2012年10月17日

秋の新機種2012 ドコモ編①

今日、auが新機種を発表したことで、ほぼ秋の新機種が出揃ったと見て、今日から新機種紹介をしていこうかと思います。まだiPad miniの発表が10/23に控えている状況下ですが、恐らくソフトバンク(+au)という形になるでしょうから、今回進めても大丈夫だと思っています。

既に一部の閲覧されている方々が、昨年秋発表の今年の冬(1~3月)に発売された機種を今年の冬モデルと誤解したようで・・・。誠に申し訳ないなと思っております。今回の冬モデルと称する機種(10月~来年3月)に発売するモデルは、今回の機種紹介から行っていきます。ご了承下さい。
なお、今回の事態を鑑み、これまで4~6月発売の機種を春モデル、7~9月発売の機種を夏モデル、10月~12月発売の機種を秋モデル、翌年の1~3月発売の機種を冬モデルというサイクルで紹介していましたが、来年以降は、1~3月発売の機種を春モデル、4~6月発売の機種を夏モデル、7~9月発売の機種を秋モデル、10~12月発売の機種を冬モデルという位置付けに変更していく予定です。なので、今回は実質冬モデルが無くなる形になります。ただ、各キャリアごとに春夏秋冬のモデルの付け方が若干違うような気もするので、上手いこといかないんですよねぇ・・・(嘆)。


気を取り直して、今回から発表の早い順番で紹介していこうかと思います。今回はドコモが一番早かったのでドコモ機種紹介を行っていきます。


ドコモに関しては、秋モデルと称する機種を5つ、冬モデルと称する機種を16用意してきました。今回は秋冬モデルと称する機種19(注:フォトパネルとDisney Mobile on docomoを機種紹介から外しておりますので、20の機種からになっております)の中から18紹介していきます。


今回の施策の中で一番目立つのは、Xi(クロッシィ)強化策一部地域で下りが最大100Mbps・上りが最大37.5Mbpsに強化され、一部機種では新800MHz帯の周波数帯が利用されます。
実はLTEの中では最も早く最も多い契約者数なんですが、iPhoneという起爆剤がないために、今後ジリ貧になっていく可能性があります。それを見越してか、「Xiスマホ割」という現在FOMAを契約している人がXiに移る(「タイプXi にねん」などドコモ指定の割引サービスに加入が条件)と、1年間基本使用料が無料になるというキャンペーンを行っています。ただし、10年以上の累計契約があると、基本使用料が2年間無料になるという追加サービスが行われるので、これを機にスマホに切り替えようという人、つまりはXiの契約者が増えるものと皮算用していることでしょう。
もう一つは、ドコモのdマーケットの拡大ソーシャルゲームを扱うdゲームやdショッピングが追加されます。これは収入源の確保というのが大きな目的なんだろうなと。実はショッピングに関しては、このサービス開始に向けて、オークローンマーケティングやらでぃっしゅぼーや、さらにはタワーレコードを子会社化しているわけで。dゲームの方は、土管化(管のように収入をスルーされてしまう構造)を防ぐためだと思います。dショッピングでも同様のことが言えるかもしれません。


では新機種を紹介していきましょう。今回はドコモのNEXTシリーズの紹介です。


①Optimus G L-01E
韓国のメーカーLGエレクトロニクスから発売される4.7インチのIPS・TFT液晶を備えてたストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.0。
1325万画素のCMOSカメラ、2210mAhの大型バッテリー以外にもワンセグ・おサイフケータイ・赤外線通信・IPX5/7相当の防水機能・NOTTV・緊急地震速報といった日本独自の機能を搭載している。

個人的感想
海外メーカーながら、隙のない機種になっている。日本独自の機能を盛り込んだことは大英断だと思う。それでいてカメラ機能は高性能。CPUの処理速度も早くなっているので、高機能でかつサクサク感を味わいたい人にはオススメ。


②GALAXY NoteⅡ SC-02E
韓国のメーカーであるサムスン電子から発売される5.5インチHD有機EL液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.1。
3100mAhの大型バッテリーを搭載し、スライタスペンを使った際のユーザーインターフェイスが強化されている。

個人的感想
おサイフケータイは対応しているとのことだが、それ以外の日本独自の機能が対応していないのは残念。またカラーが2色しかないので、暗色系の機種が欲しい人には少々がっかりする結果になったものと思われ


③GALAXY SⅢ α SC-03E
韓国のメーカーであるサムスン電子から発売される4.8インチHD有機EL液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.1。
Xiの高速バージョンに対応している。

個人的感想
大きく変わったところはAndroidが上ったこととXiのスピードが上がったくらい。カラーリングも暗色2色という何とも地味な構成。もう少し明るめの色を取り入れてもよかったと思う。


④AQUOS PHONE ZETA SH-02E
4.9インチHD・IGZO液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid4.0。
IGZO液晶という電池消費量を抑えながらも高画質と高精細さを維持した液晶、1630万画素の裏面照射型CMOSカメラ、2320mAhの大型バッテリー、IPX5/7相当の防水機能を搭載している。

個人的感想
この機種は、発売1ヶ月で終了となったAQUOS PHONE ZETA SH-09Dの後継機種として急遽登場したと言ってもいいと思う。前回の反省も生かしてか3色揃え、選びやすくもなっている。それ以外にも全ての面で性能が上がっているので、今回性能を上げてきた一部の海外モデルともいい勝負ができると思われる。


次回はdocomo with seriesの機種紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)TrackBack(0)

2012年08月31日

棄却理由:模倣レベルが低すぎるから

連日何かと話題になっているアップルとサムスン電子の特許訴訟。既にいくつかの国や地域で判決が出ており、双方が一喜一憂しいるわけです。
イギリスの高等法院ではサムスン電子が勝訴したものの、デザインのダサさで勝ったという何とも情けない理由で、アメリカ・カリフォルニア州の連邦地裁ではアップル勝訴でサムスン電子に賠償金請求と販売停止を求めています。一方韓国・ソウル地裁では双方の特許侵害と賠償金という玉虫色とも言える解決方法を提示しました。


そして、遂に日本での判決が今日出ました
日本では、東京地裁が裁いたのですが、東京地裁はアップルの訴えを棄却しました。事実上のサムスン電子の勝訴となりました。
判決の趣旨によれば、iPhone・iPadの中にある同期(音楽などをPCから取り込む際に双方の情報を比較して一致させる技術)がアップルの主張する曲の長さでの比較はしておらず、同じくファイルサイズで比較してはいるものの、アップルの主張(特許権侵害)とは関係しないということで棄却されたみたいです。どうも、サムスンの技術はアップルの特許技術の範囲には含まれないというふうみたいです。
そのことで、TBS(JNN)系のニュースでは、知的財産権に詳しい人がこんなことを言っていました

「アップルの製品の方が機能がはるかに高級なもの。(サムスンの製品は)別物というほど機能が低かった。だから模倣していないことになる」


・・・すげぇ言われよう(苦笑)。どのあたりが高級なのか低俗なのか素人目にはわからんのですけど、まぁ、iOSの処理速度の速さとかに言及したのかなと思っております。触った時の滑らかさは異常だもんなぁ・・・。


これでサムスン電子は首の皮一枚繋がった(つまりはGALAXYの販売はこれまで通りできる)のですが、まだ今回の訴訟は序盤でしかなかったようで。
実はアップルは同期に関する訴訟だけでなく、様々な訴訟を出しているようで、先述のサムスン電子の技術力をケチョンケチョンに言った人は、一番ネックになるのはタッチディスプレイに関する訴訟だそうで。タッチディスプレイの部分で特許侵害があると判断されれば、GALAXSYシリーズの販売差し止めに繋がるのだそうです。


今後も特許訴訟から目が離せません。状況によってはアメリカや韓国を代表する企業が吹き飛びかねないのですから。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2012年07月14日

勝訴理由:ダサいから

特許の塊とも言われているスマートフォンやタブレット端末。中でもiPhoneやiPadを有するアップルとGALAXYシリーズを有するサムスンとの特許訴訟は熾烈なものになっています10ヶ国以上で訴訟合戦になり、アメリカ・カリフォルニア州での裁判では、サムスン製品の差し止めに至ったほどです。


さて、そんな訴訟合戦でこんな理由で勝ったとしたらどう思うのでしょう、というのが今回の裁判の結果。
ロンドンで行われたアップルとサムスンのiPadを巡る特許訴訟で、裁判所側が「GALAXY TabはiPadほどクールじゃないので、アップルの訴えを棄却する」としたのです。
実にとんちの利いた判決だなと思いましたね。
というのも、サムスンはデザインを重視した端末作りを最近心掛けており、特許の侵害はないので、大手を振って売れることになったものの、デザイン重視の姿勢を見事に否定されたので、今後の商売に響いてしまったわけです。逆にアップルは特許が認められず、GALAXYシリーズとの併売を余儀なくされるものの、iPadは洗練された機種ということはこの訴訟でアピールされたことになったので、皮肉にもこれが売り上げアップの要因になりかねないという、痛み分けとも言い難いが双方何かしらの利益は持ち帰ったという結果になったわけです。


ちなみに、日本への直接的な影響はないと思うのですが、嫌韓と親韓が相半ばするこの日本で、この訴訟どう受け取られるんでしょうかねぇ・・・
まぁ、私はいいものが生まれるのならば、どこのメーカーとかは基本的に問いません(よっぽど企業イメージのひどくない限りは)


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)