さて、今月は大きい作品は出ているものの、総じて不作。このところずーっとそんなことばかり書いている気もしますが(苦笑)、スマホに押され気味のコンシューマー業界を象徴しているのかなとも。
そんな中の注目作は、以下の通り。
最初は、「ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり」(PS4・PS3・PS Vita)(★)。
コーエーテクモゲームス(ω-Force)との共同開発で、シリーズ2作目。ドラゴンクエストシリーズ30周年記念作品の一つでもあります。
今作ではフィールドの概念が登場し、そこでは敵との戦闘はシームレスに展開されていくので、緊迫感が増したものになっています。また出演リクエストの多かったトルネコ・ククール・ガボなど6キャラが新規参戦。既存のキャラと合わせて計11キャラがサポートキャラとして協力してくれます。さらに今作ではクロスプレイ・クロスセーブ、最大4人までのマルチプレイの可能になっており、どのハードで進めても同じデータで共有できるばかりか、友人達と一緒にプレイできるようにもなりました。
なお、今作は前作とは違った場所が舞台になっているので、前作をプレイしたことのない人でも入りやすくなっております。
続いては、「GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-」(PS4・PS3)(★)。
2014年にアーケードとコンシューマーで展開された「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」のアップデート版。アーケード版は2015年に登場しています。
今作では、チュートリアルモードで仮想スティックを表示できるようになったので、お手本を見てどこで操作がおかしくなったのかを見て判断できるようになっています。またFAQも備えられたので、格闘ゲームが苦手な人にもわかりやすく覚えやすくもなっています。またオンライン対戦も可能になっており、チャットでのコミュニケーションもできる以外に釣りシステムがあり、そこで釣ったものはゲーム内アイテムとして利用できるようにもなっています。
3番目は「DOOM」(PS4・XBOX ONE)。
1993年に発売した同作品のリメイク版。FPS(ファースト・パーソン・シューティング)がブレイクしたきっかけの作品でもあります。
敵相手に撃ち殺すだけでなく、近接武器で切り倒すことも。それだけでなく、残忍に殺すこともいとうことなく行えるのも特徴といえるでしょう。また、この手の作品のお約束であるマルチプレイも可能です。このマルチプレイでは、敵であるデーモンに変身して戦うことも可能になっています。また、オリジナルのナップ作成ができる「DOOM SnapMap」を搭載。作ったマップは配信もできるので、世界中のプレイヤーが楽しめます。
なお、表現は欧米版に準拠することが決まっています。
最後は、「HOMEFRONT the Revolution」(PS4・XBOX ONE)(★)。
2011年に発売された「HOMEFRONT」の続編にあたる作品。今作はフィラデルフィアが舞台で、内容としては、北朝鮮に制圧されたフィラデルフィアでレジスタンス達が自由のために戦うというふうになっています。
ゲーム内では、オープンワールドになっており、天候や昼夜の概念がリアルタイムに変化するようになっており、それらを駆使した戦闘を行うことがポイントになってきます。
実社会でも北朝鮮の脅威が増している中での発売になるので、表現上の問題で架空の国にされているとはいえ、リアリティあふれるものになっているのは、前作で体感した方ならわかるのではないかと思います。今作でもそのリアルさを味わえるのではないかと思います。
次回はPC作品の紹介です。

