2023年10月24日

これは激おこな方の大阪

今日、J2ライセンスの新規取得球団が発表されました。このあたりの話は、J3の順位の関係で話をしていくかもしれないので、置いておいて。そのライセンス申請を行った11のクラブに対して、10のクラブに交付されることが決まりました。
しかし、1クラブだけ条件に満たないということで不交付となり、J3ライセンス取得に留まりました。そのクラブが、今年J3で躍進しているFC大阪です。


何がいけなかったのか。スタジアムに関しては東大阪市花園ラグビー場を借用しているとはいえ、一応Jリーグの基準は満たしている(仮にJ2ライセンス取得になった場合は、屋根を指摘される可能性はあるが)練習場とかの問題も何とかなったのでしょう。じゃあ何で引っ掛かったのか、ますますわからない。
・・・と思ったら、意外なところで落とし穴。何と下部組織(以下アカデミー)の未充足が原因だったのです。


FC大阪にはアカデミーの一つになるU-15が設立できておらず、本年度内の設立で動いていた状況でした。既に選手が17人集まっていたとのことで、来年2月の大会から出場する予定でもいたのです。それでもJリーグからNG勧告を受けてしまったわけですね。


で、FC大阪サイドは、悔しさと不満がにじんでいる感じのコメントを出しています。
FC大阪曰く、『アカデミーのライセンス基準に対して、リーグの指導のもと進めてきた』そうですけど、JリーグがNGを出したことで、『納得のいくものではありません』と述べています。さらに『スタジアム要件の不確定要件が残されていても、暫定的特例処置でクラブライセンスが交付されているクラブが多くある』ことを引き合いに出しており、アカデミーもその一つにしてもええやんと言いたかったんでしょうね。でも、Jリーグはちゃんと組織せなアカンと言ってきたようです。


まぁ、ボタンの掛け違い・勢いで来たクラブ特有の組織形成が追い付かなかった・クラブ側の甘え・Jリーグの厳格さで起こった悲劇とも言えるでしょう。FC大阪の言いたいこともわかるけど、FC大阪はJ参入までにかなりの時間があったことを考えると、できませんでしたは言い訳に見られてしまったのでしょう。新スタジアムの青写真も作れるくらいでしたから、できて当然と見られたかもしれません。その新スタジアムの青写真も本当にできるのか怪しいものですが・・・。


ただ、アカデミーは来年から活動開始になるので、来年のJ2ライセンス取得は確実になるでしょう。あとは、今年の一件で腐らず、有能選手を無事に確保できるかでしょうね。来年以降調子を崩してしまうチームが多いですから・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2022年09月27日

2023年にJリーグの地に立っているチームは、どこか

今日、J1とJ3ライセンスの取得が発表されました。


J1ライセンスに関しては、新規取得がいわてグルージャ盛岡のみ。それ以外(45クラブ)は全て昨年取得したJ1ライセンスを維持することになりました。なお、盛岡・秋田・水戸・鹿児島・琉球に関しては、施設基準の例外適用を活用して取得となっています。規定年数内に改善をしない溶けないのですが、はてさて。


そして、JFLとの入れ替え戦の絡みがあるJ3ライセンスに関しては、既存クラブも含めて6クラブが認められることになりました(J3に所属しているクラブはJ2ライセンスを申請しているため、まだ未発表)。このうち新たに認められたのが高知ユナイテッドSCとヴェルスパ大分。V大分に関しては、念願のライセンスになったことでしょう。

ということで、JFLの順位表を見てみましょう。左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合となります(◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチーム)。


1位 HFC(45) +21 ⑧
2位 大 阪(45) +14 ⑧ ◎
3位 奈 良(39) +11 ⑧ ◎
4位 青 森(37) +9 ⑧ ◎
=== J 参 入 ラ イ ン ===
5位 V大分(37) +8 ⑧ ◎
6位 武蔵野(36) +10 ⑦
7位 岡 崎(36) +7 ⑦


やはり出てきたHonda FC。ここが優勝へのJへの門番になりそうですな。そうなると、FC大阪・奈良クラブ、そして新規取得した青森との三つ巴にJ参入ラインより下にいるV大分が絡めるかどうか。
実力の面で行けば、大阪と奈良が可能性が高く、V大分は過去に上位に食い込んでいるまたは優勝している経験があるので、その次になるかもしれません。青森は2017年以来の久しぶりな上位戦線なので、この3チームに食いつけるかどうか。
ただ、今回JFL上位にいる4チームに振り掛かってくる問題が、観客動員数問題2020年と2021年はコロナ禍ということで例外扱いになっておりましたが、今年はしっかり施行されるとのこと。今年はカズこと三浦知良選手が鈴鹿ポイントゲッターズに加入したことによる『カズ効果』が期待されていたものの、その『貯金』をほとんどのクラブが吐き出してしまったらしい。やはりコロナによって試合が平日開催になったり、他の試合が入らなかったり、入っても会場のキャパが小さいために十分に望める数にならなかったり・・・と複合的な要因があるようです。このあたりは、チーム内で頑張ってほしいけど、東京武蔵野ユナイテッドFCの件もあるからなぁ・・・。


まさかのJ参入チーム無しという不安を抱えながら、JFLは終盤戦に差し掛かります。これからの試合は、勝ち負け以外にも観客動員数を気に掛けてみた方がいいかもしれませんね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:19Comments(0)