという珍しいものでした。

なお、この番組は海外で大ヒットした数少ない番組の一つで、「Iron Chef」という番組で放送されていました。またエミー賞にノミネートされた番組でもあります。


今回の復活にあたり、大きく変更させた箇所はあまりなく、強いて言うなら4人のアイアンシェフ(鉄人)が用意された点くらい。3人はこれまで通り和・洋・中の達人がセレクト(ただし当時の鉄人ではなく全く別の人)。最後の1人は敢えて空位にしておいて、推薦人の手引きでアイアンシェフと対戦し、シェフから勝てれば4人目のアイアンシェフになれるという仕組みになっています。恐らくかなり厳しい選考になるんじゃないかと思いますね。
対戦形式は「料理の鉄人」と同じ。テーマになる食材を選んで制限時間60分以内に料理を作るというもの(品数の制限は不明。ただ一方が5品作ったのなら、相手も5品作らないといけないようなふうになっているらしい)。審査員は今作から5人になっており、かつてのように4人だったがために複雑な進行(点数差で決まるとか再試合のケースが発生するといったもの)はなくなるものと思います。


しかし、初代主宰者死んでたのか(笑)。調べてみると、フグの毒に当たったとのこと。美食を追い求め過ぎて死んじゃったんですね。合掌(爆)。なお、初代主宰者を演じた鹿賀丈史さんはご存命です、念のため。


昔と変わらない番組構成で、初回はかつての鉄人からの推薦者が新しい鉄人(アイアンシェフ)に挑むという展開に熱くならないわけがないですよ(ニヤニヤ)。でもね、思うにレポーターの存在はいらんなと。特に宮川大輔さんだけは辞めさせろうざったいだけでなく、試合に集中できないんじゃないのと。ここだけが改悪点ですよ。


レポーター以外はかつてと同じなので、私自身お台場放送局が嫌いな人間でも楽しめる数少ない番組です(ギャハ)。


放送局などの詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)