2020年09月15日

Jリーグ、来年から背番号とフォントが統一される

野球にもサッカーにもバスケットボールにも、スポーツにはたいてい背番号が付いてきます。ほとんどのチームには選手名も背番号の上ないし下に記載されるのですけど、実はフォントは球団が指定したもので、ユニフォームのイメージに合わせたものだそうです。ゆえに、ユニフォームサプライヤーと一緒に決めると言ったらいいのかもしれません。
しかし、状況によってはユニフォームと背番号・選手名が確認しにくい場合がありました。独特なフォント過ぎて読めなかったりするケースです。観戦の多様化(一番はDAZNの登場でスマホやタブレット端末での視聴が増えたこと)で起こった弊害とも言えるでしょう。


そこでJリーグは、ユニバーサルデザインに沿ったフォントを開発し、来年以降の公式戦(ルヴァンカップ含む)に導入することを決めました「Jリーグオフィシャルネーム&ナンバー」という名称を掲げ、今回開発したフォントは「J.LEAGUE KICK(Jリーグキック)」として登録・運用されるようです。開発に携わったのは、デンマークのデザイン会社であるコントラプンクトで、 デンマークに各省庁のデザインやビール会社であるカールスバーグのビジュアルアイデンティティのデザイン、広島に本社のあるパン屋のアンデルセンのブランドデザインも手掛けています
なお、あくまでJリーグだけの運用で、日本サッカー協会の関わる天皇杯や国際大会、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では適用外になります。そこでは球団オリジナルのフォントになる可能性が高いです。


背番号というのは個性が詰まったものなので、それが統一されるのは、少々辛いことだなと思います。ただ、読みにくいものを貫き通すのも問題なわけで、そのあたりはJリーグがしっかり管理できればよかったと思いましたね。元々ユニフォームの色は試合前にマッチコミッショナーが決めるそうですけど、そんな感じでJリーグが球団に呼び掛けて、OK・NGを判断すればと。
ただ、これで選手を覚えるきっかけになってくれるのなら、球団も儲けたと思えるでしょう。新しいチャンスが掴めるなら、この変更も止む無しなのかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)